『BARNUM』
2021.3.6(Sat.) 17:00~19:20
東京芸術劇場プレイハウス
1階H列20番台(上手側)
興行師バーナムの半生を元敷きに作られたブロードウェイミュージ
主演バーナムを演じるのは加藤和樹さん。ほぼ口から「イカサマ」
そんなバーナムの奥様は元宝塚宙組トップの朝夏まなとさん。
派手な興行をぶち上げるバーナムに全面的に賛成しているわけでは
※和樹氏曰く「間違い」
そんなバーナムの興行の中でもとりわけ輝きを放つのがスウェーデンのオペラ歌手、ジェリー・リンド役。Wキャストで、この日は綿引さやかさん(びびちゃん)。明日はフランク莉奈さん。
本編のアメリカに連れてきたときの説明で紹介されるときに「スウェーデンの王様に2度も拝謁し」という話になってて、リアルすぎる…と思ったり(びびちゃん自身、スウェーデン王閣下・王妃様の前で歌を披露されたことがあります)
オペラ歌手ということで今までと違う音域ということもあり、どんな感じかと思っていましたが、澄み切った高音と、ドレスをまとった高貴さ、そして異国から来て、良い意味でふわふわした感じがぴったり。英語が通じないわけで、バーナムの和樹氏と「ズレた会話」するんですが、そのすれ違いぶりが超面白いです(笑)。
そんなコメディエンヌぶりも発揮しながら、しっかり堂々と存在しつつ、バーナム夫妻の間に微妙な空気感を持ち込むあたり、どこかで見たことがある役の系統な気も(爆)
ともあれ、興行師の物語だけにエンターテイメントの目指すものというか、前向きなエネルギーをたっぷり持った作品で、楽しく見られたのでした。
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