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『マイ・フェア・レディ』

2018.9.22(Sat.) 17:00~20:25
東急シアターオーブ

16日に初日を迎えた同公演。そのタイミングはMAで博多遠征中だったため、今期my初日兼楽日がこの日。

この週末は、この日マチネを観劇したscoreさんの『BKLYN(ブルックリン)』とクリエの『ジャージーボーイズ』がぶつかり、あっちを立てればこっちが立たずの状態。普通、3作品も重なればどれかがチケット入手がしやすかったりするものですが、嬉しい悲鳴で3作品とも人気公演で、結局当初の予定から全く動かせず、この日は別作品マチソワです。
(『BKLYN(ブルックリン)』はEASTチームを楽公演で見るので、それから書きます)

不朽の名作、でありつつも私自身は初見。

こういった有名な作品を見てないという話をすると意外がられるのですが、ミュージカル見始めて15年ぐらい、作品選択も出演者優先、となると縁がない作品も出てくるわけで、今回は神田沙也加さん(さーや)がご自身念願のイライザ役ということでの初見です。

イライザ役は長いこと大地真央さんがされてきて(この日観劇されていたそうです)、今回もWキャストは元宝塚男役の朝夏さん。そこにWキャストで宝塚出身ではないさーやが入るのは新鮮。

去年の『キューティーブロンド』で座長は経験されていますが、大劇場の主役は初めて。
MAのタイトルロールも今回、元宝塚娘役の花總さんとWキャストで宝塚出身ではない玲奈ちゃんですから、西も東も、宝塚出身者と非宝塚出身者のWキャストで幕を開けたのは興味深いところです。

マイフェアといえば、どちらかと言えば日生劇場のイメージで、シアターオーブでの上演は今回が初めて。
従来は海外招聘作品を専門にしていましたが、今年から海外作品の日本人キャスト作品も上演されることになった(皮切りになったのが『メリーポピンズ』)ということでの今回のマイフェアの上演。

基本的に縦に空間が高い劇場なので、この作品にとっては少し空間が広すぎる印象もあり、日生の様に奥まって奥行きがある方が合う気がします。3階から見下ろしましたがフォーメーションはとても綺麗です。

今回、イライザとヒギンズ教授のペアは固定で、さーやは別所さんと。時期こそずれていますが、コゼットとバルジャンですね。それこそ親子ほど歳は離れているものの、それほどの違和感は感じず、さーや得意の蓮っ葉なところが面白すぎます。ガラの悪さが上手いといいますか(褒めてます念のため)、それでいてドレスになっても無理してドレスに着せられてる感じがないのが意外です。

役柄的にはレディになってからの気の強さがちょっと一本調子な感じがして、少し単調に思えます。
わり合い、地で出来る方向性な気もしますが(爆)、ヒギンズ氏に対する感情の変化にもう少し濃淡が付けば良くなるような気がしました。

後、これは前からだと思いますが、1幕が少し間延びするというか、以前の作品のペースというかでゆっくり目。新しいことが全ていいわけではないですが、もう少し整理してテンポアップした方が良いように思われました。

物語の展開的にはこの作品からスピンオフして行っている『ミー&マイガール』を見ているので、似た印象を感じるわけで、男のドンカンなところとか、女性のクレバーなところとか、頑張って辿りついた先で見たものとか、『ダディ・ロング・レッグス』に近いところも感じたりしますが、時系列的には逆な訳で。

男性が女性に教えていたはずが、女性は男性の予想を高く超えて変わっていって、最後は男性の子供っぽさを、出来た女性が赦す方向、そのストーリーの原風景のようなものが見られたことは興味深かったですし、何よりこの作品の主役を堂々とさーやが演じられている姿が立派で、じわっと伝わるものがありました。

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