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『高橋由美子30周年コンサート 令和だ!由美子だ!全員集合』

021.6.27(Sun.) 14:30~16:20
日本青年館大ホール 1階E列10番台

2021.6.27(Sun.) 18:15~20:05
日本青年館大ホール 1階G列10番台

高橋由美子さんアイドルデビュー30周年(2020年)を記念してのコンサートが、諸々の事情で1年スライドしてこの日実現。

由美子さんご自身がMCで曰く「(1stコンサート=1991年=をやった)日本青年館でどうしてもコンサートしたい」という願いを関係者が奔走しまくって実現したとのことで、日本青年館そのものは今回の五輪の関係で位置は変わりはしたものの、念願かなってということで、いつもは涙を見せない由美子さんが、特に昼の部では最初3曲目の後のMCで早々にうるっとくるという異例の事態。とはいえ、歌声は当時以上にパワフルで伸びやかで、ダンスもアイドル当時そのままの踊りという、まさにアイドルとして完璧なコンサートを昼夜とも見せていただきました。

まずはセットリストです。

●セットリスト
1.Fight!
2.笑顔の魔法
3.だいすき

-MC-

4.コートダジュールで逢いましょう
5.すき..でもすき
6.Good Love
7.友達でいいから

(M8~M10/鈴木大介さん、近藤さんゲスト)
8.瑠璃色の地球
9.A Song For You
10.Yell~ballade version→single version~

-MC-

11.Good-bye Tears
12.PEACE BOMBER
13.風神雷神ガール

【アンコール】
En1.アチチッチ~fire version~
En2.Step by step
En3.Fight!

由美子さんの曲を聞いたことがある人ならこのセットリストがどれだけとんでもないか(昔通りなのか)が分かるわけですが、そもそもM1~M3のアップテンポ3連発がザ・挑戦(笑)。
昼公演はさすがにこの3曲あたりは緊張されているさまがあった由美子さんでしたが、夜公演は完全に水を得たぐっぴーという状態で、30年越しのブランクなんてひとかけらもないのが凄い。

今回は由美子さん自身が「アイドル当時」のことを再現されることに真正面から取り組まれたとあって、期待しかない状態。アイドル当時から、プロのアイドルだった由美子さんが、普通のもので納得するはずはないと思ってはいましたが…特にM11~13はただただ素晴らしいの一言。CDで繋げてもアップテンポどころじゃないレベルのこの3曲を、歌声は絶品の伸びで、踊りは当時のままで、そして由美子さん名物「客席煽り」まで発動するさま。「ここで盛り上がりに乗らないと、この後の曲で盛り上がれないよー」とか流石です(笑)。

M11の「Good-Bye Tears」もむっちゃ好きな曲ですが、アニソンタイアップ(テレビ東京系「覇王大系リューナイト」OP)ということもあってあまり披露されることがないので、聴けて嬉しかった!振付初めて見た気がする(爆)。

ゲストでお招きした鈴木大介さん(ギタリスト)と近藤嘉宏さん(ピアニスト)は、以前NHK-FM「気ままにクラシック」で、【主に由美子さんが】気ままに喋っていた(笑)お相手で、その後も定期的に食事や花見に行ったりする関係だったりするそう。気の置けない関係が垣間見えてとっても楽しい時間。

歌われた曲は10年前の20周年CDに唯一新録となった「瑠璃色の地球」。お客さんの前で歌われるのは初めてだそうで、無茶苦茶に緊張する由美子さんと、異常に緊張する大介さん。この時の赤いドレスもとっても素敵でした。ご自身が作詞された「A Song For You」は私も大好きな曲だったので、聴けて本当に嬉しかったです。

このパートのラストの曲だった「Yell~ballade version~」のアレンジがとっても素敵で、ここから由美子さんが衣装替えで一度抜けてからの「Yell~single version~」への切り替えがテンション上がりまくる出来。

大介さんギターと近藤さんのピアノ、そして生バンド、そして由美子さんの歌声とパフォーマンスが絶妙に組み合わさってのこの満足度、凄かったです。

アンコールはもうこの世のものと思えない狂乱の時間で(爆)、なんか、由美子さん自身も全く無理をしない自然体なんです。全身でアイドルを楽しんでいる、「あの時のアイドル由美子さん」が確かにそこにいて。そうなることを願ってくれた変化と、そう思わせてくれた周囲の存在のありがたさ。ファンだけではなしえなかった、でも、ファンへの感謝をも言葉にしてくれる由美子さんは眩しくて。

チケットについてきたパンフレット(昼夜で表面と裏面だけ別写真、内容は同じ)の対談も深い内容で、初めて知る話がいっぱい。由美子さんがなぜワタル2の歌い手に起用されたのかとか、コンサートの時のスタッフさんとの振舞い方とか、光景が想像がつく話がいくつもあって楽しめました。

つくづく思うのは、アイドルに頑固さって必要なんだなということ。

「自分がこうしたい」「自分がこう思う」をきちんともって主張して、それでも理があれば、相手の意見も受け入れる。「高橋由美子」というアイドルを作るために、演じる由美子さんも、スタッフも、ひざを突き合わせて作り上げてきたからこそ、30周年でこれだけ熱いメンバーが揃い、これだけ素敵なコンサートができたのではないかと、そう思わされるコンサートでした。

由美子さんは「『Step By Step』を歌いたいからこのコンサートをしたいと思った」とも仰っていて、感動そのもの。

由美子さんは今回のコンサートを「日本青年館でしかやりたくない」とまで仰ったそうで、それをご本人は「わがまま」と仰っていましたが、それは必要な「こだわり」だったんじゃないかと感じます。
特別な場所である「日本青年館」でやることで、30周年が意味あるものになる、それを皆が感じたからこそ、素敵なコンサートが導き出されたのではないか、そう感じさせられるひと時でした。

この日の公演はカメラが入っておりDVDとして発売予定とのこと。楽しみです。

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