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2019年2月

『キューティ・ブロンド』(5)

2019.2.14(Thu.) 19:00~21:50
 シアタークリエ 4列20番台(上手側)

2019.2.22(Fri.) 13:30~16:50
 シアタークリエ 12列10番台(センターブロック)

キューティ再演、2回目・3回目です。

2月14日はバレンタインデー当日ということで、「Cutie Happy Valentine」。入場時にチョコレートをいただき、かつ、カーテンコールでは女子アンサンブル(△NUガールズ)が客席に降りて男性のお客様(含私)にチョコレートをプレゼント。私も武者さまからいただきました。結局、用意した数が男性お客数より多かったらしくて、最後はプリンシパルキャストが舞台上から通称「レミ花投げ」方式で客席に投げておられました(爆)。

2月19日がイベントとしては大きな日で、「Pinky Happy Day」でしたが、この日はチケットは持っていたものの、あいにく職場の突発お祝い事が入って断念。今年度は職場の親睦会幹事なので自由が利かなくて切ないです。(ポリシーとしてはお別れ事は万難排してでも行きますが、歓迎とお祝いはケースバイケースと思ってます、少なくとも職場については)

閑話休題。

本編は日々面白さが増していて、エルとエメットがお互いジャンピング対決してたり(笑)、エルとブルックの「デルタヌーの誓い」を見た後、エメットとキャラハンが「デルタヌーの誓い」をマネして「何が面白いんだろうね」みたいな顔をしてたり(大笑)。

そして、観劇回数が意外に回数が少なくなっているものの、これまた軸だった2月22日マチネは終演後女子会トークショー、というわけでそのレポを。

メンバーは下手側から司会のポーレットじゅりぴょん(樹里さん)、ヴィヴィアンえみつん(新田さん)、エルさーや(沙也加ちゃん)、ブルックはーたん(花代さん)の4人、いずれも劇中の衣装で登場です。

じゅりぴょんの司会は筋金入りの安定力ですので(宝塚スカイステージでもホスト番組持っているほど)安心してみていられますが、その上キューティは本編に溢れる幸福感をそのままカーテンコールとトークショーまで引きずるので、とっても楽しい時間でした。

この日のメインテーマは「女子会」にちなんで性格診断。パンフレットに掲載されている「キャラクター診断」が誰になるかの話で盛り上がろう、ということで「お持ちでない方はパンフレットを買って下さいね」という営業トーク付き(爆)。じゅりぴょんが持ってる「そのペンいいですね」とツッコむさーやに、「神田沙也加さんという江戸時代の名前のような方がデザインされたそうです」と答えるじゅりぴょん(笑)

ちなみに最初に結論言ってしまいますと、7通りの結果があるはずで、4人がやったのに、なぜか結論が2つに収れんしてました。

【さーや】
旅行キライ→部屋は局地的に整理整頓外→肩こりヒドイ→聞き上手→読むのは小説→結果C

【えみつん】
旅行スキ→テーマパークスキ→料理は外食→休日は予定たてる→読むのはノンフィクション→結果B

【はーたん】
旅行スキ→テーマパークキライ→肩こりヒドイ→聞き上手→読むのはノンフィクション→結果B

【じゅりぴょん】
旅行スキ→テーマパークスキ→料理は外食→休日は予定たてる→読むのは小説→結果C

で、「結果B」がエメット。
つまり、えみつんとはーたんがエメットということで、「包容力あふれる努力家」というエメット評にお2人満足気。

なのですが、
さーやがその発表の前あたりから「悪い予感しかしない」とさんざん繰り返す(笑)
結果はと言えば、さーやとじゅりぴょんがワーナー(笑)
「いやーあーあーあー」と、びっくりするぐらいさーやが敏感に反応して会場内大笑い。

「愛されキャラの末っ子」という評にはまぁ納得はしていたものの、あそこまでさーやに嫌われる元カレって凄い(笑)

ちなみにさーや曰く「エルではないと思ってた」と。エルと自分は真逆なので、恐らく普通に選んで行ったらエルにはならないと思っていたそうで、さすがです。

この選択肢の中で色々とトークが挟まってましたが、さーやの「旅行キライ」は飛行機が苦手だからなのだそうで、その後の選択肢で「テーマパークのアトラクション系」も苦手なんだそう。「三半規管が乱れるのが苦手」だそうですが、逆に「テーマパーク苦手」なはーたんも、アトラクション系大好きだそうです。

興味深かったのが結果的に全員が選択した質問「聞き上手ですか?」に対する答えが四者四様。

さーやの「聞き上手だと思う」には全員が納得、うん、そうだよね。

はーたんは「人見知りで話し上手ではないので、逆に言うと聞き上手の方になるかなと」にも皆納得。

じゅりぴょんの「聞き上手だと思う」はさーや以上に全員が納得したけど、さらに「でも聞いた後に更に喋るよね」のはーたんのツッコミがまさにそれ(笑)。「止められなかったら間違いなく終電まで喋る(笑)」に会場中納得&戦慄&期待(爆)ご本人「聞き出し上手」って仰っててそれに一番納得。

面白かったのがえみつんで「興味のある人の話は聞く」に全員爆笑。いい味出してます。

この4人の中では圧倒的なボケキャラに属するえみつんはラストの設問「読書はノンフィクションか、小説か」の問いに、

えみつん「図鑑はノンフィクションですかね?」
さーや「図鑑がフィクションじゃ困る(笑)」

という特大の鋭いツッコミを入れて説得力が抜群というオチでした。

最後は4人皆さんから一言ずつご挨拶をいただいての終了でしたが、代表してさーやのご挨拶から。

「クリエ公演ももうあと9回、そしてその後は全国公演になります。また来てくださる方はぜひお待ちしております。そして今日が最後というお客様もいらっしゃると思います。本日はご来場いただきまして、本当にありがとうございました」

という、ソツなくアイあるご挨拶にてトークショーはつつがなく終了したのでした。

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『ラブ・ネバー・ダイ』(5)

2019.2.18(Mon.) 18:30~20:55
日生劇場 GC階A列35番

日生劇場で一番好きなGC(グランドサークル)階、A列ど真ん中の席。ねねちゃんメグの視線がまっすぐ飛んでくる(^^)この席、追加公演の発売初日に狙って取りました。

あまりに良い席すぎてオペラグラス構えるのが申し訳ないほど(笑)。

my bestキャストで心置きなくmy楽です。

以前はWキャストを制覇しなきゃ、みたいに思うことも多かったですが、なかなか日程の制約上それも叶わず。

最初は2公演で全キャストの予定が発売後(いっくんコンサートに玲奈ちゃんゲストで急遽遠征したため)に崩れ、人気公演だけに無理できずに2回目のこの回がmy楽。

絶好席だったのもあるけど、芝居もとっても良かった!

絶対見たかったのが(田代)万里生くんのラウル。

初演でも見ていますが、正直、今の万里生くんが、『マリー・アントワネット』のフェルセン役を途中で抜け、笹本玲奈王妃様から「クリスティーヌの元に行っちゃうのよね」と可愛く拗ねられても(笑)、それを振り切ってまでいく理由がどこにあるのか、本心では分かってなかった気がするんですね。

勿論、玲奈ちゃんにしても気心知れて、かつ沢山助けてもらった万里生くんを、本心から引き止めて困らせる気持ちはなかったろうし、むしろ上手く抜けられるようにアシストされていたよう今は思えます。

というのも、玲奈ちゃんは前任のメグなわけで、万里生くんがクリスティーヌの元に行ったとて、幸せにはなれないだろうことを知っているわけですよ(笑)。まぁ、MAのフェルセンとて愛するマリーを救えず絶望するのでどっちもどっちではあるのですが。

で、そう考えるとあえてマリーを振ってクリスティーヌの元に行ってもほぼ同じ役回りなので(笑)、尚更理解できなかったんですね。

でも、この日の石丸幹二さんファントムとの対決を見て心から腑に落ちて。

私見ではありますが、万里生くんはクリスティーヌの元に行ったのではなく、ファントムの元に行ったのではないかと。彼もファントムという「才能」に魅せられた一人だったと思うと、何だか色々なことが腑に落ちたのです。

クリスティーヌもファントムの音楽に魅せられ、メグもファントムの存在に魅せられ、そして結局何も得られずに果てていく。

ねねちゃんメグのメグは途中で「壊れた」ように見えて。ファントムを求め続けたけれど、見てもいてくれなかった事実を母から聞かされ、辛うじて自分を支えていたものが壊れたように思えて。

玲奈ちゃんのメグは思えば「狂った」ように思えて。クリスティーヌとの大きな差を自覚していて、辿り着けない自分に発狂するようなところをがあって。

ねねちゃんメグは最後まで自分がクリスティーヌに叶わないことを理解しないで壊れたように思えて、それは力の差を自覚して狂っていったように見えた玲奈メグより、もしかするとまだ救われるのかもと。

この作品を見ていると、才能や天才って、無自覚に他者を傷つけるんだなと感じて。だからこその芸術なのかなと、そう思いもしたのでした。

・・・

この日の絶好席でねねちゃんメグの踊りと歌を堪能。コニーアイランドっぽい、失礼ながら一線から少し引いたところでこそ輝ける、そのポジショニングが抜群。

だからこそ、そんなところまで主役を奪いにくるクリスティーヌ・ダーエの罪深いこと(笑)

ある意味、自分の罪に無自覚という点で、ファントムとクリスティーヌは似ているんだなぁと、そんな感想を持ったのでした。

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『東京ディズニーリゾート35周年 ”Happiest Celebration!” イン・コンサート』(5)

2019.2.16(Sat.) 17:00~19:50
パシフィコ横浜国立大ホール
 1階A-17列20番台(センターブロック下手側)

去年4月の市川市文化会館を皮切りに全国を回ってきたこのコンサートも、この横浜公演が大千穐楽。

当初は、去年8月の東京国際フォーラムホールA公演が千穐楽でしたが、好評だったためこの横浜公演が追加になりました。会場のパシフィコ横浜国立大ホールは、当初の千穐楽だった東京国際フォーラムホールAと同じ、5千人収容のホール。そのホールが満員になるのですから流石です。

今回のコンサートは私自身は5箇所6公演。初日の市川、びびちゃん前半ラストの仙台、復帰初日の宇都宮、そして東京2daysと横浜というわけで、振り返るとターニングポイントを一通り見ることができて良かったです。

横浜は急遽追加になったということもあり、まりゑちゃんは東京国際フォーラム公演で卒業して、現在シアタークリエで公演中の『キューティ・ブロンド』へ。まりゑちゃんが担当していたお祭りパートは、去年冬のTipTap『HiGH Fidelity』でリズ役で好演(飯野めぐみさんとWキャスト)された、森加織さんに引き継がれました(前回の台湾公演からバトンタッチ)。

で、実際拝見したのですが、恐らくは「まりゑちゃんのやったキャラのままでやって」と言われたであろう、まりゑちゃんモードの引継ぎでそうとう大変そうでした(苦笑)。正直、あの足上げとかあの江戸songとか、完全にまりゑちゃんの「味」ですからね。他の人が代わりようがないキャラをそのままというのは、ちょっと気の毒かなと。森さんの持ち味ってもっとカッコいい系だと思うので、実際、2幕のいなすキャラとかは持ち味出ててとても良かったので、その路線で行ってもらった方が良かったなと。リピート勢もそこまで同じキャラを求めてはいないと思うので(爆)。

びびちゃんが途中抜けた(大阪と静岡)時にびびちゃんパートを担当されたMARIA-Eちゃんも、まりゑちゃんと同様に『キューティ・ブロンド』に3人娘「besties」(神田沙也加さん演じるエルにしか見えない、脳内の女神”コロス”の3人のうちのお2人)で活躍されているのも、なんだか不思議な感じです。

女性メンバーは、完走組3人の織田さん、和田さん、町屋さんに、〔びびちゃん(綿引さやかさん)+MARIA-Eちゃん〕、〔まりゑちゃん+森さん〕ということで、5人の登場人物を7人で担当されたことになります。

それにしても7人中、織田さんとMARIA-Eちゃん以外全員レミゼ経験者というのも凄いですよね、ハピエストシンガーの女優陣。びびちゃんはエポニーヌだし、森さんはファクトリーガールだし、まりゑちゃんはガブローシュですからね。

男性陣もムードメーカーだったそうな(想像がつきます笑)古川さんがこれまた『キューティ・ブロンド』のゲイ役として転出(←この言い方止めなさい笑)されて白石拓也さんに交代されました。

思い出のシーンをつれづれ

・第1部10th「It's Magical」
 びびちゃんの後ろに映る『美女と野獣』ベルの画にいつもぐっと来てました

・第1部20th「Make A Wish」
 周年ものでは一番好きかもー

・第1部30th「Happiness Is Here」
 この曲も好き。すっかりTDSとは縁遠くなってた頃だけど。

・第2部「A Whole New World」
 びびちゃんのジャスミン聞けるのここだけですからね。うっとり。

・第3部35th「Brand New Day」
 市川の初日で恐る恐るだった客席が嘘のように大楽の横浜すんごい盛り上がりでした。
 もう手が上がる上がる(笑)

・第4部「Swept Away」
 TDSのクリスマスショー(2010年)「ブラヴィッシーモ!」での曲。

 メディテレニアンハーバーでのショーの曲を、びびちゃんがデュエットしているのもなんだか不思議な感じ。(2015-2017のTDSメディテレニアンハーバーでのクリスマスショーの歌声をびびちゃんが担当されてました)

 横浜公演でのお相手は白石拓也さん。びびちゃんとは『ジャージーボーイズ』『TENTH』で共演されていたので息もぴったりですが、白石さん、実は夢の国で踊られていたことがあるんですよね。まさにDreams Come Trueなお2人のデュエットは至福でした。(以前も書きましたがこの曲のオリジナルは男性が藤岡正明さん、女性が伊東えりさんです)

・第4部「ビックバンドビート」
 理屈抜きでテンション上がる演奏にいつも酔いしれてました。

…というわけで、無事の完走。

1年間という期間拝見してきたわけですが、生粋のディズニー愛に溢れていたびびちゃんは流石でした。「ディズニー大好き」なお客様がいらっしゃる中で、「魅せることにプロフェッショナル」なディズニーの世界って、確かに音楽や映像でそれなりに魅せられはするのですが、最後はTDLやTDSに溢れる「ホスピタリティ」があってこそと思うんですね。

シンガーの皆さんが「ディズニーが好き」という気持ちを前面に出されたからこそ、「35thのお祝い」に客席みんなが笑顔になって帰れたものと思いますし、びびちゃんはそのメンバーの中で”ディズニー愛”に溢れた”精神的支柱”と言う意味で「ハピセレコンのミッキー」のポジションを全うされたのでは、と思えたのでした(ちなみに「ハピセレコンのミニー」は町屋さんがイメージ)。

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『綿引さやかソロライブ -DINER-』

2019.2.13(Wed.) 19:00~21:00
 渋谷JZ Brat

びびちゃん(綿引さやかさん)ソロライブは去年6月の六本木クラップス以来8ヶ月ぶり。

渋谷JZ Bratへのびびちゃんの登場は記憶する限り初めてで、この日は昼(14時から)と夜(19時から)の2回公演で、平日というのに夜は満員御礼。昼もかなり埋まっていたようですが、私自身は当初予定した昼公演は仕事の都合で叶わず、大変申し訳ないながらキャンセルさせていただきました。(通常、キャンセルできない会場の方が多いので、有難かったです)

昼公演に行けなかった理由の打ち合わせは、殊の外軽く終わってしまい、実のところ多少頑張れば(引き継げば)行けたんじゃないかと思いつつ、先日の様に行けなくなるのは嫌なので、予定通り午後の「おやすみをいただき」余裕を持っての会場入り。

会場入りしてみると、特等席のうちの特等席、最前列の0番席で仰天。確かにWeb予約でボタンが現れず(後で聞いたらリロードしたら出たらしい)、電話かけまくって予約した席ではあったのですが、まさかここまでとは…(知人に聞いたらWebは全般的に後ろ側だったようです)

・・・・

前日にびびちゃんからツイートがあって構成が判明したのですが、1幕が「朗読劇」、2幕が「コンサート」という斬新な構成。

朗読劇ってどんな感じだろう、と不安半分期待半分でしたが、結果、物凄く素晴らしかった!
ミュージカルの音楽に乗せて、びびちゃんの人となりや温かさを見せる、短編ミュージカルかのよう。

脚本を作られたのは、『最高はひとつじゃない2016-SAKURA-』の共同脚本を担当されていた、馬場巧さん。

この日は「男」役として、びびちゃん演じる喫茶店の店員さんとの掛け合いも担当されていましたが、その作品で演技指導もされていたとのことで、びびちゃんとの距離感も良くて、今回の脚本もとっても良かったです。

喫茶店でうとうとしてるピンクの可愛らしい衣装を着た店員さん(アイドル風でめっちゃくちゃ可愛い←強調)なびびちゃんを横目に、店に入ってくる男性のお客さん。

静かな場を求めてきているようで、目覚めてからの店員さんの押しの強さに終始押されっぱなし。
そして馬場さんの脚本、びびちゃんの特徴をよく捉えてて(笑)、ある意味Going My Wayで突っ走るんだけれども、悪気も嫌味もないので、なんだか巻き込まれてしまう(爆)。

劇中劇にタイトルをつけるとするなら『前向きなおせっかい』かな。

その店員さんの心情は、まんまびびちゃんを見るかのようで、前向きに「男」を元気づけようとするのだけれども、「男」は自分の入っている袋小路から抜け出そうとしなくて、店員さんをことごとく遠ざけようとする。「もう構わないでくれ」と、言葉にも態度にも出す。

実はここは開店前の喫茶店、普通の感覚を持っていればそんな店には入ってこないはず、だからそこに気づかないぐらいあなた(男)は視野が狭くなっているのだ、と「店員」は見抜くんだけれども、凍った「男」の心には届かない。

「私だっていつも明るい気持ちになれるわけじゃない。それでも前向きになろうとするのは、笑顔でいようと思うのは、自分以外の誰かを笑顔にしたいから」という言葉は、びびちゃんに対して持つイメージと被るよう。

それでいて、でもそんな「前向きなおせっかい」を「男」が拒絶することで見せる「店員さん」の悲しそうな顔と、それでも笑顔を作ろうとするびびちゃんの様は、なんだかとっても胸を突かれました。

びびちゃんといえば笑顔や前向きさは代名詞だけれども、そうなるまでの「想い」に改めて気づかされて。「陰」の欠片も感じることのない、びびちゃんの笑顔、その裏にあっておかしくない「悩み」や「苦しみ」に気づくことができて、それでも「普段はそれ(悩みや苦しみ)を一切見せない」ことの尊さを改めて感じさせられる、とっても素敵な短編ミュージカルでした。

1幕セットリストです。
1.アヴェ・マリア(inst)
2.Tears Of Heaven/エリック・クラプトン
3.Tomorrow/アニー
4.コーヒー・ルンバ
5.学生街の喫茶店/ガロ
6.朝の風景(1人美女と野獣)/美女と野獣
7.Tears Of Heaven(inst)
8.Tomorrow/アニー

M5はびびちゃん1人で「美女と野獣」を回すスペシャルコーナー。

「あなた(男)は『おはよう』だけ言ってくれればいいです」(笑)

の指示のもと、ベルは勿論、おばさんからガストンまでこなす(笑)

それでいて「人生ではみんなが王子になれるわけじゃない、ほとんどの人はガストン(のように生きていく)」だからこそ尊くて愛おしい。あなたも視野を広げて一歩踏み出せば変わるはず、の言葉。

その言葉についに動いた「男」が、”甘いものは苦手だ”と言っていたのに、出してもらったチョコレートを食べて「美味しい」と答えた姿になんだか救われて。

笑顔の裏に沢山の悩み・苦しみを持っていたびびちゃんも、こうして『前向きなおせっかい』が報われていくのかな、と感じさせられました。

このチョコレート、実はこのJZ bratさんの特製。翌日がバレンタインデーということもあり、びびちゃんが打ち合わせの席で会場のJZ bratさんに相談したところ、いらっしゃるパティシエさんが特別に作っていただけることになったそうで、とっても美味でした。

会場を巻き込んだイベントと言えば、この日の特別ドリンクも。

アルコールが「君の唇」

ノンアルコールが「oyasumi」

これ、注文する時どうすればいいでしょう。

「君の唇をください」

…「日常生活では中々言えないですよね」な、
びびちゃんの悪魔的な策略(笑)が。

うって変わって

「おやすみをください」

…「職場で中々言えない言葉もここでなら」な、
びびちゃんの天使的な策略(笑)が。

さて、びびちゃんは天使でしょうか悪魔でしょうか(笑)な、
遊び心満開でした。(ちなみに私は恥ずかしいので後者を言いました(違))

・・・

2幕はコンサート+MC。白の豪華なドレスが素敵です。

●セットリスト
1.Somewhere/ウェストサイド物語
2.どこまでも ~How Far I'll Go~/モアナと伝説の海
3.リフレクション/ムーラン
4.Think Of Me/オペラ座の怪人
5.ひこうき雲/荒井由実
6.Seasons Of Love/RENT
7.Evermore/美女と野獣

enc1.ひかり

コンサートとしてはかなり新鮮な曲が並びますが、何といっても『ソング&ダンス65』でのM1とM3をこの距離で聞けたことに何より感涙。M4「Think Of Me」は念願のソプラノ曲。英語歌詞での披露でしたが、びびちゃんの英語歌って、他の人にはない艶っぽさがあるんですよね。色っぽさともちょっと違う、空気感を纏った品を感じて、それがクリスティーヌのこの曲とマッチして、とても新鮮でした。

M6「Seasons Of Love」はびびちゃんライブ恒例の「みんなで歌いましょう」曲に今回ノミネート。
JZ Bratさんのバックのディスプレイ(あれ200インチ2面ぐらいあるのかな)に歌詞が映し出されたとはいえ、結構みなさん歌える!ということで素敵なひとときでした。

M7もアンコール曲もそうですが、びびちゃんの歌声の特徴って、「暗闇を色付けできること」だと思っていて。静かな曲ほど、びびちゃんの歌声の空気感で空気に色を付けられるのはやっぱり素敵と思わされました。

この日の演奏は前回に引き続き久田菜美さん。菜美さんは来たる3月25日に30歳記念ライブを吉祥寺スターパインズカフェでされますが、びびちゃんもゲスト出演ということで、こちらのコラボレーションも楽しみです。

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『キューティ・ブロンド』(4)

2019.2.11(Mon) 18:00~20:50
 シアタークリエ 2列1桁番台(下手側)

待望の再演、2年ぶりの『キューティ・ブロンド』初日です。
2年ぶりにピンク色の作品カラーに包まれたシアタークリエ。

シアタークリエ10周年記念シリーズの最後を飾った『レベッカ』の時までは飾られていた、劇場前のフラッグも、ビル地下2階ホワイエの作品ポスター群もすっかりなくなり、淋しさを感じる部分もありましたが(そこそこ写真を撮り忘れていた笑)、神田沙也加さんの当たり役、エルを中心とした「楽しいしかない」世界は再演でも健在で嬉しかったです。

再演と言えば、ともすれば初演と変えなければ…と力んでいる作品を見てもきましたが、こと今回の『キューティ・ブロンド』はその心配は全くなく、むしろ出演者が大きく変わっても、作品の色とメッセージが変わらないことが、なにより嬉しかったです。

メンバーは大きく変わっていますが、大きな変更はエメット役。

エルの相手役にあたる、ハーバードロースクールの先輩にして指導員。初演はシュガーさん(佐藤さん)でしたが、再演はげんきさん(平方さん)へ。シュガーさんはどことなく浮世離れしたというか、エルを別世界の生き物として見ていたような感じもあったのですが(まぁエルは突拍子もないのである意味別世界ですが笑)、げんきエメットはさーやエルとの距離感の近さを感じます。幼馴染というか、近い年齢のお兄さんというか。

げんきエメットとさーやエルとの関係性を見て思い出すのが、去年3月の博多座での、京野センセとふうかちゃん春子(『舞妓はレディ』)の関係。
女の子の頑張りを目を細めて見ていて、少なからずの好意が隠せなくなっていく、ぎこちなさが元基くんは本当に上手なんですよね。

あと、さーやエルとげんきエメットの共通点として、「自分の良さに気づいていないところ」があるのかなと。
エルも自分に自信が持てなくて、エメットはじめ皆に励まされて初めて自分の良さに気づく。
でもそれを利用せず、自覚するからこそ光っていく、そのさまが素敵。

げんきくんは元の着こなしがしっかりしているので、2幕にエルに仕立ててもらう時は、シュガーさんよりもはるかに変身感が薄かったですが(笑)、ちょっと心配していた、カッコいい系がエル2人の周囲にいる(エメットとワーナー)というキャラ被り懸念はさほど感じず。というか、ワーナーの植原氏のヘタレ力に拍車がかかっていて(爆)、ちゃんとキャラ分けされていて流石でした。

今カノにあたるヴィヴィアンは結局ワーナーを見放すのですが、エルとヴィヴィアンは時を隔てて、ワーナーのヘタレさに気づくわけなんですよね。なるほど共感しあうわけだと納得しました(爆)。

プリンシパルはエメット以外は全員続投なので、その安心感たるや。
樹里さんのポーレットの姐御肌も、花代さんのブルックの腹筋も二重跳びも、安心してみていられます。

逆にアンサンブルはかなり変わっていて、女性は続投は8人中3人だけ。

(青山)郁代ちゃんと武者さん、濱平さんだけが続投で、ほとんどが入れ替わり。

郁代ちゃんは初演同様にエルママを担当して、あのイカれた旦那様(上野聖太さん)とラブラブでございましたが、エルにとって同じブロンドのエルママは、近い憧れなのかもしれないですね。ブルックほど遠い憧れではなくて、娘のことをきちんと認めてくれて、鷹揚で愛に溢れているからこそ、エルも愛に溢れた存在になれたのだろうな、と思える存在が貴重です。

3人娘・コロスはエルの心の言葉を表現する存在として、エルだけに見える存在。

いずれは心を開いたポーレットにも見えるようになるわけですが、この3人娘は3人とも変わって、まりゑちゃん、美麗さん、MARIA-Eさん。確か記憶ではこの3人とも演出の上田さんの作品に出たことがないのですが、まぁ3人とも生き生きと持てるパワーを全開にしてまして、特にまりゑちゃんは凄かった。あぁ、これぞまりゑちゃんの真骨頂、なエネルギッシュで暴走しつつも、Besties3人娘としてのはみ出ちゃいけない域ははみ出さない。

上田さんは役者さんの持てる力を把握して、かなりの部分を役者さんに任せることができるタイプの演出家さんだと思っていて。

この『キューティ・ブロンド』は”ざっちょ”さーやの人間力、演出家・上田さんの俯瞰力、音楽監督・小澤さんの構成力が稀有な形で噛み合ってこそ生まれるものだと思っていて、サブキャストが変わっても、「エルを皆が愛して、エルを皆が愛するからこそ、生まれる空気が皆をポジティブにできるもの」だと思っています。

クリエが生み出したハッピーミュージカル、クリエから全国公演へ、より多くの方にこの楽しさが伝わることを願っています。クリエ公演は2月28日まで、全国公演は3月31日までです。

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『ラブ・ネバー・ダイ』(4)

2019.2.3(Sun.) 17:30~19:55
 日生劇場 2階K列20番台(下手側)

初演は5年前(2014年3月~4月)、今回と同じ日生劇場でした。

今回の再演は既に開幕から2週間が経過していて、普段ここまでmy初日が開くことはないのですが、チケット入手難なことと、当初入れていた回は、玲奈ちゃんがいっくんのコンサート(大阪)に出るということで遠征とぶつかったので、結局この回がmy初回。

マチネの「レベッカ」のマンダレイから、5分歩いて「ラブ・ネバー・ダイ」のコニーアイランドへ。交通アクセス抜群です(違)。

パンフレットを見ていると初演から結構細かい変更が入っているようですが、全体的な空気感はそれほど変化を感じませんでした。豪華なセットと、セットが豪華なだけに人間模様が異様なほどに禍々(まがまが)しい。最後はやり切れないんだったと思い出しました。

自分にとってこの作品はメグで見始めている作品なので、視点はメグと母親のマダムに集中します。
初演のメグは(笹本)玲奈ちゃんと(彩吹)真央さん、今回の再演のメグは(夢咲)ねねちゃんと、(咲妃)みゆちゃん。
この日はねねメグです。

ネタバレあります注意!





ねねメグは期待どおり!

コニーアイランドで、精いっぱいにスターとなろうと頑張っているいっぱいいっぱいさがぴったりだし、そこにやってくるクリスティーヌを憎もうにも憎めない人の好さも出てて。実際にはクリスティーヌに自分が敵うわけないと思っているから、心の中にたくさんの不安を貯めていくんですよね。あと、水着の美女が玲奈ちゃんと並び立つほどチャーミングで素敵でした。

自分がファントムに認められていないことを知る時、ファントムのせいなんだけど、ファントムをただ責める訳じゃないのがねねちゃんらしいかな。だからこそファントムも心動かされるのかも。

初演の玲奈メグが脳裏に焼き付いている自分としては、玲奈メグは闇の中の闇をさまよう感じで、ねねメグは霧の中の闇をさまよう感じかな。まだ、ねねメグの方が救われる可能性を感じる。

というのも、玲奈メグは現時点でファントムに選ばれてない時点で全ては手遅れなのに対して、ねねメグはファントムがこれから手をさしのべれば間に合いそうな感じがして。

玲奈ちゃんは当時、銃を使う役が3作品目で個人的には殿堂(爆)入り(『ミス・サイゴン』『ジキル&ハイド』そして『ラブ・ネバー・ダイ』)に対して、ねねちゃんは今回で2作品目、あと1作で殿堂入り(『1789~バスティーユの恋人たち』そして『ラブ・ネバー・ダイ』)ですが、1789でもさーやが完全にスナイパーモード全開(抹殺率100%)に比べればねねちゃんオランプは脅し要素強かったもんなー。

玲奈メグの銃は「無意識下での事故」って感じでしたが、ねねメグの銃は「偶発的な事故」に感じたかも。

今回感じたのは母親/マダム・ジリー役のたーたん(香寿さん)の変化。

玲奈メグの母の時には、ステージママ全開で、メグが花開けないのを常に叱咤しているような印象があったのですが、ねねメグの母の時には、メグの限界を知っていて、無理をさせていることへの罪悪感を感じて。

生きるために娘のメグを光らせなければならないけれど、クリスティーヌが現れたときに、「敵わない」と白旗を上げるのは、再演の方が強かったように感じます。

初演は「母」としての思いをあえて完全に呑みこんでいたのに対して、再演は「母」として「娘」を幸せにしてあげたい思いがより強く伝わってきて、虚を突かれました。

母娘も、クリスティーヌも、ラウルも、「ただ幸せになりたかった」だけじゃないかと思うと、この作品を見ていて感じるのは、表面的な華やかさとは裏腹の、「何も得られない」虚無感。ファントムは歌姫を得ることはできなかったけれど、愛は得ている。

ただ、それはいみじくもマダム・ジリーが言ったように「私と娘の幸せを奪ってまで得る価値のあるものか」に対する答えは出せていないのも事実で。

感覚的に感じる、「作者のクリスティーヌに対する縁切り状」な側面を肯定的に見るか否かで、この作品に対する評価は変わってくるのかも、と初演同様に感じたのでした。

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『レベッカ』(5)

2019.1.20(Sun.) 13:00~15:50
 シアタークリエ 21列20番台(センターブロック上手側)

2019.1.31(Thu.) 18:30~21:20
 シアタークリエ 22列10番台(センターブロック下手側)

2019.2.3(Sun.) 13:00~15:50
 シアタークリエ 7列1桁番台(下手側)

my『レベッカ』観劇が終わってしまいました。

北千住のプレビュー1回、シアタークリエ6回。
うち、ちーちゃん「わたし」が5回、綾ちゃん・玲香ちゃんが1回ずつ。

楽公演を見ることは残念ながら叶いませんが、チケット入手難公演にしては満足いくまで見れたかなと思います。

気付いたことをつれづれに。(完全にネタバレです)





「わたし」がマンダレイに着いてお世話役を拝命したのが、島田彩ちゃん演じるクラリス。

お付きのメイドを連れてこなかったからお世話役になったという偶然ではあるんですが、もう一点として興味深いのは、「わたし」が仮装舞踏会でなぜ致命的なダメージを負うのかとリンクしているんですね。

というのも、クラリス自体が新入り(マキシムが帰宅した時に「新入り」と指摘している)なので、去年の仮装舞踏会で何があったか知らないわけなんですよね。ベアトリスにも内緒にしているし、その時点では味方と思っているダンヴァースにもわざわざ口止めした結果、「わたし」は致命的なダメージを負うことになります。

ダンヴァースが全てを仕込んだのは流石に考えすぎかと思うけれど、軌道修正のチャンスをことごとく逃していることは間違いなくて、クラリスと悪戯っぽく微笑みあっている様が、その後起きることを知っているといたたまれなくて仕方ない。「明日には平凡な私に戻る」という歌詞がもう痛くて痛くて。

それでいて、「わたし」が覚醒してダンヴァースをガン無視して部屋の模様替えを強行したとき、クラリスはレベッカのナイトガウンを抱えてダンヴァースと鉢合わせ。ダンヴァースに目で殺されそうになるんですが、勇気を振り絞って奥様側に付くんですね。

クラリスにしてみれば、自分のせいで奥様に恥をかかせてしまったという思いは強くあっただろうし、それでもまだ奥様のお付きとして続いているということは、「わたし」が強く慰めて、「あなたの責任じゃない、わたしの責任」とはっきり言っていることは間違いないだろうし、そうでなければ、ダンヴァースを振り切ることができるなど考えられない。

レベッカの影に怯え、ダンヴァースの威光に逆らうことができなかった皆にとって、はっきりと「マキシムのために」強くなると踏み切った奥様に”光”を見たわけですよね、みんな。

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ちーちゃんの「わたし」はシーンと感情に一貫性があるのが素敵なんだなと言うのを、もう2人の「わたし」見て改めて感じます。特に掴みかけた幸せがこぼれ落ちそうな感情で歌われる「幸せの瞬間」が最高で。何しろ「幸せ」は「瞬間」でしかなく「継続」が保証されていないですからね。

もう帰る先はない、自分はマンダレイで生きていくしかない、そう腹をくくる。だけれども「私はもうどこにもいけない」という「私の思い」で生きている1幕から、「マキシムのために生きる」とさらに腹をくくってからの「わたし」は圧巻のひと言。

マキシムから、レベッカとの愛について真実を告げられ、「わたし」は自分の思い違いに気づいたんじゃないかと。自分はレベッカに敵わないと思ってばかりいたけど、フランクが自分にかけた言葉を思い出し、自分の本当のすべきことに気づいて。愛するマキシムのために何でもするのが自分の役割。ちーちゃんの「わたし」はマキシムと出会うまでは善悪で生きてきたように思えるのですが、マキシムを愛することを知って、世間的に非難されようと、使命に生きる様が凄いです。

それ故に、ちーちゃんの「わたし」が倒れるときは、まさに図ったタイミング。マキシムとレベッカの夫婦関係が明らかになればどうなるか。…マキシムの名誉も守りたい、自分も聞きたくない、マキシムも傷つけたくない、そのタイミングを図って意識的に倒れたように見えました。

その後、ファヴェルの悪だくみと対する時も、ちーちゃんの「わたし」は3人の「わたし」の中で飛び抜けてファヴェルに嫌悪感を示すんですね。なぜあそこまで敏感に反応するかと言えば、「マキシムにとって最大の敵」だから。

そういえば1月31日ソワレでは、圭吾さんファヴェルが撒いたお金がひらひらと、ちーちゃんの「わたし」のスカートの上へ。フランク禅さんは奥様に一度目配せして「お取りしてよろしいでしょうか」と確認してからの取り去り。さすが執事、素晴らしかったです。匠の技。

1月31日ソワレは実のところハプニング祭りで、キューピッドを最初に落としたときにまさかの事態で、「壊れず」。とっさに、ちーちゃんはキューピッドをへし折って(笑)、引き戸にジャストタイミングで放り込みました。これぞ経験のなせる技でした(笑)

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今回、綾ちゃんと玲香ちゃんとのトリプルキャストで拝見できて良かったのが、今までちーちゃんだけが「わたし」だったために、それが唯一スタンダードだったのが、2人の姿を拝見して、違った表現の仕方があったり、場面それぞれで心情を表現するのが実のところ凄い難しいということを理解することが出来たり。

ちーちゃんは「わたし」を「演」じていたように感じて、綾ちゃんは「わたし」を「技」で見せていたように感じて、「演技」の極め方が違う2人だったのかなと思います。

綾ちゃんの勝気な様も、玲香ちゃんのいたたまれない様もそれぞれ素敵で、それでいてちーちゃんが「わたし」を演じられる時期に、複数キャストで拝見できたことは何よりの僥倖で、ちーちゃんの負担も下がって全力投球できたのは何より良かったです。この体制ならまだできるんじゃないかな?と期待しています。

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カーテンコールは日々おもしろカーテンコール発動(笑)

1月20日マチネはおけぴ観劇会ということで、祐さんが背広の内ポケットから「家宝をもってきました」と仰りながら「おけぴ観劇会」のフラッグを取り出して「辛い時にはいつも見てます」のご発言に大盛り上がり、横のちーちゃんは大撃沈(笑)。

1月31日ソワレはイープラス貸切。「2つイベントやりますね」と祐さんご発言。
さくら組のみなさーん、チューリップ組のみなさーん、『いー』と言ったら『(ポーズ付きで)プラス!』と返してくださいね!」…の横でちーちゃんが再び爆笑い落ち(笑)

もう一つはオーケストラさんの話。
「指揮の方がキャストの前におられて、オーケストラが上に本当にいるのか皆さん不思議だったと思います。実はキャスト向け映像を防犯カメラで(笑)隠し撮りしております。それでは私のキューで『レベッカ』の曲を出します」からのオケさん演奏で会場大盛り上がり!でした。

2月3日マチネは通常回なはずですが、祐さん&ちーちゃんのみのラストカーテンコールで、ちーちゃんが両手広げて「飛行機ぶーん」やって会場中の拍手をもらい、その後祐さんも同じことやってました(笑)

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そんな楽しい時間もあと2日。最後は見届けられませんが、日々ほとんど満員の中、これぞ「クリエのミュージカル」と称せるスタイリッシュなこの作品がこれからも拝見できますことを。そして願わくばちーちゃんがまだ「わたし」を演じられる間に、ギュッと詰め込んだ「わたし」の思いを瓶から取り出していただいて(瓶の中身は悪魔じゃないと信じて!笑)、拝見できる日が来ることを心から待っています。

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『天才作曲家~Composer~』(2)

2019.2.2(Sat.) 18:00~20:40
六本木トリコロールシアター
B列10番台(センターブロック)

初日観劇以来の2回目、この日がmy楽で、公演全体の前楽。
この日の昼と夜でDVD収録のため、カメラが複数入っていました。

前回見たときは、モーツァルトとサリエリの物語、という印象が強かったんですが、この回で見てみると印象ががらりと変わって、あぁ、この物語は「男」の物語で、岡村さやかさんが演じた”物語る人”は、「男」のことを物語る人なのだ、ということが腑に落ちました。

現代に生きる「男」、その「男」の迷いをストーリーの軸に語られているわけですが、1回見ただけだとそこが少し見えにくいという意味では、それが少し弱いのかなと。ただ、あえて言うなら「物語る人」というより、「男が天才へと向かうように」”導く人”という意味合いの方が強い気がしました。

ただ、そこを意図的に見せないように演出されているとはいえ、演じた岡村さやかさんのキャラクターからすると「そこに導けて『やった!』」みたいな感じに見えるともいう(笑)

ちょっとネタバレ入りますね




この作品で提示されている論点って「天才とは目指すべきものなのか、はたまた幸福なものなのか」かと思えます。

全体的には凡人は天才に憧れ、天才になりたいと願う。前提として、凡人としてみれば、天才は最初から全てを持っている人のことだと思い込んでいる。

ただ、天才は天才であるがゆえに自身にとっての苦悩もあるわけで。

天才になりたい”と願う「男」を導くかのような、さやかさん演じる「物語る人」の行為は、ある意味冷酷で、その笑顔はある意味怖かったりもするという(笑)。

天才(モーツァルト)への嫉妬に駆られても、ぎりぎりで踏みとどまったサリエリと、
天才(女)への嫉妬に駆られて、天才への”毒”を受け入れた「男」と、
どちらが幸せだったのか、考えさせられるものがあります。

物語としては、「天才」への道へ導こうとする「天使」(物語る人)と、「闇」へ導こうとする「闇」の綱引きのようにも見えてきます。

この作品においては「欲を貫くこと」は破滅の方向を指し示していて、白雪姫の最期、「満たされた表情」と表現していることから、「欲から解放されること」を推奨はしているようには見えました。



今回の作品を見て感じることですが、OneOnOneの最近の作品は少しく難しくなっているような気がしていて心配になることがあります。もちろん、音楽にしろ歌声にしても素晴らしいのですが、自分がOneOnOneを初めて知ったのが『しあわせの詩』だったせいもあるのか、もっとシンプルに最初に感動がやってくる作品を見たい気持ちも正直あります。それは完全に「好み」の世界であるのは承知の上で申し上げるのですが。

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