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『メリリー・ウィー・ロール・アロング』(1)

2021.5.17(Mon.) 18:30~21:25
新国立劇場中劇場 1階6列30番台

8年ぶりの再演初日、初見での拝見です。

2013年の時は天王洲銀河劇場でしたが、今回は新国立劇場中劇場。
前回のサブタイトルは「それでも僕らは前に進む」でしたが、
今回のサブタイトルは「あの頃の僕たち」
スタンスの違いをちょっと感じたりします。

緊急事態宣言の延長に伴い、開幕が危ぶまれましたが、舞台業界全体のご尽力で、何とか都内は無観客公演は免れ、50%上限(すでに販売済みは超過可)の条件のもと、この日初日を迎えました。

この作品、ポスターにもろネタバレがあるという(笑)なかなか勇者な作品ですが、テーマをネタバレしても楽しんでもらえる、という自信があるからなのかなと。

「逆再生ミュージカル」ということで、同い年3人が、40歳の今から、20歳の昔へ遡っていくストーリー。

1幕初っ端は、笹本玲奈ちゃん演じる売れない作家・演劇評論家のメアリーが、かつての友人フランク(平方元基さん)のパーティーで、むっちゃくだを巻くシーンから始まるのですが、玲奈ちゃん史上最上級のやさぐれが発動します。それでいて逆再生なので、1幕ラストは玲奈ちゃん史上最上級のはっちゃけで終わるという、その落差(笑)

かつての仲良し3人組、メアリーとフランク、そしてチャーリー(ウエンツ瑛士さん)の過去は時に楽しく、時に思い出したくなかったりする物語だったりで、時系列を逆にしながら見ると、あぁなるほどなぁと。平方くんは一つの過ちで昆ちゃんと別れるのですが役名で言いなさい笑)、そのきっかけが後から語られるので、「○○が起こりました。その原因は次にお話しします」的な流れになってます。

ただ、逆再生と言ってもパーツ1つ1つは順時間なので、例えば30分間の物語を、「21分~30分」、「11分~20分」、「1分~10分」というように展開するので、紙芝居を後ろから見ていく感じというとわかりやすいかなと。

やさぐれメアリー(ってどっかで聞いたぞ笑)が、実のところ以前は3人の先頭を切って走るポジティブメンバーだったことに、切なくなったり。玲奈ちゃんがここまで弾けたキャラというのも、言われてみると過去そうそうないかもしれません。昔にさかのぼれば遡るほど、笑顔も元気も出てきて、ありし日の思い出を感じさせる、ポップな存在感でした。

同世代(というか同級生)3人でわちゃわちゃできる現場というのもそうそうないわけで、はっちゃけられるところは玲奈ちゃんの素の笑顔が見られたりするところも微笑ましい。昆ちゃんと憎しみの瞳でぶつかり合ったりしないし(爆)、むしろまぁ様とバチバチしてますわな。

下手側にSTAGE DOORがあるのですがカテコ終了後、「1人残して扉を閉めてしまう(結果、舞台側に残される)」遊びが発動し、2回目で油断した玲奈ちゃんがしっかり舞台上に取り残された様がむっちゃチャーミングでした(爆)。

 

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