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『新妻聖子コンサートツアー2016~The Prayer~』

2016.10.18(Tue.) 19:00~21:30
Bunkamuraオーチャードホール
10列20番台(センターブロック)

10月1日に大阪で初日を開けた新妻聖子さん初のコンサートツアー。
10月8日の博多での誕生日記念公演を経て、東京公演がこの日。

キャパ2000人のオーチャードホールが満員御礼という、数年前では考えられなかった事態に、聖子さんのテンション上がりまくりです。「高まる~!」と仰っていました(笑)。

ツアー公演はこの後も続きますので、セットリストなど、ネタバレNGの方は回れ右でお願いします。
ちなみに、大阪・博多も行かれた観劇友さん曰く、各会場のセットリストは同一だそうです。




では、セットリストから。
展示箇所が終演後1か所しかないので、黒山の人だかりでした。
いつも思うのですが、セットリストのQRコードを載せるのはそんなに難しいことなのでしょうか…。

【1部】
0.Overture
1.Man Of The La Mancha/『ラマンチャの男』
2.SWAN LAKE 2016
3.自由の鳥になれ風になれ(organic ver)
4.愛をとめないで~Always Loving You~
5.My Favorite Thing/『Sound Of Music』
6.Shake it off/Taylor Swift
7.あの人の手紙/かぐや姫
8.Sisters/original
9.GOLD/『GOLD~カミーユとロダン~』

【2部】
10.I Got Ryhthm/『Crazy For You』
11.この祈り~The Prayer~
12.SWEET MEMORIES/松田聖子
13.On My Own/『レ・ミゼラブル』
14.命をあげよう/『ミス・サイゴン』
15.ピエタ
16.ひまわり"SUNWARD"/中島みゆき

【encore】
17.ありがとう/original
18.Nessun Dorma/オペラ『トゥーランドット』

全体的には、疾走系の1部と、情感系の2部。

何しろ1曲目がファンファーレ曲(爆)なわけで、2曲目も超突っ走り系なわけで、いやはや初っ端からチャレンジャーなセットリストです。地方公演の話を聞いていたので個人的にはサプライズではなかったのですが。

聞くところによると地方公演はバンド編成が通常5人だそうですがこの日は何と倍以上の11人。
オーチャードホールいっぱいに重厚感ある音を響かせていただいていました。

いつも以上に高まっている聖子さんはMCが”感謝”一色。

最初こそいつもの通り「『初めて新妻聖子コンサートに来られた方は見た感じとイメージが違っていると思いますが、ほぼほぼこんな感じです(笑)』という始まり方でしたが、何しろ歌手を志した18歳から18年かけて立ったオーチャードホール。

歌える喜びに満ち満ちて、客席からの大拍手に『泣きませんよ』といいつつ結構危ないところまで行ってた感じ。

「以前から応援していただいている方は、『こんな大きなところでやれて良かったね』と思っていただけていると思います」という言葉が何より嬉しい。

そして”時に詳細、時にざっくり”な聖子さんMCはこの日も健在。

2部のレミ・サイゴンの時の紹介が「夜の歌です(笑)」
そして「フランスとベトナムです(笑)」
しまいには「聞いて感じてください」

....実際、それで済むんですけどね。

「カラオケ番組では『I dreamed A dream』というファンテーヌの曲を歌ったので、それで知っていただいた方もいらっしゃると思いますが、実際私が200回以上演じたのはデビュー作のエポニーヌが歌う『On My Own』です」といった、相変わらずの過不足のないMC。

M3の紹介で「最初はアニメキャラのCMだったのが、ある日突然私の映像になったCM曲です(会場笑)」とか。

M5の紹介で「京都に行きたくなる曲です」といって客席の反応が小さいと「あれ、通じてませんか」と言ってましたが聞いて納得(「そうだ、京都行こう」のCMですね)とか。

M6では踊りまくったせいか、歌い終わっても中々呼吸が戻らず、「こんなに息が上がっていることに自分が一番驚いています。腹筋100回ですね(笑)」とか。

出色だったのはM12「聖子のアイドルコーナー(第3回)」。ちなみに第1回は工藤静香さんの『抱いてくれたらいいのに』、第2回は中森明菜さんの『TATTOO』。

「第3回はついにあの方です。聖子ちゃん歴36年(笑)の私があの方の歌を歌います。1980年生まれの私。あの方がデビューされた年です。名前の由来について『両親があの方のファンなの?』と87回ぐらい聞かれました(笑)」

さんざん何の曲を歌うか迷い、『瑠璃色の地球』を1フレーズ歌った末にこの曲。

M13とM14は編曲が面白くて、M13『On My Own』の導入部が『One Day More』。M14『命をあげよう』の導入部がヘリコプターだったり。特にサイゴンは先日プレビューを見てきたばかりということもあり、風景がシンクロして面白かったです。



聖子さんの歌声は以前に比べていい意味で尖らなくなった感じがあって、それは『ラマンチャの男』のような先鋭的な曲の迫力は減じてしまうのですけれども、不思議に、聖子さんの歌声を聞いてとても聞きやすくなったように思います。いい意味で力みが取れたような。今のポジションになって余裕ができたのか、大人になったのか、その両方なのだと思いますが、聖子さんからここまで『ありがとう』という気持ちを聞くことも、実は今までなかったことじゃないかなと感じます。

周囲に押し上げてもらえる環境が整ったのが先なのか、ご本人の心情が変わったのか先なのか、鶏が先か卵が先かみたいなことを思いますが、歌に並々ならぬプライドをもっていた聖子さんが、臨機応変に『割となんでもやります』と言って、実際にそう取り組まれている様が、オーチャードホールを埋めるという、ある意味”奇跡”に繋がったように思えます。

そういえば聖子さんが『ホール』を省いて”オーチャード”と言われた時に感慨を覚えずにはいられませんでした。聖子さんをずっと支えてくれた(有)オーチャードさん。そこに向けての聖子さんなりの感謝に聞こえてきたのでした。

ご本人の夢である「たくさんの人に歌を聞いてもらいたい」という夢へ、確かに階段を登り続けていることを実感できたこの日のコンサート。その時間を共有でき、スタンディングで拍手を贈れたことが何より良かったです。

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