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『真彩希帆チャリティートークショー』

2021.10.14(Sun.) 14:00~15:40
蕨市民会館コンクレレホール
つ列40番台(上手側)

蕨市PR大使を務め、今年度(令和3年度)「蕨市けやき文化賞」(第38回)を受賞された真彩希帆さんの地元凱旋のチャリティートークショー。
「夢を叶えるために」と題されたトークと歌の70分。

一般発売日の朝、寝坊したとはいえ、何とかラスト2枚目・3枚目を確保できたこのチャリティーコンサート。初出の話もたっぷりの、トーク60分、歌10分(笑)という、水一滴すら口にしない、情報量が物凄く多いトークショーで満足です。

歌は
1.すみれの花咲く頃
2.虹の彼方に/オズの魔法使い
En1.Part of your world/リトルマーメイド

の3曲。

M1とともに登壇され、いつも同様に美しい歌声を響かせてからは、ほぼずっときぃちゃん自身の一人語りで進行となります。

前半は小学2年生から中学3年生まで参加していた地元のミュージカルサークル「子供ミュージカル・ラビコ」での当時の動画をきぃちゃん自身が発掘して、ビデオから吸い上げた(笑)ものを見ながら当時の様子を語る趣向。なお、今回の「第38回けやき文化賞」はこのサークルを主催されている鈴木由美子さん(宝塚58期)とのW受賞で、きぃちゃん自身も「光栄で想像もしてなかったこと」と仰っていました。

彼女が元々男役志向だったことはご本人でも語られていますが、それゆえ「声がガッサガサだったんですよ、今までいろいろなインタビューで語っても一度も信じてもらえたことがないんですけど(笑)」からの、実ビデオを公開し、「ガッサガサでしたよね(笑)」という、実に貴重な映像を拝見させていただけました。

ちなみに声がガッサガサだった理由が、「クリスマス(12月)頃にやる年1回の公演の前に、運動会(10月頃)大好きな私が応援団で声を張り上げてたから」だそうで、規格外のきぃちゃんらしい話です(笑)

そして、この後に流された映像が、中学2年生の時に宝塚受験のために通っていた音楽スクールの発表会の映像。当時はまだ男役志望だったにもかかわらず、主役の女の子が怪我をしてしまったことで、急遽代役を任せられたそうで、「2週間であの大量の台詞と歌と演技を覚えられたのだから、後はどんなことでもできる」と思えるほどの経験になったとか。その後の娘役の片鱗をうかがわせる素敵な映像でした。

中学3年生で初めて宝塚を(男役で)受験し、書類審査で不合格となり、歌さえも聞いてもらえなかったことで、合格発表前の時点で「落ちました」と先生に話したそうで、その時思ったことが実にきぃちゃんらしい。

「今までの(男役を目指して)『男として生きた』8年を無駄にしてもいい
「本当の自分の夢が何なのか改めて考えてみた。男役として生きたい以上に、宝塚に入りたいという自分の夢に気づいた

その時に言われた言葉で、「夢は夢のままでは叶わない、夢は目標にしてください」と言われたことが心に残っているそうで、その新たな”目標”のために、「どんな子が受かるのか、自分が最初に受けたときの人たちをニュース映像とかで何度も何度も見返して、『死ぬ気でやれば自分にも何とかできるかもしれない』と信じて傾向と対策を探った」と。「宝塚を受けに来る子は自信がある子しかいないので、目標達成のためには『自分が受かった想像をする』」ということを心掛けたそうです。

「頑張った自分は、最大の味方」

という言葉は、流石です。

・・・

夢を叶えるためにきぃちゃんがやってきたことの一つとして「夢を公言する」ことがあったそうです。
中学校の学生・先生全員が自分の夢のことを知っていて、そうすることで応援してもらっていたし、また自身へのプレッシャーにもしていた、と。

「夢を持つことは自由、真剣さを周囲に認めてもらうことが大事」

と仰ったきぃちゃんは本当に輝いておられましたが、そのエピソードとして語られていたのが先日の『ドン・ジュアン』のときのエピソード。

「女性の彫刻家」というのが想像がつかなくて、ノミを借りて、稽古場でコンクリートを彫っていたのですが、当然彫れない(笑)。それを繰り返していたら、共演する女性アンサンブルさんが声をかけてくれたそうなんですね。「知り合いに女性の彫刻家さんがいて、声をかければ話を聞かせてくれるかもしれない」と言ってくれて、すぐに「会いたいです」と返事をして、話を聞かせてもらえることになって、役作りにとても助けになったと仰っていて。

「夢を叶えるためには、自分から行動することが大事」

という言葉の説得力が半端ないです。

・・・

そんなきぃちゃんのポジティブな思考を形作ったのが、両親ということでとても感謝されていました。

勉強では苦手なところもあったけれど、知識を入れるのは大好きで、本はたくさん読んでた。勉強よりも楽しいものを極めることを選ばせてくれて、そしてとにかく「できたら褒めてくれた」。だから悩んだときでもポジティブに切り替えてやってくることができた、と。「お子さんがお孫さんがいらっしゃる方は、お子さんの良いところを伸ばしてあげて欲しい、否定せずに褒めて伸ばしてあげて欲しい」と仰っていたことがとても印象的でした。

・・・

ここまでずっと60分近く、水一滴も飲まず楽しいトークを続けてこられたきぃちゃんが選んだ2曲目は、この日、東京宝塚劇場千穐楽で卒業される同期、98期(星南のぞみさん)への気持ちを込めての「虹の彼方へ」。98期初舞台のロケットの時の曲だそうで、離れた日比谷へ響くかのような温かい歌声がとても素敵でした。

アンコールは、この日の客層に家族連れが多いということで『Part of your world』。
その後は今回の「けやき文化賞」の受賞式(本来は3日でしたが、きぃちゃんは公演中のため欠席)が行われ、トロフィーを真似したポーズをとってみたり、相変わらずの自由(笑)

その上、「客席をバックに皆さんと写真を撮るのが夢だったんですっ!!!(笑)」と言い、「インスタにあげていいですかねっ」ともう自由自由(笑)。

「だって地元で嬉しいんですもんっ」とはしゃいでる姿を拝見でき、ただひたすらに「陽」のエネルギーと、そのバックにある真摯な努力家の姿勢を拝見できたことが何より嬉しかったです。

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