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『三森千愛ライブ Vol.3~みっつの森の音楽会~』

2017.10.22(Sun.) 18:30~20:20
北参道ストロボカフェ

三森さんのソロライブ、3回目にして初めて拝見します。
舞台では『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』などで何度も拝見していて、ジョイントライブ(ネパールライブ)でも拝見しているのにも関わらず、ソロライブは初めて。

この日は昼・夜の2回公演でしたが、夜の部が三森さんの親友、綿引さやかさんゲストということで夜の部に行ってきました。

まずはセットリストをどうぞ。
今回、セットリストは「がんばる女の子」がテーマで、藤倉梓さんが選曲・構成のアドバイスをされているそうです。

●セットリスト
1.Still Hurting/Last Five Years
2.-
3.Midsummer Eve/PUCK
4.Dear Ever Hansenメドレー
5.Anybody Have a Map/Dear Ever Hansen
   (三森・綿引デュエット)
6.you've got a friend/Beautiful(綿引ソロ)
7.Maybe/ミス・サイゴン
8.エレンとクリス/ミス・サイゴン
   (三森・小野田デュエット)
9.メリーポピンズメドレー
10.犠牲者たち/レ・ミゼラブル
   (三森・綿引デュエット)
11.-/Violet(三森・小野田デュエット)
12.神よ、弱き者を救いたまえ/ノートルダムの鐘
13.Can't take eye's of you
   /ジャージーボーイズ(綿引ソロ)
14.for good/Wicked(三森・綿引デュエット)
15.さよならの向こう側/山口百恵

[Encore]
16.心は愛に溢れて
   /レ・ミゼラブル(三森・綿引・小野田)

三森さんライブ、何となく想像が付いてはいたのですが、MCがとっても天然系で(爆)。
作品の説明も「上手く説明できる自信がないので続きはWebで」と仰り、後方の小澤大先生が噴き出す(笑)。

レミの挨拶の時も「じっくり準備して行ってよしそれで行ける!と思っていたのに、いざ舞台上だと全部吹っ飛んでしどろもどろになっちゃって、でも言いたいって気持ちは残ってるから何度も言おうとして、でもよせばいいのに毎回お辞儀しちゃうから客席から拍手毎回貰っちゃって申し訳なくて」に会場内笑い。

その上、レミ仲間からは「長い」って言われたので(爆)、名古屋大楽では「思ったこと言おう」と思ってその場で話したら、その方が良かったらしく、「これからはそれでいきます」と。

今年ニューヨーク行かれて、当時ブロードウェイで幕が開いたばかりの『ミス・サイゴン』を見に行って、来日もしていたベンが向こうでも朝から晩まで動き回っていて、プレビューから初日に掛けて変化していく様を見られたことが印象的だったのと、エレンがらみが大きく変わっている(ホテルの部屋でジョンはさっさと怒って出ていって、エレン&クリスだけの話し合いに変わっている)という話をされていました。

で、今年のトニー賞受賞作品である『Dear Ever Hansen』の話をしたくてたっぷりレポートにまとめてきた(厚さからして3枚ぐらいあった笑)のを全部話したら、昼のゲストの龍ちゃん(小野田龍之介氏)から「長い」と言われ、夜の部は少し短めに。とはいえ、いっぱいいっぱいなちーさん(千愛さん)の説明をハラハラしながら見守る客席+演奏者一同と、何とか辿りついた時の得も言われぬ空気が面白かったです(笑)。

そしてゲストパートは親友である綿引さやかさん(びびちゃん)を呼び入れての、その「Dear Ever Hansen」からの1曲。ここでちーさんの状況説明が予想通りに迷走し(爆)、まぁ要はちーさんが複数の役を代わる代わる演じて、びびちゃんがその時の相手役を代わる代わる演じるという話だったんですが、ちーさんの混乱がびびちゃんに波及し、珍しく「ど、どーすればいいの」って困りまくってるびびちゃんが観られて新鮮。でも曲が始まっちゃえばちゃんと成立するんですよね。そこがさすがはミュージカル女優さんのお2人。

で、その曲が終わってびびちゃんソロパートに移ったんですが、何と曲が始まって歌い出してすぐびびちゃんが曲を止めるという珍事。小澤先生はじめみんな驚く中、びびちゃん曰く「曲の前に言わなきゃいけないことを飛ばしてまして。これ、ちーと同じですね(笑)」という。

空気に呑まれましたね(爆)

…で、びびちゃんがここで言及してた話が、M6「you've got a friend」に大きくかかわっている話で。

「ちーさんがどれだけ友達思いで、どれだけ親身になってくれるか。自分がエポニーヌに決まった時、心から喜んでくれて、自分が迷ったり困ったりしてたらいつでも来てくれて、メールしてくれて。そんな彼女の温かさが嬉しくて、友達になれてよかった」と仰っていて感動的。

ご自身の言葉でそう言えるびびちゃんも、そう思ってもらえるちーさんも、どちらもが人間的魅力に溢れていて。
MCがちーさん流とはいえ、「本当の気持ちを丁寧に伝えたい」という気持ちがしっかり伝わってくるから、客席も温かく見守っているのだろうなと思えて。

M7はちーさんソロでしたが、M8はまさかの昼の部ゲスト、龍ちゃん(小野田龍之介氏)が飛び入りでのエレン&クリス。ご本人曰く「台風で帰れなくなった」(本人談)と笑いを誘っておられましたが、「びびちゃんと久しぶりに会えるってことでいたんだけど、言われてみればリハで会ってたね」という(笑)、そんなもあってか「まだここにいらっしゃっている小野田さんには」とちーさん言ったが早いか「『帰れ』と言われれば帰りますよ」と返す龍ちゃん、その中間で笑いが止まらないびびちゃんという面白い図式(笑)

M10はバリケードが落ちた後のレミ女性アンサンブルメンバー喪服での曲ですが、昼の部はちーさんが1人で全部歌ったそうで、びびちゃんが驚愕していました。夜の部はびびちゃんがアンサンブル当時の鳩パートを久しぶりに披露、ちーさんが残りパートすべて声色を変えて担当されていました。凄い。

ちーさんソロではM12が絶品。『ノートルダムの鐘』のヒロイン・エスメラルダのソロですが、思いの強さがビンビンに伝わってきて、素晴らしかったです。

場が感動に満ちたままバトンをびびちゃんに渡したM13は、はたまた今度はびびちゃんの客席温め力がエンジン全開。
先日のびびちゃんライブでも披露された、お客様参加型の『ジャージーボーイズ』「Can't take eye's of you」。
客席に拍手を求めるぐらいなら普通ですが、この曲、最近は「『ららら』でいいので客席の皆さんも歌ってくださいね」をびびちゃん仰るんですがこれがまた、皆さんちゃんとできるという。一体になれてとっても好きな企画ですが、終わった後にちーさんも「私はそういう風に客席の皆さんを乗せたりできないので、凄いなと思って見てました」と(笑)。

で、そこまではいい話だったんですが、次のM14、「2人で歌う曲と言えば」と言い出してその後言葉が続かなかったちーさん。びびちゃんがちーさんに耳打ち「曲紹介をしてね」で客席一同&バンドさん(主にドラムの森さん)が大爆笑、という前振りで始まるM14。

ちーさんとびびちゃんの間の友情に言葉なんていらない、そのものが表現された『For Good』は素晴らしかったです。びびちゃんが優しく包み込むように歌い出し、ちーさんが友情への感謝を返して、2人しか見えない世界に飛翔していく様が伝わってきて、2人の間の”離れられない空気”を共有させていただけたことに感謝。

先ほど書きましたが、びびちゃんにとってちーさんが大切な友達であると同じく、ちーさんにとってもびびちゃんは大きい存在だそうで。
アンサンブルからエポニーヌになって頑張っているびびちゃんがいるのに、レミで色々と足踏みしている時の自分が不甲斐なくて、でも初めてレミに入ってきた田村くんもそうだし、頑張っている仲間と一緒だからこそ自分も頑張らなきゃと勇気づけられた存在だったと・・・そうおっしゃられていた関係性は素晴らしいなと。

本編の最後は意外な1曲ですが、MCの最後が「まだ引退しませんが」とみんなが一番気にしていることを言及されてて、ライブを通してMCが研ぎ澄まされた感を感じました(爆)。

アンコールはまさかのレミからの3人「心は愛に溢れて」!

「びびちゃんがいるのでびびちゃんはコゼットです」(笑)のちーさん説明と共に、つまるところ本邦初のびびちゃんコゼット、龍ちゃんマリウス、ちーさんエポニーヌという、世にも珍しい、でもとんでもなく素晴らしい3重奏が、聞ことができて幸せでした。

本編全編に亘って、心は愛に溢れて、場は笑いに溢れていたライブ。
ライブはお人柄、それを改めて実感した素敵なライブでした。

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