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『歌会2017』

2017.5.3(Wed.) 18:00~20:00 1階1列18番(上手側)
2017.5.6(Sat.) 13:00~15:00 1階2列10番台(下手側)
三越劇場

お噂はかねがねお聞きしていましたが、今までずっとタイミングと思い切りが合わず、ご縁がなかった歌会。今回はびびちゃんご出演ということで、初日と楽に行ってきました。

全編で54曲(原田優一氏談)ということで、曲目リストアップには正直、心が折れてしまったのですが(笑)、フォロワーさんのdacho氏にセットリスト掲載の許諾をいただきまして、私の2回目の観劇での微調整を加えて、アップさせていただきます。

なお、セットリストの正規版は夏頃発送予定の「歌会2017フォトブック」に掲載されるとのことですので、その際に追加訂正をさせていただきます。

今回のメンバーは、
男性陣が原田優一さん、佐山陽規さん、泉見洋平さん。
女性陣が入絵加奈子さん、はいだしょうこさん、綿引さやかさん。

●第1部
 0-1.なごり雪/inst
 0-2.心の旅/inst

 1.KAKAI/original(全員)

 2.自由への扉/塔の上のラプンツェル(綿引)
 3.そばにいて/魔法にかけられて(原田)

 アニソン合唱団コーナー
 4.大地讃頌(全員)
  ※以下、複数回使用されるため順不同
 5.鉄腕アトム
 6.ムーミン
 7.アンパンマン
 8.ゲゲゲの鬼太郎
 9.田舎っぺ大将
 10.ドラえもん
 11.ガッチャマン
 12.ちびまる子ちゃん
 13.アタックNo.1
 14.キューティーハニー
 15.サザエさん

 16.One Song Glory/RENT(泉見)
 17.ショウほど素敵な商売はない/アニーよ銃を取れ(inst)
 18.One/コーラスライン(全員)
 19.At The Ballet/コーラスライン(入絵・はいだ・綿引)
 20.愛した日々に悔いはない
    /コーラスライン(佐山・泉見・原田)
 21.エニシング・ゴーズ/エニシング・ゴーズ(綿引)
 22.顎で受けなさい/ミー&マイガール(はいだ)
 23.I am the Starlight
    /スターライト・エクスプレス(佐山・泉見)
 24.Nowadays/シカゴ(原田・入絵)
 14-2.One/コーラスライン(全員)

●第2部
 25.マスカラ/ラ・カージュ・オ・フォール(原田・泉見)
 26.ありのままの私
   /ラ・カージュ・オ・フォール(佐山・泉見・原田)

 27.生きている/ひめゆり(はいだ)
 28.命をあげよう/ミス・サイゴン(入絵)

 KAKAIベストテン(MC:伊東えりさん)
 29.ベストテンオープニングジングル
 30.ブーメランストリート/西城秀樹(泉見)
 31.ハッとしてGood/田原俊彦(佐山)
 32.白い色は恋人の色/ベッツィ&クリス(綿引+人形)
 33.シンデレラハネムーン/岩崎宏美(はいだ)
 34.赤いスイートピー/松田聖子(原田)
 35.どうにもとまらない/山本リンダ(入絵)

 36.恋のダイヤル6700/フィンガー5(全員)
 37.チョット マッテ クダサイ
    /ゴールデンハーフ(全員)
 38.星降る街角/敏いとうとハッピー&ブルー(全員)
 39.悲しみのクラウン
    /リトル・ナイト・ミュージック(佐山)
 40.I Got Ryhthm/Crazy For You(inst)

 マッシュコーナー『レ・ミゼラブル』
 41.バリケードを築こう(佐山・泉見・原田)
 42.幼いコゼット(はいだ)
 43.彼を帰して(原田)
 44.On My Own(綿引)
 45.カフェソング(泉見)
 46.夢やぶれて(入絵)
 47.Stars(佐山)

 1-2.KAKAI/original(全員)

●アンコール
 48.歌は我が命/美空ひばり(全員)

 同一曲複数回登場の2曲をそれぞれ1曲としてカウントしたので48曲。あとこれにインストが入るぐらいでしょう。

 三越百貨店日本橋本店6階にある三越劇場らしく、上演前の注意事項はデパガ風。入絵さんのノーマルなパターン(とはいえ途中に息継ぎをわざといれるので笑いが起こる)から入って、はいださんの超子ども声が更に笑いを誘い、びびちゃんの変な英語イントネーションは更に面白いです(2部「KAKAIベストテン」でのびびちゃんの担当曲とリンクしてそうな気もしますが)。

 佐山さんが普通に継いだ後、泉見さんがフォトブックの宣伝をおネェ声で「買ってー」「買ってぇー」と連呼するんですが、流石のキモさ(褒めてます念のため)。

 MVで見ていたKAKAIオリジナル曲で登場。

 最初はディズニーコーナーですが、びびちゃんのM2「自由への扉」は、「フレンドオブディズニーコンサート」では2015、2017年ともに本役の中川しょこたんが歌われたので、びびちゃんで聞くのは初めてな気がしますが、相変わらずディズニー曲との親和性がさすがです。

 アニソンパートは全員白ずくめ(帽子も白)で出てくる、見た目のシュールさは写真では見ていたものの、実際に見ると迫力というか笑いのパワーが凄いというか…

 油断すると何度も「ねぇムーミン」をぶっ込んでくる佐山氏とか、
 「曲がり角」の歌詞で一人「KAKAI角」ってぶっ込んでくる入絵様とか、
 サザエさんで「裸足で駆けてく」という歌詞の後にみんなで「危ない」ってぶっ込むところとか、
 田舎っぺ大将の「一人ひとより力持ち」の歌詞をびびちゃんがドス利かせてぶっこむのがツボとか、
 中々いろいろ楽しめるアニソンパートでした。

 からの。

 セットリストにはないのですが、ここで登場するのが「はいだ画伯のお絵かきコーナー」。
 かの有名なはいだ画伯が登場され、皆の絵を描くというコーナーで、舞台上に上げられたのは、模造紙大(おそらくはA1サイズ)の紙。そこにはいだ画伯が絵を描いていくのですが…

 いくのですが…

 はいだ画伯、対象の方を見ながらでないと書けないそうですが、書かれた絵というのが…

 ちっちゃい(笑)

 測ったわけではないですが、恐らく3cm四方に入るレベルの大きさで。休憩中・終演後にロビーに展示され、写メを取る方の長蛇の列ができていましたが、皆さん開口一番「ちいさっ(笑)」で気持ちが通じ合う共感度(笑)

 ちなみにこの絵を待ち受けにすると効能があるらしく。

初日「逝く時に安らかに行けます」
中日「人間として生き返れます」

 だそうです(笑)
 日によって「佐山さんに生き返れます」というのもあったそうです(笑)

 そういえば、なぜ画伯になったかという話もMCにありました。

はいだ
「歌のお姉さんをやっていた時に、(絵描き歌で)キャラクターの絵を書いたら子供が泣きだしちゃって
「で、テレビをご覧になっていたお宅の方からも苦情が来たらしくて
「それ以来、(NHK)テレビで絵を書かせていただくことはありませんでした(笑)」

 だったそうです。
 ちなみに、最近偽物が出ているそうで、ご自身の書いたものにはマークを付けるようにしているそうです(爆)。

 全員金色ずくめの「one」は眼福、耳福。このメンバーで歌に心配がないのはもちろんですが、見た目のバランスも良くて、綺麗に揃ったダンスと歌は見ごたえ聞きごたえがあります。

 1幕はM21の「エニシング・ゴーズ」が客席から登場のびびちゃん。白のドレスで、役どころ的にも活動的な感じがぴったり。すれ違う原田氏が「淫ら」って本を持ってすれ違うのが笑う(歌詞に「淫ら」という歌詞がありますのでそれに掛けてます)。
 こういう、アクティブで前向きなキャラはびびちゃんにとっても似合う。中々役でそういう役に出会える機会はないかもだけど、そんな機会があったら嬉しいものです。

 M22のはいださんサリーは、宝塚版でのタイトル。「顎で受け止めて」(東宝版)に慣れているので、どうしても自分は違和感。でもはいださんの天真爛漫さを拝見していると、これもいいかなという感じになってくるのも不思議です。

・・・

 2幕。初歌会とはいえ、男性の女装は普通のことだと思っていたので全く違和感を感じず(笑)。カテコのご挨拶曰く、やっぱりだんだん癖になるそうですね(笑)

 からの、M27からM28への移行は度肝を抜かれました。

 男性陣3人の衣装は、振り返ってみると琉球舞踊みたいな衣装になっていたので、もんぺ姿で出てきたはいだ様が、「現実か何なのか、全く分からず呆然としている」様が、絵としてそれなりに成立していたことに驚きました。

 はいださんの渾身の「生きている」から、初演から25周年の初演キム、入絵さんの「命をあげよう」へ。
入絵さんの曲の前には下手から泉見トゥイ、上手から原田クリスが登場し、対峙しながらお互い何もできずに走り去るという、衣装だけが新作というパートがございました。歌で魅せられ、目で楽しむ、そんな時間。

 からの、歌会ベストテン。
 MCの伊東えりさんはやむを得ない事情で声のみのご出演。

「ゲストの皆さんは中継までして出たいのかと思ってたけど、こうなったらわかります。『出れるものなら出たいのよ』」に噴きました。

 泉見さんのヒデキは去年エラい評判が流れてきた案件(爆)でしたので、「これが噂の!」を体感しました。

 「ハッとして」で一時停止ボタンが自主的に押される佐山さんも笑えました。原田氏いわく「佐山さんにトシちゃんやってもらったら面白いだろうな」で実現した話だそうです。

 びびちゃんは一人二役(と言えばいいのでしょうか笑)で、ベッツィ&クリスのクリス(ボーカル&ギター担当)をびびちゃんが担当、歌わない(人形だから当たり前ですが笑)ベッツィにツッコみ、終わった後はひたすら口喧嘩してる様が面白い(笑)

 そういえばクリスは金髪でしたが、ここのところ金髪やブロンド体験多いなー。キューティの沙也加嬢、王家の聖子嬢までは想定内でしたが、まさかびびちゃんまで金髪とは(笑)。赤の制服風の衣装、あまり見ない色なので新鮮でした。

 はいださんの宏美さん、顔芸が凄い(爆)。

 で、真打登場な原田さんの聖子さん。

 歌われながら籠の中の飴を投げていかれたのですが…

 初日、私1列目の18番(上手側階段のすぐ下です)に座っていたのですね。
 この席、びびちゃんの「エニシング・ゴーズ」で舞台に上がる直前で指差しいただいたり、はいだサリー様のドレスが至近距離で接したりという神席だったのですが、この曲、

 原田さまの手には赤いスイートピーが…

 最前列は男性は私だけだし、とか思っていたら、やはり…

 原田聖子さまからスイートピーをいただきました(爆)。

20170503_flower


 楽でいただいていたのは同じ席に座られていた女性の方だったので、初日は偶然だったようですが、その偶然を引き起こしたのはびびちゃん扱いのチケットだったことがミラクルで(笑)。
 後方からご覧いただいていた複数の知人に完全に見つかっていたのはちょっと恥ずかしかったです(爆)。

 M35の入絵さんのリンダは超絶の再現度で凄かったー!
 ラストカテコで入絵さんが「やらせてくれてありがとう」原田さんが「やっていただいてありがとう」と仰ってましたが、いいもの見せて頂きました。身体が小さい方ですがパワフル、という形を余すことなく体現されていたのが流石でした。

2幕ミュージカルマッシュ(マッシュアップ)コーナーは、毎回1つの作品をテーマに、曲を繋ぎ合わせて一つのコアに収れんさせるコーナーだそうで、今回は日本30周年を記念しての『レ・ミゼラブル』。

はいださんのみがレミ未経験者で、リトルコゼットを担当。エポニーヌは本役が2人いるので、びびちゃんがエポニーヌを担当して、入絵さんが未経験のファンテーヌを担当。マリウスも本役が2人いるので、泉見さんがマリウスを担当して、原田さんが未経験のバルジャンを担当。そして日本初演のジャベールの佐山さんはもちろんジャベールです。

このコーナーのために今までの(歌会の)小道具を組み立てて作られたミニバリケードを前に繰り広げられた、レミ愛に溢れたマッシュ。

お一人お一人のレミへの思いがまっすぐに伝わってきて、個人的にはびびエポが再び見られたことに感涙しかなかったですが、知る機会がなかった佐山ジャベールの念の強さ、懐かしい泉見マリウス、そしてまだ見ぬ入絵さんファンテーヌ、原田さんバルジャンはもちろんのこと、レミに関われていないはいださんリトルコゼットの歌声と思いも包み込み、レミゼという作品へのリスペクトが伝わってきました。

今回のマッシュでは、原キーと変えているところが2人だけあるそうで、千穐楽のカテコでびびちゃんが言及されていましたが、コゼットとマリウスの2人のパートが、原キーではマイナー(少し落としている)なのが、今回のマッシュでは1つ上げて明るい音(メジャー)にしている。それは2人が生き残る2人だから、「愛」を表現するために1音上げているという話があって、なるほどと感じさせられました。

・・・

千穐楽のご挨拶は皆さまから一言ずつ。

泉見さんからは「また呼んでいただいた」ことへの感謝が。
「思いもつかない扉を開けていただいて」
→優ちゃん「開けて良かったんでしょうか」
的会話が面白かったです。

びびちゃんからは「ミュージカルをやっていれば一度は出たいと思う歌会に呼んでいただけて優ちゃんに感謝です」と言うが早いか、優ちゃんから「またまたー」とツッコまれる(笑)

「レミゼのパートでは本当のエポニーヌの入絵さんがいらっしゃるのに」と言うが早いか、皆から「あなたもホンモノでしょ」とツッコまれる(笑)

「いえいえ、先輩の入絵さんには」と言うが早いか、入絵さんから「(凄い年上に思えちゃうから)お願いだからやめて」とツッコまれる(笑)

佐山さんからは「なんでそんなにみんな面白いこと言えるの」というコメントがされてそれが笑いを誘うという不思議なパート(笑)

「女装が癖になったらどうしよう」と言ったら優ちゃん、「みんな癖になるらしいですよ」
「娘に顔見せできない」と言ったら優ちゃん、「『いいお父さん』って思ってもらえますよ」

…どんな(笑)

入絵さんはリンダさん風に作った挨拶でしたが、ツッコまれるの面倒だったのかな(笑)

真打登場なはいださん。
「みなさん大きな舞台に叩かれている方で」と言ったが早いか、皆から「叩かれて(笑)」という光速ツッコミが入る空間(笑)「確かに昔は叩かれたかもしれないけど」とかさんざんツッコミが入り…
(正しくは「大きな舞台に立たれている方で」)

その上で「全力失笑で」と言ったもんだから、またツッコミが(笑)

・・・”全力失笑”使えるかも(笑)

はいださんが皆さんへの感謝の気持ちを伝えて、優ちゃんが優しいという話も伝えて、何とか話が終わったら

優ちゃん「はいださんのご挨拶が何とか終わったことに胸をなでおろしております(笑)」

たしかに(笑)

今回、初めて体験した「歌会」の空間。

歌へのリスペクトに溢れていて、歌への愛に溢れていて。
笑いも、歌を笑い飛ばすんじゃなくて、歌と空間のアンマッチを笑いにしているんですよね。
だから見ていて不快な気持ちにならない。

歌を大切にしている人たち、歌で表現する空間を大切にしている人たちが、
真剣に歌に取り組むからこそ感じられる世界。

歌がただ上手いだけではなく、ハートで歌える人たちが集まっているからこそ楽しめる場。
そんな場を拝見できたことに感謝です。

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