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『スジナシ』(2)

2019.9.10(Tue.) 19:00~21:00
赤坂BLITZシアター E列1桁番台

即興芝居をライブでやる「スジナシ」、3回シリーズの中日に笹本玲奈さんがゲスト出演ということで、いそいそと行ってまいりました。

最近はライブ形式でこの劇場で公演するようになった「スジナシ」ですが、もともとは愛知の放送局、中部日本放送(CBC)で16年間テレビ放送されていて、実は当時、玲奈ちゃんも出たことがあります。

その時(2013年)の舞台はライブハウス。鶴瓶さんとゲストの2人芝居。

当然事前の打ち合わせも一切なし。その時はライブハウスにやってきたボーカルの玲奈ちゃんが、そこにやってきた鶴瓶さんの設定をいつのまにやら「ライブハウスのスタッフの人」ということに仕立てて、「自分のバンドの他のメンバーがやってこない、どうしよう」というていで、慌てつつも、鶴瓶さんに勧められて1人で歌う。

その時鶴瓶さんがリクエストしたのが「オン・マイ・オウン」でして、その時点で既にエポニーヌ10年選手の玲奈ちゃん、それはそれは素晴らしい独唱でした。

その時のことを鶴瓶師匠も覚えていらしたそうで、今回『ノーサイド・ゲーム』でラグビーチーム・アストロズのアナリスト・佐倉多英として評判になった玲奈ちゃんを呼びたい、ということになってから「玲奈ちゃんに歌ってもらう」ことは最初から想定していたとのこと。

それもあってか、舞台は「カラオケスナック」、つまるところ、歌がないわけないですよね(笑)。
何かを感じずにはいられない玲奈ちゃんの微妙な表情が面白すぎます(爆)。

・・・

この日の席番がE列ということで、「あぁ5列目だなー」とのんびりして行ったら、実は最前列(笑)。
そして席番は何と、どセンター。

トークパート(2人芝居やった後に、鶴瓶さん、ゲストさん、司会の中井美穂さんの3人で振り返りがあります)時、自分の目の前に、過去一度も着たことがないであろう、ど派手な豹柄の衣装を着た玲奈ちゃんがいらっしゃるというのは、何とも目のやりどころに困る事態(←いや、観てますよ…笑)。
この日の放送は同日深夜27時から放送がありましたが、4回ぐらい映像に抜かれていました(爆)。

衣装もお2人それぞれが選んで、最初の立ち位置を客席から募って、結局「2人がカラオケスナックのカウンターにいる」ところからスタート。鶴瓶師匠が後で仰ってましたが、これ設定が固まっちゃうんでかえって難しいんですよね(もう一つの候補は「片方だけカウンターにいる」設定でした。この方が方向性が広い、との師匠談)。

客が来ないカラオケスナック(ちなみに店名は「タエ」)で、ど派手な服装の鶴瓶師匠がぼやく、豹柄玲奈ちゃんが愚痴るという流れから始まりますが、いきなり「私も離婚してさ、5千万持ち逃げされてさ」って言い出す玲奈ちゃんに師匠が「いいんかお前」ってびっくりしたそうです(客席に旦那様もいらっしゃったそうですので笑)。

そういえば本編開演前のパート、旦那様がいらしているという話を玲奈ちゃんから聞きだした鶴瓶さん、

鶴瓶さん「旦那様ってどんな方?」
玲奈ちゃん「アラジンみたいな人です」
中井さん「アラジンですか、ランプの精ですか」

というところが中井さんが黒すぎて(ただの天然かっ)爆笑してしまったことを申し添えます(爆)。

話は戻って。

2人の掛け合いで、お互いが探りながら着地点に辿りついていきますが、ここが役者さんごとにアプローチがなかなか違って、玲奈ちゃんの場合は、それほど素っ頓狂なことをやらないタイプ…と鶴瓶さんも客席も思っていたところが…

実のところ後半、「玲奈ちゃん演じる娘は歌手になりたかった」って話でいきなりスタッフさんをステージに上げ(レコード会社のプロデューサーさん名目)、玲奈ちゃんに歌わせる。

師匠がタッチパネルが使いこなせずに(爆)カラオケ屋さんのスタッフ呼ぶという名目で入れたのがAIさんの『Story』(本当は『ミス・サイゴン』の「命をあげよう」を入れたかったそうです)。

玲奈ちゃん、慌てふためき「歌えない歌えない!」と言いながら最後は腹を括っての歌唱。
歌詞を読むと分かるのですが、この歌詞を「娘から母への感謝の気持ち」という空気にして歌い上げた玲奈ちゃんが素晴らしかった!!

実はこの曲、「聞いたことはあるけど歌ったことがない」曲だったそうで、ということはほぼ初見。
それなのに、流れる歌詞で気持ちを構成するなんざ、さすがミュージカル女優さんの本領発揮。

が。それで終わらないのが今の玲奈ちゃん。

舞台終盤、「歌いたい気持ちが高まってきた!」という乗りで「オカンも踊ろう!」ということで、ミュージカルハイテンション曲の1つ、『I Got Ryhthm』(クレージー・フォー・ユー)で玲奈ちゃん踊りまくりに鶴瓶師匠を付き合わせる。

息上がる師匠、そして幕(笑)。

鶴瓶さん「なんで躍らせるんや!(笑)」
玲奈ちゃん「歌わせたじゃないですか!
  目には目を、百倍返しだ!(会場爆笑)」

という、玲奈ちゃんらしからぬ(実はいたずら好きな本性出しての)とっても面白いひとときでした。

・・・

「知る人ぞ知る存在」から、「かなりの人が知ってる存在」になった玲奈ちゃん。

そんな時に、スジナシで今の玲奈ちゃんらしさを前面に出せたのも余裕の証。
ミュージカル女優ここにあり!を軽やかに表現されていた玲奈ちゃん、素敵でした!

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