« 『Now.Here.This.』(2) | トップページ | 2020年もお別れ。 »

『ホリプロミュージカルコンサート2020』

2020.12.13(Sun.) 12:00~14:10
新国立劇場中劇場 2階2列20番台(下手側)

2020.12.13(Sun.) 17:00~19:00
配信(e+)

ホリプロ創立60周年記念のミュージカルコンサート。
昼夜2回公演ですが、昼は劇場で、夜は配信での鑑賞です。

この日は配信が大渋滞の日で、16時からの新妻聖子さんの配信クリスマスライブがあったため、夜は劇場ではなく昼にしたのですが、昼は昼で大塚千弘さん主演の『レディ・トゥ・レディ』舞台あいさつも被るという非常事態。結局新妻さんのライブはアーカイブありで後半は後で見ることにはしたものの、ちーちゃんの舞台挨拶はさすがにどうしようもなく、このホリプロミューコンを軸にこの日は動くことになりました。

まずはセットリストです。

●セットリスト
1.チム・チム・チェリー/メリー・ポピンズ(大貫・小南)
2.Supercalifragilisticexpialidocious
 /メリー・ポピンズ(May'n・唯月・大貫・小南)
3.Home/アリス・イン・ワンダーランド(唯月)
4.君のヒーロー/アリス・イン・ワンダーランド(石川)
5.恋する覚悟/デスノート(唯月)
6.ゲームの始まり/デスノート(高橋)
7.後悔/フランケンシュタイン(柿澤)
8.ネバーランド/ピーターパン(吉柳)
9.I'm flying/ピーターパン(唯月・吉柳)
10.これでいいの/アリージャンス(小南)
11.Electricity/ビリー・エリオット(ビリー4人)
12.ワクワクを探そう/生きる(May'n)
13.二度目の誕生日/生きる(鹿賀)
14.君の歌をもう一度/ラブ・ネバー・ダイ(市村)
15.愛は死なず/ラブ・ネバー・ダイ(笹本)
16.群衆/エディット・ピアフ(安蘭)
17.With One Look/サンセット大通り(安蘭)
18.サンセット大通り/サンセット大通り(平方)
19.バタフライ/ストーリー・オブ・マイ・ライフ(田代)
20.全ては幻/ウーマン・イン・ホワイト(田代)
(夜のみ
 21. 僕がついている/スウィーニー・トッド(武田))
▼夜は曲番号1ずつ繰り下げ
21.この目に/ジキルとハイド(香寿・笹本)
22.あんな人が/ジキルとハイド(香寿)
23.砂に刻む歌/ラ・カージュ・オ・フォール(鹿賀・市村)
24.ありのままの私/ラ・カージュ・オ・フォール(市村)
25.Thank you very match/スクルージ(全員)

 昼と夜との曲目の違いは、夜のみ武田真治さん参加ということで1曲増えていますが、それ以外は全く同じ。MCパートも昼は田代さん&平方さんだったM18/M19間だったのが、夜は田代さん&武田さんのM20/M21間に変わったぐらい。それ以外のMCパートはM9/M10間のふうかちゃん&咲良ちゃんのピーターパンペア、M13/M14間の鹿賀さん&市村さん&May'nちゃんの『生きる 出演者、M23/M24間の鹿賀さん&市村さんペアでした。

 今回、若手女優陣のMCはふうかちゃんがメインを担当していたのですが、今までずっと年下キャラだったふうかちゃんが、(吉柳)咲良ちゃんがピーターパンの後輩(10代目)ということもあり、お姉さんぶりを発揮していたのが新鮮でしたが、緊張している咲良ちゃんの気持ちをほぐそうと、共通点から聞き始めて咲良ちゃんからしっかり引き出したうえで、自分のエピソードも絡めてたのが流石です。ピーターパンとして飛ぶシーンではふうかちゃんは酔い止めを飲みながら飛んでいたそう。三半規管が弱いので、と言ってました。「(ピーターパンは男の子なので)男ぽくする工夫した?」の問いに、あまり意識せずできた、と咲良ちゃんは言ってましたね。

 曲目では若手女優陣は出番が前半に集中していたので、まゆちゃん(小南満佑子さん)が珍しく明るい曲(M1)を担当して茶目っ気を発揮していたり(大貫さんを翻弄するあたり地ですか爆)、スパカリ(M2)は同い年コンビのふうかちゃん&まゆちゃんに、『生きる で仲良しのふうかちゃん&May'nちゃんの組み合わせでめっちゃ楽しそう。この曲はこうでなくちゃ、って感じでした。

 May'nちゃんは初ミュージカル(唯一のミュージカル出演)の『生きる』繋がりですが、ホリプロ所属ではないのに関わらず堂々としたとよっぷり(←新語)。とよはふうかちゃん派な私ですが、はじけまくってるMay'nちゃんとよ(M12)も面白かったです。

 ビリー(M11)の4人ビリーのアクションは本当にすごくて、劇場中の大拍手に大共感。凄いなぁ。

 今回、ホリプロさんは事前にセットリストを公開していたのですが(歌い手さんは非公表)、個人的には見ないで行く派なので、一切見ていかず、でも市村さんの渾身のファントム(M14)を聞き始めたら、市村さんファントムが求める音楽の天使(Engel  Of Music)は、「あの方」しかいないよね、と期待が高まり。

 そう、M15「愛は死なず」のクリスティーヌは笹本玲奈さん。
 『ラブ・ネバー・ダイズ』初演で、ショーガールのメグを務めていた彼女。メグは役中、クリスティーヌの登場により実質的にヒロインの座を追われる役ですが、2014年の初演から6年。去年、BS-TBS「Sound Inn “S”」で披露され、自身の20周年コンサート「Breath」でも歌われて、いずれも聞いてはいたのですが、今回はその時と段違いの覚悟を感じて、劇場でも配信でも本当に素晴らしかったです。間違いなく、ソプラノを鍛錬を積んだであろうというのが分かるとともに、市村さんのファントムの想いをしっかりと受け止める覚悟をもったクリスティーヌでした。ホリプロさんが60周年という記念の舞台で、この役の曲を歌わせるということは、それに値する存在となれるかの試金石。そのハードルと期待にしっかり応えたことで、「市村さんがファントムのうちにクリスティーヌになる」という、別の意味でも叶えられそうで、期待が高まります。

 その曲があったからこそ、『ジキル&ハイド』で直近の役のルーシーを、先輩のたーたん(香寿さん)に譲っても全く違和感がなく、むしろ、ルーシーの気持ちも知ったエマという、ある意味最強の笹本エマと、香寿ルーシーの、「優しさと優しさのハーモニー」が絶品で素晴らしかったです。

 夜の部では武田真治さん乱入(乱入ではない笑)で、そのまま終わるはずのカーテンコールで、客席を巻き込んでの自撮り会。

 真治君が気づいて、前日にホリプロスカウトキャラバンでグランプリになった彼女を呼び込もう!ということで、前日のキャラバンで司会を務めたふうかちゃんが先頭きって「(山崎)玲奈ちゃん!」と呼び込み。(笹本)玲奈さんが優しく先導して迎え入れる様が本当に素敵で、さすがホリプロ30年の男、武田真治氏の凄み、そして若手のデキる女性・唯月ふうかちゃんのナイスアシストと、女優代表での笹本玲奈さんの優しさがぴったり、素敵な時間でした。

・・・

 ホリプロが上演した作品は過去(再演を除き)73作品ということで、その作品だけでコンサートを作れることに圧倒されながら、楽しいひと時を過ごしました。この日の披露曲を含むスタジオ録音版のCD(来年3月発売予定)の収録曲も楽しみです。

|

« 『Now.Here.This.』(2) | トップページ | 2020年もお別れ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『Now.Here.This.』(2) | トップページ | 2020年もお別れ。 »