『M's musical museum Vol.4』

2018.7.22(Sun.) 13:40~15:30
2018.7.22(Sun.) 17:30~19:30
東京国際空港(羽田空港)国際線ターミナル4階
TIAT SKY HALL

昼はG列1桁番台(センターブロック)
夜はG列2桁番台(上手側)

藤岡正明氏のミュージカルコンサート第4弾。

第1回はちーちゃん(大塚千弘さん)ゲストで配信で拝見、第3回は(菊地)美香ちゃんでしたが都合により見られず、びびちゃん(綿引さやかさん)ゲストの今回、念願かなっての参加です。

ゲストには戸井勝海さんもいらしての3人体制で進行します。
まずはセットリストから。

●セットリスト
1.Seasons of love/RENT
2.Electricity/ビリーエリオット
3.Falling Slowly/ones~ダブリンの街角で~
4.Stars/レ・ミゼラブル
5.カフェソング/レ・ミゼラブル(戸井)
6.Bring Him Home/レ・ミゼラブル(藤岡・戸井)
7.Last Night Of The World/ミス・サイゴン(藤岡・綿引)
8.Beauty And The Beast/美女と野獣(藤岡・綿引)
9.Go The Distance/ヘラクレス
10.100万のキャンドル/マリー・アントワネット
11.『ジャージーボーイズ』メドレー
 (藤岡・戸井・綿引)
12.Barrett's Song/タイタニック
13.This is moment/ジキル&ハイド

昼の部、会場に入るとBGMで流れていた曲が「それ以上の…」(『ルドルフ・ザ・ラスト・キス』)でびっくり。確認したらMMM Vol.2の小此木まりちゃんとのデュエットだったのですね。この曲はRiRiKAさんのコンサートでに藤岡氏がゲストに来られたときにデュエットされたことが印象深いです。

昼の部は電子チケットの読み取りに手間取り、全員の入場が開演時間前には完了しなかったこともあり、けっきょく15分近い開演押し。終演時間が予定時間と変わらなかったので、昼の部はMCを巻きでやっていたことが夜の部のMCを聞いてから判明しました。倍ぐらいボリュームが違いました(笑)。

昼MCは戸井さんとは、仲良しでいつもたわいもない話をさせていただいて、とか大先輩なのにフレンドリーに接していただいて、といった落ち着いた話でしたが、びびちゃんとのジャージーボーイズトークは途中からあらぬ方向に。「あっきーとマサはむっちゃ仲が良くて」あたりまではまだ良かったのですが、その仲の良さを証明するためにマサ氏が持ち出したエピソードはもはや女優さんの前で出す話ではなく、あの内容はいささかどうかと思います(後述します)

それに比べれば夜MCは時間制限がない伸び伸びさからか、いい方向に自由(笑)。

戸井さんとのパートは
「戸井さんは最初は顔で怖がられますよね」の話からの、ジャージーで共演した阿部にぃはみんな怖がりますよね、な話に移行し、阿部にぃは実は戸井さんの前事務所の先輩だそうなところの、「一緒にホテルに泊まってたら深夜に酔っぱらってる阿部にぃがあまりにはっちゃけてて、『もう怖がるのやめよう』と思った」とか(笑)面白い話のオンパレード。

と思ったらびびちゃんとのパートは、
藤岡氏「え、戸井さんとのエピソード持ってるの?」
びびちゃん「持ってますよ(満面のいたずらっぽい笑顔)」

びびちゃんと戸井さんは未共演ですが、昼と夜の間に話をしていて、5月に行われた『ジャージーボーイズ・イン・コンサート』の話になり(2人とも出演されていなかったので)、戸井さん曰く「すごく大きいところでやったよね、シアターキューブ!」(会場内大爆笑)。

…(笑)※正解は「シアターオーブ」。「形も違うよね」と藤岡くん(笑)

そしてそこからの、びびちゃんがレミのオーディションに失敗した時の話を初披露。エポがやりたくて歯の矯正までしてオーディション行ったら、課題曲の「一日の終わりに」の早歌詞が、歯が引っかかって歌えずにすぐ帰され、「あれほど早くオーディションで帰されたことはない(苦笑)」と言っていたのを受けて、マサ氏はまさかの本番でのやらかしを披露。

『ミス・サイゴン』のホテルのシーンで「サイゴンは修羅場だが」を「サイゴンはシャバダダダ」と言ってしまい(会場大爆笑)、いつも平然としている岡さん(その時のジョン)も、捌けるまで一度も顔を合わせず、捌けてから「あれは無理だ」と言われたそうな(大笑)。

そんなMCを、戸井さんとは2人『Bring Him Home』、びびちゃんとはデュエット『The Last Night Of The World』の曲の前にやるもんだから、皆さんドツボに嵌り(爆)、「いかに笑わずにこの曲終えるか」に必死なお3方。自業自得(爆)。

と言いつつも、もちろん歌は素晴らしかったです。3人ともレミ経験者ですが、時期は被っていない(戸井さんがマリウスで1999~2001、藤岡さんがマリウスで2005~2011、びびちゃんがエポニーヌで2013~2015)ものの、通じ合う魂が歌に乗り移ってどれも素晴らしい。

藤岡さんの魂、戸井さんの人柄、びびちゃんの感性。

藤岡さんと戸井さんの2人マリウスが歌う『Bring Him Home』はバルジャンに思われるマリウスだからこそ、”思われていた”マリウスの感謝をも感じる深み。

藤岡さんとびびちゃんの『The Last Night Of The World』はびびちゃんからのリクエストだそうですが、本役クリスの藤岡くんが絶賛して、びびちゃんが恐縮されていましたが、確かにキムとしてのピュアさと、思いの強さ、そして芯の強さをも併せ持つ素晴らしいデュエット。

びびちゃんのキムは実は、2015年冬、目黒でのスチュアート・マシュー・プライス氏(『Before After』作曲家さん)とのデュエット以来でしたが、より表現に深みが増して、とってもキムらしいキムに見えて素敵でした。これだけのものを聞かせてもらえると、夢見たくなっちゃうよなぁ。

もう1曲のデュエットは、今度は藤岡氏からリクエストの『美女と野獣』の『Beauty And The Beast』。
この曲を聞くと、とりわけ、ここ数カ月でびびちゃんがぐんと変わったことが良く分かります。

「美女」の優しさを持ちながら、「女性」としての強さをも歌い上げられるさま。
びびちゃんの英語歌って他の方にはない優雅さがあるんですよね。受ける野獣も野獣らしい藤岡氏相手ですから、バランスが最高です。

この「美女と野獣」はびびちゃんも思い入れがある作品と聞いていますが、藤岡氏も実はそうなのだそうで、19歳の時にピーボ・ブライソン氏(アニメ版映画の歌手)と共演して衝撃を受け、「この歌にいつか追いつけるのだろうか」と思い、「技術では歌はどうにもならない。歌で伝えたい思い、心がないと通じないんだ、歌は心なんだ」と思った「自分の原点」と仰っていました。

「歌は心」と思う、藤岡氏の原点。その「美女と野獣」のデュエットをする相手がびびちゃんを選んだこともファンとして嬉しかったですし、その「美女」がアメリカという本場の経験を積んで一回りも二回りも大きくなった今のびびちゃんであったことは、今しかできない素敵なデュエットだったように感じます。

・・・

この日の本題『ジャージーボーイズ』メドレーも大盛り上がり。

そういえばMCでびびちゃんが言及してて面白かったのが、初演のチーム毎の色付けで、WHITEチームは「私立の高校」みたいだったけど、REDチームは「公立の中学校の、先生の言うことを聞かないグループ」って言及しててその通り過ぎて噴きだしました。だからあの昼MCか(爆)。

久しぶりにびびちゃんメアリーの、フランキーとの切ないデュエットが聞けて感涙でした。

歌に関しては申し分のない素晴らしいコンサート。この3人だからこそできる、この3人じゃなくちゃできないコンサートを体感できたのは嬉しかったです。

<以下は昼MCへの苦言になりますので、お気になされる方は回れ右でお願いします>




藤岡氏の才能は存じ上げていますので、歌を聞けば感動しますが、昼MCについては、はっきり不快に感じました。女性、しかもゲストとしてお呼びした女優さんに対しての相応しい内容、言葉の選択とは到底思えません。
子供のような心を持っているという言葉は免罪符にはなりません。
『歌は心』と申されたその言葉は、藤岡氏の歌を聞く限り私も同意するところですが、『言葉も心』だということを、しっかりと胸に刻んでいただきたいと願っています。

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『ひめゆり』(3)

2018.7.15(Sat.) 12:30~15:15 5列10番台前半
2018.7.15(Sat.) 18:00~20:45 8列10番台後半
シアター1010(北千住)

ミュージカル座さんの代表作『ひめゆり』、2013年に初観劇、その後2014・2015年と観劇して以来なので、3年ぶりの観劇になります。2016年はチケットを取っていたものの、blogに感想を書いていないことからすると、どうも仕事で行けなかったようで、(清水)彩花ちゃんのふみの記憶がない理由はこれらしい…。

ということで、何の意識もなく『ひめゆり』マチソワのチケットを取ったわけですが、これは無謀でした(苦笑)。

『ミス・サイゴン』のマチソワに匹敵する、心身ともへのダメージが凄まじく、ソワレ1幕はかなり大変でした。
よくよく考えると今までは片チームしか見ていなかったので、両チーム見ることにしたのが今回そもそも初めて。それに、この作品をマチソワで拝見して心身にダメージが来ない状態自体がよろしくないわけで、次からはしっかり考えようと思います。北千住遠いけど(爆)。

『ひめゆり』は歴代20年以上に亘る作品ですが、歴代キャストがいつ登板されたのかが記憶があいまいなので、自分が観はじめた2013年以降のメインキャストを記載しますと以下の通りです。

   キミ      上原婦長  檜山上等兵
----------------------------- ------------------------------------------
2013 彩乃かなみ   木村花代  原田優一・阿部よしつぐ
2014 神田沙也加   沼尾みゆき 松原剛志   
2015 はいだしょうこ 木村花代  松原剛志   
2016 はいだしょうこ 保坂知寿  津田英佑   
2017 はいだしょうこ 木村花代  中井智彦   
2018 高垣彩陽    沼尾みゆき 松原剛志   

   ふみ           はる
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2013 保田圭          野田久美子・長谷川ゆうり
2014 岡村さやか        般若愛実・田宮華苗
2015 長谷川ゆうり・岡村さやか 仲里美優・田宮華苗
2016 清水彩花・谷口あかり   般若愛実・ラリソン彩華
2017 河西智美         守屋由貴・井坂茜
2018 田宮華苗・清水彩花    井坂茜・藤倉梓 

   ゆき         滝軍曹
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2013 須藤香菜・浦壁多恵 阿部裕
2014 中村萌子・水野貴以 阿部裕
2015 中村萌子・水野貴以 小野田龍之介
2016 蒔田優香・中村萌子 鎌田誠樹
2017 中村萌子・荒居清香 小野田龍之介
2018 敷村珠夕・蒔田優香 今拓哉

※ダブルキャストは前者が月組、後者が星組

と、歴代キャストを記したうえでこの日のマチソワ。

全体的な印象としては、マチネで見た星組は、個人技に秀でたチーム、ソワレで見た月組が、団体技に秀でたチームというもの。月組はそれぞれの学徒のまとまりが凄くて、全体がまとまった時の勢いが凄い。星組はそれぞれの出演者がいい意味で尖っていて、存在感の見せ方が心地いい、そんな感じ。

どちらの組も本当に熱くて、これぞ『ひめゆり』の作品の持つ力だと感じさせられたわけですが、とりわけ主演を務めたキミ役の高垣彩陽さんは素晴らしかったです。

『ひめゆり』20年以上の歴史で初の、ひめゆり学徒からの主演・キミ役。声優活動を本格的に始められる前の学生時代(声楽をされていたそうです)の2005年に出演されて以来ということで、『ひめゆり』への思い入れがあるからこその主演、それがまっすぐ伝わってくる力演。変な癖がなく、まっすぐに純粋に相手を思う姿がキミにぴったり。私的には初見の2013年・彩乃かなみさんに似た部分を感じて、好きなキミでしたし、その姿に圧倒されました。『ひめゆり』はとりわけ作品世界への想いの強さが、物語の説得力に大きく影響すると思いますし。
(※2005年出演時の写真が今回のパンフレットの過去写真に載っているそうですbyご本人談こちら

キミの親友の準主役・ふみ、星組は清水彩花ちゃん、月組は田宮華苗さん。
キミが純粋すぎる反面、同い年の設定ではあるものの、精神的に大人な様子を彩花ちゃん・田宮さんそれぞれ見せています。キミよりも現実を知っているだけに、「傷ついた人たちを救いたい」とキミに言われても、現実の前に身動きできなくなってしまう。

そんなふみも、「妹を救いたい」という具体的な目標が出来た瞬間に、ぐぐっと存在感がリアルになって
「誰かを救いたい」気持ちはあるけど「何をしていいかわからない」。
でも「守るべき人を見据えたとき」、つまり「妹と一緒に、妹を助けて母の元に戻る」その気持ち一つに集中することを決めたとき、姿がその瞬間に「ぐぐっ」と大きくなったように見えて、本当に頼りがいがありました。

星組の彩花ちゃんは「お姉ちゃん」って感じで妹に接する反面、月組の田宮さんは「お姉さん」って感じでで妹に接する。それぞれの妹(ルリ)との距離感もあるのでしょうが、彩花ちゃんは「一緒に帰る」、田宮さんは「連れて帰る」といった違いを感じました。支え方の違いというか。

ただ、2人とも完全に共通していたのが、家に命からがら帰り着いた後、母にしがみつき泣きじゃくる姿は全く同じで、必死に耐えていた、妹に見せられない弱い部分を、ようやくさらけ出せた安堵に満ちていて、本当に帰れてよかったなと思うのでした。

上原婦長は2014年ぶりの沼尾みゆきさん。大好きな婦長さんですが、とりわけ好きなのが学徒みんなの夢を聞くところのスタンスです。決して夢に対して否定するような立場を取らない。先生たちが「夢を教えるはずだったのに、教え子に戦を教えるとは」と自信を失い、何も言えなくなっている中、生徒の不安を取り除くようにまっすぐ向き合う姿は、婦長にして先生でもあるかのよう。神谷先生、親泊先生が思考停止になっている中での婦長の存在は、奇跡であるかのように輝いていました。

神谷先生は上原婦長にバトンを渡し、上原婦長はキミにバトンを渡す。
悲劇の中でも細い細い糸のように、願いが継がれている姿が強く印象に残ります。

檜山上等兵は松原剛志さん。表向きぶっきらぼうなところを見せながらも、過去の行為を悔いる様が、自身の優しさを垣間見せています。キミの前から杉原が姿を消してからというもの、キミを生きさせた、「(キミにとって)救いたい」存在。キミが最初語っていた「傷ついた人たちを救いたい」という漠然とした目標も、「檜山さんを救いたい」という形になったからこそ、キミは絶望せずに向き合うことができたのかな、と思わされます。

鬼軍曹である滝軍曹は今拓哉さん。軍曹として学徒からは忌み嫌われる存在ですが、徐々に、演出的に「個人の責任」という部分が薄まってきている印象があります。「その行為は指弾されるべきだが、職務としての行為の前提の『戦争』がそもそも指弾されるべきだ」という方向に変わってきているように思います。カーテンコールで皆が「小鳥の歌」を歌う時、軍曹も歌っているのですよね。「あの小鳥になれたら、自由に空を飛べたら」…その姿を見たとき、『ひめゆり』の伝えたいメッセージも少しずつ変わってきているようにも思いました。

他のキャストで印象的だったのが、コメディパートを担う3人組の一人、星組でふみ役を演じた藤倉梓さん。
普段は演出家や歌い手さんとして拝見しているだけですが、今回は演技を初めて拝見。級長としてのリーダーシップもぴったりでしたし、どこか滑稽な、それでいて場を和ませる絶妙なコメディエンヌぶりを見せていて、演出家さんとしてのコメディ演出の才能を役者さんとしても開花されていて、とても良かったです。

今回の『ひめゆり』で印象的だったのは、開始時に流れる映像。いわゆる映画のオープニングロールのように表示されたのですが、この『ひめゆり』の描く状況を簡潔にまとめていて、物語に気持ちを入れやすくなっていてとても良い試みに思いました。

舞台、ミュージカルに対しての敷居をどう低くしていくかを考えたとき、どう新しい層を劇場に引き込むかと同じぐらい、来た人に対して満足して帰ってもらうことが大事だと考えますが、その時に「パンフレットを買わないと内容が分からない、話が事前の勉強や知識を前提としている」というのは程度の程はあれ、今後考えていく必要がある課題と思います。ネタバレにならず、物語の前提情報を重くなく見せる試みはとても良く、今後上手く活用されていくことを願っています。

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『Takuya IDE with RiRiKA ツーマンライブ・DELIVER』

2018.6.30(Sat.) 17:00~19:45
渋谷duo

2018年前半最終日はこちらのライブ。

去年夏と秋に六本木で上演した『Fate Grand Order』の舞台で相方として共演した、井出卓也さんのライブにRiRiKAさんがゲスト出演、ツーマンライブとなりました。

この日は全く同じ時間にハピセレコンの大宮公演がありましたが、さすがに身体が2つないので(当たり前ですね)断念。でもこのライブを見られて本当に良かった!

ライブ前半は芝居(音楽劇)パート。2人が共演したFGOの演出家、福山桜子さん書き下ろしのお芝居。

疲れた様で部屋に入ってくる女性(RiRiKAさん「りり川」役)、携帯電話の着信履歴を気にしてため息をつく。そんな女性の前に登場する男性(井出卓也さん)。ぶっきらぼうな突っ込みに憤りを感じる彼女だけれど、なぜだかその彼に、別れた元カレとの話をし始める。そして、彼はこの部屋の前の住人だという。
が、ふとしたことから彼女は異変に気付く。
自宅に配達された荷物、某大手通販会社Am●zon社の配達人「アマ男」氏には、その男性が見えないのだという。前からこの部屋に配達していたという、某大手配送会社クロネ●ヤマト社の配達人「ヤマ男」を掴まえて事情を聞くと、その男はもうこの世にはいない、そして自ら命を絶ったのだという…

そして彼女は彼の事情に興味を持ち始める。彼はプロゲーマーであり、子供たちから絶大な人気を得ていたことは彼の自信だったそうだ。だが、仕事をやっていくにつれて、彼のこだわりが仕事としてゲームを作っている人たちに認められなくなっていく。必死でゲームを良くしたいと思っているのに、なんで身内に敵がいるんだと思ったら、戦うのが苦しくなってきたのだと

でも振り返ってみたら、それは独りよがりな部分もあったのかもしれない、言わなきゃ伝わらないし、聞かなきゃわからない。だから、元カレときちんと話をして、そして彼女なりの夢(ちなみに金箔職人だそうだ。驚笑)を思い出してほしい、そして「生きてほしい」と。

自信を失って、どう生きていけば分からない女性に対して、どう生きていけばいいのか分からなくなった男性の声が届くのか、その難しい壁を2人の相性が埋めていた、そう思えました。

というのも、この芝居の後に、井出さんが仰っていた話が素敵で。

「自分は自分の伝えたいことを伝えたいから、自分で歌詞を書いて、自分の歌詞で伝える
でも、RiRiKAちゃんに聞いたら『自分の曲でも他人の曲でも、自分の中に取り込んでから、自分の思いにしてからでないと私は歌えない』と答えが返ってきて、『この人となら一緒にやれる!』と思って、今回、声を掛けさせてもらった」と。

井出さんとRiRiKAさんが並んだのはFGOでも拝見していますが、この日見ても改めて感じるのが、2人お互いへの信頼感。茶化すこともツッコむこともあるけど(主に井出さんからRiRiKAさんですが、たまに逆襲があって笑えます)、お互いの”軸”をはっきりとリスペクトしあっている。

歌のジャンルは違うけど、「伝える」ことへの強い思いこそが、2人に間違いなくあった共通点。
だからこその、この日のライブタイトル『Deliver』だったのですね。

音楽劇内で一部披露されたオリジナル曲『Deliver』は、ドラムの楠瀬タクヤさんの作品。井出さんの思いの強さと、RiRiKAさんの想いの強さがまっすぐ伝わってくる、素晴らしい曲でした。CD化熱望です。

その後のライブパートは、RiRiKAさんパートでは

・素晴らしいことに出逢うため
・My Dearest
・ロマンスの神様
・Hero

の4曲。
「いつもの私では選ばない曲を選んでみました」ということで、「ロマンスの神様」と「Hero」。
井出さんのノリノリの盛り上がりに感化された、というお話でしたが、これが新鮮で圧巻。

「ロマンスの神様」はRiRiKAさんが大好きな広瀬香美様の曲ですが、言われてみればライブハウスでノリノリで一緒に盛り上がった記憶はなくて、この場を用意してくださった井出さんに大感謝。

そして何といっても「Hero」を全力でぶっ飛ばすRiRiKA様がマジで凄いことに。
感情を歌に込めることはRiRiKAさんの十八番ですが、それにパワフルさが乗っかったこの曲は本当にすごくて、痺れました。

その曲や、デュエットの「狙いうち」、「Deliver」を聞いていても、RiRiKAさんが井出さんを信頼している様が伝わってきて、そしてそれはともすれば、内向きに慎重に物事を考えがちな感のあるRiRiKAさんにとっても、刺激的な後押しになったのではないかなと思います。

お互いの刺激になって、活動の幅が広がるこういった共演は大歓迎。2人の「Re『Deliver』」が実現することを期待しています。

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『モーツァルト!』(33)

2018.6.4(Mon.) 17:45~20:55
 帝国劇場1階V列40番台(上手側)生田コンス

2018.6.11(Mon.) 17:45~20:55
 帝国劇場1階補助席(センターブロック)木下コンス

2018.6.23(Sat.) 17:45~20:55
 帝国劇場2階B列1桁番台(下手側)木下コンス

新演出版2回目から4回目観劇、そして23日ソワレがmy楽でした。
新演出版1回目の観劇で感じた違和感が、4回見てようやく自分の中で消化しきれて、腑に落ちて。
初演以来見続けてきて自分の中に残っているものって大きいんだなぁと改めて感じます。

4回中、唯一複数回見たコンスタンツェは初役の木下晴香ちゃん。
コンスタンツェは歴代全員見ていますが、彼女のコンスタンツェはとにかく「若いコンスタンツェ」
今までも若いコンスタンツェはいらっしゃいましたが、役柄上「幼いコンスタンツェ」や「青いコンスタンツェ」という空気なことが多く、「若い」をここまではっきり感じるタイプは今までいなかったかと。

「若い」だけに発される言葉がとにかく真っ直ぐで、とりわけ伝わったのが、「才能より愛される妻にはなれない」という、今まで何十回も聞いた台詞。

晴香コンスのこの台詞を聞いたときに、なぜか「あれ?」と思ったのです。

「そもそも、ヴォルフガングは才能を愛していたんだっけ?」と。

そういう視点で見てみると、ヴォルフガングは別に才能を愛しているわけじゃないんですよね。コンスタンツェが「自分が愛してもらえない、だってヴォルフガングは自分の才能しか愛していないんだから」と言っていることを既定の事実のように思ってきたけど、それって刷りこみなんじゃないかと思えて。

というのは、この日の古川ヴォルフが自らの胸に羽を刺したときに、「自分の中に才能を受け入れた」ように見えたから。そうなると、「ヴォルフガングが才能を愛していたわけじゃなくて、ヴォルフガングが才能に愛されていた」ことの方が、少なくとも新演出版ではしっくりくるような気がします。

新演出版でまた印象的な変化が、和音さんのナンネール。

最後のシーンで箱の中を見つめる時、微笑むんですね。これは由美子さんには間違いなくなくて、前任の花總さんでもそのイメージがなくて、和音さんで初めてという認識ですが、この日の晴香コンス~古川ヴォルフの流れで見たら、ヴォルフに対して「(才能を受け入れられて)良かったね」という風景に見えて、ようやく和音さんのナンネールの方向性を理解できた気がしました。

ナンネールはただひたすらに人間的で、弟の才能に嫉妬し、自分の才能の平凡さに落胆する…というのが由美子さん演じた初演バージョンからの流れではあるので、姉が弟の人生に納得する様、というのには違和感があります。

弟がこうなってしまった理由が分からなくて、弟の生きた意味を見つけ出したくて、私は旅を続ける(by『ソレイル』)な姉弟関係の方が個人的には好きなので、新演出版にしっくりこなかった理由がようやくわかって、個人的には納得しました。

この日はおけぴさんの貸切ということもあり、新演出版ではどうしても起き切れてなかった手拍子も多く起きていて、何だか色々ホッとできたのでした。

なお、その後の古川氏ご挨拶。
「この後、大阪、名古屋もあります。チケットは是非おけぴさんでお買い求めください。そして、その後、私古川雄大は『マリーアントワネット』に出ます。その作品のおけぴさん貸切もあります。ま、その回は田代万里生さんなんですけど(笑)、よろしくお願いします」
ということで盛大にオチが付いて笑いました(爆)。

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『綿引さやかライブ』

2018.6.17(Sun.) 18:00~20:10
六本木クラップス

去年12月の品川でのクリスマスライブ以来のびびちゃんソロライブ。

ピアノは前回に引き続き久田菜美さん。意外にも菜美さんはここ六本木クラップスでは初めてとのこと。
確かに前回(去年9月)のここでびびちゃんがソロライブやったときは「綿と木」でピアニストは木原健太郎さんでした。

びびちゃんと菜美さんが組むと恒例になっているのが、
「びびちゃんが菜美さんを紹介し忘れる件」で、この日は何と昼も夜もやったそうで菜美さん苦笑(笑)。

M1後に「ねぇ菜美ちゃん」と言いかけて紹介してないことに気づく…がこのお2人のデフォです(笑)
それだけ相性がいいってこと…にしておきます(笑)。

さて、セットリストです。

●Act1
1.魔法使いと私/Wicked
(昼は「サムホエア/ウェストサイド物語)
2.美女と野獣メドレー
 (Arranged by 菜美さん)
3.ever more/美女と野獣
4.Part of your word(reprise)
 /リトルマーメイド
5.ひかり

●Act2
6.Can't Take My Eyes off you
 /ジャージーボーイズ
7.Happy Day Are Here Again
 /beautiful
(昼は「you've got a friend」)
8.Big show
 /In the House~最後の夜、最初の朝~
9.ぼくの願い/ノートルダムの鐘
10.アヴェマリア

●Enc
E-1.Thanks To You
 /東京ディズニーシー1周年記念

選曲的には特に2幕で攻めまくっているのが特徴で、M7は本編ではソニンちゃん演じるシンシアワイルがぶちかましているハイテンション曲ですが、ソニンちゃんと違った攻撃力で良かった!
そして、この曲を選曲する時点でびびちゃんに「変化」を感じます。昼はこのポジションは今までも歌っていた「you've got a friend」だったそうでなおさら。

そこでびっくりしていたら、まさかの男曲2曲。
M8はITHで岸さん演じるヘンリーが歌っていた野球に賭ける思いを投げつける曲で、普通ならITHなら自身のソロを歌うところがそうじゃなかったのが新鮮です。

極めつけは「夢についての3曲」の3曲目がM9、ノートルダムの男性ソロ。男性曲の迫力がものすごい。

1幕M3の「ever more/美女と野獣」も男性曲ですしね。
「美女と野獣」はびびちゃん大好きな作品で、1人美女と野獣はいつでもできるそうです(笑)。

昼の選曲を聞いたら割合オーソドックスだったと思いますが、夜はかなりチャレンジング。追加公演ということで
変化に挑戦した感じを受けます。

第1部はMC中心で5月下旬に渡米してhollywood bowlに出演した「Beauty And The Beast In Concert」についてたっぷり心情を聞かせていただけたのですが、その話の中で印象的だったのが、向こうに行ってからの変化。

「最初は緊張して付いていくのがやっと。上手くいかなくて、自分が抜かされているんじゃないかと思うことさえあったけど、ある日気づいた。
『自分はできない』と思うことで自分から壁を作って、その壁に怯えていたんじゃないかということを。
それが分かって次の日から積極的に行くようになったら、周りの空気ががらりと変わってソロパートもいただけるようになった。」と。

その一歩を踏み出す「勇気」が、M5で歌われた「ひかり」とリンクして本当に素敵でした。

第2部では「夢」についても語られていて、「叶っても叶わなくても、それがあることで上を目指せるもの」といった趣旨でお話しされていましたが、実際に夢を大きいものから小さいものまで持って、それを叶えるための努力をされているびびちゃんだからこそ、「夢」を語れる姿は輝いていて、「発展途上」と仰る姿はまさに有言実行そのもの。

先日のハピセレコン宇都宮公演でも仙台公演との違いで感じましたが、周囲に気を使うびびちゃんだからこそあった「遠慮」がいい意味で薄れて。
hollywood Bowlで海外の空気に触れて、「前に出ること、勇気を出すこと」の大切さを肌で感じられて、舞台に立つことの責任をより強く感じられるようになったように思いました。

それに加えて曲を豊かにするびびちゃんのハート力。一つ一つ紡ぎ出される悩みや苦しみ、そしてそれをみんなの後押しとともに自分なりに解決していく力。それが歌をより大きく深く感じさせて、とても素敵なライブでした。

ライブのアンコールは現在全国公演中の『Tokyo Disney Resort 35th Happiest Celebration In Concert』でもラストで歌われる、大好きな「Thanks To You」。コンサートでは最初をびびちゃんがソロパートで歌い出す感動的な曲は、この日は「支えてくださる皆さまお一人お一人に感謝の気持ちを込めて」歌われ、その歌詞はしっかりと心に届いたのでした。

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『マウストラップ』

2018.6.16(Sat.) 18:00~20:40
ウェストエンドスタジオ(中野・新井薬師前)

アガサクリスティの戯曲で映像化不可と言われている作品。
ネタバレ禁止!と言われている作品ですが、良い物を見て感想を書かないのはやっぱり悔しいので、自分のネタバレ回避力の限界に挑戦して頑張ります(笑)

とはいえ、ご覧になる予定の方はまっさらでご覧になった方が絶対良いです。
そういった方は回れ右を推奨いたします!




1幕75分、休憩15分、2幕75分の合計2時間40分の作品ですが、その長さを感じさせない濃厚な推理劇。

舞台は、第二次大戦後のロンドン近郊のゲストハウス「マンクスウェル山荘」のオープン初日。
若い夫婦だけで取り仕切るこのゲストハウスに次々やってくるお客様は、いずれ劣らぬ訳ありの面々。

大雪により山荘へのアクセスが出来なくなる中、ロンドンで起きた殺人事件の捜査ということで1人の刑事がスキーでやってくる。殺人事件の現場に、現場とこの山荘の住所が書かれた手帳があったからだそうだ。
そんな中、孤立した山荘で起こる第二の殺人事件。そしてその刑事によれば、第三の殺人事件が起きる可能性が高い、のだという…

孤立したゲストハウスの中、取り残された者同士の疑心暗鬼が生まれていくが、真実はいったいどこにあるのか…という筋書き。

キャスト中、男性客4人はシングルキャストで、女性出演者はダブルキャスト。この回はAキャストの回。
山荘の若夫婦の奥様、モリー・ロールストン役を演じているのが岡村さやかさん。

ご本人がストレートプレイをやりたい、ということでオーディションを受けられての出演。確かに、歌が絡まないストレートプレイで演じるさやかさんを拝見するのは個人的にもほとんど初めてで新鮮。

役柄的にも若奥様として、山荘で住み込み女中も確保できなかった中、多くのことをやらなければならず、いっぱいいっぱいで、小うるさい女性客になじられまくり、今にも泣きだしそうに必死に堪える姿はいじらしく、それはまたストレートプレイに必死で付いていこうとするさやかさんの様とリンクするところもあったりで。

さやかさんは今回は特に「一筋縄じゃ行かない」ところを漂わせていて、物語を色々な意味でリードしていて、随所に怪しいキーワードと感情をぽんぽん投げ込み、モリ―が事件と無関係でないところを匂わせます。

それ故に、真犯人が誰なのか、狙われるのは誰なのかを実に分かりにくくしていて、けっこう後半まで真犯人を見誤っていた私は、名探偵にはなれないことが確定しております(笑)。

ゲストハウスに集まった人々は、全くの赤の他人たち。それ故、団結力が存在しないことが真犯人の付けこむ隙。唯一赤の他人でない、若夫婦の仲を不自然なほどに裂こうとする人が誰なのか。そう考えていったときに、ようやく推理の本線に追いつけて、なるほど!と思いました。

少佐役の江藤さんのダンディさ、飛び入り客役の佐藤さんのかき回しの巧みさ、刑事役の門戸さんの”真相に迫ろうとする鋭さ”、さやかさん演じる奥様に惚れて話を引っ掻き回している感のある(笑)角川さん。

奥様とどこか壁が出来ているように感じる旦那様役の酒井さんの少し自信なさげなさま。

めっぽう面倒なお客様なボイル夫人役の嶋さんの(役の上での)憎たらしさ。キャリアウーマンなケースウェルのまどかさんはかっこよくて素敵。

ラスト、1人ずつキャストを紹介していきますが、キャスト紹介の口火を切ったうえで、その後、最後に紹介されるのがモリ―役のさやかさん。メインヒロインどころか主役でしたか!な驚きが、ある意味、最大のミステリー(神秘)だったことを付記します(笑)←もちろん嬉しい

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『小南満佑子 First Live~peace begins with music~』

2018.6.15(Fri.) 19:00~20:50
吉祥寺スターパインズカフェ

小南満佑子ちゃんのファーストライブはキャパ130の吉祥寺スターパインズカフェ。
ゲストに原田優一氏、そして実兄(ときどき弟)の小南竜平氏を招かれて賑々しく開催されました。

「あまり緊張しているように見えないんですが、実はむっちゃ緊張しいで、体の中バクバクしてます」な満佑子ちゃん(まゆちゃん)。まずは白いドレスでご登場です。

セットリストから参ります。
休憩なしの90分予定でしたが、原田優一氏ゲストでそれが叶うはずはなく(笑)、期待通りの20分延長です。

●セットリスト
1.The sound of music/サウンド・オブ・ミュージック
2.Someone to watch over me/クレイジー・フォー・ユー
3.SMILE
4.ディズニーメドレー
5.Sun And Moon/ミス・サイゴン
  (小南キム・原田クリス)
6.カフェ・ソング/レ・ミゼラブル(原田)
7.愛せぬならば/美女と野獣(原田)
8.All I ask of you/オペラ座の怪人
  (小南クリスティーヌ・原田ラウル)
9.Think of me/オペラ座の怪人
10.私だけに/エリザベート
  (小南シシィ/小南兄トートダンサー)
11.踊り明かそう/マイ・フェア・レディ
12.Thank you for the music

[Encore]
E-1.A Heart full of love/レ・ミゼラブル
  (小南コゼット・原田マリウス)
E-2.Love
  (小南・原田・小南兄)

前半は実のところかなり緊張されていて、MCも相当ぎこちなかったですが、M3のSMILE(ボサノババージョン、ピアノの河谷さんアレンジ)あたりから徐々に緊張が解けてきて、M4のディズニーメドレーを終えたころにはすっかり平常ペースに。
ベルあり、アリエルあり、アナあり、と多士済々。
個人的には『ムーラン』の「リフレクション」がまゆちゃんだとこういうふうになるんだ、というのが新鮮でした。

そんな緊張が解けたまゆちゃんから、優一氏を迎える直前のMCでこの日最大の名言が。

「原田優一さんと言えば、ミュージカル界の七福神ですから」

…会場内の大爆笑を誘い、壇上と客席の距離を一気に狭めたばかりか、直後に登場した優一氏に、

「七福神のどのポジション?見た目?」

というツッコミの隙を与え

「最近は『肥えた』とかって言われてますからね」

な優一氏自虐ネタにどうしていいか困るまゆちゃん。

まぁ、全編に亘り優一氏のMCは

 「君を困らせた」

以外の何ものでもなかったですが(笑)

とはいえ、

「でも自分をゲストに呼ぶなんていい度胸してます(笑)・・褒めてますよ。これほど扱いにくいゲストいないから、これから怖いものないですよ」と優一氏が言って、まゆちゃん含め会場中が納得(爆)

そういえば優一氏の登場の時の音楽は「情熱大陸」の音楽だったのですが、これはまゆちゃんセレクトで、優一氏曰く「出にくいっ!どう出ていいか分からない!」って仰っていたのですが、アンコールでまゆちゃんがこの曲で出てきたら「優一さんの気持ちが分かりました、出にくい」って(笑)。

2人の共演はまゆちゃんの初舞台の2015年『レ・ミゼラブル』。当時、マリウスを演じていた優一氏は、まゆちゃんからは「雲の上の人(その意味で「七福神」だったらしいw)」。まゆちゃんがコゼットに決まった2017年に、優一氏はマリウスを卒業していたため、この日のアンコールが史上初の2人のマリコゼ。

「レミは受け継いでいくものだし、いずれはやれなくなる時が来る、だからやれるうちはやった方が良い」という優一氏からまゆちゃんへの言葉は、経験者だからこその重みでした。

ディズニー音楽、優一氏との掛け合いですっかりほぐれたまゆちゃん、赤いドレスに装いを変えてからは自身のペースを完全に掴んで、特に高音曲が続いたこともありどれも素晴らしい出来。

ご本人曰く、「昔は音痴」だったそうなのですが、そんなことは信じられないほどに高音を自在に操る若干21歳の伸びしろが凄いです。クリスティーヌが絶品で、大人の事情をすっ飛ばして演じてほしいぐらい。芝居先行というよりは歌先行のタイプなので、感情を表に出さない役の方が今は合うような気がします。ご本人としてはコメディタッチの役もやりたいそうですが、長身でドレス姿の映え方も考えると、V!のサラ役は合いそうな気がします(歴代コゼットでは剱持たまきちゃんが似ているかな)。

後半、シシィパートではスケジュールが合って15年ぶりに実現した小南兄妹の共演。

最近、ご自宅の近所でも「お姉さんですか?」って聞かれるらしく、危うく「はい」って答えそうになったとか(笑)。お兄さん曰く、「(妹は)天然を自分から引き継いでいるんですよ」を受けて、妹さん「優柔不断と天然を引き継いでいます(笑)」


今回のバンドメンバーは、ピアノが河谷萌奈美さん。去年12月の『ポストマン』での共演を経て、念願のライブでの共演とのこと。優しく流れるように流れる演奏が印象的です。

ドラムは佐野幹仁さん。まゆちゃんとは兵庫県西宮高校音楽科で3年間同じクラスだった同窓生とのこと。
「かっこいいことが悩み」とパンフレットの原稿に書いて、まゆちゃんに「これは消す、な(関西弁)」と華麗にあしらわれていて笑いました。

ヴァイオリンは大島理紗子さん。佐野さんのご紹介でまゆちゃんとは初めましてだったそうですが、まゆちゃん曰く「演奏している時の楽しそうな表情がとっても素敵」と仰っていましたが演奏も魅力的。情熱大陸のフルバージョンの時のヴァイオリンがとりわけ素晴らしかったです。


ライブ本編ではお客さま、バンドメンバー、ゲスト、スタッフさん、お店の方、皆さんへの感謝の気持ちを仰っていて、ライブを成功に導いたのはそんなまゆちゃんの人間力なんだろうなと感じさせられました。

その上でのカーテンコールでは、まさかのローソク付きケーキが登場!そして優一さんからのお花贈呈も。

まゆちゃん「え、誕生日じゃないよね?(笑)」

優一氏「そう。だから『星に願いを』なBGM(笑)」

というサプライズが、予想外だけに素敵なライブの素敵なエンディングになったのでした。

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『夢の裂け目』

2018.6.14(Thu.) 18:30~21:30
新国立劇場小劇場 D1列1桁番台(下手側)

こまつ座さんの音楽劇、今回で3演目の作品です。

東京裁判を題材に、市井の人々からの心情から「戦争とはどういうものだったのか」を浮かび出す作品。

主人公は段田さん演じる紙芝居師・田中留吉こと天声。戦前につくった創作紙芝居が、あたかも東京裁判を予言していたかのようなことに気づき、公言していくことで占領下のGHQ支配下では危険な存在となっていく。

自らの気づきに浮かれ、集まる人たちに「師匠」とはやし立てられる中で、その実、もっとも冷静なのが、娘の道子ちゃん。唯月ふうかちゃんが演じています。

彼女は高校卒ということで間違いなく学がある才女で、でも、ただ優しいだけの少女じゃない。
父親のことを心から心配し案じる素直さ、だけではなく、父親はじめ大人たちが目を背けようとしていることに鋭く切り込んでいく。

「戦時中の日本人庶民は、自分で国体を変える力をもたなかった。その状況下での(敗戦という結果で)あったのだから、庶民には責任はない」と一幕で元学者である成田氏は語ります。

でも、この言葉にも彼女は疑問を呈するんですね、本当にそうなのかと。

紙芝居師が戦時中を生きてくるためには通らざるを得なかった、政府のプロパガンダ足らざるを得なかったことを、彼女が見てきただろうことと、それは無縁でなかったようにも感じます。

今まで信じてきた価値観が崩れた中で、学ぶことの意味、学ぶことの無意味、それでもなお学ぼうと自分の意思で踏み出す道子ちゃんは輝いていて、それをいまのふうかちゃんが演じたことは、ふうかちゃん自身にも、とても意味があることに思えました。

成田氏を演じた上山竜司さんとの関係性は、どことなく3月博多座公演の『舞妓はレディ』の春子ちゃんと先生との関係とも被って見えて。自分に気づきをくれる方への、淡い恋心を表現させたらふうかちゃんの右に出る女優さんは、なかなかいないかと。

「人間は自分の責任を回避しようとする生き物」とは演出の栗山氏の言葉ですが、それ故、人間は都合の良い「夢」に逃げようとするのではないか、と見ていて思いました。

だけれども、「夢」は完全な世界ではなくて、”逃げようとして”見る夢はどこか不完全で、ふうかちゃんの存在は「夢」に裂け目を入れて「現実と向き合う覚悟」を求めているように感じました。

ふうかちゃんの演じた道子の存在が、「生きていく『道』を作る覚悟を持った少女」に感じられ、この名作での存在感の確かさに感銘を受けたのでした。

登場人物は多士済々ですが、女性陣のキャラの立ち方がびっくりするぐらい。
元芸者役の吉沢梨絵さんはしなやかにしたたか。
高田聖子さんはにぎやか。
そして進駐軍の女性役人役な保坂知寿さんのツンデレさがむっちゃ魅力的!

軽快な音楽に乗せられて、”むずかしいことをやさしく”な井上ひさし先生の作風の魅力いっぱいの作品を拝見する機会が得られたことは、とっても良かったです。

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『東京ディズニーリゾート35周年 ”Happiest Celebration!” イン・コンサート』(3)

2018.6.10(Sun.) 17:00~19:15
宇都宮市文化会館大ホール 1階9列30番台(センターブロック)

東京ディズニーリゾート35周年コンサート、通称「ハピセレコン」、宇都宮公演。
5月の仙台公演以来1か月ぶりに拝見します(その間、静岡清水公演と大阪公演あり)。

仙台公演から1カ月ぶりに綿引さやかさん(びびちゃん)復帰ということで、久しぶりに拝見ということになりました(静岡清水公演と大阪公演は、『Beautiful』で共演していたMARIA-Eちゃんがびびちゃんパートを担当しました)。

JR宇都宮線でのんびり北上、2年ぶりぐらいの宇都宮駅の駅ナカでたっぷり餃子をいただき、ちょうど入り時間が合ったフォロワーさんと駅で合流して関東自動車(バス)で会場へ。交通系電子マネーが使えないのはちょっと意外。まだ専用バスカードが現役なのですね。

宇都宮市文化会館大ホールはキャパ2000。ツアーファイナルの東京国際フォーラムホールA(5,000席)を除けば、各会場だいたい2000ぐらいのホールを使用しており、大阪と大宮が2500、仙台と清水が1500、それ以外は2000といったところで、市川もほぼ同じキャパでした。
ということで、初日の市川と印象が似た感じです。

都内会場よりずっと席に着くのが早いのも特徴で、これは前回の仙台も同じでした。ちょっと慌てて席に着きます(笑)

この日のハプニングと言えば、何といっても「赤い衣装のお姉さん」(つまり、まりゑちゃん)が、「Scene 2:Songs from Seven Themed Lands」の「魅惑のチキルーム」の登場パートで下手から歩いてくるときに、何と下手端のスピーカーに完全にぶつかり、すってんころりん(ご自身談)。心配する舞台上と客席に「大丈夫、だいじょうぶ」と答えつつ、センターにまで辿りついたもののさすがにすぐ立て直すには至らず、狼狽しながらも必死に立て直してました。(tekkanさんがいっとう早くフォローに入りに行くところが流石でした)

余りに綺麗なすってんころりんだったので、初見のフォロワーさんが「演出ですか」と思うぐらい(爆)。
その後は気を取り直していつも以上に盛り上げ隊長・切り込み隊長で回していただきました。

そのインパクトが大きかったので(爆)、色々な記憶が飛んでいますが、全体的に客席が熱くて拍手も今まで拝見した中で一番というぐらい大きい。東京からほど近いだけに、東京からのプチ遠征組と、あまりディズニー系のコンサートが来ない宇都宮への待望のコンサートという面が混じり合っての、「楽しもう!」という空気がとても素敵。

シンガーの皆さんも場数を踏んだためか安定度が増していて、音響も悪くないのでこの2000人クラスのホールに一番合う企画なのかも、と感じました。

そんな中、ハピセレコンは1カ月ぶりになる綿引さやかさん(びびちゃん)。
5月25日・26日(現地時間)にアメリカカリフォルニア・Hollywood Bowlで開催された『Beauty And The Beast In Concert』に出演するために渡米されており、この日が復帰初日ということになったわけですが、正直びっくりしたのが見せ方が全然違う!ということ。明らかに立つ姿勢も変わってる。

この日見た姿と見比べると、市川公演ではまだ遠慮があったということを感じます。

「この場にいていいんだろうか」という思いが、びびちゃんのあの時の立ち姿にはあったということを、この日拝見して初めて分かって。あの時と同じ歌を歌って、同じ踊りを踊っているはずなのに、背筋ははっきり伸びて、明らかに一回り大きい姿で帰ってきていて、それが何より嬉しかったです。

本編ラストの『Thanks To You』の導入ソロはびびちゃんが歌われますが、皆の中央に立ち、優しく強く歌い始めるその姿は、「東京ディズニーリゾート35周年へのゲストさんからの思いを、私、そしてステージ上の皆は今背負っているんだ」ということをはっきり感じさせて、その進化に圧倒され、宇都宮に来て良かった、と思わされたのでした。

ディズニー愛に溢れたびびちゃんが、ハートだけでなく技術の進化も見て取れたこの回。
カーテンコールラストで、男性陣のまとめ役のtekkanさんが「綿引さやか」の名前を呼ぶシーンはいつもうるっときます。

再びスタンダードメンバーに戻って走り出したハピセレコン。
これから後半戦に突入し、札幌(6/22夜)、大宮(6/30夜)と進み、ファイナルは東京国際フォーラムホールA(8/10夜・8/11昼夜)になります。
大宮は完売、東京国際フォーラムはS席が完売です(6月10日現在)。

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『ソレイル』(3)

2018.6.8(Fri.) 19:00~20:45 argoチーム
2018.6.9(Sat.) 13:00~14:15 roseチーム

江戸川橋・絵空箱

「ソレイル~太陽の王様~」、4回目観劇、そして5回目観劇にしてmy楽を迎えました。

当初は2チーム(rose、orange)で合わせて3回観劇を予定していたのですが、作品の魅力に憑りつかれ、かつ「今まで知らなかった方だけで構成される」argoチームで拝見したらこの作品がどう見えるのか興味が高まり、トークショー回の金曜日を追加して、拝見してきました。

明日が楽ということもあり、ネタバレも含みますので、気にされる方は回れ右でお願いします。



3チームを拝見しての印象の違いを言うなら、
roseチームは「マリーの物語」
orangeチームは「王子の物語」
argoチームは「飛行士の物語」に感じました。

roseチームは、清水彩花ちゃんのお姉さん力が物語のあらゆる部分を引っ張っていて。それでいて1人で生きている感じがしなくて。

roseは劇中では「薔薇の花」でかとう唯ちゃんの王子が囁くように歌う様が印象的ですが、「棘がただ一つの自分を守る術、見た目で判断されるけど実は優しい」と、roseチームメンバーみんなに言い聞かせるかのように歌う様が、強く心に残りました。

劇中「自由人ばかりだな」と飛行士(今村洋一さん)が呟きますが、自身も相当な自由人なわけで、そんな個性の違ったタイプの3人が、彩花ちゃんのマリーを軸にしっかりと団結した様がroseチームの本領だったのかと。

役者は3人ですが登場人物が4人なのがこの物語で、飛行士に向かう軸が実は2つあります。かつて自分の元から去った弟は、彼の生きた意味を求めるべく世界中を旅するマリーにとっての”太陽”。そして、あまたの大人に触れて頭や心がぐちゃぐちゃになった王子にとって、今最も会いたかった飛行士。彼は王子にとっての”太陽”。

マリーにとっての”2人の飛行士”が”過去”と”現在”でしっかりつながっていることが見えたのがroseチーム。戦争中に徴集され自分の前から消えてしまった弟との思い出という”過去”。「あなたは飛ぶのね、死ぬまで」って言葉が凄くリンクして聞こえた。

マリーにとって大切なものは今や目には見えなくて、そんな曖昧な言葉で自分の気持ちは救われようがなくて。だからこそ「大切なものは目には見えない」という言葉に対してはっきりと反抗し、必死に”現在”の飛行士を止めようとする。

マリーの中で”飛行士”の存在が混じり合って、今のマリーの取る行動の説得力をはっきりと見せていたからこそ、「マリーの物語」として見えたのかなと、そう思います。

my楽となったroseチーム前楽(土曜マチネ)の彩花マリーの「砂の聲」はいつもよりずっと抑えて歌われていて、でも、だからこそ強い意思と強い心を感じて、頬から流れ落ちる一筋の涙が、ただただ綺麗でした。ハートだけじゃない、技術だけじゃない、その両方を兼ね備えている今の彩花ちゃんにぴったりの役で拝見できたことが幸せでした。

orangeチームは、小此木まりちゃんの王子力がエネルギー源。「星の王子さま」の原作寄りというか、王子の意向が物語に反映していた感じ。roseチームでは彩花ちゃんのマリーのことを唯ちゃんの王子がリスペクトしてる感じがあったけど、orangeチームは逆にスワンちゃん(白鳥さん)のマリーがまりちゃんの王子をリスぺクトしてる感じ。

劇中で「オレンジ」は「お互いの片割れ」という表現をされています(男性と女性が出逢い”生涯愛する人”のことを指すと言われます)が、orangeチームはたしかに「この3人が出逢った」ことの自然さを感じたかと。個性派が揃って団結して行った(と思われる)roseに比べると、自然に団結して行ったような雰囲気を感じました。

まりちゃんの王子がエネルギー源になったことで、マリーが王子によって変わった様が印象的。自身が自分だけの観点に捉われていたマリーが視野を広げている様が、まりちゃん王子とスワンちゃんマリーの関係に感じました。

「星」に対するこの作品の見せ方も面白くて、意外にこの作品では「星」をネガティブな意味で解しているんですよね。作品後半、王子は飛行士に対して「君は自分の星に帰るんだよね」という言葉をかけるけれども、マリーの叫びと組み合わさると、実は「星=自分が閉じこもる対象」だと言うことが見えてきます。飛行士は飛んでいれば自分の世界で生きていられる。でもそれはある意味逃げでしかない。王子にしても理解できない大人と接するぐらいなら、自分の星にい続ければ、自分の概念だけで生きられる。マリーの言葉の「星が好き、色々な人を星を通じて見られるから」ということでさえ、”マリーが自分の殻に閉じこもっている”象徴に感じて。

スワンちゃんのマリーは彩花ちゃんマリーよりも、試行錯誤の度合いが強くて、生きる様に少し迷いを感じました。彩花ちゃんが悟りまくりだったこともあるのだと思いますが(爆)。

argoチームはイッツフォーリーズの同期3名によるチーム。
チーム名の由来となったアルゴ船からしても、「最初からの信頼関係」で強く結びついているように見えました。もっと若く見えるのかと思ったのですが、意外に落ち着いていて、roseチームの方が若く感じましたし、もっと言うとorangeチームはさらに若く感じたりしました(笑)。

その意味で、物語を丁寧になぞるように見られたことは幸いで、実のところやらかし祭りだったという話でした(もちろん気づいてました笑。)

argoチームの印象は「飛行士の物語」。1人2役にあたる飛行士が物語の中心になって、そこに王子とマリーがぶら下がっていた印象。王子とマリー、それぞれの”太陽”が「飛行士」という存在でリンクした感じで、”太陽”を強く感じました。

「人には水が必要。水がないと生きてはいけない」というのが本編中にありますが、「人には太陽が必要で、太陽がないと生きていけない」ことを強く感じて、argoチームも拝見できて良かったなと思いました。

この日はトークショーということで、僭越ながら質問させていただいたのですが、作品中の好きな台詞のパートで、お3方(大川さん、宮田さん、加藤木さん)が3人とも私の好きなシーンを挙げてくださって嬉しかったです。
(大川さんマリーは「大切なものは目に見えない」の次の言葉、宮田さん王子は「薔薇の歌」、加藤木さん飛行士は飛行士が自分の生き様を再認識するシーン)

金曜日のトークショーは原作・演出の藤倉さんと演奏の小澤さんも出られていたので、音楽的な話も出たのですが、小澤さんに「藤倉さんの曲と小澤さんの曲の共通点は」という質問があり「難しくない曲、分かりやすい曲を作るという共通点はあるかも」な答えがあって納得。

…何となく、特に藤倉さんの場合は歌詞でかなり工夫されることが多いので、曲的には分かりやすくしているのかなと、個人的には感じました。

ちなみに演奏的には藤倉さん曰く「あえて曲のデコレーションを薄くして小澤さんに渡した。そうしたら小澤さんは色んな風にアレンジしてくれて狙い通り。一人ニンマリしています(笑)」のことで、笑っちゃいました。

小澤さんは自身の曲作りについて「(普段はミュージカルを見ない自分の)親が気に入るような曲、を意識している。だからといって親が来ない公演はいっぱいあるし、あえて聞いてはもらわないけど(笑)」と仰っていて、相変わらずのMC小澤さん節で楽しかったです。

期せずして5回観劇になった『ソレイル』。

作品の魅力は「思い」が形になっていたことかと思います。

マリーの弟への思い、王子の飛行士への思い。

そして登場する人物、音楽、すべてが他者への包容力に満ちている。

自分と違うものを拒絶するのではなく、受け入れてお互いを認め合う、そんな温かい空気。

ただふわっと流れていくのではなく、あえて考えさせるように引っ掛かりを作る構成が、「心に残る物語」となっていて、何度拝見しても新鮮に観られたのかなと思います。

小劇場とはいえ2週間という長丁場というチャレンジに拍手を送るとともに、関わられた皆さんのこれからにとってこの作品が素敵な記憶となり素敵な礎となることを願い、そしてまたこの作品が拝見できる日が来ることを待っています。

公演は今日10日まで。12時がargoチーム、16時がroseチームです。

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