« 『キューティ・ブロンド』(4) | トップページ | 『東京ディズニーリゾート35周年 ”Happiest Celebration!” イン・コンサート』(5) »

『綿引さやかソロライブ -DINER-』

2019.2.13(Wed.) 19:00~21:00
 渋谷JZ Brat

びびちゃん(綿引さやかさん)ソロライブは去年6月の六本木クラップス以来8ヶ月ぶり。

渋谷JZ Bratへのびびちゃんの登場は記憶する限り初めてで、この日は昼(14時から)と夜(19時から)の2回公演で、平日というのに夜は満員御礼。昼もかなり埋まっていたようですが、私自身は当初予定した昼公演は仕事の都合で叶わず、大変申し訳ないながらキャンセルさせていただきました。(通常、キャンセルできない会場の方が多いので、有難かったです)

昼公演に行けなかった理由の打ち合わせは、殊の外軽く終わってしまい、実のところ多少頑張れば(引き継げば)行けたんじゃないかと思いつつ、先日の様に行けなくなるのは嫌なので、予定通り午後の「おやすみをいただき」余裕を持っての会場入り。

会場入りしてみると、特等席のうちの特等席、最前列の0番席で仰天。確かにWeb予約でボタンが現れず(後で聞いたらリロードしたら出たらしい)、電話かけまくって予約した席ではあったのですが、まさかここまでとは…(知人に聞いたらWebは全般的に後ろ側だったようです)

・・・・

前日にびびちゃんからツイートがあって構成が判明したのですが、1幕が「朗読劇」、2幕が「コンサート」という斬新な構成。

朗読劇ってどんな感じだろう、と不安半分期待半分でしたが、結果、物凄く素晴らしかった!
ミュージカルの音楽に乗せて、びびちゃんの人となりや温かさを見せる、短編ミュージカルかのよう。

脚本を作られたのは、『最高はひとつじゃない2016-SAKURA-』の共同脚本を担当されていた、馬場巧さん。

この日は「男」役として、びびちゃん演じる喫茶店の店員さんとの掛け合いも担当されていましたが、その作品で演技指導もされていたとのことで、びびちゃんとの距離感も良くて、今回の脚本もとっても良かったです。

喫茶店でうとうとしてるピンクの可愛らしい衣装を着た店員さん(アイドル風でめっちゃくちゃ可愛い←強調)なびびちゃんを横目に、店に入ってくる男性のお客さん。

静かな場を求めてきているようで、目覚めてからの店員さんの押しの強さに終始押されっぱなし。
そして馬場さんの脚本、びびちゃんの特徴をよく捉えてて(笑)、ある意味Going My Wayで突っ走るんだけれども、悪気も嫌味もないので、なんだか巻き込まれてしまう(爆)。

劇中劇にタイトルをつけるとするなら『前向きなおせっかい』かな。

その店員さんの心情は、まんまびびちゃんを見るかのようで、前向きに「男」を元気づけようとするのだけれども、「男」は自分の入っている袋小路から抜け出そうとしなくて、店員さんをことごとく遠ざけようとする。「もう構わないでくれ」と、言葉にも態度にも出す。

実はここは開店前の喫茶店、普通の感覚を持っていればそんな店には入ってこないはず、だからそこに気づかないぐらいあなた(男)は視野が狭くなっているのだ、と「店員」は見抜くんだけれども、凍った「男」の心には届かない。

「私だっていつも明るい気持ちになれるわけじゃない。それでも前向きになろうとするのは、笑顔でいようと思うのは、自分以外の誰かを笑顔にしたいから」という言葉は、びびちゃんに対して持つイメージと被るよう。

それでいて、でもそんな「前向きなおせっかい」を「男」が拒絶することで見せる「店員さん」の悲しそうな顔と、それでも笑顔を作ろうとするびびちゃんの様は、なんだかとっても胸を突かれました。

びびちゃんといえば笑顔や前向きさは代名詞だけれども、そうなるまでの「想い」に改めて気づかされて。「陰」の欠片も感じることのない、びびちゃんの笑顔、その裏にあっておかしくない「悩み」や「苦しみ」に気づくことができて、それでも「普段はそれ(悩みや苦しみ)を一切見せない」ことの尊さを改めて感じさせられる、とっても素敵な短編ミュージカルでした。

1幕セットリストです。
1.アヴェ・マリア(inst)
2.Tears Of Heaven/エリック・クラプトン
3.Tomorrow/アニー
4.コーヒー・ルンバ
5.学生街の喫茶店/ガロ
6.朝の風景(1人美女と野獣)/美女と野獣
7.Tears Of Heaven(inst)
8.Tomorrow/アニー

M5はびびちゃん1人で「美女と野獣」を回すスペシャルコーナー。

「あなた(男)は『おはよう』だけ言ってくれればいいです」(笑)

の指示のもと、ベルは勿論、おばさんからガストンまでこなす(笑)

それでいて「人生ではみんなが王子になれるわけじゃない、ほとんどの人はガストン(のように生きていく)」だからこそ尊くて愛おしい。あなたも視野を広げて一歩踏み出せば変わるはず、の言葉。

その言葉についに動いた「男」が、”甘いものは苦手だ”と言っていたのに、出してもらったチョコレートを食べて「美味しい」と答えた姿になんだか救われて。

笑顔の裏に沢山の悩み・苦しみを持っていたびびちゃんも、こうして『前向きなおせっかい』が報われていくのかな、と感じさせられました。

このチョコレート、実はこのJZ bratさんの特製。翌日がバレンタインデーということもあり、びびちゃんが打ち合わせの席で会場のJZ bratさんに相談したところ、いらっしゃるパティシエさんが特別に作っていただけることになったそうで、とっても美味でした。

会場を巻き込んだイベントと言えば、この日の特別ドリンクも。

アルコールが「君の唇」

ノンアルコールが「oyasumi」

これ、注文する時どうすればいいでしょう。

「君の唇をください」

…「日常生活では中々言えないですよね」な、
びびちゃんの悪魔的な策略(笑)が。

うって変わって

「おやすみをください」

…「職場で中々言えない言葉もここでなら」な、
びびちゃんの天使的な策略(笑)が。

さて、びびちゃんは天使でしょうか悪魔でしょうか(笑)な、
遊び心満開でした。(ちなみに私は恥ずかしいので後者を言いました(違))

・・・

2幕はコンサート+MC。白の豪華なドレスが素敵です。

●セットリスト
1.Somewhere/ウェストサイド物語
2.どこまでも ~How Far I'll Go~/モアナと伝説の海
3.リフレクション/ムーラン
4.Think Of Me/オペラ座の怪人
5.ひこうき雲/荒井由実
6.Seasons Of Love/RENT
7.Evermore/美女と野獣

enc1.ひかり

コンサートとしてはかなり新鮮な曲が並びますが、何といっても『ソング&ダンス65』でのM1とM3をこの距離で聞けたことに何より感涙。M4「Think Of Me」は念願のソプラノ曲。英語歌詞での披露でしたが、びびちゃんの英語歌って、他の人にはない艶っぽさがあるんですよね。色っぽさともちょっと違う、空気感を纏った品を感じて、それがクリスティーヌのこの曲とマッチして、とても新鮮でした。

M6「Seasons Of Love」はびびちゃんライブ恒例の「みんなで歌いましょう」曲に今回ノミネート。
JZ Bratさんのバックのディスプレイ(あれ200インチ2面ぐらいあるのかな)に歌詞が映し出されたとはいえ、結構みなさん歌える!ということで素敵なひとときでした。

M7もアンコール曲もそうですが、びびちゃんの歌声の特徴って、「暗闇を色付けできること」だと思っていて。静かな曲ほど、びびちゃんの歌声の空気感で空気に色を付けられるのはやっぱり素敵と思わされました。

この日の演奏は前回に引き続き久田菜美さん。菜美さんは来たる3月25日に30歳記念ライブを吉祥寺スターパインズカフェでされますが、びびちゃんもゲスト出演ということで、こちらのコラボレーションも楽しみです。

|

« 『キューティ・ブロンド』(4) | トップページ | 『東京ディズニーリゾート35周年 ”Happiest Celebration!” イン・コンサート』(5) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『綿引さやかソロライブ -DINER-』:

« 『キューティ・ブロンド』(4) | トップページ | 『東京ディズニーリゾート35周年 ”Happiest Celebration!” イン・コンサート』(5) »