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2017年8月

『She Loves Me』(2)

2017.8.13(Sun.) 12:00~14:40 A列1桁番台(下手側)
2017.8.13(Sun.) 16:00~18:40 D列2桁番台
               (センターブロック)
東京芸術劇場シアターウェスト

AKA Company第2回公演「She Loves Me」、あっという間に終わってしまいました。
生バンド(女性4人、男性3人)の贅沢な空間。
4日間(8月10日から13日まで)、うち2日間3公演拝見し、ほっこりな空気に浸れて幸せです。

この作品の温かい雰囲気がどこから来ているのかなぁ、と思っていたのですが、まずは作品の大部分を占める香水店「マラチェックパフューム」。

ボスのマラチェックを有川マコトさんが演じると聞いて、正直度肝を抜かれたというか、面白いなぁと思っていたので期待通り。
氏は強面系の表情でありながら、温かみある深いお芝居をされる役者さん。HOBO当時からとても好きな役者さんだったので、今回久しぶりに拝見できて嬉しかったです。

今回のメンバーでは芝居パートはさやかさんとtekkanさんが支えると思っていたのですが、2人とも歌も担わなきゃいけないので、有川さんの存在が有難く貴重に思っていました。ボスのマラチェックに心から心酔してる様のイローナなさやかさんの表情が素敵。

そしてマラチェックパフュームのポリシーが「いかにしてお客様に満足して帰っていただく(また来ていただけるか)」なので、サービス精神に溢れていて(それは営業故かもしれませんが(笑))温かい気持ちになります。

そしてもう一つの場が、アマリアが手紙をやり取りしている「愛しの君(dear friend)」と初めて会うことになるお店、この店のウェイターさんがとっても良いです。
「愛しの君」が現れない中、落胆するアマリアのことをとっても優しく慰めている…いや、「慰めている」という言葉自体が良くないかもしれないですね、寄り添っている感じがとってもほっこりして。

実際のところ、ちょっとウェイターさんとのシーンは時間的に掛け過ぎな感じもしはしたのですが、実は「愛しの君」がアマリアのことを見捨てたわけじゃない、ということをウェイターさんの言葉を使ってやんわりと伝えていたり(アマリアには伝わっていなかったようで、翌日は復活不能になってますが(笑)←彩ちゃんのやさぐれ感が最高です)。

「人が人を思う気持ち」をその2つの場面を通して表現しているからこそのこの作品の温かさなのかなと。

・・・

この作品で重要な位置を占める「手紙」。
アマリアにとっての「愛しの君」は「手紙」の向こうの相手。
ジョージにとっての「彼女」は「手紙」の向こうの相手。
お互い、その「向こうの相手」は別の人だと思っている(ジョージに至っては、自分と別の人だと思い込ませる工作(爆)をアマリアにしてる)わけですが、実は…という展開。

ミュージカルあるあるの上位に入るであろう、「喧嘩してるペアは最後はくっつく(笑)」の言の通り、案の定のところに落ち着きます。

「手紙」をテーマにしたミュージカルとして思いつくのは、今年再演されるクリエの『ダディ・ロング・レッグス』ですが、ダディの場合、似たようなシチュエ―ションの末、真実が判明したときに、女性側が「騙してたなんて!」って真綾さんが(爆)ブチ切れるじゃないですか。あれが普通だと思うんですよ、反応としては。

それからすると、シーラブの場合は正直、ラストが素っ気なさ過ぎる気がします。休憩含み2時間40分ということもあり、1幕で時間を使いすぎて2幕に時間が残らなかったんじゃないか(爆)と感じるぐらいに後半が駆け足なのはちょっと残念でした。

・・・

さてそれでは各キャストレビュー参ります。

ジョージ役の木暮真一郎さん。『王家の紋章』ウナス役で拝見して以来2役目で、今回いきなりの主役。ウナスの面影をちょっと感じたりして、見ている側の切り替えに困った時もありましたが、若さを前面に出して奮闘されていました。真摯な感じがとても良かったです。

アマリア役の島田彩さん。Tiptap『Count Down My life』の少年役で拝見して以来ですからかなり経つことになりますが、いじらしさと可愛らしさとパワフルさを兼ね備えた魅力的なアマリアでした。何といっても落ち込んで家でぐだぐだになってやさぐれる通称「アイスソング(Vanilla Ice Cream)」が最高すぎます(笑)。歌詞に「ジキルとハイド」が入っているのはネタですよね(笑)←彩さんとさやかさんの共演作

シーポス役のtekkanさん。直近ではAKA Company『tick tick BOOM!』以来ですね(galaribbonのゲスト回は拝見できなかったので)。ジョージの兄貴的な存在で、しなやかな芝居で作品を引っ張ります。実のところできる人だらけの「マラチェックパフューム」にあって、役的には劣等感を持っている役ですが、その辺りの小心者さ加減を表現されるのが流石です。さやかさんと2人のシーン(店2階でのやりとり)の空気感がお互い分かっている感じで凄く良かったなぁ(さやかさんが暴走するところに生暖かく付き合う感じが(笑))

イローナ役の岡村さやかさん。小南さん演じるコダリーに翻弄されるという、さやかさんにしては新鮮な役どころですが、女性らしさに磨きがかかっていて、それ故にイケメンにふらついたりするところが絵になりすぎてて可愛さ全開。以前から女性の厭らしさを見せずに、女性の本音を出すことに長けているさやかさんですが、今回はその集大成って感じ。1幕のさやかさんを見てて、どこかで見た感じの役だなぁと思ったら『ガイズ&ドールズ』のアデレイドでした(彼と結婚したくてしょうがない女性の役)。合う気がしませんか(爆)。

女性と男性をさやかさんの技で魅せきる、1人2役の通称「図書館ソング(A Trip To The Library)」が流石すぎます。
そして、某シーンでコダリーに「コダリーさんは恋愛のプロですから」と言い放つのもネタですよね(笑)←『レプリカ』

コダリー役の小南竜平さん。ダンサーとしては『エリザベート』『ロミオとジュリエット』では拝見していますが、演技を拝見するのは今回が初めて。さやかさんファンからしてみれば役柄的に敵に思えど(笑)、実のところさやかさんの今まで見たことがない面をたくさん見せて頂けてありがたい限り。いかにもなチャラい感じが最高でした(褒めてます笑)。前回も書きましたが、個人的な認識は”満佑子ちゃんのお兄さん”なので、満佑子ちゃんにこの役見ていただいて感想を聞いてみたかった気持ちでいっぱいです(笑)

マラチェック役の有川マコトさん。HOBO以来3年ぶりでしたが先ほども書きましたが期待通り!歌は流石に大変そうでしたがキャラクターで乗り切るって感じ。「入院したら特に男性は弱気になるよね」を地で行ってて納得。オラオラ系に見えながら、ジョージを後任に認めたり、アルパのやる気を認めたり、人を見る目があるあたりを上手く表現されていて流石です。

アルパ役の坂口湧久くん。MOZART(アマデ)→八犬伝と来て今作。「八犬伝」では歌声が不安なところも感じましたが、今回は安定。若者の前向きさがとても心地良かったです。
そういえば2幕後半、マラチェックさんに食事に連れて行ってくれることになって「ウェーバーズで食事!」という台詞が「ウェーバー家で食事」に聞こえてしまうぐらいにはアマデが頭に残ってます(爆)。

ウェイターとケラー、2役の岩義人さん。初見ですがウェイターがいい味出してて良かった。アマリアがあまりに騒がしいので吹っ飛んできて「帰れー!」と大声で歌い上げるところ噴いちゃいました(笑)。

アンサンブル的に複数役をされていた女性お3方、笘篠ひとみさん、白鳥光夏さん、向笠愛里さん。
主に香水店のお客さん役として登場されていましたが、一番良かったのは『Tweleve Days to Cristmas』。
聖歌隊の3人の歌声がとても綺麗で素敵でした。

・・・

カーテンコール、千穐楽では木暮くんからご挨拶。
「この作品は沢山のカンパニーで演じられ愛されてきていますが、今回、素敵な皆さんとご一緒出来、本当に嬉しかったです。ありがとうございました」
とのご挨拶がありましたが、実はその後の締めをせず(笑)、皆さん苦笑しつつ幕が下りまして(笑)

きっと、1)tekkanさんに振る、2)さやかさんに振る、3)彩ちゃんに振る、のどれかをやればよかったんじゃないかと思います(笑)。過去の作品でご一緒した座長さんの見本は…と思い出して「あ!」と思ったのは独り言です(笑)

というオチはありつつ、ウェルメイドな作品、無事(爆)終演です。

AKA Company第1回作品『tick tick BOOM!』がシアター風姿花伝(約100席)でしたので、今回のシアターウェストは270席。正直、上手・下手には空席が目立ち(ほぼ見切れ席とはいえ、前々日で最前列が取れたのはびっくり)、集客的には大変だったのかなと。

何しろお盆時期ということで、遠征組も見込めず、帰省で見られなかった方もいらしたでしょうから、日程設定というのは重要なのだろうなと思う次第だったのでした。

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『RiRiKA Solo Live 2017 Summer Sparkle』

2017.8.11(Fri.) 14:45~16:40
よみうり大手町ホール 3列10番台(センターブロック)

RiRiKAさん10か月ぶりのワンマンライブ。
前回(昨年11月)は銀座のヤマハホール(333席)でしたが、今回は席数増やしてのよみうり大手町ホール(501席)に場所を移しての開催です。
相変わらずこのホールは大手町駅の千代田線以外のどこからも遠いんですよね…。

ではセットリストですが、前回同様、当初up時点で1曲目が不明です(爆)。
主催者発表もしくはお分かりの方、よろしくお願いします(ぺこり)。

●セットリスト
1.-
2.it's show time/レジェンヌ(全員)
3.The Girl In 14G/クリスティン・チェノウエス
4.始まりの予感/ハイスクール・ミュージカル(with岡本さん)
5.so close/魔法にかけられて(岡本さんソロ)
6.会いたい/沢田知可子
7.夏の終わり/森山直太朗
8.虹/岩崎宏美
9.In His Eyes/ジキル&ハイド(RiRiKAエマ、ダンドイルーシー)
10.結婚しよう/紳士のための愛と殺人の手引き(RiRiKAフィービー、ダンドイシベラ)
11.明日があるさ/坂本九(全員)
12.あの素晴らしい愛をもう一度/北山修・加藤和彦(全員)
13.元気を出して/竹内まりや
14.素晴らしいことに出逢うため/original

<アンコール>
1.風になりたい/THE BOOM(全員)
2.つばさ/本田美奈子

15分の遅延によりスタートしたこの日の公演(ちなみにリハ遅れが理由だったようです)。

1曲目はRiRiKAさん、赤いドレスで客席から登場。後方席を練り歩いてからの登壇。
RiRiKAさんに「赤」って珍しくて(比率的には白が多いです)、ドキッとするぐらいセクシーだったわけですが、曲が終わった後の本人MC曰く、「ダンドイちゃんから借りた(笑)」という必殺武器「言わなくていいのに」が早速発動(大笑)。

今回のゲストはお3方で、月央和沙さん(振付)、ダンドイ舞莉花ちゃん、岡本悠紀さん。

よみうり大手町ホールは本来はクラシック系とかによく使われるホールですが、恐ろしいぐらいに派手な音響で、恐ろしいぐらいに派手な踊り(月央和沙さま振付)という、このホールらしからぬ事態に(笑)。コンサートというより、特に前半はライブの要素がかなり強かったですかね。

音響のいいこのホールにしては、最初は音響調整が上手くいっておらず、かなり聞きにくかったですが、数曲終わったころにはそれも改善されていました。

前回のソロライブがカラオケバトルから入った方向け、といった趣だったのに比べると、かなりミュージカル寄りの選曲。
カラオケバトル系の曲は本編のM6とM7、アンコールの最後M2ということで3曲だけですからね。

実際、MCでRiRiKAさんから「自分はミュージカルを主に活動しているので」といった言葉があったのはかなり新鮮で印象的でした。「歌をやりたい」から宝塚を退団されて、それで10年来活動されてきた印象があったので、少しくミュージカルをはじめとした舞台に対する距離感の変化のようなものはあるのかもしれません。

ミュージカル曲で印象的だったのは、ダンドイちゃんとのデュエットの2曲。
どちらも「1人の男性を思い2人の女性が歌う歌」というカテゴリで説明され。

M9のジキハイ「In His Eyes(この目に)」はRiRiKAさんがエマ、ダンドイちゃんがルーシーでしたが、正直2人の個性がかなり似ているので、はっきり本役の方(直近版は笹本玲奈さんがエマ、濱田めぐみさんがルーシー)ほどには違いがなくて、「あれ、どっちがどっち?」みたいに戸惑うパートがちらほら(爆)。

M10の紳士~の「結婚しよう」はRiRiKAさんがアンサンブルで出演していた作品での女性2人デュエットで、RiRiKAさんがフィービー、ダンドイちゃんがシベラで、この曲はキャラがぴったり。RiRiKAさんのフィービーが聞けてとても嬉しかったです。そして中に割って入るモンティーは岡本さん。かっきーよりはウエンツくんの方がイメージ近かったかな(振り回され方の振り幅が)。終わった後ダンドイちゃんが「この曲、息継ぐところがなくて」と、はーはー言ってました。ごもっとも。

この2曲、RiRiKAさんが歌った方の役はいずれも本役が宮澤エマちゃん(ジキハイは2018年キャスト)。
そう考えるとエマちゃんとRiRiKAさんはキャラが被っているんだなぁと改めて感じたのでした。

そういえばM3『The Girl In 14G』は通称「14階の曲」で、ライブでは良く聞く曲ですね。
私が聞いたのは笹本玲奈さんで初聴、その後に木村花代さんでも聞いています。この日、別場所で田村良太氏のライブにゲストで出られていた松原凜子さんも歌われていたそうです。
オペラ歌唱から演技まで幅広いものを求められるだけに、玲奈ちゃん曰く「ミュージカル女優なら絶対歌いたくなる曲」であることに納得。
RiRiKAさんのキャラクターにもぴったり合っていました。

本編最後、M14『素晴らしいことに出逢うため』は、この日発売の新CD。先週ラジオで1番は聞いていましたが、2番まで通しで聞くと受ける印象が深くて素敵です。新CDへの収録は3曲で、残り2曲のうち1曲は、直前に披露された『元気を出して』、もう1曲は『My Dearest』で、旧『My Dearest』CDが前日(8月10日)限りで販売中止の理由がようやく理解できました。

本編M12『あの素晴らしい愛をもう一度』やアンコールM1『風になりたい』では、客席に歌わせるRiRiKAちゃんの得意技が発動(笑)。舞台上と客席で一体になって盛り上がる感じは、他のコンサートではあまり体験しないので新鮮だったのでした。

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『She Loves Me』(1)

2017.8.10(Thu.) 19:00~21:40
東京芸術劇場シアターウェスト D列1桁番台(センターブロック)

Aka Company第2回公演は『She Loves Me』。
第1回公演は『Tick Tick Boom!!』(2016年2月)でしたので、1年半ぶり。
奇しくして、岡村さやかさん、tekkanさんが2作連続の出演です。

この作品、2009年にシアタークリエで上演されており、その時はアマリア役が神田沙也加さん、イローナ役が知念里奈さん。

今回はアマリア役が島田彩ちゃん、イローナ役が岡村さやかさんということで、なるほど役柄的なバランスが良く分かります。

印象からして古き良き時代のミュージカルというか、滑らかに流れる最近のミュージカルとは一線を画した印象ですが、その分、ベタなキュンキュンさの魅力にあふれてます。

作品の舞台となる香水店・マラチェックパフュームに入ってくる新人店員のアマリアと、元からいる紅一点の女性店員・イローナ。
アマリアが入店して自分を店員さんとして売り込んできた時のイローナ(さやかさん)の警戒感いっぱいの表情がたまらない(爆)。

でも、アマリアの男性のタイプが自分と違うことに気づいたからか(爆)、ちょっとしてからはすっかり仲良し。ヒロインペアの2人、アマリアとイローナが仲良く恋バナとかしてると、見ててとても楽しい。

今回のアマリア彩ちゃんと、イローナさやかさんはもうびっくりするぐらいに魅力が被ってなくて。

アマリアの可愛さはとにかく真っ直ぐ。変化球とか使えないタイプで、恋するお相手とは手紙でやりとりして顔も知らない。恋バナになると「きゃっ」って言っちゃいそうなぐらいに純粋でキュート。イメージカラー(衣装)はピンク。恋のお相手は会えば喧嘩ばかりの同僚、木暮さん演じるジョージ。

イローナの可愛さは大人のチャーミングさ。同じく同僚の女たらしなコダリーに振り回される日々。
何度も騙されて利用されているのに、コダリーの甘い言葉にフラフラとしちゃう。「ダメよダメよ、この男に乗せられちゃダメ」ってぶんぶん首を横に振ってる、さやかさんが絶品のチャーミングさ。イメージカラー(衣装)は黄色。行動的な感じが印象的です。
いやはや、コダリー演じる小南さん(現コゼットの小南満佑子さんのお兄さん)、この方の「たらし」さと来たらマジにムッとします(大笑)。

それゆえ、さやかさん演じるイローナを応援する気持ちに力が入ります(爆)。
アマリアの恋への不器用さと、イローナの恋への不器用さはそれぞれ違っていて、それぞれにいじらしいのですが、アマリアより年齢を重ねている役とあって、イローナは本音が上手く混じるというか、いい意味で黒くて、ということはさやかさんに合う(爆)。

コダリーへの反撃とか(コダリーには全く応えてないけどw)、力まない女性の本音が客席の笑いを誘うのですが、絶妙なラインで痛々しくないのが流石です。

女性陣は2人以外はお客さん役で3人。こちらも歌上手さん揃い。
男性陣の顔ぶれも個性的です。

店長・マラチェック役の有川マコトさん。劇団HOBOで高橋由美子さんと一緒にやっていた頃ぶりですからもう3年ぶりですが、強面と裏腹の優しさも出されていて流石の存在感。

店員役のtekkanさん。アマリアに対してイローナが相談役の立場なのと対で、ジョージに対する相談役な立場ですが、軽々と動く軽快さが素敵。某シーンでは何やってんですかって感じですが(笑)。

ウェイター役の岩義人さん。初見の方ですが、アマリアが向かったバーのウェイターで、傷心のアマリアに対する心配りがとても優しくてホッとします。

配達員役の坂口湧久くん。アマデから八犬伝で見ての今回、ずいぶん大人になったなーとという目線でどうしても見てしまう(爆)のですが、男性陣の癖のある面々からするとピュアな存在感が貴重です。
イローナに好意をもっているように見えるシーンでは八犬伝で強がってたところとちょっと印象被ったかも。

生演奏で奏でられる、小劇場でのウェルメイドな作品。

「夏に起きるクリスマスの奇跡」はなんだかとっても心地よくて、心からの悪人がいない(チャラ男はいるw)、とっても爽快感感じる作品です。

「手紙」をテーマにしていて某あしなが方面との共通点を感じなくもないですが、構えず見られるこの作品。
島田彩ちゃん、岡村さやかさんそれぞれの可愛さを堪能できる、にやにやが止まらない作品(笑)。
公演は13日(日)まで、当日券あります。よろしければ是非に。

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『beautiful』(3)

2017.8.6(Sun.) 17:30~20:15
帝国劇場 2階L列30番台(センターブロック)

『beautiful』3回目。この日のキャロルは水樹さん。

前回感じた「パッションのキャロル」の印象そのままに、歌はよりキャロルに近づいて、芝居的にもとても良くなってた。この劇場サイズでの佇まいを手の内に入れてきた、そんな感じ。

水樹キャロルで好きなのは、年齢を重ねたときの居ずまいのリアルさ。
平原キャロルが、結局のところ成功を収める様が何となく想像できるのに対して、水樹キャロルは自分が成功できることを最後まで信じられていないように見える。
「『ふつうのおんなのこ』が『ふつうのおんなのこ』のための歌を作る」というキャラクターには、実は水樹さんの方が近い気がして。

ただ歌を作るのが好きだった”おんなのこ”が、気持ちが通じ合えたと信じた相棒と巡り合えて、次々とヒット曲を作っていくけれど、成功しても相手との気持ちは近くならない。むしろ遠ざかる。
心が通じ合って作ったはずの曲なのに、「One Fine Day」を挟んだ2人の想いは、交わることがなくて。

シュレルズが歌うシーンから、キャロルが歌うシーンに切り替わってキャロルが歌う「One Fine Day」は、水樹キャロルだとより絶望的に聞こえて深く心に沁みます。

・・

そろそろネタバレ入りますのでよろしくお願いします




今回の作品は、プリンシパルは芝居パートを担い、アンサンブルは歌パートを担う形ですが、アンサンブル中ちょっと異質なのが、びびちゃん(綿引さやかさん)の立ち位置。

彼女はソロパートこそ2か所ありますが、いわゆる歌い上げ系のパートには一切入らず、実際に女性アンサンブルでも声質的にパワフル系とは一線を画しています。

本役は2幕前半でキャロルとジェリーの関係に重要な役回りとして入り込むマリリン・ウォルド、彼女はジェリーの浮気相手。
1つ前のシーンで、新曲の歌入れをしているシーンからがマリリン役のパートですが、思い返すと、1幕2場、キャロルがジェリーと出会う直前に、キャロルの前でジェリーが鼻を伸ばしていた(爆)ナイスバディ―な金髪美女を演じているのがびびちゃん。

それぞれ別の役ではあるものの、”ジェリーのタイプの女性”という見せ方をして、キャロルにしてみればその彼女に対する”敵わなさ”を感じているように見えて。

キャロルはライブハウスで歌うように言われた時に「私はそんな可愛い、綺麗な女じゃない(ので歌い手には向いてない)」と答えていますが、それが女性としてのコンプレックスだったのかなと。

キャロルはマリリンのことを「とてもいい娘よ」と言っていたのに、とあることから判明したこと。
キャロルとマリリンが向かい合った一瞬の、目と目で通じ合った「こういう形で出会いたくなかった」やるせなさが深く胸に迫ります。

キャロルにとってはよりによってマリリンと、という面と、マリリンとは別の女性と会っていると宣言されていた(要は騙されていた)の両面でショックだったのだと思いますが。

・・・

この日は2階最後列からの観劇でしたが、2幕開演時間になっても私の前の2列ともがお戻りにならず、結果的に視界を全く遮られずにB席料金で観劇という、またとないお得感を感じたわけですが、逆に言うと今回、興行的に苦戦しているのはこの作品をA席料金以上で観る人をどう連れて来れるかに対する、策の薄さにあったのではないかなと。

2階最後列で聞いていても、真っ直ぐに伝わってくる音圧が凄い『so beautiful』。
キャロルの背後から聞こえるアンサンブルさんの一糸乱れぬコーラスが、実はたったこれだけの人数で作られていたことを、直後のカーテンコールを見て慄然とするわけで、直後のカーテンコールが帝劇らしからぬノリノリなスタンディングオベーションになっていることが、せめてもの救いと思ってはいるわけですが。

今回、どちらのキャロルでも客席は男性比率が通常作品に比べてかなり高く、逆に言うと女性比率が低いんですね。普段帝劇に通う層を取り込めていないように感じるし、本来は主人公のキャロル・キングが女性から支持されるタイプのキャラクターである以上、女性支持が強く出ておかしくない作品なはずなんですよね。

この物語のキャロルで印象的なのは、本人が1幕で語っている「分からないわ、自分で自分のことは見えないもの」という言葉。だからこそなのか、周囲からの想いにしなやかに答えている。頑なに自分の殻に閉じこもることもできそうなものなのに、最初は断っても、次には受け入れている。

「自分を持ち、かつ他人を受け入れるしなやかさを持つ」ことが成功の秘訣であること、それこそが「beautiful」を体現する鍵ということに思えてきます。

そんな話からすれば、現代の女性への応援歌って側面からもアプローチできたのではと思うのですが、それを考えるとなおさらに、やっぱりこの作品は帝劇じゃなくてクリエだったんじゃないかなと思うんですよね(クリエの開場時のコンセプトの一つに「働く女性のための劇場」というのがありました)。

今回、帝劇でやるにあたってオリジナルプロダクションからは「海外では3千人クラスの劇場でやっているから」という話があったそうなのですが、そもそも海外と日本ではキャロル・キングへの認識度が違うし、誰もが曲を認識できるほど、日本でみんながみんな洋楽を聞き込んでいるわけじゃない。

この作品の直前の帝劇が、名プロモーターであるムラタさんのレミだっただけに、開幕以来作品blogもできず、劇場の動向は伊礼社長をメインにしたキャストさんのtweetで漏れ伝わる姿が、本当にそれでいいのかと疑問です。

前からそうとはいえ、リピーターチケットもなぜか当日購入分しか対象にならないのも違和感です。
「当日限り」ということで我を忘れさせ(爆)ということなのかもしれませんが、「良かった」と思って翌日来ても、リピーターチケット対象にはならない。1席でも多くの席を売ろうと貪欲になるなら、そういうところから変えていかないといけないんじゃないかと思います。
(ちなみに博多座さんは後日でもリピーターチケット対象になりますし、電話予約分も半券持参で同様の扱いです。上限席数の設定はありますが)

・・・

かくいうプロモーション上の不満は多々感じつつも、ウェルメイドな作品の魅力は確かで、1人でも多くの人に良さが伝わるよう願うのみです。

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『レプリカ』(4)

2017.8.5(Sat.) 13:00~14:40 Bチーム/D列1桁番台
        17:00~18:40 Aチーム/F列1桁番台
シアター風姿花伝(目白)

OneOnOne恋愛ミュージカル、早くも3演目(再々演)。
初演、再演からのキャストは全て卒業され(千田さんのみ役替わり)、新たな「レプリカ」。

今回はチケットが早々に人気でなくなるということもあり、少々慌てましたが日程も勘案してこの日にマチソワ。
急遽夏休みを入れたので、前日の新潟泊から新幹線で越後湯沢まで、そこから青春18きっぷを使用して池袋着がお昼。予定通り間に合って、両チーム観劇してきました。

昼はBチーム。マナト溝渕さん、ヤヨイ田宮さん、クピド千田さん。
当初は丸若さんがクピドを演じる予定でしたが、事情により出演できずということで、元々Aチームのクピドだった千田さんが両チームを担当されて。

田宮さん(たみー)と千田さん(あちゃこさん)はOneの共演常連ですが、私が観始めてからは舞台上であまりご一緒している印象がなく、それでいてヤヨイとクピドって、それほどまでに絡むシーンがないんですよね、というのを2人の姿を見ていて思い出しました。

ヤヨイとクピドが出会った時と、再び声をかける時と2回だけ。「お前が声を掛けてくれたのはあの時以来だな」の言葉を聞いてて、何だか『SHIROH』を思い出したり。クピドは、ヤヨイの人生を変えてしまっただけに、クピドからヤヨイには声を掛けられずに苦しんでいる。

たみさんと恋愛ミュージカルということだと、掛け合わせ自体がかなり意外にも思えるわけですが、実際、たみさんには珍しく、佇まいに迷いを感じたかな。Bチームはたみさんの迷いに引きずられていた印象もあり、「試行錯誤のBチーム」という感じでした。年齢層のこともあり「大人の恋愛物語チーム」でもあるわけですが。

それ故に、物語的には”悩み、苦しみ”という面が前に出ていた印象が強くて。
たみさんのいつもの役回りである「自由」が役柄上なかなか出せなくて、役者的に「不自由」になっている点と、ヤヨイの「精神的に不自由」な面がリンクしてか、自分の過去に縛られて動けなくなっている、そんなヤヨイをどうしていいか、マナトもクピドも困惑している、そんな感じに見えました。

両チームともクピドを担当されることになった千田さんですが、たみさんとは役者さん的にも近いところに入るせいか、たみさんのそんな感情をダイレクトに受けて、より自分の罪に対して否が応でも自覚させられているというか、過去の自分に対しての後悔が色濃く出ていました。

というのも、両チーム見たので今回のチーム毎の色の差がはっきり感じたのが、「同じクピドなのに、クピド自体も違うし、芝居の色も違う」ということ。やっぱりこの作品はヤヨイの色があってこそなんだろうなと。

夜のAチームはマナトが法月さん、ヤヨイが大胡さん、クピドは同じく千田さん。

ヤヨイの疾走感が凄くて、テンポがとっても心地よく、立ち方もとてもカッコいい。マナトに蹴り入れるあたりとか凄すぎる(笑)。それでいてやり過ぎることなく、後悔から小悪魔まで、幅広く展開するのが流石。
どんな作品でも、役者さん的な旬ってあると思っていて、合う役であってもその人の年齢や力量にちょうど合うことってなかなかなくて。でも今回の大胡ちゃんのヤヨイは、もうストライクゾーンど真ん中。

炸裂する豹変のイキイキさと、それを正当化してしまうちゃっかり感。マナトやクピドさえもに異議を認めさせない圧倒的な強引力。もっと若い頃にやったらやり過ぎになったろうなと思える、役との距離感が、「若くて実力もある伸び盛り」な今の大胡ちゃんにジャストフィット。彼女のさばさばとした感じが、悩みも苦しみもどこかさっぱりさせていて、いい意味で重くなかった(Bチームのたみさんは重さが癖になるぐらい重かった)。

千田さんも、元々はAチームでの稽古時間が長かったせいもあるのでしょうが、本領発揮しまくり。Bチームで拝見した時に「あれ、緊張してる?」と思ったのは気のせいではなかったようで、マナトとのシーンも、ヤヨイとのシーンも抜群のテンポ。ヤヨイとの2度目のシーンで、額縁から半分顔を出して、「『黄金の矢』を打ってもらえて本当に良かったです」とか声色変えて”経験者の声”をやりだして客席爆笑とか。

そういえばこの回、大胡ちゃんがクピード様とのやりとりで一台詞吹っ飛ばした(”はい?”が1回なかった)んですが、せんださんクピード様が通常比5割増し(当社推定)でぶったたいて、「ばちーん」とすんごい音がして(笑)、カテコで法月氏にツッコまれてました(爆)。

この作品は恋愛ミュージカルということで、「男性」と「女性」の関係性について物語は進んでいきます。

「現代は深刻な恋愛不足が叫ばれ」というところから大上段に語っていくと思わせつつ、音楽と演技との絶妙な融合で、OneOnOneらしく深くテーマを抉っていくわけですが、この日両チームを見てて感じたことは、それとは似ているような、違うようなこと。

恋愛あるあるキーワードとして、この作品には出てきませんが、「言ってくれなきゃわからないよ」というキーワードがあります。

でもじゃあ、言えば分かり合えるかといえばそうとは限らない。

そもそも、「言ってくれなきゃわからないよ」という言葉を発する人のことを、本当に心から信頼しているのかと。「言わなくても分かってくれる」ほどに人と人とは繋がれないけど、大事なことを打ち明けていいと思うかどうかは、そもそも「その人をどれだけ信頼しているか」にかかっていると思うのですね。

「言ってくれなきゃわからないよ」という前に、「なぜ自分は言ってもらえないのか」ということへの自省があるのかどうか。自分は大事なことを言ってもらえるだけの存在になっていられるのかどうか。

ヤヨイがこの物語の「過去」の部分で出している、「大事なことを大事な人に伝えられなかった後悔」、そこには相手をそこまで信じ切れなかった自分への自責の念があるように思えて。
だからこそ自分はクピドにあのお願い事をしたように思えて。自分は他人を愛することもできないし、他人から愛される資格もないのだと。

それからすればマナトだって、クピドだってそれぞれ過去の自分への自責を感じていて。その自責で、マナトは恋をすることはできないと思い込み、クピドは恋を見守ることもできないと思い込んでいる。

でも自分以上に苦しんでいるヤヨイを見て、それでもヤヨイの手を取って、一緒に進もうとすることで、自分自身への自責に対する、自分なりの答えを出そうとしている。

マナトはヤヨイのことを「人の心にずかずかと入り込んでくる」と評していますが、それは決して非難してのことではなくて。
人と人との気持ちのぶつかり合いが希薄になって、表面だけで人と人とが付き合っている現代に、相手のことを本当に思うことはどうすればできるのか、「恋愛」という一つのジャンルから切り込んでいるように、この作品は思えたのでした。

・・・

カーテンコール、昼の部は溝渕氏が絶妙に噛む進行で笑えましたが、面白かったのが、

溝渕氏「せんださん、はんださんは2人とも全部出られている、シングルキャストなんですよね」
千田さん「はい、シングルです…って、なんか違う意味に取れますね
たみさん「(笑)」

という(笑)

夜の部は本編のテンションそのままに明るく展開。
法月さんの最後の〆。
「マナトとヤヨイの成就した恋とかけて円周率と解く、その心は」→「ずっと終わりません」
きれいに決まって法月氏、ガッツポーズで捌けていかれたのでした(笑)。

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『Summer Station 新妻聖子ライブ』

2017.8.3(Thu.) 18:30~19:15
六本木ヒルズアリーナ

7月15日から8月27日まで開催されているテレビ朝日夏祭り「SUMMER STATION」。
日替わりライブのこの日のエンターテイナーは新妻聖子さん。
というわけでいそいそと行ってきました。

前方の座席エリア(優先エリア)の集合時間は17時40分(開場18時の20分前)ということで、定時からは間に合わないことが分かり切っていたので、面倒くさいので夏休みにしちゃいました(爆)。

前日に急きょ発表になった終了後のサイン会のためのCD発売が17時から開始ということで、少し遅れて着くと皆さますでに到着済み(笑)。

ヒルズ馴れしてない私、六本木駅着から少しく置いて到着したため、心配していただきまして(爆)。

17時頃はちょうど聖子さんがリハーサル中で歌声が聞こえてきていまして、実は6曲全部分かってしまった(笑)のですが、曲順は予想とちょっと違って意外でした。

●セットリスト
1.ラマンチャの男
2.天地の声
3.アライブ
4.糸
5.I dreamed A dream
アンコール.I Will Always Love You

日本語3曲と英語3曲で6曲というバランスの良い構成。

『ラマンチャの男』で登場し歌い上げる聖子さん、果たしてあの歌声、どこまで届いたんだろうかぐらいに相変わらずの凄い声量。

MCでは「これって夏フェスでいいんですよね?」ととても嬉しそう。ただ最初は下手から上手へ、舞台を左右に動き回ります。「落ち着かないと新妻聖子は歩き回ります。気にしないでください(笑)」という相変わらずの新妻MC節。

この日はそれほど暑くもなかったせいもあって「今日は少し涼しくて良かったですね。ちょうど日が落ちていくときの空気を感じながら歌えるのはとても素敵ですね」と。

「それにしても客席の客層が定まらないのが新妻聖子らしくていいですね」に会場内笑い。

『ラマンチャの男』の終わりのMCに至っては、「帝国劇場で松本幸四郎さんが演じられている作品の曲ですが、私、思いがとてもしっくりきてよく歌わせていただいております。この曲が流れると新妻聖子が湧いて出ます」というごもっともな発言も(笑)。

『天地の声』の曲前MCも面白くて、「テレ朝さんのライブで申し訳ないんですが渋谷の方のテレビ局さんで流れてまして」(笑)

そんな笑いもたっぷりとりつつ、凄かったのは『アライブ』の曲前MC。

いつもの通り、「alive」と「arrive」を掛けて、という話から始まったわけですが、「20代の頃、がむしゃらに頑張っていた頃のことを思い出すと、今日MCをされていた(女性)新人アナウンサーさんの姿を拝見していて、そのフレッシュさが素敵で、親のような気持になって頑張れ!と思ってしまうんですが」という言葉を挟んだうえで「30代になると皆それぞれ責任ある立場になって、ふと振り返ると今まで歩んできた道のり、出会った人々たちのおかげで今の自分の居場所があって、それがあればこれからも頑張っていける」という話につなげていて、いやもう、聖子さんのMC力が凄い。

聖子さんがインタビューでご自身の夢を「色々な世代に歌を聞いてもらえる存在になりたい」と仰っていましたが、そのためにMCも練られているというのか、”誰も置いていかない”MC力が冴えわたります。

極め付けがアンコールの「I Will Always Love You」を「通称エンダー」って表現して客席の爆笑を誘う(笑)一幕もありましたが、印象的なMCといえば、この言葉に尽きるかと。

「皆さんと歌を通してつながる、そんな日が来たことに胸がいっぱいです。先ほど歌った『糸』の世界というわけでもないですが、たくさんの方々との縁に心から感謝しています」

歌えること、そして歌う場が増えることへの感謝の気持ちは、最近とみに聖子さんから話されるようになった分、歌にもそのハートが確実に含まれているように思えて。

夏フェスならではの開放感と、歌とMC両輪による展開力。匠の技を存分に満喫した夏の夜の現実だったのでした。

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