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『リトルマーメイド・イン・コンサート』

2018.2.11(Sun.) 18:00~20:40
日本武道館 1階SEブロック F列1桁番台

ディズニーイベントD23 expo Japan 2018(2月10日から開幕)記念で開催されることになった「リトルマーメイド」フィルムコンサート。
東京はこの日2回と翌日1回、日本武道館。
大阪は今週水曜日(14日)、大阪城ホールでの開催となります。

日本武道館は「Starsコンサート」と「I Love musicals(新妻聖子さん出演)」そして今回と3回目ですが、どうにも個人的な印象としてキャパが大きすぎて手に余るというか苦手意識がありまして、ようやっと3回目で迷わず席まで行けました(笑)。恐らく席番号がユニーク(一意)じゃないのがその理由なのかと。アリーナと1階席、2階席までならまだしも、「南東(SE)」とかの方角まで含めないと場所が決まらないのが苦手な理由なのかと。たぶん国技館も苦手なタイプです私(爆)。

第1部の頭ではディズニーレジェンド、アランメンケン氏の弾き語り。今回のリトマだけでなく、『美女と野獣』『ノートルダムの鐘』といった作品の名曲を次々とメドレーで弾かれていき、MCでその後井上芳雄氏も仰っていましたが氏の美声もあいまって素晴らしかったです。

司会の方は氏の登場前に全員立ち上がってのお出迎えを促していて、客席から苦笑してしまいましたが、むしろ終わったら拍手しながらスタンディングしたいぐらい凄かった。本来はそういうものですよね。

このパートの後は、司会の方と、ジャングルポケット斉藤氏と井上芳雄氏の3人でのMC。
芳雄氏はここで相変わらずの芳雄節を発揮してまして。

プリンス20年やってきましたが最後のプリンスという気持ちで頑張ります」

(笑)。
実は映画にはエリック王子の歌はないそうですが、劇団四季版(ミュージカル版)の歌詞で2部で歌われていました。

そう、来て初めて認識したんですが、この日は元敷きは映画なので、劇団四季版(ミュージカル版)とは似て非なる進行なんですね。自分自身は映画は見たことなくて、劇団四季版(ミュージカル版)を東京で3回、福岡で2回(今年3月を含む)見ているだけに、むしろ映画版の進行はかなり新鮮でした。

このイベントに行くことにしたのは、アリエルの姉の長女・アクアータ役で綿引さやかさんが出演されることがかなり早い時期(芳雄さんより発表は早かった)から発表されたからですが、映画版は姉妹の登場シーンは凄い少ないんですよね。むしろ、事前収録のコーラスワークの方が多かったのかもしれません。

舞台版を見慣れているとアリエルシスターズはそれぞれ色でビジュアル分けされていて、アクアータは黄色ですが、今回の衣装デザイナーさんのインスタを拝見する限り、特に姉妹の色指定はなかったようです。高畑充希ちゃんが歌ったアリエルの水色とのバランスで選ばれたそうで、びびちゃんはソフトなピンクでした。

芳雄さんがMCで「劇団四季の方は出てきません」と仰っていて客席からどっかん反応をもらってましたが、唯一びびちゃんだけ、劇団四季版に出演経験があるんですよね。それもあってか、また長女ということもあってか、積極的に姉妹のまとめ役として動かれていた感じが頼もしかったです。

さて、それではセットリストです。

◆セットリスト
0.アラン・メンケンメドレー(弾き語り)

(●印は生歌パート)
 1.海の底で
 2.メイン・タイトル
 3.ファンファーレ
●4.トリトンの娘たち(アリエルシスターズ)
●5.パート・オブ・ユア・ワールド(高畑)
 6.花火
 7.ジグ
 8.嵐
●9.パート・オブ・ユア・ワールド(リプライズ)(高畑)
●10.アンダー・ザ・シー(KREVA)
 11.デストラクション・オブ・ザ・グロット
●12.海の上の世界(リプライズ)(岡)
 13.フラットサム&ジェットサム
 14.哀れな人々
●15.不幸せな魂(マルシア)
●16.あの声(井上)
●17.レ・ポワソン(斉藤)
 18.ベッドタイム
 19.ツアー・オブ・キングダム
●20.一歩ずつ(井上)
 21.キス・ザ・ガール(KREVA&アリエルシスターズ)
●22.もしも(高畑・井上・KREVA・岡)
 23.婚礼の告知
 24.エリックの救助
 25.ハッピー・エンディング(全員)

●26.パート・オブ・ユア・ワールド(ジョディ・ベンソン)

[アンコール]
●27.アンダー・ザ・シー
 (アラン・メンケン&ジョディ・ベンソン&オールキャスト)

キャスト別に感想を。

アリエル役は高畑充希ちゃん。朝ドラ主演もされて、一般的には女優さんのイメージが強くなったかと思いますが、元は舞台女優でピーターパンもされていました。ミュージカル女優さんの憧れの役の一つであるアリエル役の大きさをご存じで、かつご自身初の武道館ということもあり、強心臓の彼女にしては表情が驚くほど強張っていてびっくり。公演2回目ということで歌声はちゃんと出ていたのでそこは一安心。今回は四季さんが公式には関係していないのでこのポジションに選ばれるような知名度のある女優さんの中では充希ちゃんはベストな選択だったと思います。強運ですよね。

エリック役は井上芳雄さん。武道館は「Starsコンサート」以来ですかね。「ラストプリンスかも」と笑いを取りに行っていましたが(爆)、スマートな王子ぶりを見せていました。意識して少し若めに歌われていた感じもしました。充希ちゃんとはたしか初共演なんですよね。「もしも」のカルテット(4人曲)でのバランスがとても良かったです。

トリトン王役は岡幸二郎さん。ご自身コメントで「王子(おうじ)じゃなく親父(おやじ)で」と笑いを(笑)取られていましたが、王としての威厳を持ちつつ、娘たちに対する深い愛情も感じられる素敵なお父様でした。岡さんを最初に拝見したころはもっと独立独歩というか、周囲を寄せ付けにくいイメージがあったのですが(あくまでイメージです。岡さんの初見は2003レミのジャベールなのでなおさら)、いい意味でオープンになられた印象を受けます。

アースラ役はマルシアさん。もう笑っちゃう位イメージぴったり(笑)。容赦なく悪役に徹する辺りが流石プロ。色々感情こじらせた末の哀しみみたいな様が印象的。フィルム版で一番存在感があったのはアースラですかね。フィルム版、後半あそこまでとんでもない振る舞いしてると思ってなかったです。あれは確かに舞台じゃできない(爆)。

セバスチャン役はKREVAさん。キャスト聞いたとき「ぴったり!」と思った印象通りに弾けますが、ご自身のステージと少し違って、「自分を前面に出す」のを意識して抑えている感じが流石です。色々な点でステージ馴れされていて、出すぎずセバスチャン以上にも未満にもならないその絶妙な塩梅に拍手です。それでいて最後の盛り上げどころでは積極的に盛り上げ役を買って出るところがさすがのKREVA節。今回のメンバー意外に盛り上げ役がいなかったんですよね。

シェフ・ルイ役はジャングルポケットの斉藤さん。ミュージカル好きというのは存じ上げていますが生歌は今回初めて。キャラにもぴったりだったし、指揮のマイケル・コザリン氏(アラン・メンケン氏の右腕と紹介されていました)をネタとはいえ押しのけて指揮しまくる様が笑えました。

アクアータ役、そしてコーラスを担当された綿引さやかさん。アリエルシスターズのお姉さまとして、また唯一の四季版出演キャストとして出演という不思議な立ち位置。ディズニーファンとして、ミュージカル女優として夢が現実になったポジションではありつつも、この日は映画版メインということで正直出番は多いとは言えない部分があって。楽しそうな様を拝見してもちろん嬉しさは感じつつ、”一歩ずつ”でも更なる高みを目指してほしいと、強く強く感じずにはいられなかったのでした。

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