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『I Love Musicals』

2016.7.7(Thu.) 14:00~16:40
日本武道館 アリーナB8エリア
2列目1桁番台(上手側)

ヨーロッパでスタートしたミュージカルコンサート、初のヨーロッパ圏外公演が、今回の日本公演。
ピーター・ジョーバックさん、ラミン・カリムルーさん(お2人は来日されたのを拝見したことがあります)、ノーム・ルイスさん、シエラ・ボーゲスさんという4人の来日キャストに、日本側ゲストとして新妻聖子さんが出演。ということで行ってまいりました。

武道館は来るのは2度目で、1度目がStarsのコンサートだったので、自分的にはミュージカルの殿堂と化してます(爆)。

まずはセットリストです。
以下はパンフレット掲載のもので、一部変更になっていた分ははっきりしている分のみ訂正しています。

●セットリスト
Act.1
1.Everybody Says Don't/エニワン・キャン・ホイッスル
  (4人)
2.Overture
3.Why God Why?/ミス・サイゴン(ピーター)
4.Last Night Of The World/ミス・サイゴン(ラミン&新妻)
5.命をあげよう(日本語)/ミス・サイゴン(新妻)
6.Part Of Your World/リトル・マーメイド(シエラ)
7.Out There/ノートルダムの鐘(ノーム)
8.Luck Be A Lady/ガイズ&ドールズ(ラミン)
9.ガーシュウィンメドレー(シエラ、ピーター、ノーム)
  9-1.I Got Rhythm
  9-2.Nice Work If You Can Get It
  9-3.Fascinating Rhythm
10.Lily's Eyes/秘密の花園(ラミン、ノーム)
11.Being Alive/カンパニー(ピーター)
12.A Boy Like That~I Have Love
  /ウェスト・サイド・ストーリー
 (新妻、シエラ)
13.Tonight/ウェスト・サイド・ストーリー(全員)

Act.2
14.キャバレー&シカゴメドレー
  (ピーター、シエラ、ノーム、新妻)
 14-1.Willkommen
 14-2.Cabaret
 14-3.All I Care About
 14-4.All That Jazz
15.Kiss Of The Spider Woman/蜘蛛女のキス(ピーター)
16.The Phantom Of The Opera/オペラ座の怪人
  (ピーター、シエラ)
17.The Music Of The Night/オペラ座の怪人
  (ピーター、ラミン、ノーム)
18.I Know Him So Well/チェス(新妻、シエラ)
19.Nothing's Gonna Harm You~Johanna
  /スウィーニー・トッド(ノーム、新妻)
20.Gethsemane/ジーザス・クライスト=スーパースター(ピーター)
21.You're Nothing Without Me/シティ・オブ・エンジェルス
  (ラミン、ピーター)
22.Sunset Boulevard/サンセット大通り(ラミン)
23.Love Never Dies/ラブ・ネバー・ダイ(シエラ)
24.I Got Plenty O' Nuttin'/ポーギーとベス(ノーム)
25.Come What May/ムーラン・ルージュ(ピーター、新妻)
26.レ・ミゼラブルメドレー(全員)
 26-1.彼を帰して
 26-2.星よ
 26-3.One Day More
27.You'll Never Walk Alone/回転木馬(全員)
28.Climb ev'ry Mountain/サウンド・オブ・ミュージック
  (全員)

1幕60分、幕間20分、2幕80分で合計2時間40分。
ほぼ予定通りの時間で終わりました。
なぜなら、MCが最初から決まっているからです(日本語字幕が出るため、MCも公演の一部というわけです)。MCがとっちらかってどうしようもなくなるよりもいいのかもしれません(苦笑)。

一番のインパクトは、何と言ってもシエラ・ボーゲスさん。『リトルマーメイド』オリジナルキャストである彼女の『Part Of Your World』は物語の深さと歌声の綺麗さが凄かったですし、『オペラ座の怪人』25周年のクリスティーヌであるゆえに、『Love Never Dies』もなるほどこういう曲の深みだったのかと感じること、とても印象的でした。

今回日本から唯一のキャストとなった聖子さん。シエラと声を重ねると、やはりシエラの高音に隠れてしまうこともなくはないのですが、とはいえ、そこかしこに意地を発揮。
『命をあげよう』は日本語での表現にこだわりがあるという本人の言通り、この日唯一の日本語曲で、日本公演での日本人キャストとしての心意気を感じました。でもそれ以外の曲はナチュラルに英語なわけで、メイン4人は「Seiko, you're really Japanese?」と思ってるんじゃないか的な染まり方。

群を抜いて良かったのがWSSのアニタ。シエラがマリアを演じ、アニタが怒涛のようにマリアに「あんな男のどこがいいのよ?」とぶちまけるアニタの蓮っ葉ぶりがリアルにストライクど真ん中(笑)。一緒に観劇をしていた知人も言ってましたが、『プライド』の萌ちゃんを久しぶりに思い出しました。

デュエットもどれも相手役を乗せるのが上手というか、M25のムーランルージュも、M19のスウィーニー・トッドもどちらも良かったです。男性キャストみなさん聖子さんとのデュエットを楽しまれていたようで(爆)。

海外から来られるこのクラスのキャストになると、相手より上手く歌うとかじゃなくて、どれだけ自分の力を出し切るかという感じで、しかもそれを軽々とされる。そのあまりの軽々さに驚いたりするわけですけれども、そういう方たちの間に入って、遜色ない存在感を出す聖子さん。むしろ日本人キャストの中にいると、少し前までは(最近変わったように思いますが)前に出ようとするところが、どことなく悪目立ちするようなところがあったのに、海外の皆さまはナチュラルが「前に出る」だから、聖子さんが普通に見えるという(笑)

英語がナチュラル級、ということよりも考え方が欧米系なので、海外からのゲストさんからの受けが毎回良いのかなと感じます。あと、『All That Jazz』ではちゃんと踊ってたので、当時ジャズダンスにちょっと通った効果はあったのかなと(爆)。

M16は『オペラ座の怪人』25周年コンサートペア(ラミン&シエラ)でのデュエット。ラミン曰く「僕にとってのクリスティーヌはシエラだけなので」という言葉は、そうなりますよねと。ちょっと淋しかったけれども、流石でした。

この日一番の感動ポイントはレミゼ『One Day More』。シエラさんは元々コゼットのアンダーからスタートされている方なので、エポのお鉢は本役の聖子さんに回ってきました。
聖子エポは今まで何十回と見て聞いてきていますが、この日の聖子エポの入りは、タイミングといいニュアンスといい、これ以上ない内容で、会場からの賛辞も納得。キムも凄かったけれど、エポ経験者としての本懐をも見せてくれたのが、何より嬉しかったです。

かと思えば、同曲でラミンがテナルディエ、聖子さんテナ妻やってて、そのノリノリぶりに大ウケ(笑)。
思う存分はじけていて、全編で一番楽しそうでした(爆)。

平日の昼間に、武道館全部を使っていない(一部黒幕が張られていました)とはいえ、ここまでの動員をできてしまう日本。ミュージカルって日陰な趣味じゃなかったんだろうか、と不思議に思いつつも、「ミュージカルを好き」という”仲間”だからこそ感じられる、舞台上と客席との気持ちの通じ方がとても素敵で。

ヨーロッパ以外の最初の公演が日本で、ある意味「海外柿落とし」の公演で、舞台上も客席も笑顔で終われことが何よりでした。

シエラ氏が「seikoはブロードウェイ来るべきよ」と仰っていたのがとても嬉しくて、この日録っていた映像が、そのきっかけになればいいなと思ったのでした。

そういえば個人的なこの日一番のサプライズは、シエラは聖子さんより年下(2歳下)ってことでした(驚)。

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