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『Before After』(14)

2019.6.30(Sun.) 18:00~20:00
天王洲KIWA

「Before After In Concert」Vol.1の渋谷に次いで、Vol.2は天王洲KIWAでの開催。

名前に見覚えがあるなぁと思ったら、以前二子玉川にあったKIWAが移転したライブハウス。
「KIWA」というのは「東京の際(きわ)」という意味なのだそうで、二子玉川も多摩川を渡れば神奈川県でしたし、天王洲もすぐそこは東京湾で、向かいは千葉なので、名前がなるほどそのまま使えるわけなんですね(笑)。

前日までの宝塚&大阪での観劇を終え、元々入れてあったこの日のBAコンにどうアクセスするか迷ったのですが、普通なら新幹線なところ、天王洲なので伊丹から羽田空港に飛ぶことにしました。羽田空港から天王洲アイルは東京モノレールで1本ですからね。

当日まで大阪にいたのを知っている知人からは「なんでここにいるの」と驚かれましたが、自分でも無茶スケジュールという自覚はあります(笑)。

前回はベン&エイミーが経験者ペア。この日客席にもいらした上野聖太さんがベン、RiRiKAさんがエイミーでしたが、今回は2ペアで、経験者ペアではありつつも、昼夜のうちこの夜の回は相互乗り入れ(便利)での色々なパターンが楽しめました。

染谷ベン&田宮エイミーのレジェンドペア、
田村ベン&清水エイミーの一度きりペア。
とはいえ、清水エイミーは初演キャストでもあり。

田宮さんが4回3ペア(「他2人も付き合っちゃった」って発言がサマになるのが、流石たみさん)、染谷さんが3回2ペア(3回目が綿引さやかさん<びびちゃん>)、彩花ちゃんが2回2ペア(初回は小林遼介さん)、田村さんが1回1ペアという次第で、偶然ながら4・3・2・1とそれぞれのBAキャリアが異なるとのこと。

MCで興味深かったのは、この4人のうちただ1人、田宮さんだけが2幕版を経験されているという話。
当初は1幕制でしたが、1幕ラストと2幕最初の曲があまりに大曲過ぎて、今や2幕制になっています。

田宮さんは「本音では役者としては1幕で通したい」と仰っていてその気持ちもわかる気がしますが、あれだけの大曲を挟んでしまうと、力をセーブせざるを得なくなる役者さんも出てくるでしょうから、2幕になるのは致し方ないところなのでしょうね。

ちなみにここで田宮さん、MCに窮して「客席にベンをされた上野聖太さんがおられます。2幕制ってどうですか?」って聞いたら上野さん、「あ、僕は2幕制やってないんで」と返してて会場内爆笑。そうでした、前回のコンサートバージョンだけですね、2幕制。

では、セットリストです。

●Act.1
1.Comeing Back(田村&田宮)
2.A Little Longer(清水)
3.This Time(田宮)
4.For The First Time(田村&清水)
5.The Painting / Up Here(染谷&田宮)
6.No More Forgetting(田村)
7.As Long As You're There(染谷&清水)

●Act.2
8.Daddy, I Met This Boy(清水)
9.The Closer We Get(田村&田宮)
10.The Next Step(染谷&清水)
11.Three Long Months(清水)
12.Before After(田村)
13.Sketches(染谷・田宮)
14.Coming Back(reprise)(田村&清水)

●Encore
15.As Long As You're Here(全員)

本来のペア、浮気なペア(爆)が入れ代わり立ち代わり現れるVol.2、観ている方も大層忙しいわけですが、ベンとエイミーのペアは(本来のペアと入れ替えるかどうかはともかく)固定しておいた方が良かったかも、とはふと思いました。

物語として見ると、ベンが変われば、エイミーが変われば、そしてそのペアが変われば別の物語なわけで、歌だけ聞けば色々な組み合わせが観られてお得ではあったものの、「歌を通してBAの物語を知っていただく」ということに関しては、少しく落ち着きが足りなかった点があったかなと。

そんな中でも理屈抜きで気持ちを持っていかれたのは、2幕ラスト、田村ベン&清水エイミーのエンディング(M14.Coming Back(reprise))
。このペアは日暮里で組んだ1期きりのペアですが、当時、客席から見てても「温まり始めたところで終わった」感があって。BA経験者の彩花ちゃんがBA初心者の田村くんをお姉さん的にフォローしてるところが強かったんですよね。

でも、久しぶりにお互いが成長して臨んだ今回の場で、当時の「あと一歩」の想いを晴らすかのような、理屈では理解できないほどの高揚感が客席をぐわっと包み込んで、あぁ、これぞBA!という思いを感じられたことが何より嬉しかったです。

BAという作品はどこまで行っても正解に辿りつけないというか、その時々の正解があるというか、そういう深い作品なわけですが、若い頃の勢いで演じられることにも、その後しばらくたって、役者としてのキャリアを積んでこそ表現できることにも、どちらにも意味があるように思えて。

今年は5周年記念イヤーということでコンサートが続いていますが、ぜひこの勢いで本公演も催されることを期待しています。

自分の理想は(1)経験者同士のペア(2)片方経験者、片方新加入のペア(3)新加入同士のペアがいいかな。

長く続く作品には「作品のコアを受け継いでいく」要素が大事だと思うし、新加入の方だけで構成するのは色々な意味でリスクもある気がするし。つい全キャストをコンプリートしたくなる作品だからこそ、今までのファンとこれからの新しいファンを両立できる、キャストによって常に新たな風を起こされる作品であり続けることを祈念しています。

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