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『ボクが死んだ日はハレ』(3)

2019.10.27(Thu.) 16:00~17:40
 1階6列10番台(下手側)
2019.10.27(Thu.) 19:30~21:30
 1階3列20番台(上手側)
東京キネマ倶楽部(鶯谷)

『ボクが死んだ日はハレ』略して「ボクハレ」、10月8日に終了した再演のロスからの回復芳しくない方たち(キャスト・お客様)の「軽減措置」(笑)で企画された当ライブ。

当初は夜公演だけを入れていたのですが、仕事で行けなくなると一生の後悔になりかねなかったので、念のため午後休を入れ、トラブルあったものの午後2時には上がれて昼の当日券を追加。

このライブハウスは来るのは初めてですが、とにかく横が広いのが印象的で、座席50番近くまでありますが、正直端は見切れが厳しすぎていささかどうかと。

実のところ昼は6列1番(最下手)が当日券でアサインされたのですがとにかくステージまで遠く、見かねた係の方から開演後にお声掛けいただき、移動した先はかなり見やすく聞きやすくなりました。

さて、まずはセットリストです。
昼夜共通です。

●セットリスト
(★印はボクハレ以外の曲)
1.ハレバレハレルヤ
 (浦嶋・小野・綿引)
2.あなたと歌を歌いたい(全員)
3.僕のラブソング(上野)
4.ダイナミック琉球★(百名)
5.あなたをまもりたい
 (上野・百名)
6.ボヘミアンラプソディ★(小野)
7.果敢なきは世の栄華
 (浦嶋・小野・綿引)

8-10.『レ・ミゼラブル』コーナー★
8.宿屋の主人の歌★
 (浦嶋・上野・綿引)
9.恵みの雨★
 (綿引・森)
10.民衆の歌★
 (浦嶋・上野・綿引・百名)

11.こどもの世界(綿引)
12.Never Let Me Go(全員)
13.Over The Rainbow(彩吹)
14.鎮魂歌
 (浦嶋・小野・彩吹・綿引)
15.A Bar Named Heaven
 (彩吹・綿引・上野)
16.終わりのファンキーララバイ
 ~ハレバレハレルヤ(全員)

[Encore]
E-1. ハレバレハレルヤ(全員)

ボクハレの曲をメインに、ガンガン進めるライブ。客席もほぼほぼボクハレ経験者ということもあって、特に夜は最初から大盛り上がり。

3人ユニット「ハレバレハレルヤ」は浦嶋さん・小野さんが服装を黒でまとめる中、びびちゃん(綿引さやかさん)は一人白のドレスでひときわ目を惹きます。
この日のMCで浦嶋さんから振られたときに、昼夜ともに仰っていたのが「演出の石丸(さち子)さんが、『客席にお客様が入って完成する』と仰っていたのを初日に本当に実感」と仰っていて、その上夜では「『ボクハレ』という作品が自分にとって本当に大切な作品になった」と仰っていたのが強く印象に残りました。

この作品の全曲の作曲を担当した森大輔さんが、びびちゃん演じた歌織を称して「本当は色々な情熱を秘めているのに、他者との関係を意識して自分を抑圧してしまう」と言われていましたが、それはいみじくもびびちゃんにも言える気がして。

この日のびびちゃんは歌織として、ハレバレハレルヤの一員であることに全身で喜びを感じていて、いつも以上に伸びやかな歌声を聞かせてくれて、それはこの作品の持つあたたかさ、びびちゃん自身がこの作品の一員であることを自信を持っていられたからなのだろうなと思えて。同じく再演からカンパニー入りされた彩吹さんもカンパニーのあたたかさへ感謝の気持ちに言及されていました。

物語的には九死に一生を得た、彩吹さん演じるプロデューサーの通称「昔の男の歌」(正式名称は「A Bar Named Heaven」)があるが故に、「笑って生きたい、進みたい」と思う『仲間』を欲して集めた3人でハレバレハレルヤを作りたかったんだろうなということを改めて感じて。

主人公ミミにとって大事な息子であるひかるの「死」をみんなで共有して、しかもそれを「ミミにとっての大事な生きた意味」であることを共有したからこそ、「死」を前向きに捉えて(あえて「乗り越えて」とは書きません)心を重ねて晴れ晴れとした気持ちでハレバレハレルヤが演じられたんだろうなと思えて。

きっと技術だけでも気持ちだけでも成り立たなかった作品だったであろうことがわかって、再演を経てこのライブにたどり着いたことで、「なんだか色々嬉しい」「なんだか色々あたたかい」なステージ上と客席が同じ温度で高みに昇る様は、本当に素敵でした。

ボクハレパート以外で注目は、何と言っても『レ・ミゼラブル』パート。

浦嶋さん、上野さん、びびちゃんがレミゼ経験者ということでテナインからスタート。
上手側で上野さんとびびちゃんがこしょこしょ(笑)小芝居してて面白い。テナインはびびちゃん、鳩で入ってきてぐるっと一周する印象しかないから新鮮でした。

次いでは久しぶりのびびちゃんエポニーヌ「恵みの雨」。マリウスがいないため、なんと作曲の森さんをマリウスに見立て(後ほど「森さんマリウス、モリウス」と呼ばれてました笑)、1人エポニーヌとして上手から下手に進んでいきますが、ピアノから離れられないモリウスに対して、「こっち来て来て!」と必死なびびちゃんエポニーヌを見ている客席から笑いが起こるという(笑)。さらに「ここここ!」と招くびびちゃんエポニーヌ、再び笑いが(笑)。最後息絶えたびびちゃんエポニーヌを素っ気なく覗くモリウスがヒドすぎて再び笑い(笑)

…という、レミゼ経験3桁乗りかねない自分でも初めて見た”「恵みの雨」で笑いが起きる”、ではありましたが、茶化している訳では当然なく、「エポニーヌの必死さにつれないマリウス」の一つの見せ方だったのかと。もちろんびびちゃんエポニーヌ、歌声・佇まい素晴らしかったです。

実はここの前、びびちゃんの衣装は黒のドレスで「綺麗なお姉さん」になってたのですが、カーキ色のコートを纏っただけで一瞬でエポニーヌに見えるようになるのが素晴らしい。

かと思えば、すっくと生き返ってすぐ「民衆の歌」に参戦するという(爆)。
そして、上野フイイの高音、素敵でした。



再演をできたのもライブをできたのもお客様のおかげ、再再演をいつできるかわからないけど遅くなると老けちゃう(笑)、とりんこさん流の滑らかな煽りも取り混ぜながら、無事打ち上げライブ終了。

またこのメンバーでの再会、心から願っています。

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