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『馬車道プレミアムクリスマスサロンコンサート』

2017.12.2(Sat.) 16:00~17:20
横浜・馬車道ピアノサロン

馬車道ピアノサロンで不定期に開催されているサロンコンサート、今回が33回目だそうです。
綿引さやかさんがゲスト、ということで行って参りました。

このコンサート、ピアニストがフェリス女学院大学・大学院卒の漆間有紀さんで、漆間さんと綿引さん(びびちゃん)は同級生だそうで。

新入生最初のオリエンテーリング(←オリエンテーションだと思います笑)で知り合って仲良くなって以来の長いお付き合いとのこと。

今回は「ぜひ『美女と野獣』をやりたくて、この作品と来たらびびでしょう」ということで漆間さんから誘ったら、「ぜひやりたい!」とびびちゃんがご返事したそうで、この日のコンサートと相成ったそうです。

会場の馬車道ピアノサロンは、人数としては30人ぎりぎり入るかのこじんまりとした雰囲気ですが、それゆえにアットホームな感じが素敵な空間。最後はぎりぎり6席増やしての開演。
白のドレスのびびちゃん、黒のドレスの漆間さんと、好対照な面持ち。

まずはセットリストから。

●第1部

1.X'mas Song
2.Sound of music/サウンド・オブ・ミュージック
3.My Favorite Thing/サウンド・オブ・ミュージック
4.part of your world/リトル・マーメイド
5.どこまでも/モアナと伝説の海
6.美女と野獣メドレー
 朝の風景/変わり者ベル/美女と野獣etc

●第2部
7.夢やぶれて/レ・ミゼラブル
8.さびしい樫の木
9.たしかなこと/小田和正
10.The X'mas Song
11.サンタクロースがやってきた
12.オン・マイ・オウン/レ・ミゼラブル

●アンコール
13.Oh Holly Night

お2人は同級生ということですが、学科は違って、漆間さんがピアノ科、びびちゃんが音楽芸術学科。ちなみに音楽療法に興味があってこの学校を選んだとか。

びびちゃん、幼稚園から高校まで坂のすごい学校だったので、「大学こそは坂のない学校を」と思っていたのに、専攻を優先した結果、山手地区の山の上にある、坂が凄いフェリスに通うことになったと(笑)

当時、元町・中華街駅から遅刻しそうになって坂を猛ダッシュしたら、1時間目が声楽の試験で、しかも歌う順が自分が最初の方で、息が切れてて点数が散々だった、とぼやいていましたびびちゃん(笑)

なお、漆間さんが明かしたところによれば、今は元町・中華街駅からエレベーター(かエスカレーター)で近くのアメリカ山公園まで上がれるようになり、かなり楽になったそうです(エスカレーターはこちら参照)。存在を知らなかったびびちゃん、驚かれていました。

今回、選曲はクリスマス系とディズニー系メインでしたが、ディズニー作品との親和性は相変わらず絶品。アリエルもモアナもベルも流石のフィット感。漆間さんにも仰っていただいていましたが、アリエルやらないかなぁ…。

『美女と野獣』に至っては、「朝の風景」で1人5役ぐらいやって(町のおばさん2人とか入ってた笑)、途中で「もう多重人格者は出てきません」ってMC入れて会場の爆笑をさらっていました(笑)。

・・・

M9の「たしかなこと」は、ほぼ1年前の「vivi basket」でびびちゃんがピアノを弾き語りされた曲。

びびちゃん「今回はピアニストの有紀ちゃんがいるので安心して歌える」

漆間さん「私は(びびちゃんのことを)友人としてもファンとしても思っているので、びびちゃんの弾き語りの動画をyoutubeで見ていて」

びびちゃん「やめて(笑)」

漆間さん「何度も見返して参考にしていて」

びびちゃん「いやいや、youtubeでは見られませんからね!(笑)」

というびびちゃんの素が混じりまくった掛け合いMCがとっても面白かったです。
(今回はびびちゃんゲストということで漆間さん、エピソード抑えてた感じがしました(笑))

・・・

お2人の関係は最初の始まりの時にびびちゃんが仰っていましたが、「同級生で、今でもこういった形で音楽と関わり続けていて、また一緒にできることが嬉しくて」という言葉と思いが、びびちゃんの歌声と漆間さんの演奏の関わりにも通じているところがあって。

漆間さんの演奏に安心して身を委ねて、いつも以上に伸び伸びと歌われているびびちゃんを拝見できたのはとても嬉しかったし、30人というこじんまりとした空間で、驚くほどに距離が近い中で、時を共有できたのは印象的で。サロンの空気もとっても温かくて、このスペースだからこそできる空気感に感じました。

MCでもう一つ印象的だったのは、先だってあったインタビューで「どんな女優さんになりたいか」と問われてびびちゃんが答えた答えが、インタビュアーさんをあっけにとらせたという話で。

後で補足で説明されたそうなので、言葉そのまま載ることはないのかもしれませんが、その話を踏まえて私が思うびびちゃんの女優・歌手としての印象って、「羽毛布団」なんですよね。

ミュージカル女優・歌手の皆さんって色々タイプがあって、「私を見て!」なタイプの方がいたり(誰のことですか)、「私を見なくていいよ」ってタイプの方がいたり(誰のことですか)、色々なタイプの方がいらっしゃいますが、びびちゃんに関しては「寄り添い型」というか、「包み込み型」なのかなと。

思いや気持ちを押し付けることなしに、でも聞く人をホッとさせるような、羽を休ませてあげるような、そんな温かい空気をいつも感じていて。それがこの日いつも以上に感じられたのは、フェリスの同級生として、長い間気持ちを共有してきた漆間さんの演奏にも、同じような優しさを感じたから。

歌声と演奏が、”同じ風に吹かれて、同じ時を生きてる(byたしかなこと)”2人の歴史と溶け合って、サロンの温かい空間にも溶けて、何物にも代えがたい時間を過ごせたことが、何よりの宝物になりました。

何よりのサプライズは、”この空間だから”ということでノンマイク、生歌での「On My Own」。
びびちゃんの生声でこの曲を聞くのはもちろん初めてですが、過去のエポニーヌの生歌で聞いたことは私も初めてで。「生のエポニーヌの感情」を至近距離で感じたことは、とりわけ心に残りました。

MCでびびちゃんが「赤レンガ倉庫の夜景、綺麗ですよ」と仰っていたことが印象に残っていて、会場を出た後はバスで赤レンガ倉庫へ。イルミネーションの光に包まれた後は、赤レンガ倉庫近くの乗り場からシーバス(海上バス)で横浜の夜景を眺めながら横浜駅へ。
コンサートとまた違ったプレミアムなひと時を過ごせて、素敵な12月の走り出しになりました。

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