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『Dimple Live』

2019.9.21(Sat.) 18:30~20:30
三軒茶屋GRAPEFRUIT CAFE

青山郁代ちゃんとMARIA-Eちゃんのデュオライブ。
この日は2回公演で、その夜公演に行ってきました。

三軒茶屋駅から10分近くかかってちょっと遠いのですが、カフェそのものは50人規模の、大きすぎもせず、小さすぎもしない、いい感じのカフェ。そしてライブもとっても新鮮なものになりました。

まずはセットリストですが、出演者発表がありましたので修正しました。
特記なき限り、2人のデュエットです。

●セットリスト
1.On Broadway/Beautiful
2.お洒落は私の切り札/アイーダ(青山)
3.恋してるなんて言えない/ディズニー『ヘラクレス』
4.Zero to Hero/ディズニー『ヘラクレス』

5.マイケル・ジャクソンメドレー(MARIA-E)
 5-1.Rock with you
 5-2.Billie Jean
 5-3.Man in the millor
 5-4.I'll be there

6.ミュージカルヒロインメドレー(青山)
 6-1.プリュメ街/レ・ミゼラブル
 6-2.夢やぶれて/レ・ミゼラブル
 6-3.I'm Only Thinking Of Him/ラマンチャの男
 6-4.パパみたいに/エリザベート
 6-5.私だけに/エリザベート

7.Out tonight/RENT(MARIA-E)
8.Take Me Or Leave Me/RENT

9.shallow/『アリー』 レディ・ガガ(MARIA-E)
10.ドラえもん/星野源(青山)
11.locomotion/Beautiful(MARIA-E)
12.Does Your Mother Know?/マンマ・ミーア(青山)
13.For Good/Wicked

<Encore>
14.キューティー・ブロンドメドレー

・・・

2人の初共演にして唯一の接点は『キューティーブロンド』の共演ですが、郁代ちゃんがMARIA-Eちゃんを知ったのは彼女の舞台(ミュージカル)デビュー作の『Beautiful』。同作でMARIA-Eちゃんが歌い演じた「locmotion」に射抜かれ興奮して、帝劇帰りにその日キャロル役だったあーや(平原綾香さん)のインスタストーリーでたまたま音がバックに入っていたMARIA-Eちゃんの「locomotion」を聞きまくっていたとの郁代ちゃん談。MARIA-Eちゃん、それは初めて聞いたそうでとても喜んでいました。

実のところ、結構年齢が離れた郁代ちゃん(先輩)・MARIA-Eちゃん(後輩)の関係なのですが、いろんな意味でそんな距離を全く感じないのが良くて、MARIA-Eちゃんも言うこと言うけどサバサバしている(いろんな人に「いーちゃんが男性なら彼氏にしたい」と言われるそう笑)し、郁代ちゃんもMARIA-Eちゃんのパワフル&エネルギッシュなところを推していることもあり、お互いが好き合っている関係。

郁代ちゃん曰く「自分が若かったころ(本人談です念のため)は同年代にそういうパワフルな人がたくさんいて刺激をもらってきて。MARIA-Eちゃんはその時のころを思い出させてくれるようなパワフルさを持っていて、魅力的に映って、今回ぜひ一緒にやりたいなと」

それを受けてMARIA-Eちゃん「そういうアグレッシブさは若い頃にスポーツをやっていたり、母親が厳しかったりしたので、その辺が理由にあるかもしれません」と仰っていました。

とにかくキャラが被らないのに、それでいてお互いの魅力を好き合っているためか、2人してポジティブしかない空間なのはとっても良くて、特にラスト、『キューティーブロンド』での10曲超のメドレー(主に郁代ちゃんがさーやパート、さーや以外をMARIA-Eちゃんが担当)は圧巻で物凄かったです。言われてみれば本編になかったですね、キューティー(笑)。

「パパみたいに」と「私だけに」のエリザメドレーな郁代ちゃんもぴったり。ちなみに、「エリザに出てそう」とよく言われるそうです、郁代ちゃん。あの女官の中に入って前かがみしてる印象があるそうです。たしかに(笑)。

途中は質問コーナーということで、実は「ダブルブッキング入っちゃって、ラジオに行ってきます」ということでお着換えの上ラジオコーナーが始まるという、茶番が(笑)

ここでの質問はメールで寄せられたものと会場で募集されたものを、箱に入れておいてそこから抜く方式ですが、「客席から引いてもらいましょう」と郁代ちゃんから選出された私が引いた質問が、実は私の質問だったという、どんな確率でしょうかそれという話で。

ちなみに私の質問は「お互いの好きなところ、お互いの苦手なところ」でしたが、完全に前者で時間を使い切るぐらいの相思相愛でして、先輩風を吹かせない郁代ちゃんと、後輩としての遠慮がないMARIA-Eちゃんのバランスは絶妙。
郁代ちゃんがMCで話していたのですが、「いつもは同じようなタイプの人とライブをするけど、MARIA-Eちゃんとはタイプが完全に違うので、いつもと違ったものが産みだせていると思う」というのがその通りで、ライブの随所に新鮮な風が吹いていました。

質問コーナーの途中では、郁代ちゃんが「ドラえもんが好きすぎる」ということで、ピンク系のドレスの上に、青色の服(ドラえもんバッチ付き、中国サイトで購入笑)を羽織って大立ち回りしまくってて笑えました(笑)。ちなみに、郁代ちゃんのドラえもん好きは昔からで、海宝直人さんもドラえもん好きということで、郁代ちゃん&海宝さんと一緒のライブでドラえもん歌おうとして、海宝さんは賛成してくれたけど、あとの2人(ちなみにすどかなさんとtekkanさん)に全力で拒否されたので断念したそうです(爆)

・・・

質問コーナーで面白かった回答が「また共演したい人は誰ですか」で、MARIA-Eちゃんは『beautiful』で共演した剣幸さん。剣さんは出番の時間がそれほど長くなかったので、楽屋にいることが多くて楽屋にお邪魔して甘えさせていただいて、とても嬉しかったと話していました。

郁代ちゃんは「前座長(『人生のピース』の花代さん)ということになるのでしょうが、その方以外ということになるとまずは知念里奈さん。私が『レ・ミゼラブル』のコゼットをやっていた時のファンテーヌで、私がコゼットで悩んだり悩んだりした時に、本当に親身になって優しく声をかけていただいて。掛けていただいた言葉がどれも優しくて、本当にミュージカル界のマリア(聖母さま)なんじゃないかと思って、ぜひまたご一緒させていただきたいです。

もうお1方が新妻聖子さん。

『レ・ミゼラブル』だけでなく『ミス・サイゴン』でもご一緒させていただいて、たまたま『ミス・サイゴン』をやっている時に『レ・ミゼラブル』のコゼットの最終オーディションで。緊張している私を見つけた聖子さんが声をかけていただいて。

聖子さん「郁代ちゃん、何緊張してるの?」
郁代ちゃん「コゼットの最高音が出るか不安で」
聖子さん「(郁代ちゃんの顔をじっと見つめて)
     郁代ちゃん、出ない音はないんだよ

それを聞いた郁代ちゃん、「そっか、出ない音はないんだ(笑)」って思えて、オーディションに臨めたのだそうです。

そのエピソードを聞いて「出ない音はあるよ!」とツッコんでいたのがMARIA-Eちゃんだったというのが、中々の面白い空間でした。
「そりゃ、(聖子さんは)出ない音はないと思いますけど!」という(笑)

そして、郁代ちゃん、「聖子さんのように、後輩にそういうことが言える人になりたい」とまとめられていました。

・・・

聖子さんは独立独歩な印象がある人ですが、1年半ほど前に聖子さんがSKE48の歌唱力コンテストで惜しくも3位になった(聖子さん自身は1位の評価をしていた)(野島)樺乃ちゃんを「歌が良かった、伸びしろがある」と励まして樺乃ちゃんの今があったり(AKBグループ歌唱力決定戦第1回で優勝し、今年7月に初のSKE選抜入り)、宝塚雪組トップ娘役の(真彩)希帆さんを「歌声を大事にしていってもらって、いつか共演したい」と励まして希帆ちゃんの今があったり(今年7月のFNS歌謡祭でデュエット)するのを見ていたりすると、先輩からの後輩への接し方って大切だなと。

今回、郁代ちゃんがMARIA-Eちゃんに声をかけたのも、同じように感じていて、余り女優さん同士でそういうことやる方っていらっしゃらないんですよね。単純に「共演したから」以上の、世代を超えた魅力のキャッチボールが、1+1が2以上になっていたのがこの日のライブだと思えて。

MARIA-Eちゃんがイキイキとしていたから、郁代ちゃんもいつも以上に伸び伸びしてた。

郁代ちゃん的には、バンドに成尾さんがいらっしゃったのでいつも通り弾けても大丈夫という確信があったからだと思いますが(笑)、ミュージカル女優さんのライブの新しい可能性を感じられた、素敵なライブになりました。

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