『新妻聖子ライブ LIVE MOMENTS』(2)

2010.02.20(Sat.) 17:30~19:45
よみうりホール1階A列センターブロック

えーと、FCで取ってもらった席とはいえ、目の前に遮るものがないってのも凄い。
なんか知り合いに聞くと今回はFC席にずいぶんと当たり外れがあったようで(2Fもあったとか)、大変申し訳ないのですが甘えてしまいます。

1年ぶりのライブということで、草月ホールから数えると4回目ですが、私が見るのは2回目。草月ホール2年(550席)→品川ステラボール(900席)→よみうりホール(1100席)と順調に会場が大きくなっていきます。

ちなみにこの会場、新妻さんのMC第一声が「この会場って面白いんですよ。ステージから見ると口みたいで、真ん中が舌って感じです(笑)」という相変わらずの新妻節でした(笑)。

ロビーは正面に笹本さんからの大きい花と、「nine」の旦那様・松岡さんからのこちらも大きい花が鎮座して、ちょっと横に知念さん、涼風さんほかの皆様の花も。
笹本さん、涼風さんは去年も花来てました。知念ちゃんは初めてかな。

セットリスト。
毎度恒例のセットリスト付チラシがすごーく有り難い。
ちらっと横目で見ておいて、あとは某劇団みたいに「見終わってから読んでください」扱いに。

☆はアルバム「アンダンテ」収録曲

第一部
1. ☆The First Star~上を向いて歩こう~
2. ☆愛を止めないで~Always Loving You~
3. 夜霧の馬車/李香蘭
4. Think of me/オペラ座の怪人
5. 100万のキャンドル/マリー・アントワネット
6. ジュリー・アンドリュースメドレー
  6-1. The sound of music/サウンド・オブ・ミュージック
6-2. I could have danced all night/マイ・フェア・レディ
  6-3. Supercaliflgilisticexpialidocious/メリー・ポピンズ
7. 命をあげよう/ミス・サイゴン
8. 影を逃れて/モーツァルト!

第二部
9. ☆Sisters
10. Man in the mirror/Michel Jackson
11. ☆ひとつ(弾き語り)
12. ガラスのうさぎ
13. SPAIN (I CAN RECALL)
14. I will always love you/Whitney Houston
15. Beyond Here/ゲスト:桑野聖氏
16. Vincero/誰も寝てはならぬ

アンコール
17. ☆アンダンテ
18. ☆Time to say Good-bye

もともと2時間の予定で、休憩が15分(休憩の時に「10分休憩です」って言った後、すぐ「15分休憩でした」と言い直して会場から苦笑が起きてたのに笑った)だったため、新妻さんがblogで心配していた「MCでの伸びまくり」は最初から計算に入っていた模様。
小林香さんが構成を担当してるから歌姫のそんなところはちゃんと織り込み済みですな。

1部は意外なことにミュージカル三昧。
新妻さんのライブはミュージカルから離れるのが基本線です(本人も言ってました)が今回は趣向を変えて。

この中のジュリー・アンドリュースメドレーは先週のNHKラジオ第一「歌の散歩道」で披露していましたが、ラジオの生(スタジオパークの生ゲスト)とはいえそこまで準備する時間ないはずなのに・・・と思っていたら、やっぱりライブ用の事前お披露目でした。

「100万のキャンドル」は大好きだから聞けて嬉しい。去年はそういえば「心の声」でしたからMAからは2年連続でセットリスト入り。

ちなみに曲として2年連続だったのは3曲あって、「愛を止めないで~Always Loving You~」、「命をあげよう」、「ひとつ」。

意外なだけに面白かったのは第一部最後を飾ったヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「影を逃れて」。
いくらヴォルフィー(@音楽座「マドモアゼル/モーツァルト」)をやったからといってまさか東宝版のこっち歌うとは。ちなみに去年の第1部ラストは「エリザベート」の「私だけに」でしたから、新妻さんのチャレンジャーぶりが窺えます。

この日の新妻さんはちょびっとだけ本調子じゃない感じで、それだけにこの曲は少し辛そうな感じもあったけど、この曲歌いこなせるミュージカル俳優が日本に何人いるか考えると・・・女性でこれやるのは凄いわと感心。

MCの面白コメント抜粋。

●M3「夜霧の馬車」前。
「今日のライブはDVDになることが決定しまして。
あ、ついカメラ目線になっちゃった(笑)
カメラ好きなんですよ」

「去年は5作品6本やりまして。普通、ミュージカルって1作品で1ヶ月稽古、1ヶ月本番なので6本だとそれで12ヶ月になっちゃうんですが、その間に月1のスタポ(魅惑のスタンダードポップス)、週1のラジオ(J-WAVE)、月1の連載(SANKEI EXPRESS)、それに映画の撮影までしてましたからね~、よく生きてたな私って感じです」

(会場内大拍手)

「拍手して貰いたかったので嬉しいです(笑)」

●M6「ジュリー・アンドリュースメドレー」前。
「とにかく今まで全部の役で泣いてるんですよ。ミュージカルの明るい役ってやったことなくて。何しろコメディの『スペリング・ビー』でさえ、自分1人びーびー泣いてましたからね」
・・・確かに。

●M9「sisters」後。
「実の姉が作詞作曲しました。妹が可愛いくてしかたないっていう姉バカの歌です(笑)」
「私のこと書いてるんだから姉が歌えばいいのに(笑)」

言いたい放題な妹ですが、その時のお姉様の反応を是非見てみたい。
ちなみにこの日、お姉様は1F下手側で着物姿でご観劇。新妻さんblogにご一緒の写真が載ってます。

ちなみにこのシーンについては、コーラスの花れんさんのblogも実に味わい深いエピソードを明かしてます。→こちら

この曲と次のマイケルはボーイッシュな感じの衣装でこれもいいのですが、M11以降は黒のドレスを華麗に着こなして素敵です。

去年12月公演の「nine」で正妻ルイーザ役を見て以来、新妻さんには黒が似合うイメージが定着しました。背がそれほど高くない(156cm)なのに、黒のドレスは凄い似合います。前方席で見てるから大きく見えるせいもあるのでしょうが。

ちなみに去年も「赤のドレス綺麗」っていう似たような感想を書いてました自分。

●M11「ひとつ」前。
「弾き語り大変なんですよ~ピアノ苦手だし。」
「あ、(ピアノの)扇谷さんがもういない。逃げ足早い(笑)」
「あ、おしぼりがありますね。私のためのおしぼりですか?(と下手のスタッフに質問)」
「あ、違う。(会場内爆笑)失礼しました(笑)」

いつもより心なし抑え目ながらもやっぱり新妻MCジュークボックスは健在でございまして、いつでも漫談ができそうな女優さんです。

相変わらず声量全開で伸ばしまくるM14とかM16とかM18とか絶句ものなのですが、声が荒くないからいくら大きな声になってもすーっと入ってくると言うか入り込めるというか、やっぱり中々いない才能ですね。

珍しく公演前に弱音を吐いていたのにびっくりでしたが、ブログでも「無事にライブが終わって本当にホッとした」と書いていて、今回はけっこう限界まで行っていた感じです。
というかお姉様の妹いじめ曲(爆)が3曲も入るのに、それ以外も気の抜くところがまるでなく。小林香さん鬼すぎます。

この日の公演はDVD化(5月19日発売、2枚組税込み7800円)ということで、会場予約分は特典付きということで予約を受付。
また別にアルバム購入者にサインプレゼントというのもやっていたのですが、「アンダンテ」は1幕開演前に売り切れるという事態に。結局、送料無料で郵送ってことになってました。100枚ぐらいしか見込まなかったのかな、甘いです(笑)

ちなみにもらったサイン色紙、サインの下にうっすらと掌の映った後のようなものが2箇所・・・
はい、レア物です(笑)

この辺の注文受けるところが微妙に手際よくなかったのが残念でしたが、全体的には十分満足いくライブでした。

ちなみにこの日のお客さま

笹本玲奈さん→こちら

和音美桜さん→こちら

高野菜々さん→こちら

知念里奈さん→こちら

キム2人に「ディーヴァ」(call by RENA)と「歌姫」(call by RINA)と呼ばれる新妻さんってやっぱり凄い・・・

それにしても、4人ともに気づかなかった私はきっと注意力散漫なのでしょう(苦笑)

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井上芳雄コンサート

2005.9.18(日) 14:00~16:30 天王洲・アートスフィア

前売りを入手し損ねて、公演開始を迎えてしまったこの公演。
当日券に男一人で並ぶのは大層恥ずかしかったのですが(苦笑)、評判もなかなか良かったのと、曲目がツボに入ったのでちょっぴり躊躇いを感じつつも行ってきました。

アートスフィアに行くのは初めてで、りんかい線(東京臨海高速鉄道線)の天王洲アイル駅から入ったのですが、予想したより遠く、危うく迷うかと思いました。

当日券は1時間前からの発売でしたが、並んでた約30人のお客さん(ちなみに男性は私を含めて2人しかいませんでした)はほぼ購入できたようです。
当日券もかなり席が限定されていて、残念ながら一部見切れがある3階席だったのですが、歌を聞くのがメインだし、その辺は割り切って見ることにします。

曲目も出てくるので、一応ネタバレ注意。

井上芳雄氏は『MOZART!』『ミス・サイゴン』『バタフライはフリー』と3作でお目にかかってる役者さんですが、コンサートの場で拝見するのは初めて。

ミュージカル曲とそれ以外の曲の混在の構成ですが、やっぱりミュージカル曲の方が3割増しの存在感を醸し出しています。あとは英語歌詞の歌はちょっと聞くのが辛いというか、悪くはないと思うのですが(第2部の「If We Hold On Together」は仲々良いです)、あえて英語歌詞は積極的に聞きたいとは思わないかなぁと。

彼のソロ曲で一番良かったのは第1部の「星から降る金」(『MOZART!』)。
本来なら彼が舞台上で男爵夫人が歌ってるのを聞いてる立場なのに、この公演では立場ひっくり返して自分で歌っているのですが、上手いんですねこれが。
まぁ難易度超Aランクのヴォルフガングの曲をあそこまで歌えるようになった訳なので、これだけ歌えても不思議なわけでもないのですが、曲の空気にただ浸って流すわけでもなく、技術に凝りすぎることもなく、スマートに歌いきった様が流石です。

「Stars」(『レ・ミゼラブル』)、ご存知ジャベールのソロ曲ですが、彼のキャラクターは明らかにマリウス系なわけでいささかキャラ違いな面が否めません。単独で歌っている様子だけ聞けば、それなりにサマになってるのですが、まぁその辺りはいずれやる(であろう)役を先行してやる訳にいかないという大人の事情故なのでしょう。

ミュージカル以外の曲では「雪の華」は好きな曲だし聞けて良かった。

全体的に若いだけあって情感まで求めるのはきついのかなぁと思えど、あのテノールの語尾伸ばし歌いは心地よく聞けます。その分、後半のゆっくり目の曲は睡眠不足の人間にはそれはそれは大変ですが。

ただ、やっぱり『MOZART!』帝劇公演終了後、明日までの公演の直後に『エリザベート』を控え、余裕のなさは正直否めないところ。MCも自虐的な発言も多かった気が。前日にエリザベートのプロデューサーが見にきて「あのダンスで息上がってて、ルドルフは大丈夫なのか」と言われたとか(笑)。
まぁそのあたりは、わざわざ口に出してプレッシャーを軽減しようとするタイプと見てるので、あまり心配をするわけでもないのですが。

そしてそんな彼を結果的にフォローすることになってるゲスト役の笹本玲奈さん。
ご推察の通り、男一人で井上氏のソロだけなら、さすがにわざわざアートスフィアまではるばる行かないわけで、結局最終的に行くのを決めたのは彼女の存在。

彼女の出演作は『レ・ミゼラブル』『イーストウィックの魔女たち』『ミス・サイゴン』『屋根の上のヴァイオリン弾き』の東宝4作はコンプリート状態。
若さの勢いで井上氏をそこかしこでリードしてまして、2人でダンスする第2部「スチーム・ハート」では彼女は全然息が上がってないという。
結構激しいダンスだったのに、さすが本人自ら「ダンスは一通りやりました」と断言するだけのことはあります。
来月に『CLUB SEVEN』に登場ですが、踊りは全然心配なさそうです。

2人のデュエットは「TONIGHT」(ウェスト・サイド・ストーリー)と「真夏のシリウス」(書き下ろし)に「オペラ座の怪人」、そして「世界の終わる夜のように」(ミス・サイゴン)に上記「スチーム・ハート」を加えた5曲。

特筆されるのが2人の初共演になったサイゴンの曲。
正直言ってしまえば、この曲が歌われると聞いたから行ったのですが、帝劇で初めてこの組み合わせでこの曲を聴いたときの衝撃は忘れられません。「相性」って言葉はこの2人の、しかもこの役の為にあるだろうというぐらいどハマリで凄かったです。

井上クリスのどこか世の中甘く見てるようなキャラクター作りに、笹本キムの無邪気な特攻モードが「キムとクリスの間の”若い恋”を燃え上がらせてしまう」という場面を全開で表現しきってたから、また見れてすごく嬉しかった。

もう1曲楽しみだったのが「オペラ座の怪人」。今年1月に同作品の映画試写会イベントで披露された井上ファントム&笹本クリスティーヌのど迫力デュエット。抽選で外れて後日動画で拝見しましたが、これもビックリする位の凄みで、かつビジュアルも極めて妥当な組み合わせ、生で見れて眼福。

・・・・とすっかり誰のコンサートに行ったのか分からなくなってますが(苦笑)、9月のこれだけ厳しい時期にコンサートを入れるのにあたっては、ゲストに力量と相性を兼ね備えた彼女を入れたのは、井上氏にとってもかなり負担の軽減になったような気がします。
ソロコンサートに比べてしまえば、ずいぶんとおいしいところ持っていかれている気がするのは痛し痒しかもしれませんが。

2人のMCはなんだかとっちらかったまったりムードでしたが、一つ印象的だったのが、井上君・笹本さんともに、「日本語の役名をもらったことがない」というコメント。
井上君はヴォルフガングにルドルフ、マットetc、笹本さんがエポニーヌにチャバ、キムにピーターパンetc。厳密には井上君は蜷川さんのところで日本語の役名をもらってる気がするけど、それはともかく、ミュージカル俳優・女優として生きてると、外国のキャラクターを演じることになる、というのが現実なのだなぁ、と2人の売れっ子を前にしてさえちょっと複雑な思い。
作品の層の薄さってものはどうしてもあるのかもしれません。

DVDが12月16日に発売されますが、権利の関係で全曲の収録は無理とのことで、とりあえず曲目わかるまで保留。サイゴンとオペラ座の怪人のどっちかが入ったら即買いのつもりだけれど、どっちも厳しそうだなぁ。

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