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『TALK & LIVE Dreamin'』

2015.10.14(Wed.) 19:30~21:30
汐留BLUE MOOD

「TALK & LIVE」スペシャル「Dreamin'」。
小西のりゆきさん&綿引さやかさん&染谷洸太さんのライブに行ってきました。

サブタイトルの「Dreamin'」はお客様にも”夢の舞台”を見ていただいて、出演者それぞれも”夢”を叶えるというコンセプトだそうで。

小西のりゆきさんは染谷洸太さんの師匠。
染谷洸太さんと綿引さやかさんは「良い友人」(←説明文の通り)
ディズニー好きな綿引さやかさんにとって小西のりゆきさんは憧れの先輩。

という「三角関係」で組まれたこの日のメンバー。

局地的にびびちゃんを巡って男性陣からの争奪戦(仕掛けるのは主に進行役の立花さん)が起きるのが面白いです(笑)。

まずはセットリストから。休憩なしの2時間です。

○セットリスト
1.Seasons Of Love/RENT(小西・綿引・染谷)
2.もみじ(小西・綿引・染谷)
3.I'll cover You/RENT(小西・染谷)
4.Moving to Fast/Last five years(染谷)
5.As Long As You're There/BEFORE AFTER(綿引・染谷)
6.Defying Gravity/Wicked(綿引)
7.Beauty And The Beast(小西・綿引)
8.So Close(小西)

Encore
9.A New World/A Song For A New World(小西・綿引・染谷・YUKA)

セットリスト中、M2だけは「この日のコラボメニューを歌で説明しよう」ということになっての文部省唱歌です(笑)。

M2を除けば、本編のセットリストは、それぞれ一人ずつでソロ1曲、二人ずつの組み合わせ3パターンでデュエット1曲、3人そろってで1曲。それにプラスしてピアノ・ボーカルのYUKAさんが加わってのアンコール、という構成です。

どの曲もそれぞれ皆さんの良さが出ていて素敵ですが、何といっても「本物」のディズニー「魔法にかけられて」のオリジナル、M8「So Close」が凄いです。小西さん(コニタン)は8月の「君よ生きて」の善吉さんで初めて拝見しましたが、「思いの圧」が凄くて。びびちゃんは「空気感」と表現されていましたが、歌声一つ一つが醸し出す”包み込む空間”に圧倒されます。コニタンの寄り添う空気感、すごく好きです。

次が何とアンコールのM9。この曲、クリエで上演された時に見ていて、で、この曲、舞台の最初に歌われる曲なんですが、今回聞き終わって、「え、この曲初めて聞いたわけじゃないよね?」というぐらいの圧倒的なエネルギー。

「この4人で新しい世界を作ってやるんだ」というエネルギーが、びっちりと壁ごとぶつかってくるかのような分厚さ。それでいて重い感じも堅苦しい感じもなく、開放的なエネルギーに満ち溢れた歌声、そして演奏。(原田)優一氏や(大和田)美帆ちゃんのところで拝見していたYUKAさん、いつもは演奏だけで拝聴していましたが、この曲では2人目の女性ヴォーカルとして伸びやかな歌声を聞かせていただきました。

M5は本邦初公開のびびちゃんエイミーなBA。稽古は11月下旬からだそうで、まだ全く真っ白な状態(びびちゃんは初演は見ているそうですが)でのこの曲。この曲は「BEFORE」部、ベンから「一緒に暮らそう」と言われて「ベン、まだ早いってよ」ってエイミーが答える曲ですが、コメディエンヌなびびちゃんの特徴が生かせそうなパートがいくつも。いかにしてベンの押しをエイミーが躱すかなわけですが、今の段階では百戦錬磨な染谷ベンに土俵際まで追われてる、びびちゃんのエイミーといったところ。エイミーの初々しさがとってもいい!これからに大期待です。絶対びびちゃんエイミーはむちゃくちゃ合うって!

BAについてはMCの立花さんが作品について推されていましたが、曰く「グランドミュージカルほど(お金を)出さなくても見られる。歌が素敵で物語がしっかりしていて、イギリス発といっても日本が世界初演、2人しかキャストがいなくて大掛かりなセットもいらない、気軽に見に行けてミュージカルの素敵さを知ってもらえる作品」だからこそ再演を繰り返してほしい、ということを言われていて、全く同感です。いやまぁ、やってる方がすんごく大変なのは分かっていますけれども…、2・3回やって初めて見えてくるものがある作品なのではと思います。

M6はびびちゃんトーク&ライブ以来1年ぶりの大空高く舞い上がる曲。1年経ってびびちゃんの歌もより強く、より深くなってるなって。去年聞いたときは歌いきれるぎりぎりぐらいに思えたのに、今年はそこの上に行けていた気がします。この曲を他の方で聞いても思うのですが、これほどの大曲だからこそ、ただ歌うことのその上を聞かせられるかどうかに、この曲を歌う意味があるように感じます。

M7。わー、びびちゃんベルだ!というわけで本家ディズニーのコニタンとびびちゃんのディズニーデュエット。2人の間で確かに感情が行き来しているのが凄い。今回染谷君を通じて初共演なはずなのにこの息の合いっぷり。いいなぁと思うのは、「合わせようとしてなくて合ってる」感じ。

染谷君とびびちゃんの関係は「なうちぇんじ」の時の話でMCに出てましたが、当時、2人が共演したときに私が感じた感想も「合わせようとしなくて合ってる」感じだったんですよね。

とはいえ、当時の実態はそんな悠長なものでもなかったそうで、「なうちぇんじ」の時は、染谷君がサイゴンに出ていたので稽古にほぼ出られず、皆が夜の町に飲みに出かける中、1人台本と格闘していたとのこと。それもあって染谷君が稽古に参加したときの完成度、軸になっている感じが凄かったとはびびちゃん談。それに対して、染谷君のびびちゃんについての評はびびちゃんの名誉のために現場限りで伏せておくとして(爆)、それを「てへっ」とやっちゃう、ちゃっかりなところは、確かにびびちゃんはお母さまの血を強く引いているなと(爆)。

コニタンからびびちゃんの印象で印象的だったのは、「これだけ出来上がったメンバーの中にすっと入ってこられるのは凄い」という話。師弟関係のコニタン・染谷君、そしてYUKAさんは旧知の仲(YUKAさんは染谷君がコニタンに歌で弟子入りしたときの演奏者だったとのこと)、なのにリハーサル入ってすぐ、びびちゃんはコニタンを「師匠」と呼んでいたと(笑)。びびちゃんのその「すーっと入っていける」感じ、エポコゼの中でも絶妙な立ち位置でしたから、すごくわかります。

この3人がそろったきっかけは元々はMCの立花さんがびびちゃんに「そろそろまた(ライブを)やりたいね」と話していて、誰と共演したいかで話が出てきたのがコニタン。そして染谷君と話していて、誰と共演したいかで話が出てきたのがびびちゃん。そしてコニタンと染谷君の師弟関係を組み合わせると、ほら「三角関係」の出来上がり(爆)

その話を聞いていて、そして歌声を聞いていて、そしてMCを聞いていて、このライブが決まった時から感じていた「この3人がしっくりくる感」の理由が見えた気がして。

この3人の歌声には、しっかりと「思い」が感じられるんですよね。歌の奥にある”伝えたい”という思い、”伝えなきゃ”という思い。聞いていて感じる、「思い」の重層感。3人の間にそれぞれある、お互いに対する「信頼関係」があるからこそ伝わる空気感を感じられたこと。それこそが夢見心地な時間でした。

この日、びびちゃんの冬のコンサート予定も発表になりました。
東京公演が12月10日(木)19:00(銀座・ヤマハホール)、福岡公演が12月21日(月)15:00、19:00(アクロス福岡)です。

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