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『新妻聖子コンサートツアー2017~alive and arrive~』(2)

2017.11.14(Tue.) 19:00~21:10
bunkamuraオーチャードホール 4列10番台(下手側)

2017.11.15(Wed.) 19:00~21:10
bunkamuraオーチャードホール 13列30番台(上手側)

全国13カ所15公演の新妻聖子コンサートツアーも、オーチャードホール2daysで大楽。

去年はオーチャードホール1日を埋めるのが何とかといった感じでしたが、今年はオーチャードホール2日間をほぼ満員にするという進化。私の周囲は2days参戦が多かったわけですが(爆)、今までのファンだけではなし得ないということを改めて実感する客層の広さでした。そりゃご本人自ら「客層が定まらないのが新妻聖子コンサート」と言及するだけはあります(笑)

逆に言うと、それを逆手にとって、全世代対応型のセットリストになっているのが流石。
パッと見で勝手に分類してみると

子供向け M4 プリキュア
10代向け M16 AKB48
20代向け M15 美女と野獣
30代向け M5 ボディーガード
40代向け M12 ラマンチャの男
50代向け M17 かぐや姫
60代向け M18 長崎の鐘

私見でこんな感じになりますが、どの年代に偏り過ぎることもなく、かつミュージカルに偏るわけでもなく、「どこかで興味を持ってもらった人に、他の楽しみも提供できている」秀逸なセットリストかと。

「美女と野獣」は曲紹介で「誰と歌うんだ美女と野獣」と言われて会場の笑いを誘ってましたが(笑)、野獣役はドラムのマイクさん。マイクさんが出られない地方(福岡ともう1か所)が別の曲になったという話のようです。
「みんなとナナナがやりたいなフライングゲット、2曲続けてどうぞ」が滑らか過ぎて客席から笑いが起こる(爆)。

ではセットリストです。
去年までは終演後のセットリスト公開がありましたが、今回はセットリスト公開せずで終わりました。

●第1部
1.天地の声
2.SWAN LAKE
3.時の翼/映画『とある飛空士たちの追憶』
4.魔女の子守唄
 /映画『プリキュアオールスターズ』
5.歌は魔法
 /映画『プリキュアオールスターズ』
6.I will always Love You
 /ホイットニー・ヒューストン(映画『ボディーガード』)
7.one/コーラスライン
8.All that Jazz/CHIKAGO
9.Another day of sun/映画『ラ・ラ・ランド』
10.自由の鳥になれ、風になれ
11.アライブ

●第2部
12.ラマンチャの男
13.プリュメ街/レ・ミゼラブル
14.夢やぶれて/レ・ミゼラブル
15.Beauty And The Beast/美女と野獣
(M16「聖子のアイドルコーナー」)
16.フライングゲット/AKB48
17.あの人の手紙/かぐや姫
18.長崎の鐘
19.GOLD/GOLD~カミーユとロダン~

●アンコール
20.Nesson Dorma~誰も寝てはならぬ~
 /トゥーランドット

…改めて聖子さんの歌をこうして聞いてみると、随分変わったなぁと感じます。

聖子さんの歌を聞き始めて14年、以前は「歌を歌いこなす」ことに重きを置いていたように思います。歌えることを誇るような面も、ないとは言えなかったと思うのですが、最近の聖子さんの歌にはそれを感じなくて。

歌と素直に向き合って、歌の世界に寄り添って、歌を支配するのではなく歌と一緒に歩むような歌い方に変わってきているように見えて、聞き手として歌に入り込みやすくなったように思えて。

単純に知名度が上がったから人をより集めるようになったわけではなく、”聖子さんの歌”として、ただ押しまくるだけではない、歌の深さを出せるようになったからこそ、これだけ広い客層を集められるようになったのかなと思わずにはいられません。

今回のコンサートの特徴と言えば、比較的(本人比)でMCが控え目ですが、結局喋りはじめると笑いを取るのは聖子さんのいつものことで(笑)。何しろ大楽に至ってはMCが突っ走りすぎ、「MCはこんなですが歌はちゃんと歌います」って(笑)。

「こんな曲も歌っています」で話が出ていた映画2作(M3・M4)の視聴率アンケートは、通常は飛空士<プリキュアの圧勝でしたが、なぜか大楽だけ飛空士>プリキュアで、ご本人もびっくりされていました。
(飛空士20人(本人推定)>プリキュア18人(本人推定))

客席に拍手を求めて「あ、18人ぐらいいらっしゃいますね」の”数えたわけじゃない”アバウトさがさすがMC職人(爆)。

M6の「one」が「ミュージカルを見たことなくてもCMで皆さん見たことがあります…ってずっとツアー中言ってきたんですが、CMではもう10年近く前に流れなくなってるんですよね。世代が(笑)。私は世代ど真ん中ですが」にも噴きました。

選曲面に戻ると、今年のミュージカルヒットということで、『美女と野獣』と『ラ・ラ・ランド』を両方含めているのも印象的。あまり踊るイメージのない聖子さんの、1人ララランドは意外に楽しそうでした。
ちょっと恥ずかしがって踊る感じがチャーミング(爆)

『GOLD』も良かったな。何しろ曲紹介の巧みさは黄金級。流れるような説明にひとかけらの不足もなく、それでいて思いもすべて込められていて、一つ一つの言葉がカミーユの人生を理解する助けとしてくれる。
歌声も、感情に引きずられることなく、曲とカミーユの神髄を聞かせる。聖子さんと『GOLD』の距離感、そこに相互の信頼を感じて。
歌の力を信じて、聞き手を信じて歌ってくれるから、これだけ歌が伝わるのかなと。

最後のMCでは、今までの想いを素直に語ってくれて。

「5歳からずっと歌手になりたくて。その夢を諦めなきゃと思うことも何度もあったけれど、支えてくださった方々のおかげで今までやってこれて、そして今日ここにたどり着けて、皆さんに歌を聞いていただけることが何より嬉しく思っています。舞台俳優という職業柄、皆さまがずっと前からチケットを取ってくれて、この日を楽しみにしてくれて、そして今日この場に来ていただけていることがどれだけ尊いものか、身体に沁みついています。今日、この場においでいただけたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございました」

一つ一つの言葉、一つ一つの歌に芯を通す姿、それが聖子さんが辿ってきた「アライブ(alive&arrive)」なのだろうなと、そう感じる素敵なツアーファイナルでした。

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