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『ジキル&ハイド』(6)

2018.2.18(Sun.) 12:00~12:50
都内某所

ホリプロオンラインさんで募集されていた、ジキハイ稽古場見学会(50名)に当選し、都内某所の稽古場見学会に参加してきました。

当初40分間の予定が少し延びて50分。長くいられるのは楽しいは楽しいのですが、個人的には次の観劇を控えていたので、この時間で仕上げていただいてホリプロさんのタイムキープに感謝です。

見学会の流れは、演出家山田さんからの作品説明・状況説明が前半。後半は曲3曲をご披露、ラストのパートがトークコーナー。

ちょうど先週末に一通り最後まで通せた状態とのことで、(田代)万里生くん曰く「少しほっとした状態でお見せできる」状態。今日からオーケストラが入るそうです。
この稽古場は比較的広い稽古場とのことで、本番セットをそのまま置ける場所。とはいえ、さすがに2階部分までは入れられないということで、「嘘の仮面」でエマとルーシーが橋上に上がるシーンは、特にルーシーの玲奈ちゃんは首をかがめて見下ろしていました(そのけだるく見下す様がとってもルーシー)

どの曲も流石の完成度で、初日までにどれだけ伸びるかも凄く楽しみ。この日はマイクがなかったので、マイクがあると印象が変わるキャストも多いんでしょうね。

3曲は動画で既に上がっていますがこちら、石丸さん以外全員登場する「嘘の仮面」(1幕2場)と、病院執行部シーン「理事会」(1幕3場)と、「狂気」からの「その目に」(2幕)です。

「嘘の仮面」は製作発表ではコンサートバージョンだったそうですが、この日は本番バージョン。マイクなしといえ、至近の見学席にダイレクトに伝わる、石丸さん以外全メンバー参加のこの曲は圧巻のひと言。
そう、ルーシーとエマも実は登場しています。ルーシーは上手側で(舞台上の)お客さんをあしらっております。今までの玲奈ちゃんにはなかなかないシーンです。

「理事会」シーンはずいぶんメンバーが変わりましたよね。一番大きいのはエマのパパがが中嶋しゅうさんから福井貴一さんに変わってかなり印象が変わっています。

「狂気」からの「その目に」が新キャスト2人でのデュエット。玲奈ちゃんが2016年バージョンのエマからルーシーに変わり、エマはエマちゃん(宮澤エマちゃん)。

玲奈ちゃんのルーシーは、艶っぽいけどウェットじゃないところが特徴かな。娼婦という立場に対して恬淡としているというか、生きるためにスイッチを切り替えている感じ。娼婦フラグON、自分フラグON、みたいな。どちらにしても今までの玲奈ちゃんにもない役でもあり、また今までのルーシーにもあまりない感じがしました。

玲奈ちゃん&エマちゃんのデュエットを初めて生で見て思ったのが、エマちゃんのエマも素敵で、エマちゃんがいてくれたから玲奈ちゃんもルーシーに全力投球できるんだというのがわかったこと。エマちゃんに感謝です。

エマちゃんに自分(玲奈ちゃん自身)のエマのことを意識しないように言ってるのは、自身がルーシーに集中するためでもあるんでしょうね。でも、今でも結構間違えられるのでエマちゃんのシーンはなるべく見ずにお手洗いで闇練だそうです(笑)。石丸さんからも「そういえばいないよね」って言われていました。

というのも、この日のトークパートで石丸さんがあいさつした後、玲奈ちゃんを向いて「エマ」という事案が発生して会場に笑いが(笑)。
苦笑いしつつ、玲奈ちゃん「エマじゃなくルーシーを演じる笹本です(笑)」とすかさずフォロー。
石丸さん「ごめんね」とお詫びされていました。

玲奈ちゃんはルーシーは念願の役ですが、最初はかなり不安だったそうです。そんな時、演出の山田さんと自身のルーシー像について話ができて、「偉大な先輩、マルシアさん、香寿さん、めぐさんのルーシーを追わなくていいんだ、と思えて気持ちが軽くなった」、と山田さんにお礼を言われていました。

この日の稽古場見学会、トークパートのほぼ半分は玲奈ちゃんが喋っていたというぐらいに口数が多くて(笑)、前は不安だと無口になるタイプでしたが、不安だからこそ喋るようになって、玲奈ちゃん変わったなぁと(爆)。

役どころというのもあるのかなと思ったのは、エマは歌詞にもありますが「待つ」役ですが、ルーシーは「求める」役じゃないですか。それプラス2012年からの経験値で、石丸さんを自然にフォローする立ち回りが身体に沁みついているように感じられて。

石丸さんを囲んで下手側に田代万里生氏、宮澤エマちゃん、中央に石丸さん、上手側に(笹本)玲奈ちゃん、山田さんという並びでしたが、キャストで言えば石丸さん以外全員が新キャストなのですが、新役の重圧も背負いながら、カンパニーのムードメーカー的なポジションも務められていた玲奈ちゃんがとても頼もしかったです。

ルーシーについて「娼婦の役なので誘惑するんですが、阿部さんを誘惑してるとパパを誘惑してるみたいで(阿部さんから「おいっ!」と即ツッコミ、会場中大爆笑)、自然にルーシーとして誘惑できるよう頑張ります」って中々なMC盛り上げスキル(笑)
「10代の頃から見ていただいている方が(現場に)多いので、皆さんの目が気になって(笑)」と。

エマちゃんが「あまり恋愛シーンのある役をやってこなかったので石丸さんとのシーンが恥ずかしい」と仰っていましたが、玲奈ちゃんも「私も石丸さんとのシーンは恥ずかしい」と仰っていてそうだよなぁと観客一同納得(笑)。

役替わりに付いては玲奈ちゃん曰く「前演じた方の残像がはっきりと残っていて、ルーシーだとめぐさんの印象が凄く強くて。『屋根(の上のヴァイオリン弾き)』でも最初はチャヴァで(その後やった役…あれ、名前が出てこない、ルーシーじゃなくて…(山田さんから耳打ち)…あ、ホーデルですね(笑))その時の知念里奈ちゃんのホーデルが自分の中にはっきりと残っているので、エマだった当時の記憶をどう抜けさせていくかが課題ですね」と。

それを受けて石丸さん、「続投の方でも出してくるカードが違ったりする。そんなところの違いも楽しんでもらえれば」と。

新キャストでは万里生くんも新キャストですが、お髭が新鮮。演じるジョンについて「玲奈ちゃんから教えてもらって知ったんですがジョンは唯一全員と関係する人物。だからプロローグとエピローグに出てくる、語りべ的な存在」と仰っていたんですがなるほどなと。

そんなトークコーナーを経て、最後は石丸さんからご挨拶があり、キャスト全員を呼び込んで解散。

短い時間ではありましたが、ジキハイの良さがどっさり詰まった、また新キャストの雰囲気もわかる素敵なイベントで、ホリプロさんに感謝です。拝見できるのが楽しみです。

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