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2017年12月

2017年もお別れ。

年末大晦日恒例の、一年間振り返り企画です。
最終的なカウントは1月1日に更新します。
※出演者はフルネームの場合は原則として敬称略です。

●アクセス回数統計(2017年は12月30日まで)
   2017年(平成29年) 91,572回(累計1,077,687)
  2016年(平成28年) 86,075回(累計 986,115)
  2015年(平成27年) 93,427回(累計 900,040)
  2014年(平成26年) 149,636回(累計 806,613)
  2013年(平成25年) 171,881回(累計 656,977)
  2012年(平成24年) 97,881回(累計 485,096)
  2011年(平成23年) 71,845回(累計 387,215)
  2010年(平成22年) 115,763回(累計 315,370)
  2009年(平成21年) 39,312回(累計 199,607)
  2008年(平成20年) 40,276回(累計 160,295)
  2007年(平成19年) 21,640回
  2006年(平成18年) 30,996回
  2005年(平成17年) 66,481回
 *2007年以前はPCのみ、2008年以降はPC+携帯

 *今年は去年に比べてちょっとアクセス数を戻しました。
  10年以上いた職場から異動したこともありブログの更新ペースが落ちましたが、変わらずこうしてアクセスしていただけることはありがたいです。

●日別アクセス数上位
(日付の後は更新日直近の記事)
  1位 1,596回/8月27日(日) :『beautiful』(5)
   2位 1,048回/5月12日(金) :『王家の紋章』(5)
   3位  950回/5月9日(火) :『王家の紋章』(5)
   4位  728回/5月11日(木) :『王家の紋章』(5)
   5位  713回/5月10日(水) :『王家の紋章』(5)
   6位  698回/12月10日(日)
      :『屋根の上のヴァイオリン弾き』(7)
              『清水彩花3rd Solo Live』
   7位  693回/5月8日(月) :『王家の紋章』(5)
   8位  684回/12月15日(金)
 :『丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT』
         『新妻聖子クリスマスディナーショー』
   9位  680回/8月8日(火) :『レプリカ』(4)
             『beautiful』(3)
  10位  642回/6月10日(土)
           :『オリンピックコンサート2017』

  *去年は3,000アクセス越え(『寝取られ宗介』)という驚異のアクセスがありましたが、今年は一昨年並みに。5月の「『王家の紋章』(5)」絡みのアクセス数の多さが目を惹きます。

●キーワード検索
 去年まではキーワード検索を掲載していましたが、今年からはこのパートはなくなりました。
 SSL経由の検索が多くなった(99%)ため、キーワードが取得できないのです。
 blogを書いている立場からすると、検索キーワードの情報は結構大事なパートだったので、こうなってしまったのはとても残念です。

●ページビューランキング(2017年up記事)
 1位 2,458PV 『クリエミュージカルコレクション3』
            (1)(2月)
 2位 1,312PV 『レ・ミゼラブル』(22)(5月)
 3位 1,254PV 『王家の紋章』(5)(5月)
 4位 1,058PV 『王家の紋章』(3)(4月)
 5位 1,018PV 『オリンピックコンサート2017』(6月)
 6位  796PV 『レ・ミゼラブル』(21)(5月)
 7位  619PV 『王家の紋章』(4)(5月)
 8位  614PV 『レ・ミゼラブル』(23)(6月)
 9位  556PV 『beautiful』(5)(8月)
 10位  549PV 『新妻聖子クリスマスディナーショー』
           (12月)

 *全体的には前半(1月~6月)更新の記事が多いですね。

●ページビューランキング(2016年以前up記事)
 ※400アクセス以上
 1位 2,033PV 『新妻聖子コンサートツアー2016
            ~The Prayer~』(2016年10月)
 2位  609PV 『ミス・サイゴン』(32)
            (2016年10月)
 3位  588PV 『黒革の手帖』(2009年5月)
 4位  477PV 『ミス・サイゴン』(12)
            (2012年9月)
 5位  438PV 『ALONE With』(2016年4月)
 6位  435PV 『石丸幹二25周年コンサート
             My Musical Life』(2016年5月)

 *書いて何年も経ったページが一気にアクセスが入るのは興味深いです。
  読み返すと自分自身、書いたことを忘れたことが書いてあったりしますが(苦笑)。

●観劇回数で見た2017年
 舞台(イベントを含む)は、
   84作品144回(去年78作品111回)。

 うち舞台作品
   32作品78回(去年31作品62回)。

  それ以外
    52作品66回(去年47作品49回)

 *回数は完全に史上最高回数で(苦笑)。
  年100回を越えたのは2013年以降5年連続ですが、140回だった2014年を越えて史上最高です。
  そんなに増やした記憶はなく、というかむしろ絞っていたはずなんですけどね…。
  (我ながら説得力ゼロ過ぎる笑)

●キャスト別よく見ました順(女性編)
※( )内は去年の回数
 1位 RiRiKAさん   19回( 9回)
 2位 岡村さやかさん 18回(20回)
 2位 綿引さやかさん 18回( 8回)
 4位 新妻聖子さん  16回(12回)
 5位 青山郁代さん  10回( 9回)
 6位 大塚千弘さん   7回( 6回)
 6位 清水彩花さん   7回( 6回)
 6位 松原凜子さん   7回( 0回)
 9位 小南満佑子さん  6回( 0回)
 9位 唯月ふうかさん  6回( 0回)
 11位 笹本玲奈さん   4回(16回)
 11位 高橋由美子さん  4回(13回)

 *今年の1位はRiRiKAさん。
  1年終わって初めて分かりました(笑)。
  イベント系が多かったのも影響していますが、
  1位のRiRiKAさんと2位の岡村さやかさん、
  綿引さやかさんは舞台作品としては3作品ずつ。
  他の方は舞台作品は2作品以下ですね。

●2017年私的ランキング

 <作品部門>
  1位『キューティーブロンド』
   (3月~4月・シアタークリエほか)
   *神田沙也加さんのエルの魅力が全開で、エネルギー
    のポジティブさがとっても印象的だった作品。
    出演者全員の笑顔が素晴らしかった!

   2位『ポストマン』
    (12月、時事通信ホール)
   *オリジナルミュージカルの佳作。メッセージが
    粗削りな分、ハートがダイレクトに伝わってきて
    惹きつけられました。

   3位『ファインディングネバーランド』
    (9月、シアターオーブ)
   *「ピーターパン」のエピソードゼロ、な物語。
    現実と夢を繋ぐ奇跡が心を温かくしてくれる
    作品。
    シルヴィア役を是非玲奈ちゃんで観たい!

   4位『ビューティフル』
    (7月~8月・帝国劇場)
   *海外ミュージカルを定着させる難しさと、
    アンサンブルさん含めた舞台人の可能性を
    両方感じた作品でした。

   5位『手紙』
    (1月、新国立劇場小劇場)
   *初演では拝見できずに今回の再演で初見。
    「手紙」の存在の重さを深く感じる作品でした。

   6位『グレート・ギャツビー』
    (5月、日生劇場ほか)

   7位『パジャマゲーム』
    (10月、日本青年館ほか)

   8位『紳士のための愛と殺人の手引き』
    (4月、日生劇場ほか)

   9位『ビッグ・フィッシュ』
    (2月、日生劇場)

  10位『She Loves Me』
    (8月、東京芸術劇場シアターウェスト)

  *6位~10位は、今年は不思議なことに日生率が
   高く、作品別ではクリエ、帝劇以上に多いという年
   でした。

 <女性キャラクター部門>

   1位『キューティーブロンド』エル・ウッズ役
     /神田沙也加さん
   *役とのベストマッチで、作品部門との2冠。役柄
    としてのフィットだけでなく
    ざっちょ(座長)としての役回りも果たした責任感
    に拍手。

   2位『屋根の上のヴァイオリン弾き』チャヴァ役
     /唯月ふうかさん
   *3女の完成度が屋根の完成度を左右する自説から、
    彼女の成長に大拍手。
    玲奈ちゃん以来の伸び盛りチャヴァを見られたこと
    が嬉しかったです。

   3位『She Loves Me』イローナ役
     /岡村さやかさん
   *年齢にぴったり合う役に巡り合うのは難しいもの。
    『しゃばけ弐』のお雛役と迷いましたが、
    今年はこちらに。

   4位『パジャマゲーム』グラディス役
     /大塚千弘さん
   *『ダンスオブヴァンパイア』以来のエロカワ役に
    乾杯(笑)
    健康的な色気に纏う、ちーちゃんしか出せない
    空気が流石です。

   5位『beautiful』マリリン・ウォルド役
     /綿引さやかさん
   *同作品アンサンブルで唯一芝居面を担当の、
    わけありな役(爆)
    キャロルと交わす視線での、やり場のない一瞬に
    痺れました。

   6位『グレート・ギャツビー』デイジー役
     /夢咲ねねさん

   7位『Before After』エイミー役
     /稲田みづ紀さん

   8位『ポストマン』美月役・ソフィア役(2役)
     /小南満佑子さん

   9位『デルフィニア戦記』/リイ役
     /佃井皆美さん

  10位『Fate/Grand Order THE STAGE
     -神聖円卓領域キャメロット-』
     ダ・ヴィンチ役
     /RiRiKAさん

  *6位~10位は2.5次元2役(9位・10位)、
   オリジナルミュージカル2役(7・8位)と
   分かれました。


 <男性キャラクター部門>
   1位『グレート・ギャツビー』ギャツビー役
    /井上芳雄さん

   2位『キューティーブロンド』
    /佐藤隆紀さん

   3位『Play A Life』非常勤講師役
    /染谷洸太さん

   4位『She Loves Me』コダリー役
    /小南竜平さん

   5位『beautiful』ドニー・カーシュナー役
    /武田真治さん

  *どの役も相手役の女優さんと素敵な空気を
   作られた役。
   頼りがいがあるタイプから、嫉妬する役まで(笑)、
   今年も多士済々でした。

 <ライブ・コンサート部門>
   1位『新妻聖子コンサートツアー2017
     ~alive and arrive~』
   新妻聖子さん(9月~、オーチャードホールほか)

   2位『丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT』
   丹宗立峰さん・青山郁代さん(12月、銀座ボンボン)

   3位『岡村さやかライブ「サラダこよみ」』
     岡村さやかさん(12月、四谷Sound Creek Doppo)

   4位『綿引さやかクリスマスコンサート』
     綿引さやかさん(12月、品川TRIBECCA)

   5位『平川めぐみライブ Thanks To...2017』
    平川めぐみさん
    (12月、四谷天窓comfort.高田馬場)

   6位『新妻聖子クリスマスディナーショー』
     新妻聖子さん(12月、ホテル椿山荘東京ほか)

   7位『ファンタスマゴリック大忘年会』
     RiRiKAさん(12月、北参道ストロボカフェ)

   8位『Friend Of Disney Concert 2017』
     笹本玲奈さん、綿引さやかさん
     (4月、東京国際フォーラム)

   9位『VOCI RICCHE~生きてる~』
     池谷祐子さん、本井亜弥さん
     (12月、神楽坂GLEE)

  10位『One On Oneライブ『Love Life Live 5』 』
     岡村さやかさん、千田阿紗子さん
     (6月、恵比寿天窓.switch)

  *ライブは今年は12月に集中し、1ケ月13回という、
   今後も破られないであろう記録を樹立(笑)
   しました。
   そのため、この部門も7割が12月に集中して
   います。

   多くのライブを拝見しましたが、ライブの満足度に
   大事なのは
   「コンセプト」であり「想い」なのかと思います。
   「伝えたいこと」に沿ってどう構成されるかに
   よって、メッセージは伝わるのかなと思います。

 <ライブ・コンサート楽曲部門>
   1位『You've got a friend/beautiful』
    綿引さやかさん
    (9月、綿引さやかコンサート「綿と木」ほか)

   2位『So Much Better/キューティーブロンド』
    岡村さやかさん(10月、Alone With 3)

   3位『魂のルフラン
    /高橋洋子(新世紀エヴァンゲリオン)』
    清水彩花さん(12月、清水彩花3rd Solo Live)

   4位『犠牲者たち/レ・ミゼラブル』
    三森千愛さん・綿引さやかさん
    (10月、みっつの森のコンサート)

   5位『瑠璃色の地球/松田聖子』
    新妻聖子さん
    (11月、新妻聖子コンサート<福岡公演のみ>)

   6位『Glitter and be gay/キャンディード』
    松原凜子さん(12月、松原凜子Live)

   7位『it's show time/レジェンヌ』
    RiRiKAさん
    (8月、RiRiKA Solo Live Summer Sparkle)

   8位『something more/ルドルフ・ザ・ラスト・キス』
    青山郁代さん・丹宗立峰さん
    (12月、
     丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT)

   9位『愛燦燦』
    綿引さやかさん(9月、HIBARI)

  10位『Anothey day of sun/ララランド(ジャズver)』
    新妻聖子さん(12月、クリスマスディナーショー)

  *全体的に意外性と「歌う意味」を中心に選曲。
   「また聞きたい」という点も加味しました。

 2017年も1年間お世話になりました。

 最初にも書きましたが、個人的に職場が変わって立場が変わったこともあり、身体的には大変なことが多い一年でした。エンタメ系は気持ち的に洗われることが多いわけですが、時間的な調整という面との兼ね合いで、色々と苦労が多い年になりました。(あまり書くべきではないと思っているので、なるべく書かないようにしていますが)

 来年は今年の変化も踏まえて、もう少し余裕を持って過ごしていけるように調整しながら、「過ぎたるは及ばざるがごとし」から少し遠ざかれるように(笑)過ごしたいと思います。

 一年間お世話になりました。
 現場で声を掛けていただいたり、お会いしたりして元気をいただいております。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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『ファンタスマゴリック大忘年会』

2017.12.29(Fri.) 19:00~21:15
北参道ストロボカフェ

今年のエンタメ納めは
ファンタスマゴリック(ファンマゴ)。

自分はこの日が仕事納めでもあり、半日仕事をした後に半日納会(要するに飲みとあいさつ回り)をしたうえで北参道にたどり着きましたが、本音を言ってしまえば体力的には限界を越えていましたが、体力的に無理しても行ってよかったです。

この日お昼頃に発表がありましたが、まりゑさんが急遽の体調不良(高熱)によりお休みということで、本編はRiRiKAさんが原則すべて務めることになり、最初は不安そうな様子全開のRiRiKAさん。

それでいてとても印象に残るひと時になった今回の大忘年会。
まずはセットリストから参ります。

●セットリスト
1.Promise(RiRiKAさんソロ)

[M2-M6:RiRiKAさん&客席/ファンマゴ歌声喫茶]
2.プロポーズ
3.あうん
4.五右衛門の虜
5.Promise
6.生きている、ただそれだけのこと

[M7:ゲストコーナー/SHOW STOPPERS]
7.すてきなホリディ

8.ま、いっか

最初のパートではM1歌った後に、ストロボカフェさんの粋な計らいで用意された台に載せて、あべちゃん(ファンマゴ前任マネージャー)の私物携帯にてまりゑちゃんへ電話。

やはりかなり辛そうで、会話するのが精いっぱいという感じ。「次の出番は早くても1時間後なので寝てていいよ」byRiRiKAさん、ではあったのですが、その後のコーナーで1時間経つ前に「まりゑに電話しちゃおうか」と言ったところ、客席みんなで止めにかかる、というのが印象的。まりゑちゃん心配だから負担かけちゃまずいよね、って空気が客席みんなから伝わってくるんですね。

そんな中、行われたのは、RiRiKAさんの「ファンマゴ歌声喫茶」。
まりゑちゃんのパートを客席が歌うという企画ですが、まぁそれはそれはRiRiKA先生のざっくり&スパルタ歌唱指導と来たら凄いものが(笑)。

「ここはまりゑちゃんパート、ここはこんな感じ、あとは皆さん歌えますよね」に限りなく近い(笑)
とはいえ、そこはさすがの客席のマゴリック(ファンタスマゴリックのファンの皆さま)、ほぼ歌えるというのが凄いです。

実際のところ、時間を埋めるにはこうするしかなかったのだとは思いますが、それでもRiRiKAさんが客席のマゴリックを信じてくれて頼ってくれて、皆でライブを作り上げる感覚がとっても温かくて。

そのコーナーが終わってまりゑちゃんに電話して分かったのですが、驚いたのは、その様子を会場のマゴリックの方がまりゑちゃんの元に画像で届けてて、その様子はまりゑちゃんに伝わっていた(RiRiKAさんは知らず驚いてた)こと。

1人で時間を埋めなきゃいけなくていっぱいいっぱいだったRiRiKAさんが想像もできないようなサプライズでしたが、来れなかったまりゑちゃんの気持ちも含めて盛り上げようとした様子が、仕込みじゃなく伝わっていたことが何より嬉しかったです。

その後、この日急遽来てくれたサプライズゲストのSHOW STOPPERS(ダンドイ舞莉花ちゃん、エリアンナちゃん)も言われていましたが、「客席のみなさん温かくて涙が出た」って言葉もとっても嬉しかったです。

お2人はこの日たまたま一緒にいて、RiRiKAさんがダンドイちゃんにお願いしたときにエリアンナちゃんも一緒にいたということで急遽お2人でご来場、アルバム『GLAMOROUS』から「すてきなホリディ」(竹内まりやさんのカバー、英語版)をご披露。気になっていたお2人のユニットを拝見できて、こちらも予想外でしたが嬉しかったです。

エリアンナちゃんからの提案で、「2組で対バン(複数バンドで一緒にライブすること)」の話も出て、「途中で入れ替わったりもいいよね」とか面白い提案もあって、実現したらとっても楽しそう。

今回、まりゑちゃんが急遽来れなかったことでいつもと違うファンマゴライブにはなったけど、でも、RiRiKAさんとマゴリックの思いの繋がりは強くなったと思うし、その思いは来れなくて誰より悔しい思いをしたまりゑちゃんにも伝わったと思うし。

急遽の出演依頼を快諾されたダンドイちゃん、エリアンナちゃんにもRiRiKAさんの思いは伝わっていたと思うし、「みんなで作ったライブ、みんなで乗り越えたライブ」になったことが、何より年の終わりのとっても暖かい思い出になったのでした。

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『VOCI RICCHE~生きてる~』

2017.12.27(Thu.) 19:00~21:00
神楽坂GLEE

ライブタイトルの和訳は「豊かな声」。
歌の恩師の方がご一緒な6人の皆さまによるライブ。

本井さん、池谷さんの歌の恩師の方がご一緒で、昨年末に亡くなられたことはお聞きしていましたが、その恩師・周防(すおう)聡幸先生との繋がりを縁に、「思いを形に」された形のライブです。

出演の6名の方は、本井亜弥さん、池谷祐子さん、鈴木英恵さん、吉田玲菜さん、酒井翔子さん、石毛美帆さん。
拝見したことがあるのは本井さん、池谷さん、玲菜さんのお3方で、石毛さんはBAで名前だけお聞きしていたことがありました。

まずはセットリストです。

◆セットリスト
●第1部

1.どうしていつも/まどみちお(詩)

2.日本唱歌メドレー
 2-1.春の小川
 2-2.朧月夜
 2-3.八十八夜
 2-4.夏は来ぬ
 2-5.村祭り
 2-6.もみじ
 2-7.雪
 2-8.ふるさと
3.丹沢
4.赤いかんざし

[M5-6:オペラコーナー]
5.ハバネラ/カルメン
6.ある晴れた日に/蝶々夫人

7.Here My Song/Song for a New World

●第2部・ミュージカルコーナー
8.エメラルドシティ/Wicked
9.In His Eyes/ジキル&ハイド
10.僕の願い/ノートルダムの鐘
11.サークルオブライフ/ライオンキング
12.オンマイオウン/レ・ミゼラブル
13.Take Me,Leave Me/RENT
14.Rainbow High/エビータ
15.Just One Step/Song for a New World
16.心の声/マリーアントワネット
17.愛した日々に悔いはない/コーラスライン

●アンコール
18.風になりたい

第1部は日本唱歌、オペラなど、ミュージカル以外で構成。
出演者の方も仰られていましたが、日本唱歌はミュージカル曲と比べていい意味ではっきりした音になっていなくて、いい意味で曖昧といった趣旨のご発言が印象的。

確かにふわっとした包み込むような包容力って、日本唱歌、日本の歌が持つ懐の大きさなのかもしれませんね。

周防先生が仰っていたこととして語られていた話として、「歌を表現するために必要な人間力を磨くように」という教えがあったそうなのですが、第1部は特にそれを感じました。日本唱歌が懐を大きく持つからこそ、歌をスケール感を持って歌うためには、歌い手自身の人間力こそが必要ということにとても頷けるものを感じましたし、その教えが共通しているからこそ、歌い手は違えど、皆さんそれぞれから伝わってくるメッセージを感じたのかと。

それでいて、皆さんそれぞれの色が違って見えるのも印象的。それぞれの方の良さを引きだそうとして指導されていたことを思わせる、色合いの違いをはっきり感じました。

その中でもとりわけ池谷さんのオーラの強さは流石の一言。M6「ある晴れた日に」(オペラ『蝶々夫人』ということで、『ミス・サイゴン』ご縁の曲というのも印象的)の日本女性の強さ、しなやかさは深く心に残りますし、M14「Rainbow High/エビータ」の強さも素敵でした。

同じくサイゴン組の吉田玲菜さんのきらめきも素敵でした。サイゴンで拝見してはいたものの、なぜかライブでは初見だった玲菜さん。ライブで初めて拝見したこの日のM12「オンマイオウン」のエポニーヌはとってもピュアで、やっぱり帝劇に立つ方のポテンシャルは、この規模のライブハウスであってもはっきりわかるのだなということを、当たり前のことながら痛感しました。

曲群ではM16「心の声/マリーアントワネット」がライブでは久しぶりに聞きました。この曲はほとんどライブというライブで聞いたことがない(東京国際フォーラムでのクンツェ&リーヴァイコンサートで本役の新妻さんが歌われた以外だと、知る限りほぼ皆無)。その大きな理由はバックコーラスが必要ということに尽きるのですが、この規模のライブハウスで、この距離で聞けた「心の声」は大迫力!素晴らしかったです。

第2部のミュージカルコーナーはノンストップ。歌った方が次の曲の曲説明をしていくという構成で、その作品を知らない方のための親切な解説も入っており、とてもユーザフレンドリーな構成で有難かったです。

ライブの満足度って、「コンセプト」というものに大きく左右されると自分は思っていますが、今回のライブは第1部が共通の歌の恩師・周防先生の教え、という意味での「ハートと人間力で歌を表現する」という点においてベクトルが共通していて。第2部は「技術とハートで歌を通して役を表現する」という点においてベクトルが共通していて、見ていてとてもしっくりくる素敵なライブでした。

また違った曲で、違う魅力が見られる日が楽しみです。

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『ポストマン』

2017.12.23(Sat.) 18:30~20:50
C列20番台(上手側)
2017.12.25(Mon.) 18:30~20:50
H列10番台(センターブロック)

時事通信ホール(東銀座)

7年ぶりの再演となるそうなこの作品。初演をご覧になった方からもお勧めいただきの観劇。
当初は23日と26日の予定でしたが、26日に予定が入ってしまい、奇跡的に25日と交換いただきこの日程になりました。

作品は主に2部構成で、1部が現代日本、2部が過去のヨーロッパ。関係がないように見えて、実は関係がありそうに見えてくるところが面白いです。

あ、ネタバレ含みますので気にされる方は回れ右で!(核心には触れてませんが)



1部は「描きたいものがわからない」画家・眞人(海宝くん)が、鹿児島の離島からの依頼で島に赴き、そこで担当者・英二(上山くん)と出会う。彼の幼なじみであり、町長の娘である女性・美月(小南さん)と会い、心揺れていく。

離島と教会ということで自分がイメージしたのは長崎の上五島だったのですが、この作品のモデルとなったのは鹿児島の与論島だそうです。

眞人が美月に対して、どことなく落ち着きがないところを目ざとく見つけて茶化す英二(上山くん)の役どころは、素の海宝くんが表にでる感じでなかなか新鮮です。

海宝くんは役柄的に王子であることが多いわけですが、それでもレミで培った分かり合え方が良い意味で2人(海宝くん&上山くん)を近づけていて、「夢を追う」という共通点も浮かび上がらせていて良かったです。
眞人は夢をはっきりさせられていない、英二は夢をはっきりさせている、という対比も見えていましたし。でも英二はどうしたら夢を実現できるかは見えていないわけですが。

ヒロインの美月を演じた小南さん(まゆちゃん)もレミ2017年組ですが(この作品の再演は初演キャストの海宝くんが上山くん、まゆちゃんに声をかけて実現)、実は海宝くんとは「当初は二重壁ぐらいある関係」だったとのこと。

それもあってか、いい感じに距離があるんですね。マリウスからコゼットがそうであったように、「少し『だけ』高嶺の花」という距離感がとても良いです。立場にもかかわらずフレンドリーなまゆちゃんの立ち位置、妹以上恋人未満な感じがとても上手です。黒のジャケットも行動的な感じを思わせて新鮮です。

彼女がエーゲ海の島に行き、持ち帰った「とあるもの」が2部とつながるキーアイテムです。

2部は一転、舞台はギリシア、エーゲ海の島。それも100年前のイタリアということで、貧しい漁師であるマルコ(海宝くん)が政治家の娘であるソフィア(まゆちゃん)に恋をし、マルコの親友のパウロ(上山くん)がそれを心配する図。今回の作品タイトルである「ポストマン」は彼の役どころです。

「ポストマン」、つまり“郵便配達人”である彼は、かつて同じような境遇で愛する女性を失ったことを後悔していて、マルコのことを心配するあまり、許されざることをしてしまいます。

その過ちに苦しむ彼が救われないのかと思いきや、実はそうでない展開なのが感動的で。

時を越え、場所を越え、「相手を思う気持ち」が作る奇跡、そして感動。

以前であれば、表面的なハッピーエンドになるストーリーになるかと思うのですが、現代的なのかなと思うのが、事実から目を背けないところ。

最初にソフィアが望んだ未来は来なかったのかもしれないけど、ソフィアはそれ以上の想いを受け取ることができたように感じて。

ソフィアが「お嬢様」であるに関わらず(という言い方も変ですが)強さと優しさを兼ね備えた女性だったことも大きくて、それをまゆちゃんはしっかり見せていました。

ポストマンのしたことをきっと見抜いていて、でも、彼の思いもわかって、責めることはせずに、「あなたはできる精一杯のことをしたの」と、言葉でなく表情だけでなく全身で語りかけるさまは、ひかり輝いていました。

マルコが願った「ソフィアは自分自身の『思い』で生きて欲しい」という思いがソフィアの中に息づいたからこそ、ソフィアは強く優しく生きられた…そう信じられるラストが、何より素晴らしかったです。

この作品を拝見していて思ったのが、作品の空気感、そして登場人物に共通する「他人を思う気持ち」のあたたかさ。
きっと「人を信じる人」が作った物語なのだろうなと。原案・音楽の河谷さんの思いを脚本の中井さんが物語にして、演出のtekkanさん、そして3人の同志が形にした・・・きっと誰がいなくとも、こういう風景が見られることはなかったのでしょうね。

・・・

登場人物は3人3様ですが、皆が当てがきに思えるぴったりぶり。

海宝くんはいつもの役柄的には2部のマルコが近いのかなと思いますが、上山くんとの1部のやり取りの方が素に思えます。上山くん演じる英二に「カッコいいのに、何でモテないのかな」って言われて『むちゃくちゃ心外そうに』「もてないわけじゃないですよ」って返していたのがツボを直撃しました(笑)。

美月の絵を英二に見られたくなくて「こちょこちょしますよ」と言われて「こちょこちょでいいですよ」と答える(笑)。それでいて耐えて「ずいぶん頑張りますね」と言われて会場内の笑いを誘う(笑)←25日ソワレバージョン

さらに「見せられるのは2枚限定です」と強がる、(役柄上の)往生際の悪さが可愛すぎる(爆)
※3枚目に描かれているのは美月の絵。

上山くんは、表面上でイメージする、少しチャラい感じを完全に覆す、他人思いの「いいヤツ!」なのがとっても素敵。物語のもう一つのキーになる少女からの思いを受け取る様も心に残ります。自らの過去故に過ちを犯してしまうけれども、それを責められないほど苦しんだ様は人間味に溢れていました。
登場人物自身は過去と繋がっていると思っていないのに、見てる側からだけそう見えるのは、なんかダディ的なところも感じたりしました。

満佑子ちゃん(まゆちゃん)。どことなく現実離れしながらも、ハートが温かく、そして意思の強いヒロインを好演。
2幕、マルコと気持ちが通じ合って、「信じられない」かのようにほっぺをつねる表情がとってもチャーミング。

綺麗に澄み渡る高音に凛とした存在感を纏い、それでいて自分の意思を貫き通す強さ。それをしなやかに見せる様が素敵でした。気の強さが押しの重さに感じられなかったのがとても良かったです。最初に拝見したレミの鳩役で出たときは、エポ系の女優さんだと思っていたけど、今振り返るとやっぱりコゼ系の女優さんなんですね。愛されるより愛したい、それでこそ光る感じに腑に落ちるものがありました。

・・・・

全編に流れる優しく温かい空気に触れ、今年の素敵な観劇納めになりました。
このキャストでの再演を期待してやみません。

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『平川めぐみライブ Thanks To You...2017』

2017.12.20(Wed.) 20:00~21:30
四谷天窓comfort.高田馬場

平川めぐみちゃん初のソロライブ。17時と20時の2回公演、夜の部を拝見してきました。
第1部はMCを中心になかなかな、わやくちゃ(爆)だったらしいのですが(本人談…笑)、さすが2回目、少し落ち着きを見せておりました(笑)

まずはセットリストです。

●セットリスト
1.Welcome To Christmas/東京ディズニーシー

2.X'mas Medley
 2-1.White Christmas
 2-2.すてきなホリディ/竹内まりや
 2-3.サンタが街にやってくる

3.The Girl In 14G/クリスティン・チェノウェス

4.Disney Medley
 4-1.星に願いを(Instrumenral)/ピノキオ
 4-2.いつか王子様が/白雪姫
 4-3.輝く未来/塔の上のラプンツェル
 4-4.Part of your world/リトルマーメイド

5.Whole A New World/アラジン(デュエット)
6.So Close/魔法に掛けられて(ゲスト・ソロ)

7.ウレシパモシリメドレー
 7-1.光のこどもたち
 7-2.ウレシパモシリ
 7-3.世界は足りてる
 7-4.The Answer
 7-5.愛を知らない子供たち
 7-5.叡智
 7-6.祝福の歌
 7-7.ウレシパモシリ

8.ありがとう/ウレシパモシリ

●アンコール
9.Thanks To You
 /東京ディズニーシー(15周年アニバーサリーソング)
10.It'll Be Magical
 /東京ディズニーシー(10周年テーマソング)

普段のミュージカル女優さんのライブとはまた少し趣が異なって、テーマ性が強い構成。

とにかくここまでディズニー濃度の濃いライブはそうそう見ることがありません。
ディズニーで始まりディズニーで終わる凄い構成。

そして『ウレシパモシリ』の作品感にどっぷり漬かれたことが何より至福でした。
諸々の事情で本編の上演が少し空いてしまっており、去年のライブ形式ぶりの同作品の曲。

聖からポールまで、『ウレシパモシリ』の作品感を隅から隅まで演じているめぐみさんに、音楽を隅から隅まで知り尽くし、耳コピから全楽譜を起こした、ピアノの守屋さんに、巧みな演奏なギター小倉さんという演奏者ですから、この作品を知らない人にも作品のメッセージ性が伝わったのではと、とても嬉しい気持ちになりました。

今回のライブ、めぐみちゃんとしては初のソロライブなんですね。ご自身がそうおっしゃって意外だったのですが、たしかにゲストに呼ばれることはあっても、ご自身でされたことは振り返ってみるとそういえばないのかも。その意味でいい意味の手作り感はあって、でもディズニーとウレパモという2つの軸があったことで、意外性のある素敵なライブになったかと思います。

この日のゲストは、”今年一番お世話になった”相手役の上廻 怜雄奈さん。ハンサムなスターウォーズ好きな方で、この日の質問コーナーがことごとく「スターウォーズ以外でお答えください」な問いになってて噴きました(笑)。

そういえばめぐみちゃん、怜雄奈さんがスターウォーズ好きなことを知って、何人かで出し合ってプレゼントにマグカップをあげたのに、「自分結構アバウトなので」、包装開けたらマグカップから取っ手だけ取れてて、「どうやって使うの?」って聞かれたそうです(笑)。あはは。

衣装替えも3回、どのドレスも素敵でしたが、最後は赤のドレスでトナカイの角付けてご登場。とってもキュートでチャーミングでした。

ライブMCでは今年一年の感謝を客席にされていて、12月ならではの温かい空気の中、ほっこりする素敵なライブになりました。

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『屋根の上のヴァイオリン弾き』(8)

2017.12.19(Tue.) 13:00~16:50
日生劇場GC階A列30番台(センターブロック)

屋根今期2回目、念願のGC(グランドサークル)階です。
日生劇場にのみある、1階の上、2階の下、つまるところ中2階をこう称しています。

午後休をいただいていましたが、職場を出るのが遅れ、日生劇場に到着したのは13時00分ジャスト。
屋根は定時かっきりに始まることは知っていたので、慌ててエスカレーターを上がり、開演直後の入場となり、周囲の方にはご迷惑をおかけしました。

着席してびっくり、GCのどセンターでした。
GCは以前、2009年の『屋根の上のヴァイオリン弾き』、2012年の『ジキル&ハイド』で座ったことがありますが、いずれも上手・下手側だったため、センターは初めて。聞きしに勝る見やすさで、絶景を堪能しました。全体も見られて、オペラグラスを使って部分も見られる。今年の高い完成度の屋根をこの席で見られたことは僥倖でした。

惜しむらくは、客席の反応が少しく残念だった感。

この日の公演は団体がバス3台分入っていたこともあるのか、妙なところで笑い声が入るのが気になりました。何しろ、チャヴァがテヴィエに、フョートカとの結婚を頼むシーンで笑い声が。ユダヤ人にとってロシア人との結婚は、「違う種類の人間」との結婚であり、それこそ「鳥と魚」が結婚するようなもの。ユダヤ人にとっての存在意義を脅かしかねない故に、「しきたり」として決して許されることのないこと。それを分かった上で頼むチャヴァと、娘の気持ちは分かっても認めるわけにいかないテヴィエとの会話は、単に「娘の言うことを親が聞かない」という話ではないので、その反応はかなり残念に思いました。

テヴィエという人物は、かなり学のある人物で-ここでいう「学」とは「学問」という意味よりは、「生き抜く」ことに対する対応力という意味に称しますが-「しきたり」にこだわる面ともう一面、かなりラディカルというか、進歩的な側面を持っている方なんですよね。

長女・ツァイテルの結婚式の時に、ユダヤのしきたりである「男と女は人前で踊ってはならない」の禁を破ったパーチックを頭ごなしに否定することはしないわけですし。
進歩的な考え方を持っているテヴィエをもってしても、父親としてチャヴァの選んだ道は許せはしないけれども、可愛がってきた娘のことを「死んだ!」と言わざるを得ない立場こそに苦しみと悲しみを見るわけで、そこに笑いの要素が入るのは正直不可解なものがありました。

進歩的と言えば、仲人のイエンテも実は進歩的なんですよね。「家と家との結びつき」「親と親との結びつき」が当然という時代にあって、「親同士が仲悪くたって関係ない、結婚はお互いの合意だろう」と言い放つ様は実はかなり進歩的で。逆に言うと自分が引っ張ってきた縁であったラザールとツァイテルの縁談は、「本人同士が合意していない」故にイエンテ的には成立しなくて正解なわけですね。

ラザールと言えば、結婚式に不承不承出ていますが、途中からの狂乱の宴の時に、チャヴァ(唯月ふうかちゃん)からいいように煽られる様が毎回ツボです(笑)。

前回注目した、ツァイテルの背後でホーデルとチャヴァが心配するさま、特にホーデルが全身でツァイテルを心配するさまについては、実は今週の神田沙也加さんのラジオ(Ripple Lip/NACK5)でメールで紹介いただきまして。
「本筋はツァイテル姉さんなのに、後ろの私たちのことも気づいていただいて、しかも『チャヴァのことを気づいていない”てい”で』演技していることに気づいていただいて嬉しい」と言っていただけたことが嬉しかったです。

その様は実はこの日はなくて、ホーデルとチャヴァがお互い頷き合った上で、ホーデルがツァイテルに優しく語り掛ける形でした。(神田)沙也加ちゃんも(唯月)ふうかちゃんも、お互いの空気感で芝居を変えるタイプに見えて、日々の変化が楽しいです。

・・・

この日は3姉妹のトークショー。副題が「3姉妹のクリスマス」だった記憶がありますが、全くその副題は無視され(笑)、普通のトークショーでしたが、司会に登板された「屋根の中の人」の進行が素晴らしかった!

今まであまたのトークショーを拝見してきていますが、間違いなくトップクラスの素晴らしさ。
質問も進行も滑らかで、かつあくまで3姉妹を立てることに注力されていて、感激でした。

ではざっくりトークショーレポです。

●質問その1「お互いの第一印象と、今になっての変化は」
…あれ、どっかで聞いたことがある質問(笑)←私が他のライブで使った質問です

みりおんさんより
<さーやへ>第一印象からかわいい。家庭的な面もあるしさっぱりしてる。ごはんにかけるふりかけセットを持ってきてくれて美味しかった。

<さーや談>ふりかけセットは常に持ち歩いています(笑)

<ふーかへ>第一印象からかわいい。さーやの可愛さとまた違って、小動物的なかわいさ(笑)。あと、オンとオフがはっきりしていて、演じている上でもそれが生きてる。

<中の人談>チャヴァは感情の上下が一番激しくなる役どころですから、そんな面も生きているのかもしれませんね。

<ふーか談>えへへ(嬉しそうに)。

さーやより
<みりおんへ>長女感が凄くてお姉さん感がハンパない。てっきり実生活でもお姉さんなのかと思ったらそうじゃないそうで。実は私より年下ということにびっくりしてます(笑)

<ふーかへ>とにかくいつ持って帰ってやろうかと思っています(会場笑)。妹感ハンパなくて、わしゃわしゃ、なでなでしてる(笑)

ふーかより
<みりおんへ>きらっきらなオーラが凄い。それなのに関西弁喋るととっても可愛らしいです。

<さーやへ>いつも気を使って下さって、その気配りが凄い。あと物理的にとってもわしゃわしゃしてもらってます(笑)

●質問その2「もしみなさんの役が10年後『続・屋根の上のヴァイオリン弾き』を作られるとしたら、どんな感じになっていると思いますか」

<中の人>ちなみに設定としては19、18、16なんですよね(3人苦笑い)

みりおんさん
ツァイテルはモーテルと添い遂げていると思いますが、子だくさんがいいですね。5人息子で。父さん(テヴィエ)はみんな娘だったので、息子だといいなって。

さーやちゃん
パーチックと明るい未来が見えるかなかなか難しいわけですが、パーチックが寺子屋というか青空教室みたいなの開いて先生やってて、私は女教師でサポートするような感じがいいなって。補佐みたいな感じかなと。

ふうかちゃん
フョートカと細々と本屋さんやれたらいいなって。しがない本屋さんやって、子供にはたっぷり本を読ませたいなと。

※終演後、フョートカ役の神田恭兵さんからふうかちゃんにtwitterでツッコミが入り、「しがない」じゃなくて「歌える」本屋さんという結論になったそうです(笑)

●質問その3「年齢性別関係なく、ほかの役を1つやれるとしたら何をやりたいですか」

<中の人>じゃ長女から。

みりおんさん
なんか毎回私からですね(笑)、出席番号1番みたいな感じですね(笑)
ボトルダンサーをやりたいです。凄いですよね。

<中の人>あれ本当のガラスなんですよ。で種も仕掛けもないんです。出番前にみんな袖で練習してるんですが、稽古中だと落として割ったりしてました(会場内、結構派手に「へー」と反応)

さーやさん
ヴァイオリン弾きですね。凄く大変な役だと思いますが、音で語る様がとても伝わってくるのでやってみたいです。

ふうかちゃん
パーチックです。結婚式の時に軽々と飛び越えるのがカッコよくて!(照れながら力説するふうかちゃん。可愛すぎる)

私、背がこうなので憧れるんです!なんか変なテンションですよねすいません!(かわいい)

…という進行での、とっても滑らかで充実したトークショー。

最後は一言挨拶ということで、皆さんからのご挨拶。
最後は逆順ということでふうかちゃんから。

ふうかちゃん
ご観劇ありがとうございます。東京公演はあと13公演ということで淋しい面もありますが、1人も欠けることなく公演を務めたいと思いますので、ぜひまたお越しください。

さーやちゃん
ご観劇ありがとうございます。毎公演毎公演新たな発見があって、毎日が楽しいです。自分自身1人っ子なので、3姉妹で一緒にやれるのも嬉しいですし、他の出演者の方とも作品上で手を繋いだり円になったり、皆で触れ合う機会が多いことが嬉しいです。皆で力を合わせてこれからもやっていきたいと思います。

みりおんさん
ご観劇ありがとうございます。演じているとこの作品のパワーを日々感じます。この作品の再演される意味をはっきり感じる日々で、この後の公演もきちんと務めていきたいと思います。

…そんな形で、素敵な締めとなったトークショー。
3姉妹の仲の良さが表れたトークショーでしたが、それもこの日の司会<中の人>の巧みな進行があってこそ。心から拍手です。

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『綿引さやかクリスマスコンサート』

2017.12.17(Sun.) 19:15~21:20
品川TRIBECA(アトレ品川4階)

「vivi basket spacial」と銘打たれたクリスマスコンサート。去年11月の「vivi basket」の特別版ということで、実質的な準ディナーショーといった趣。
会場は品川駅港南口に直結した駅ビルアトレの4階の一番奥のレストランです。

さて、セットリストです。

●第1部
1.クリスマスメドレー
2.サムホエア/ウェストサイド物語
3.リフレクション/ムーラン
4.月影のナポリ
5.Defying Gravity/ウィキッド
6.I'll be here/Ordinary Days
7.On My Own/レ・ミゼラブル

●第2部
8.妄想女子のクリスマス(仮題)
9.幼稚園児のクリスマス(仮題)
10.special secret
11.Can't Take my eyes off you/ジャージー・ボーイズ
12.カラー・オブ・クリスマス/東京ディズニーシー
13.ひかり
14.アヴェ・マリア
15.Happy X'mas/ジョン・レノン

●アンコール
16.Oh Holly Night

第1部は赤のドレスで登場、M1のクリスマスメドレーから、M2-M3は劇団四季さんの『ソング&ダンス65』からの2曲。『ソング&ダンス65』は「来年」劇団四季さんが65周年を迎えられることを記念して過去の四季さんの作品から歌とダンスで構成する演目で、びびちゃんは今年10月から11月まで、東京・自由劇場公演にほぼ隔週で出演されていました(同公演は来年3月~5月に東北・北海道・首都圏公演、6~8月に大阪公演が予定されています。私の予想では4月中旬の目黒か越谷から、大阪の7月まで出ると予想しています)。

びびちゃんから「ご覧いただけなかった方も多いかと思いますので」という前置きでこの曲のエピソードを語られていました。本編は日本語、この日は英語でしたが、何しろアカペラで幕明けに出るだけに、いつもは緊張しないびびちゃんもこの時ばかりはバクバクで、ふと顔を上げたら一緒に稽古してきた仲間が励ます様が見えてますます涙モードになって、幕開く直前に涙を止めるのが大変だったと仰っていました。

事前に募集されていたリクエストから、M5とM6が採用されて至福の時を過ごしました。
M5はびびちゃん本人も「自分にリキを入れたいときに歌う曲」と仰ってて、パワフルさを堪能。

M6は別役(デイブ役)で出られていた作品からの曲で、いつかびびちゃんに歌ってほしいと思っていた夢が叶って幸せでした。何しろ7分以上もある大曲だけになかなか歌う機会がないと思っていたものの、ストーリー性がある曲なので、気持ちを入れた曲を巧みに表現されるびびちゃんのタイプに合うと思ってリクエストしましたが、期待以上でした。クレア役、いつか演じてほしい役の一つです。

911で愛する人を失った彼女が、次へ踏み出す一歩に逡巡する曲なのですが、「相手を包み込むように受け止めるさま」は相手の立場にすっと入り込めるびびちゃんにとって合う気がずっとしていて、願い続けたい思いの一つになっています。

第2部は、「vivi basket」前回でセンセーショナルに(笑)発生した企画。お客さんにテーマに対するキーワードを書いてもらい、それをびびちゃんとピアノの(久田)菜美ちゃんで即興曲にするという企画で、今回はクリスマスをテーマにキーワードを上げてもらった結果、なぜだかタイトルがそんな方向性に収れんする結果になりました(大爆)。

テーブルが24あったので、キーワードは12キーワード×2で2曲となりましたが、菜美ちゃん曰く「一応想定してリハーサルはやったんだけど参考にならなかった(苦笑)」だそうで(笑)。「テンポはどうする?」とか「明るくする?軽くする?」とか菜美ちゃんからの提案を、びびちゃんが意外なことにバッサバッサと肯定or否定するのがこのコーナーの興味深いところ。

びびちゃんって普段、はっきりと肯定とか否定とかってイメージがしないわけですが、でもこのコーナーの時は自分のイメージとの整合を取っているせいなのか、「こうする」というのがはっきりして、驚くほどはっきりと決断するんですね。そこが、びびちゃんの決断力という一面を見せているように思えました。

かと思えば、「歌い終わったら忘れていくので皆さん覚えていてくださいね」という、いつものモード(笑)のMCも面白いわけですが。

で、実はキーワードのうち、1つだけ(ちなみに当テーブルの提出キーワードでした実は)抜けたことに2曲終わった段階で気づき、まさかのとんでもないスペシャルが出現しました(M10)。さすがに載せるのは自粛しておきますが、いやまぁあのキーワード入れてあんなミラクルになるとは、出した方も想像つきません(笑)

M11は9月のライブでもお客様参加型で大盛り上がりしたジャージー・ボーイズからの1曲。この日も大盛り上がりでした。びびちゃん、お客様(familyを)ノセるの上手いから(笑)

知る人ぞ知るM12も生で聞けたのは初めてで嬉しかったし、そこからの「ひかり」も思いが溢れて素敵。

後半の曲とともに語られたMCは、それらの後半の曲との関連もあって素敵で。

「自分のことを信じてあげてほしいし、自分のことを信じてくれる周囲の人も信じてほしい。」という言葉は、周囲にたくさんの理解者がいらっしゃるように見えるびびちゃんらしい言葉だと思ったし、「やさしくあるために強くありたい」って気持ちがまっすぐ伝わってきて。

「応援していただけるから進んでいける」ことへの感謝の気持ちをまっすぐ出していただけることが、何よりの魅力と改めて感じたこの日のクリスマスコンサートでした。

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『岡村さやかライブ「サラダこよみ」』

2017.12.16(Sat.) 12:30~14:15
四谷sound creek doppo

岡村さやかさんデビュー10周年記念&お誕生日前々昼祭り、ということでソロライブ開催です。
というわけで行って参りました。

今回のコンセプトは、今まで出た作品の曲を通じて10年を振り返る、ということで事前のアンケートからのチョイスでの進行です。

では、セットリストです。

●セットリスト
1.On My Own/レ・ミゼラブル
2.Places in Between/TRAILS
3.もうあなたはいない/Second of Life

[M4-7:One On Oneコーナー]
4.子守り歌/コエラカントゥス
5.変わる心/コエラカントゥス
6.欠けた月/しあわせの詩
7.帰る場所/BIRDMAN

[M8:galaribbonコーナー]
8.Look at me
 /イーストウィックの魔女たち

9.This Time/Before After

[M10-12:AKA Companyコーナー]
10.A trip to the library/She Loves Me
11.come to your sences/tick...tick...Boom!
12.ブロードウェイ・ブギウギ/Class Act

●アンコール
13.幸せの秘密/ダディ・ロング・レッグス

セットリスト13曲中、ご自身の役ではないのは最初と最後、そして途中でgalaribbon(さやかさん、池谷祐子さん、本井亜弥さん)3人勢ぞろいで歌われた3人娘の曲(『イーストウィックの魔女たち』より)の3曲だけ。

M1は、さやかさんのTMA(東宝ミュージカルアカデミー)1期生卒業公演『レ・ミゼラブル』で演じられているので準本役。M13は以前さやかさんのライブで歌われて好評だった『ダディ・ロング・レッグス』からの1曲。本役の真綾さんは勿論素晴らしいですが、さやかさんのジルーシャも素敵です。

M1の後では、この日のピアノの酒井和子さんとの出会いの話をされていて。
TMAを卒業したさやかさんが受けに行った『レ・ミゼラブル』のオーディション。そこでピアノを弾いていたのが酒井さん、ということでそれが最初の出会いだったそうなのですが、酒井さんはさやかさんのことを鮮明に覚えているとのこと。

というのも、オーディションの時、「もう一度聞きたい」という人に声を掛ける「コールバック」というのがあるのですが、実はさやかさん、大学のゼミの発表のために帰ったら、コールバックがかかって『帰る人聞いたことない』って言われたとかで(笑)、酒井さんからその話が出て、さやかさん爆落ちしておりました。

ちなみにこの日配られた『用語説明(MCに出るかもしれない用語集)』にTMAの入学の時の話も載っておりまして、「両親に内緒で受けて後で怒られた」というのも噴きました。流石すぎる。

全般的にさやかさん曰く「闇にならないように頑張りますので、実際に闇だったら後でこっそり教えてください」というのも面白かったですが、「初めて聞く話」はそれなりに多かったですが、闇はそれほどなかった感。

Oneに初めて出たとき(『コエラカントゥス』)、今と変わらず稽古場の横で小さくなっていたさやかさん。なかなかカンパニーに入っていけなくていたけれど、確認のために録音していたプレイヤーに、小学校男子みたいな言葉が録音されてて、じっと見てたら、ないとーさんが色々吹き込んでいたのを発見(笑)。当時は「いじめか?」と思ったけど(笑)、今振り返ると「溶け込めるように気を使ってくれたんだなぁ」と、綺麗にまとめてました。

曲紹介を当時のフライヤーとともにされていて「ないとーさん若い!」と言って会場の一部が噴き出す一幕も。

galaribbon勢ぞろい!のコーナーは池谷さん&本井さん登場、ということでやんさんが特製ケーキを持って登場。中央がさやかさんの顔になっている特製だったそうで、会場では「どこまで傾けて大丈夫なのかわからない(笑)」の理由により、インスタ公開になりました。やんさん曰く「インスタ映えします(笑)」。

3人はTMA当時はそれほど仲良いというわけではなかったそうですが、むしろ卒業してから仲良くなり。

出会った頃の話を質問されて、「10年ぐらいより前の話は忘れちゃってるんですよ」の本井さん談が全てを持っていき(笑)、やんさんも「本井さんが全部持ってっちゃって」と呆れ半分笑い半分。その中央でニコニコしてるさやかさん最強。

やんさんが仰っていて印象的だったのが、TMA卒業後に初めて大きな舞台に立ったのがさやかさん。

見に行って、舞台上に立っているさやかさんを見ていて、誇らしかったし、同期の中でも先陣切って進んでいく姿が凄いと思ったし勇気づけられた特別な存在と。それに応えてさやかさん、「お互いの舞台を見に行くと、『うちの子が一番いい!』って思うし誇っちゃう、まるで家族みたいに」、と仰っていたのが印象的。3人並ぶと、本当に『かけがえのない仲間』って感じになるのが本当に素敵で、さやかさん10周年に相応しい温かい空間でした。

・・・

今まで歌ってこられた曲で彩られる時間はとても至福で、さやかさんが演じてこられた役、そして歌はどれも温かさに溢れていて、さやかさんでしか出せない空気を纏っていて、どの曲も舞台で見た風景をはっきりと思い出せるのが素晴らしくて。

「This Time」が歌われれば丘を思い出すし、「帰る場所」が歌われれば飛行機を思い出すし、「A trip to the library」が歌われればイケイケなさやかさん(珍)を思い出すし、何よりも「欠けた月」(『しあわせの詩』)は今でも忘れられない、「歌声で空気を変える」さやかさんに痺れた曲だけに、聞けて全身に鳥肌が立ちました。

最後のMCでさやかさんが語られていましたが、お客さんそれぞれに語り掛ける様はお人柄が現れていて。

「もちろん来ていただけるのはとても嬉しくて、来ていただけたらほっこりする空気をお届けしたいけど、事情で来れない方もいらっしゃると思います。なので、皆さんとにかく元気でいらしてください。どこかでいてくだされば、またお会いできることがあると思います」と仰られた言葉は素敵でした。

「今まで皆さんに支えていただいて10年を過ごしてきて、皆さまからいただいた気持ちでここまでやってこれたことに感謝」された様はとても笑顔に満ちていて、一緒に10周年をお祝いできたことが何より嬉しかったです。

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『新妻聖子クリスマスディナーショー』

2017.12.14(Tue.) 19:00~21:30
ホテル椿山荘東京5F・オリオン

新妻聖子さん初のディナーショー、今年東京、名古屋、広島で開催されますがこの日が正真正銘の初日。
それもあってか聖子さんのMCがまずもって

「新妻聖子人生初のディナーショーへおいでいただきありがとうございます!」と超ハイテンション(笑)

前日のFNS歌謡祭で披露されたシルバーの衣装を身にまとい(正しくはこの日のための衣装を前日のFNS歌謡祭でも着たという話だそう)、ハイテンションで始まります。

「私、『お客さまの気持ちに寄り添う』をモットーにしておりまして、皆さまと同じ気持ちを味わうべく…皆さまと同じディナーをいただきましたっ!!!美味しかったですよねっ!!」(会場内笑)

「テリーヌも美味しいし、パンもおいしい。あのパンどこで売っているんですかね?(笑)それにデザートのあのゼリー、むちゃくちゃ美味しかったですよねっ!!わたし一瞬で飲み込みましたっ!!」(会場内笑)

・・・・緊張しているせいなのか、いつもと同じく美食家の血がダダ漏れております(爆笑)。

55卓10人掛けテーブルは満員。総勢550人を前にした聖子さん、テンションの上がること上がること。

「皆さんおめかししていただいて!すごい景色です!男性のみなさん、皆さんが社長さんに見えます!」(笑)

5曲目のクリスマスメドレーではディナーショーの掟第1項(推定)である客席降り。ここで「皆さんの笑顔を見られて、ふわふわとしていた感じがやっと落ち着きました」と後で仰っていました。客席をぐるっと回ってお手振りされている姿はめっちゃお茶目でした。

それにしても、ど緊張するはずの初ディナーショーの前に、ディナーをフルコースでお召し上がりになられ、それであの、喉絶好調&トーク絶好調って、やっぱり新妻聖子は新妻聖子です(あえてリスペクトの意味で呼び捨て。久しぶりに笑)


さて。

この後、名古屋・広島を控えておりますのでセットリストはネタバレ扱いで。
NGの方は回れ右でお願いします。





ではセットリストです。

●本編
1.ラマンチャの男/ラマンチャの男
2.天地の声
3.愛をとめないで~Always Loving You~
4.sweet memories/松田聖子
5.X'mas Medley
 5-1.Amazing Grace
 5-2.星に願いを
 5-3.ジングルベル
6.Anothey day of sun/ララランド
7.Beauty And The Beast/美女と野獣
8.命をあげよう/ミス・サイゴン
9.All want christmas is You

●アンコール
10.Nessun dorma~誰も寝てはならぬ~


意識的にコンサートツアー2017と曲をなるべく重ねない構成だったようで、曲としては同じM6(ララランド)も実は、ディナーショーバージョンの踊らない(爆)ジャジーな編曲になっててとっても素敵!なかなかあの曲をこうは歌えない、さすがは聖子さん、踊らなくてもただじゃ済ませない(笑)

M1は緊張のあまり曲紹介をすっ飛ばしてももはやみんな知ってる安定のブランド。
M2とM3はNHKシリーズと紹介がありました。
M3は懐かしいですね。以前はしょっちゅう聞いていた曲ですが、持ち歌も増えて選曲の幅も広がったこともあってすっかりご無沙汰の曲。全体的に前半は「新妻聖子を知らない人でも聞ける曲」が集中していた感じがあります。

ディナーショー市場初参戦の新妻さん、ここ椿山荘の今年のクリスマスディナーショーラインナップでも、リーズナブルな価格設定(下から2番目)で、満席となったのはその理由もあるとは思いますが、それ故、「名前だけなら知ってる」「名前も知らない」方を呼んで、惹き付ける作戦と想定すると中々上手い構成です。

MCも研ぎ澄まされて無駄がない構成。60分のショーに正味12曲をフルで入れて、その上に挟み込むMCがどれも秀逸。
M8『ミス・サイゴン』の「命をあげよう」はこれ以上ないほどの作品の簡潔なる説明が入り込み、「キムが息子を思う無償の愛、その気持ちこそがこの作品のコアの一つを形作っている」と表現された後のキムの歌は、もはや歌唱と呼ぶ以上の、芸術作品に相応しい風景。バックに流れるヘリコプター音、あのサイゴンの音、すべてが鳥肌でした。音響とシンクロする照明効果も素晴らしかったです。

そういえば、「命をあげよう」ではいつもの通り気持ちが入り込みすぎて、歌い終わった後、衣装とビーズが絡まるハプニングで、現生に帰ってこれないまま舞台際のスタッフさんに「うぇーん、取れないよー」と助けを求めるチャーミングさ最強。

この日の「聖子さん」話は、「ディナーショーの女王の聖子さんに敬意を表して、同じ聖子ということでもありますし」の枕詞からの「さすがに『夏の扉』というわけにもいかないので」と笑いをひとしきり取った後の曲突入。隙がない(笑)。

後半のMCではこれまでのことにも触れられていて。

「私は2003年に『レ・ミゼラブル』に出逢わせていただいて、こんな素敵な世界があるのか!と思いました。この『ミュージカル』という素晴らしい世界を知ってもらいたい、という思いでやってきて。ありがたいことに昨日のFNS歌謡祭でも、地上波のゴールデンであれほど長い(14分)時間で歌わせていただけるということに、皆でハグして喜び合いました」

「一つ一つの場を大切に向き合い、後に続く人たちのために全力を尽くしたいと思ってやってきました」

「歌える場をいただけることは本当にありがたいことで、支えてくださる皆さまのおかげで、どれだけありがとうの言葉を言っても足りないぐらいです。せめて私から歌で感謝の気持ちをお伝えすることができればと思って歌わせていただきます」

の言葉には「作った思い」をひとかけらも感じなくて。

「お忙しい12月、今日という12月14日という日が、いらしてくださった皆さまにとって、素敵な思い出の大切な1日になったことを願ってやみません」という言葉とともに締められたディナーショー。

聖子さんの辿ってきた道が、上手くいかない道もあったりしたことも見てきたけれども、最近、聖子さんから発してくれる”感謝の気持ち”のまっすぐさはとても嬉しくて。

聖子さんの言葉と気持ちが、聖子さんの人となりをより豊かに、歌をより深くしてくれている。

だからこそ、そんな聖子さんのハートが、初のディナーショーの成功につながったものと信じられる、素敵な素敵な夜になりました。

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『丹宗立峰&青山郁代ライブ MUSICAL NIGHT』

2017.12.12(Tue.) 19:30~22:30
銀座ボンボン

シャンソンバー・銀座ボンボン、この日は「MUCISAL NIGHT」と銘打ち、丹宗立峰さん&青山郁代ちゃんのライブ。とはいえ、実は第1部はシャンソンというお題での進行で、第1部ラストからがミュージカル曲。

この日ボンボンお初の郁代ちゃんは、ご本人曰く「シャンソン(の解釈)を間違えたシリーズ」と何回か仰っておられましたが(笑)、珠木さんが優しく「シャンソンはフランス語で『歌』の意味。こうじゃなきゃいけない、って捕らわれる必要はないのよ」と仰っていたのが印象的でした。

というわけで、セットリストから。
第1部90分・第2部60分の進行で、間に30分弱の休憩を挟み全体で約3時間でした。
ピアノはアニエス晶子さん。

●第1部
1.くるみ割人形(アニエス)
2.歌い続けて(珠木)
3.わが麗しの恋物語(青山)
4.脱走兵(丹宗)
5.サバの缶詰め/オケピ!(青山)
6.ブルージーンズと革ジャンパー(丹宗)
7.Marry Me A Little/Marry Me A Little(青山)
8.My Way(丹宗)
9.デスペラード(青山)
10.Tonight/West Side Story(丹宗&青山)

●第2部
11.ハトに餌を(2ペンスを鳩に)
 /メリーポピンズ(アニエス)
12.それぞれのテーブル(珠木)
13.愛の出帆(珠木)
14.Beauty And The Beast/美女と野獣(青山)
15.Ever More/美女と野獣(丹宗)
16.Final/美女と野獣(丹宗&青山)
17.something more
 /ルドルフ・ザ・ラスト・キス(丹宗&青山)
18.星のさだめ/アイーダ(丹宗&青山)
19.サンアンドムーン/ミス・サイゴン(丹宗&青山)
20.Last Night of the world
 /ミス・サイゴン(丹宗&青山)
21.Jolly Holiday/メリーポピンズ(丹宗&青山)
22.Supercalifragilisticexpialidocious
 /メリーポピンズ(丹宗&青山)

アニエスさんのピアノ演奏が2曲、珠木さんの歌唱が3曲、郁代ちゃんの歌唱が5曲、丹宗さんの歌唱が4曲、そして何より凄いのが残り全部が郁代ちゃん&丹宗さんのデュエット、ということでデュエットが何と8曲もあります。

わずか20人前後の空間で、贅沢な音楽と歌声に浸るひと時を堪能。
M12とM13は、オーナーの福浦さんからゲストのお2人へ贈られた”似合うシャンソン曲”ということで、M12が郁代ちゃんへのプレゼント曲、M13が丹宗さんへのプレゼント曲でした。
ちなみに、郁代ちゃんはボンボン自体がお初とのことでしたが、丹宗さんも「親の顔」以外では初めてとのこと。

どの曲も聞けて嬉しい曲ばかりだったけど、1曲挙げるなら何といっても『ルドルフ・ザ・ラストキス』初演版の「Something More」!
個人的に”神”と思ってる初演版を、まさかお2人で聞けるとは。

MCでも話に上がった話なのですが、お2人の歌から受ける印象って、「演技」であり「役者」なんです。
いわゆる「芝居歌」ともいえますが、感情が乗ってこそこの曲は光ると思っていて、ルドルフとマリーが、理屈でなく惹かれあい、精神で求め合うさまを久しぶりに感じられたことが何より嬉しかったです。

郁代ちゃんがMCで語っておられましたが、「言葉にしなくても通じるものがあって、役を演じる、歌を歌う、その時に『言わなくても分かってもらえる』その信頼の気持ちが凄くある」という感想は、デュエットがどれも丹宗さん&郁代ちゃんでしか出せない歌の空気に確実に反映していて、どの曲も素晴らしかったです。

途中で質問コーナーがあって、私の質問も採用していただいたのですが、設問が「お互いの第一印象と、今振り返ってそれと違うところは」。

郁代ちゃんにとっての丹宗さんは、郁代ちゃんのお師匠さん(木村聡子さん)が出ていた『オリーブ』(陽なた)の演出家さん。小劇場ミュージカルに初めて見に行って、感動しまくってアンケートの裏までびっしり書いた…という話を(共演したときに)丹宗さんにしたら、「その話、2年ぐらいは覚えていたんだけど(その後忘れた)@丹宗さん談」という(笑)。

その後、レミでご一緒したり、サイゴンでご一緒したした後に、『オリーブ』の再演でまさかのお師匠さんと一緒の役・シーリアで呼んでいただいた奇跡を話しておられ。

郁代ちゃん「丹宗さんはとにかく否定しないんです。普段でも家族のこととかも何でも相談できちゃう」

丹宗さん「そうだね、他の人からも良く相談されるね(笑)。演出する側からすれば、そりゃ正解みたいなものはあるけど、それぞれの人なりの人のものを見せてもらわないと、その人にやってもらう意味がないと思っているから、否定はしないように意識して演出してる」

丹宗さんから見た郁代ちゃんは、「とにかく前に出る」。それに応えて郁代ちゃん、「昔は『倒れるときは前のめり』ってフレーズ使ってました(笑)」と。おぉ、懐かしい。「苗字も『あおやま』だし、名前も『いくよ』なので、一番先に呼ばれることが多いので、自分から先に行くようにしている」とのこと。「なかなかできないよ」と丹宗さん、感心されていました。

そういえばその話の関連で、郁代ちゃんが話していて曰く、現在タップ稽古に入っている『メリーポピンズ』の時の話で、「若い娘(後輩)に『前に行きなよ』とか言ってる自分がいて、『らしくない、いかんいかん』と思ったり、また逆に『そういう立場になったんだな』と思ったり。『前に行けばよかったな』と後で後悔しましたけど」と仰っていたのが意外でした。

もう一つ質問で興味深かったのは、『オーディションで手ごたえって分かりますか』って質問。

丹宗さん曰く「”上手く”できたと思ってたときってだいたい落ちる。とある作品のオーディションで歌詞を忘れてしまった時があったけど、なぜかそれは受かった」

郁代ちゃん曰く「オーディションの場でなんか仲良くなって『また会いたいね!』と言い合っていたりする空気になっていると受かることが多い」

お2人とも中堅になったこともあって、若手とは違う要素もあるのかもしれませんが、安定を求められる中堅ならではの判断基準が興味深かったです。
形通りじゃないものを作り上げるのを求められていたり、カンパニーのムードをどう作り上げるかを求められていたり、ポジションとして今までにないものをお2人ともが、製作サイドから求められているようにも感じました。

ここでしか聞けない話もたっぷり聞けて、
ここでしか聞けないデュエットもたっぷり聞けて、
ここでしかできない近さで堪能した至福の時間。

素敵な相性でまた拝見できることを心待ちにしています。

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『松原凜子Live』

2017.12.11(Mon.) 20:40~22:40
神楽坂GLEE

12月myエンタメ祭り、4日連続の3日目、この日は松原凜子さんのライブ。
『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役で初めて拝見し、テレビではその前の『カラオケバトル』で拝見していましたが、ライブは初めて。
この日は17時30分からの夕方の部と、20時30分の夜の部の2本立て。

圧巻のソプラノボイスと、圧巻のほわほわトークを堪能しました(爆)。

セットリストです。

●セットリスト
1.overture(森亮平さん作曲)
2.クリスマスソング・メドレー

[M3-6:クラシックコーナー]
3.アヴェ・マリア
4.夜の女王のアリア/魔笛
5.Glitter and be gay/キャンディード
6.Instrumental(森亮平さん作曲)

[M7-10:ミュージカルコーナー]
7.music of the night/オペラ座の怪人
8.Beauty and the Beast/美女と野獣
9.夢やぶれて/レ・ミゼラブル
10.The Girls in 14G/クリスティン・チェノウエス

[M11-13:ポップス失恋ソングコーナー]
11.友達のうた/中村中
12.Last Love Song/Superfly
13.クリスマス・イヴ/山下達郎

[アンコール]
14.on my own/レ・ミゼラブル
15.Black and White/マイケル・ジャクソン

クラシックからミュージカル、ポップスからマイケルジャクソンまで、幅が広すぎてびっくりします。
ミュージカルに至っては何と男性曲のM7「music of The night」もあり、これが圧巻。

凜子さんのソプラノって、ソプラノなのにソプラノ以上に聞こえるというか、しっかりと役を纏うんですよね。レミゼにしても、ソプラノですから本来はコゼット音域な方なはずなのに、エポニーヌを演じても歌で役が浮かび上がってくるのが興味深いです。

とはいえ、本人的にはエポニーヌという役は大変な役だったようで、最初はとにかく真っ直ぐにぶつかるしかないと、そう演出家さんからも言われていたと。何しろエポニーヌあとの2人は、全く同じ背なのだそうで。言われて初めて知ったのですが、昆ちゃんとふうかちゃんは、背丈が小数点以下第1位まで全く一緒(ちなみに公称では昆ちゃんが1cm高い。ふうかちゃん154cm、昆ちゃん155cm)で、凜子さんは161cm、故に同じ役作りで行きようもない、ということで試行錯誤しながら、特に帝劇は演じていたとのこと。

それがようやく地方公演を経てエポニーヌの複雑な感情も取り込めるようになって、やっと自分なりのエポニーヌが見せられるようになったという思いが抱けたということで、その思いがあってのこの日の「on my own」。
今年のレミは地方は拝見できなくて帝劇だけだった私ですが、確かに感情の広がりと深みを感じる、そして更に凜子さんなりのエポニーヌが拝見できたことが嬉しかったです。

圧巻と言えば『キャンディード』の「Glitter and be gay」も。曲として久しぶりに聞きましたが、自分が聞いたことがあるミュージカル版の新妻さんとまた違った空気感。でも宝石をたくさんつけるということには変わりはないわけですね(笑)。

「The Girls in 14G」もようやく本家本元を拝見できました。私が観たのは玲奈ちゃんが初で、めぐさんも歌われたりしてましたが、演じ分けの巧みさが流石です。

この日はMCたっぷりでしたが、仰られていた中で一番印象的だった話が、歌う曲の選択の話。
「以前はクラシック以外歌っちゃいけないと先生から言われていて、それを守ってきたけど、それ以外の歌も歌うようになって世界が広がって、皆さまとお会いすることもできて嬉しい」と仰っていたこと。

この日のクラシック歌唱はマイクを使わず生歌で歌われていて、それも圧巻でしたが、ミュージカル曲も、ポップスもそれぞれ違った良さを出していて、そういった思いの変わりゆえに、選曲の広さから魅力の広がりを見せてきたのかなと。
「失恋曲集めました(笑)」の選曲勘も面白く、MCもちょいちょい面白いのをぶっ込んで(爆)来られます。

一番のヒットは、12月25日の次のライブの告知ですかね。
「12月25日にクリスマスと忘年会を兼ねてライブやります。クリスマスに予定のない方、ぜひいらしてください。あ、手を挙げなくていいですから(笑)」がなかなかの切れ味だったことを申し添えます(笑)

ちょっと気になったことと言えば、MCの時間配分は一工夫必要だったかもしれません。

20時30分開始というただでさえ遅い時間(仕事人にはありがたい時間)ですが、第1部の終了が押して15分押しで始まり、本編だけでも22時40分終了。今までどんな遅いライブでも22時を越すことはそうなかったですし、お見送りしていただいて嬉しかったとはいえ、最終は23時30分近くになったようですし、お手伝いの学生さんもお帰りは大変だったのではと思います。そこは次回の課題なのかもしれませんね。

歌の先生をされていることもあり、教え子がたくさん来られていたようですし、出身校の仲間もたくさん来られていたようで、アットホームな空気はその辺からも伝わって、素敵なライブでした。また拝見したいです。

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『清水彩花3rd Solo Live』

2017.12.10(Sun.) 18:00~19:30
四谷天窓comfort.高田馬場

清水彩花さん3回目のソロライブ。
前回から随分空いた印象はなかったのですが、ご本人のMC曰く、去年3月以来、1年半ぶりとのこと。
彩花さんはほとんど今年はレミゼだったから、なのですね。

高田馬場駅からほど近い、30人ほどのこじんまりとした、素敵な空間。
ビルの5階で夜ということで、夜景も綺麗ですが、みんな彩花さんの歌を聞いております(爆)。
今回はこの日の公演が完売したため、4日の夜に追加公演が行われましたが、4日もいらした知人曰く、セットリストは同じだったとのこと。

●セットリスト
1.星めぐりの歌/宮沢賢治(作詞・作曲)
2.オリオン/A Shape

[M3-M6:自薦他薦コーナー]
3.木綿のハンカチーフ/太田裕美
4.蝶々結び/Aimer
5.お針子の歌/キリンジ
6.オリビアを聞きながら/杏里

[M7-M9:英語歌詞コーナー]
7.over the rainbow/オズの魔法使い
8.someone to watch over me
  /クレイジー・フォー・ユー
9.on my own/レ・ミゼラブル

[M10:西川先生ソロコーナー]
10.ヘイヘイブギ/笠置シズコ

[M11-13:アニソンコーナー]
11.乙女のポリシー/美少女戦士セーラームーン
12.はじめてのチュウ/キテレツ大百科
13.魂のルフラン/新世紀エヴァンゲリオン

14.なんでもないや/君の名は

[アンコール]
15.Bring Him Home/レ・ミゼラブル

「MCは上手じゃないので、できるだけ良くしゃべります」とM2終わりで言及して、本人比長いMCがあった後、すぐM3に行こうとしてピアノの久田菜美さんから「紹介してくれないの?(笑)、紹介されてから喋ろうと思ってたんだけど」とツッコまれて会場爆笑。いい感じに緊張が解ける本人と客席(爆)。

その後、構成の西川氏が登場された際に「MC苦手だからって、菜美さんとやりとりして逃げるって技覚えたでしょ」ってツッコまれて、いたずらっぽく笑っている彩花さん最高(笑)

M3からM6は彩花さんから自薦2曲、西川さんからの他薦2曲。前回もどれがどちらからの曲かわかりやすかったとのことですが今回も相当分かりやすい(笑)。M3とM6が彩花さん、M4とM5が西川さんから。
ちなみに西川さんからの推薦は結構マニアックなところを突くそうで、菜美さん曰く「楽譜がない(笑)」

だから耳コピでやろうとするんだけど結構難しい、と菜美さんが仰ってましたが、西川さんが「曲選んだんのに文句ばっかり」って「彩花さんに」ツッコんで「菜美さんが言ってたんですよー」って返してわちゃわちゃMCになったのも面白かったです。仲良し。

M7-9の英語歌詞コーナーは今回新設ですが「ミュージカルでご飯を食べさせていただいている身として」という前置きでの3曲。歌詞を覚えるのに相当苦労なさっていたそうですが、特にM9の「On My Own」は素晴らしかったです。

最近、レミゼの他の曲を歌うのが流行りなのか、エポニーヌとファンテーヌを演じた新妻聖子さんがコゼットを歌ってみたり、エポニーヌを演じた綿引さやかさんがファンテーヌを歌ってみたりという感じで来ていますが、コゼットの方がエポニーヌの曲を歌うのは珍しいかと。

西川先生とのわちゃわちゃMCは無茶苦茶面白かったなー。
彩花さんは「MC苦手」と言っているけれど、実は「1人MCが苦手」なだけなんですよね。相手がいると話が転がる転がる。

コゼットとマリウスの話で面白かったのは「三者三様のマリウス」という話。

海宝くんはしっかりしてる。同い年でもあるし、引っ張ってもらえる。
内藤くんと田村くんはタイプは似てるけど、田村くんの方が頼れる。私が涙ぐしゃぐしゃになって手紙読んでるとき、隣でしっかり支え励ましてくれる。大希(内藤くん)は隣で一緒に泣いちゃう感じ(会場爆笑)

あと彩花コゼットの咳払いが演出さんに大好評だったらしく、別のコゼットが通しだった日(彩花さんが休みだった日)に、「彩花の咳払いを聞かせたいので彩花に電話してくれ」と言われてスタッフさんが困惑したという話も噴き出しました。

ちなみにご本人、「どこがそんなに気に入られたのか分からない」そうで、いる時には何度もやって欲しいと言われ、いきなり言わされるので恥ずかしくてしょうがなかったそうです(笑)

M11-13は彩花さんライブ恒例のアニソンコーナー。初見の方はこのコーナーの存在に驚くそうですね。初めて来られたフォロワーさんが驚いていましたが、はい、通常運行です(笑)。

とはいえ、3曲ともにリアルタイムで聞いてるのはそうそういないのか、意外なほどに世代で分かれていました。セーラームーンでも「ムーンライト伝説」ならみんな知ってるでしょうけど、「乙女のポリシー」は意外な方面ですもんね(「ムーンライト伝説」は無印の主題歌、「乙女のポリシー」はその後身のRとSのエンディング曲)。

ミュージカルをされている方とアニソンの親和性って結構高いと思いますが、それが前面に出たのがM13の「魂のルフラン」のど迫力。M14の「なんでもないや」は厳密にはアニソンではないですが、歌で物語を表現するという点で、ミュージカル女優さんの可能性を感じました。昆ちゃんとかもその方向性だったわけですよね。

最後のご挨拶では今のご本人の年齢的な面にも触れられて、少しくの不安を吐露されていた彩花さん。

「もう30歳に近づいて、これからどうしていけばいいのか正直迷う部分もあるのですが、こうして皆さんに喜んでいただけることが嬉しくて、改めて前を向いて頑張っていくことを勇気づけられました。これからも応援していただけると嬉しいです」

そのように、これからについて不安を持たざるを得ない立場を率直に触れられていて、今年1年をほぼレミゼで過ごしたのもあるのだろうなと。レミは長期拘束になりますから、必然的に他の間口が拡げにくい点がありますからね。

ただ、コゼット役者にして女性支持が高いという、今までにない立ち位置は貴重で、歌と芝居を両立できる貴重な存在だからこそ、間口を狭めずにチャレンジしてほしいと願ってやみません。

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『屋根の上のヴァイオリン弾き』(7)

2017.12.9(Sat.) 17:00~20:25
日生劇場 2階J列30番台

2013年以来4年ぶりの再演、今期my初日です。

屋根を最初に見たのは2004年の東京芸術劇場公演。
このとき三女のチャヴァ役を演じていたのが笹本玲奈さん。

それから2006年、2009年、2013年と見てきて今回が5演目。
市村さんがテヴィエを演じられるようになってからずっと見ていることになります。

my初見がもともと玲奈ちゃんのチャヴァで始まっているせいか、自分の視点は意外なほどにチャヴァにフォーカスが当たってまして。
一般的な見方として、この作品のヒロインは次女のホーデルですが、三女のチャヴァがどれだけできるかによって芝居の厚みが変わるというのが、個人的な持論だったりします。

というわけで個人的に一家言あるチャヴァに、13年ぶりにエポニーヌからのチャヴァになる、つまり13年前の玲奈ちゃんと全く同じ道を辿る唯月ふうかちゃんがどこまで三女役を全うされるかが個人的なポイントでした。

観た感想としては正直、ふうかちゃんのチャヴァはここまでできるんだ!という驚きです。

玲奈チャヴァが基準になっている自分にとって、玲奈チャヴァは「越えられない高い壁」だと思っていたのですが、ふうかチャヴァは気にせず隣に同じような高い壁を作ってしまった感じ(笑)。

両親の思いを感じつつも、それぞれの道を歩もうとする長女、次女、三女。
(実際には四女と五女もいますが、物語として語られるのは三女まで)

父親にとって、母親にとって、なかなか肯定できない道を選ぼうとする3人だけれども、ほぼ問題ない道を歩もうとする長女、筋を通さない面はあるにせよ(爆)本人の意思であれば承諾せざるを得ない次女に比べれば、自身の、また自身の属するコミュニティにとって許されざる道を選ぶ三女は、この物語でも特別なポジション。

ふうかちゃん演じるチャヴァは、両親、姉妹に対しての愛情に溢れていて、テヴィエ・ゴールデの娘であることを心から喜んでいることが伝わって、その可愛さはただ可愛いだけじゃなく、愛に溢れている。

姉妹に対する愛情で印象的だったのは、長女のツァイテルが意に添わぬ縁談を持ちかけられた時の振る舞い。

「またとない縁談」と喜んでいるテヴィエを前に、事実を言い出せないツァイテルを見ていたチャヴァは、隣にいるホーデルをつついて、「ど、どうしよう…」と不安そうにホーデルを見たんですね。するとホーデルは触れたら火傷しそうなほどに全身でツァイテルの心配をしていたんです。

チャヴァはそれを見て「いまホーデルに話しかけちゃいけないんだ」ということと、「ホーデルが自分と同じか、それ以上にツァイテルを心配している」ことを理解して、ホッとしていたんですね。

ここ、三女と次女が「2人とも長女を心配することで繋がっている」というのがここまではっきりと表現されていた期はない気がしてとても新鮮でした。

三女からも「2人の妹で良かった」という空気が伝わってきて、すごく温まったのでした。

今回の次女・ホーデルは神田沙也加さん。
ちょうどいいタイミングでこの役に巡り合った感じで、実生活では一人っ子なのに姉と妹に囲まれて、それも素で楽しそうで何よりです(笑)。

今回印象的なのは、ホーデルとパーチック(広瀬友祐さん)のバランスがとても良く感じること。

私が観はじめてから、ホーデルとパーチックは「どちらかがいい」というバランスが多かったように思えて、だいたいホーデルが中堅どころの女優さん(ポジション的にはエポニーヌかコゼットやる方)で、パーチックは舞台経験が少ない方がされることが多くて。

玲奈ちゃんがホーデルやった2009年公演は良知くんだったけど、当時はやはり物足りなさを感じたし、それに先立つ2006年公演はホーデルが剣持たまきさん(元コゼット)と吉野圭吾さんで、バランス的にはいいはずなのにたまきさんはホーデルには合ってなくて、吉野さんの方がパーチックど真ん中(アンジョルラスな方でしたからね)。

直近の2013年のちーちゃんホーデルは、パーチックが入野くん。悪くはなくて今回のバランスに近い感じはありましたが、本質的にホーデルが全シーンにおいて引っ張る感じで(笑)、バランスとしてはあと一歩という感じでした。

今回の沙也加ホーデルと広瀬パーチックのいいのは、お互いがお互いを高め合ってる感じがはっきりわかるところですよね。一方的にどちらかが上位なのではなくて、シーンシーンそれぞれで主導権を握りあう。

パーチックが突っ走るところをホーデルが必要以上に止めず、それでいて頼るところは頼る。

沙也加ちゃんの地なら1から100まで言い負かしそうなイメージなところ(笑)、ちゃんとパーチックを立てることで上手く回している様が流石だなと。ふとちょっとよりかかって安心して見せるところとか流石ですね(爆)。

可愛い系の三女と、カッコいい系の長女に囲まれ、自分の居場所をいかにして見つけるかという動き方が流石は次女ポジションで、それ故、少し気が強い感じの存在感。パパに対してもこらえて涙を見せないようにしていた分、決壊した後の号泣が激しくてとても印象的。「自分が決断したのだから涙は見せられない」、そんな自分に押しつぶされないように必死で生きる姿が印象的でした。『愛するわが家を離れて』は強さを乗せ過ぎた感じがあったかも。

そういえばホーデルのmyツボと言えば、ツァイテルの結婚式シーンで、広瀬パーチックがとんでもないことやった時の、呆然とした表情、鳩が豆鉄砲を食らったような沙也加ホーデルの表情が忘れられません(笑)。

長女のツァイテル役はみりおんさん(実咲さん)。宝塚トップ娘役当時は拝見したことがなく初見です。

この枠は初見の時にたーたんさん(香寿さん)だったこともあり、この枠にも一家言ある私ですが(爆)、良いポジション取られていて好印象。何より三姉妹のお互いの仲の良さを表現できていたのは、彼女の存在のしなやかさ故かなと思えました。
心配りのみりおんさん、気配りの沙也加ちゃん、笑顔配りのふうかちゃんって感じです(笑)。

・・・

今回は三姉妹のバランスも、P&H(パーチック&ホーデル。広瀬氏命名のショートタグ)のバランスもよいですが、他カップルのバランスもどちらもいいです。

長女カップルのみりおんさん&入野くんは驚くほどにしっくり。入野くんはパーチックとしてちーちゃんの尻に敷かれるより(個人名やめいw)、みりおんさんの尻に敷かれる方がしっくりきます(どっちにしろ敷かれるのか爆)。入野くん好演でした。

三女カップルは、ふうかちゃんと神田恭兵さん。実年齢的には今回の3カップル中一番離れているはずですが(というかふうかちゃん成人したばかりですからね)、予想以上にぴったり。もっとチャヴァが背伸びした風になるかと思いきや、神田くんの巧みな芝居力でチャヴァをふわっと支える感じで、距離感を上手く縮めていました。神田くん、登場場面のソロも流石でしたね。

・・・

三姉妹、カップルどこをとってもバランスが良かったために、物語の主軸が更に引き立つ感じで、いつも以上に盛り上がる日生劇場もむべなるかな、という感じです。
年末公演ですが、完売日が続々出る好況ぶりでこの日も満員御礼でした。

物語に隙がなく、余韻に隙がある、さすがは名作。
新『屋根の上のヴァイオリン弾き』、どんな風に変わっていくのか楽しみです。

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『馬車道プレミアムクリスマスサロンコンサート』

2017.12.2(Sat.) 16:00~17:20
横浜・馬車道ピアノサロン

馬車道ピアノサロンで不定期に開催されているサロンコンサート、今回が33回目だそうです。
綿引さやかさんがゲスト、ということで行って参りました。

このコンサート、ピアニストがフェリス女学院大学・大学院卒の漆間有紀さんで、漆間さんと綿引さん(びびちゃん)は同級生だそうで。

新入生最初のオリエンテーリング(←オリエンテーションだと思います笑)で知り合って仲良くなって以来の長いお付き合いとのこと。

今回は「ぜひ『美女と野獣』をやりたくて、この作品と来たらびびでしょう」ということで漆間さんから誘ったら、「ぜひやりたい!」とびびちゃんがご返事したそうで、この日のコンサートと相成ったそうです。

会場の馬車道ピアノサロンは、人数としては30人ぎりぎり入るかのこじんまりとした雰囲気ですが、それゆえにアットホームな感じが素敵な空間。最後はぎりぎり6席増やしての開演。
白のドレスのびびちゃん、黒のドレスの漆間さんと、好対照な面持ち。

まずはセットリストから。

●第1部

1.X'mas Song
2.Sound of music/サウンド・オブ・ミュージック
3.My Favorite Thing/サウンド・オブ・ミュージック
4.part of your world/リトル・マーメイド
5.どこまでも/モアナと伝説の海
6.美女と野獣メドレー
 朝の風景/変わり者ベル/美女と野獣etc

●第2部
7.夢やぶれて/レ・ミゼラブル
8.さびしい樫の木
9.たしかなこと/小田和正
10.The X'mas Song
11.サンタクロースがやってきた
12.オン・マイ・オウン/レ・ミゼラブル

●アンコール
13.Oh Holly Night

お2人は同級生ということですが、学科は違って、漆間さんがピアノ科、びびちゃんが音楽芸術学科。ちなみに音楽療法に興味があってこの学校を選んだとか。

びびちゃん、幼稚園から高校まで坂のすごい学校だったので、「大学こそは坂のない学校を」と思っていたのに、専攻を優先した結果、山手地区の山の上にある、坂が凄いフェリスに通うことになったと(笑)

当時、元町・中華街駅から遅刻しそうになって坂を猛ダッシュしたら、1時間目が声楽の試験で、しかも歌う順が自分が最初の方で、息が切れてて点数が散々だった、とぼやいていましたびびちゃん(笑)

なお、漆間さんが明かしたところによれば、今は元町・中華街駅からエレベーター(かエスカレーター)で近くのアメリカ山公園まで上がれるようになり、かなり楽になったそうです(エスカレーターはこちら参照)。存在を知らなかったびびちゃん、驚かれていました。

今回、選曲はクリスマス系とディズニー系メインでしたが、ディズニー作品との親和性は相変わらず絶品。アリエルもモアナもベルも流石のフィット感。漆間さんにも仰っていただいていましたが、アリエルやらないかなぁ…。

『美女と野獣』に至っては、「朝の風景」で1人5役ぐらいやって(町のおばさん2人とか入ってた笑)、途中で「もう多重人格者は出てきません」ってMC入れて会場の爆笑をさらっていました(笑)。

・・・

M9の「たしかなこと」は、ほぼ1年前の「vivi basket」でびびちゃんがピアノを弾き語りされた曲。

びびちゃん「今回はピアニストの有紀ちゃんがいるので安心して歌える」

漆間さん「私は(びびちゃんのことを)友人としてもファンとしても思っているので、びびちゃんの弾き語りの動画をyoutubeで見ていて」

びびちゃん「やめて(笑)」

漆間さん「何度も見返して参考にしていて」

びびちゃん「いやいや、youtubeでは見られませんからね!(笑)」

というびびちゃんの素が混じりまくった掛け合いMCがとっても面白かったです。
(今回はびびちゃんゲストということで漆間さん、エピソード抑えてた感じがしました(笑))

・・・

お2人の関係は最初の始まりの時にびびちゃんが仰っていましたが、「同級生で、今でもこういった形で音楽と関わり続けていて、また一緒にできることが嬉しくて」という言葉と思いが、びびちゃんの歌声と漆間さんの演奏の関わりにも通じているところがあって。

漆間さんの演奏に安心して身を委ねて、いつも以上に伸び伸びと歌われているびびちゃんを拝見できたのはとても嬉しかったし、30人というこじんまりとした空間で、驚くほどに距離が近い中で、時を共有できたのは印象的で。サロンの空気もとっても温かくて、このスペースだからこそできる空気感に感じました。

MCでもう一つ印象的だったのは、先だってあったインタビューで「どんな女優さんになりたいか」と問われてびびちゃんが答えた答えが、インタビュアーさんをあっけにとらせたという話で。

後で補足で説明されたそうなので、言葉そのまま載ることはないのかもしれませんが、その話を踏まえて私が思うびびちゃんの女優・歌手としての印象って、「羽毛布団」なんですよね。

ミュージカル女優・歌手の皆さんって色々タイプがあって、「私を見て!」なタイプの方がいたり(誰のことですか)、「私を見なくていいよ」ってタイプの方がいたり(誰のことですか)、色々なタイプの方がいらっしゃいますが、びびちゃんに関しては「寄り添い型」というか、「包み込み型」なのかなと。

思いや気持ちを押し付けることなしに、でも聞く人をホッとさせるような、羽を休ませてあげるような、そんな温かい空気をいつも感じていて。それがこの日いつも以上に感じられたのは、フェリスの同級生として、長い間気持ちを共有してきた漆間さんの演奏にも、同じような優しさを感じたから。

歌声と演奏が、”同じ風に吹かれて、同じ時を生きてる(byたしかなこと)”2人の歴史と溶け合って、サロンの温かい空間にも溶けて、何物にも代えがたい時間を過ごせたことが、何よりの宝物になりました。

何よりのサプライズは、”この空間だから”ということでノンマイク、生歌での「On My Own」。
びびちゃんの生声でこの曲を聞くのはもちろん初めてですが、過去のエポニーヌの生歌で聞いたことは私も初めてで。「生のエポニーヌの感情」を至近距離で感じたことは、とりわけ心に残りました。

MCでびびちゃんが「赤レンガ倉庫の夜景、綺麗ですよ」と仰っていたことが印象に残っていて、会場を出た後はバスで赤レンガ倉庫へ。イルミネーションの光に包まれた後は、赤レンガ倉庫近くの乗り場からシーバス(海上バス)で横浜の夜景を眺めながら横浜駅へ。
コンサートとまた違ったプレミアムなひと時を過ごせて、素敵な12月の走り出しになりました。

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