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『ソング&ダンス65』(1)

2017.10.24(Tue.) 18:30~20:40
自由劇場 1階15列20番台(センターブロック)

2017.11.16(The.) 13:30~15:40
自由劇場 2階2列30番台(上手側)

『ソング&ダンス』、通称「ソンダン」初めての観劇です。
東京公演(10月~11月)に綿引さやかさん(びびちゃん)が出ることが発表されたのが9月20日頃。
この段階で全公演完売でした。

幸運にもチケットを入手できた回は、その週の日曜日まででびびちゃんが交代(最初の登板の10月20日~22日)することなって涙をのみつつ、別枠とはいえ平田愛咲ちゃんが入ったので、それはそれで涙は引っ込んだ…というわけで、無事、
びびちゃん&愛咲ちゃん両方見られてホッとしております。

女性シンガー枠は3人で、センターヒロイン枠が10月24日は木村さん、11月16日は江畑さん。
メインヒロイン枠が
10月24日は平田愛咲ちゃん、11月16日は三平果歩さん。
サブヒロイン枠が
10月24日は久保佳那子さん、11月16日が綿引さやかさん。

10月24日は愛咲ちゃん以外初見だったので、愛咲ちゃん中心に観ましたが、やっぱり本役の充実度ははっきり出ますね。『美女と野獣』ベルは、舞台では見られずじまいでしたが(京都公演が上手く他作品と合わなくて遠征できなかった)、いたずらっぽさ、変わりもの具合がなるほどぴったり。ラスト男性お2人にリフトされる様がチャーミング。

まだ演じられていない『リトルマーメイド』アリエル役も初めて拝見。愛咲ちゃんはリトマはアンサンブルで名古屋登板があったきりですので、アリエル役はありえる、可能性段階ではありますが、ソンダン東京終了後に博多(地元)アリエルもありえる(しつこい(笑))感じがしました。7月からは札幌で『サウンド・オブ・ミュージック』がありますから、マリア役経験者の愛咲ちゃんはそちらに移行すると思いますので、博多アリエルはありえるとしても(しつこい(爆))来年1月~2月かなと。

『アラジン』のジャスミンも新鮮だったし、『ウィキッド』はセンターヒロイン枠の方がエルファバ、そして残りお2人でWグリンダでしたが、愛咲ちゃん&びびちゃんのWは、何の巡り合わせか実現しなかったのが残念至極。東京最終週は劇団員さんで固めるでしょうから、愛咲ちゃん&久保さんになるでしょうからね。

愛咲ちゃんの登場シーンは演じていない役も生き生きと演じていて、さすがは複数のディズニーヒロインをやってきただけあって、ヒロインとしての説得力がさすがです。若手過ぎるポジションでもなく、安心してヒロインを任せられるのに、フレッシュさも併せもつ感じが、貴重な存在なんだなと思えて。改めて、良かったなぁと。

愛咲ちゃんの回のもう1方の久保さんは初見。『オペラ座の怪人』クリスティーヌ役を務められたことは予備知識としてはありましたが、ソンダン初見のときは曲を追うのに精いっぱいで、どの方が久保さんかを全部認識できなかった部分もあって。
とはいえ不思議なのが、「この曲と役の雰囲気はびびちゃんが来そうだな」と思った曲は結果、久保さんが歌っていらっしゃったので、そういう意味で2人のタイプは似ているんだなと。『壁抜け男』のイザベルが一番それを感じました。

久保さんとびびちゃんのWは実に好対照だなと思うのが、音域が完全に逆なんですよね。
久保さんはメインがソプラノで、アルトの地声を使うのは今回が初めてとのこと。
びびちゃんはメインがアルトで、ソプラノを使うのは今回が初めてとのこと。

そして久保さんは『オペラ座の怪人』のクリスティーヌは本役ですから、やはり本役としてのオーラは凄くあって。びびちゃんのソプラノ大丈夫かな、と心配していたのですが、さすがは本番に強いびびちゃん、歌いきっていました。印象的だったのは、クリスティーヌの心情表現。びびちゃんの強みは実はお芝居だと私は思っているのですが、鏡の中に映る、怪人に翻弄される表情は豊かでリアルで、クリスティーヌの心の動きをきちんと見せていて。歌い切ったことにも拍手ですが、”芝居でクリスティーヌを見せる”という、お芝居の面からもアプローチしてくれたことがとても嬉しかったです。本役でも見たい!

ぜひ本役でも見たいと思ったのは『ウィキッド』のグリンダも。センターにエルファバ(この日は本役の江畑さん)を配して、下手側に三平さん、上手側にびびちゃんの布陣でのWグリンダでしたが、2人違ったフレッシュさでとてもいいバランス。役柄的にも、邪心を持たず、本心から思っているのに、エルファバの気持ちをかえってこじらせてしまいそうな、「無自覚の良心」みたいなところが、なんだか合いそうな気がしました。

『リフレクション』は得意の地声ということで期待以上!ソンダンの事前写真で出てた写真は、幕開きとこの曲だったのですね。青のドレスのゴージャスさが波間を模した布に映えて素敵です。

『Crazy For You』でめっちゃ楽しそうに笑顔で歌ってる姿は無条件に楽しいし、イザベルの清楚でいいところのお嬢様なイメージもハマってます。この役も芝居的な面が強そうで合ってました。
意外なところでは『エビータ』が予想外に面白い見せ方になっていました。役柄的には鉄の女として、隙がない方が正解なのかもしれませんが、凛とした中に、少しだけの不安を感じさせる雰囲気はこの役柄として新鮮でした。

実際、幕開きの第一声がびびちゃんですし、手に汗を握りながら、口上までたどり着いてホッとしたわけですが(爆)、確かに客演であの口上を担当するのは並々ならぬプレッシャーだということは実際に同じ空間を共有して心底理解しました。また、ラストのペアは瀧山さんとですから、また凄い立ち位置に…と四季さん若葉マークの私でさえ思うぐらいではあったわけですが。

それでも、四季さんがあの場所にびびちゃんが適任、と考えて配置したその場所で、できるすべてのことをされて立たれている姿、その姿を拝見できたこと。
大変さを欠片も出さずに、笑顔で全力で歌い演じられていること、その姿を拝見できたことは何より嬉しかったです。


以下、セットリストです。ネタバレですので、ご覧になりたくない方は回れ右で。
なお、愛咲ちゃん&三平さんパートありは★印、びびちゃん&久保さんパートありは☆印で表記しています(何曲か抜けていると思いますので、後で補足します)。





●ACT1
1.サムホエア/ウェストサイド物語☆
2.ヴァリエーション23/ソング・アンド・ダンス
3.精たちの登場/青い鳥
4.愛した日々に悔いはない/コーラスライン★☆
5.グリーン・ゲイブルズのアン/赤毛のアン
6.彼はお前のなかに生きている/ライオンキング
7.何かがやってくる/ウェストサイド物語
8.アメリカ/ウェストサイド物語★
9.パリのアメリカ人/パリのアメリカ人
10.パリ野郎☆
11.口笛バレエ/壁抜け男☆
12.イザベルのソロ/壁抜け男☆
13.恋するデュディエル/壁抜け男☆
14.Love Changes Everything/アスペクツ・オブ・ラブ
15.自由を求めて/ウィキッド★☆
16.フラメンコ
17.オーバーチュア/アンデルセン★☆
18.僕はハンス・クリスチャン・アンデルセン/アンデルセン
19.みにくいアヒルの子/アンデルセン☆
20.海の上の世界/リトルマーメイド★
21.深海の秘密/リトルマーメイド
22.Part Of Your World(Reprise)/リトルマーメイド★
23.『Crazy For You』メドレー★☆

●ACT2
24.星に願いを/ピノキオ
25.理想の相棒~フレンド・ライク・ミー~/アラジン
26.行こうよどこまでも/アラジン★
27.リフレクション/ムーラン☆
28.誰にでも夢はある/塔の上のラプンツェル
29.変わりものベル/美女と野獣★
30.オーリム(いつか)~ノートルダムの鐘
  /ノートルダムの鐘
31.陽ざしの中へ/ノートルダムの鐘
32.いつか/ノートルダムの鐘
33.レクイエム~こいつはサーカス/エビータ
34.星降る今宵に/エビータ☆
35.エビータとチェのワルツ/エビータ
36.『キャッツ』メドレー★☆
37.オペラ座の怪人/オペラ座の怪人☆
38.サークル・オブ・ライフ/ライオンキング★☆

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