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『昆夏美ファーストライブ』

2015.10.17(Sat.) 16:00~18:10
渋谷・マウントレーニアホール
1階H列1桁番台

昆夏美さん(こんちゃん)初のライブ。この日2回公演(夕・夜)で、この夕公演が初回。
正式名称は『Kon Natsumi 1st Live』です。

まずはセットリストから。

○セットリスト
[Act1]
1.On My Own/レ・ミゼラブル
2.Thank you for music/マンマ・ミーア
3.あなたを見つめると/スカーレット・ピンパーネル
4.つばさ/本田美奈子
5.ディズニーメドレー
 5-1.自由への扉/塔の上のラプンツェル
 5-2.リフレクション/ムーラン
 5-3.生まれてはじめて/アナと雪の女王
6.世界が終わる夜のように/ミス・サイゴン
  (with山崎育三郎)
7.This is the moment/stars(山崎育三郎ソロ)
8.AIME/ロミオ&ジュリエット(with山崎育三郎)

[Act2]
9.ダンスはやめられない/モーツァルト!
10.pulled/アダムス・ファミリー
11.永遠の瞬間/レベッカ
12.HOME/with

[Encore]
13.命をあげよう/ミス・サイゴン

M9のみが回替わり、M9~M11は事前リクエストの上位と本人の希望とのマッチングで決まったとのこと。

デビュー(2011年『ロミオとジュリエット』)から4年、本人の念願だった「ミュージカル曲だけのコンサート」がこの日。ということもあり、MCが超が付くほどにガチガチ。もうほとんど「がんばれー」と拳握っちゃうぐらいの状態。何しろ会話が「~でございます」とか、固いのなんのって。

デビュー前の事務所に入った時の逸話とかは本人曰く初めて話す話だったそうですが、結構面白い話が聞けました。曰くマッシュルームカットで、金と黒の73分けで事務所の面接を受け、そこで話があったロミジュリオーデまで似たような髪型で行ったとか(爆)。

この日、ピアノと音楽構成を担当した桑原あいさん(ジャズピアノ)は、母校の洗足学園音楽大学の同期。昆ちゃんがミュージカル科、桑原さんがピアノ科で、名前も「こ」と「く」で近いために以前から仲が良くて、大学時代は昆ちゃんの伴奏をずっと桑原さんがされていたそうです。

『「いつかお互いプロになって、あいのピアノで私が歌うライブがやりたい」って言ってたよね!』って昆ちゃんがテンパりつつもコメントを桑原さんに求めに行くも、昆ちゃん「いかがですか」とかやって会場から笑いが。

桑原さん曰く「リハとか『なっちゃん大丈夫?』みたいな感じばかりで(笑)、でも今ここ(舞台上手側)から、0番(センター)で歌ってるなっちゃん見てるとむしろそれが一番ウルウル来てます」と仰っていました。

そんなガチガチな昆ちゃんがようやく落ち着いたのは、この日のゲスト、山崎育三郎さんが登場してから。
「昆ちゃん女子アナみたい(笑)」とか「ミュージカル俳優さんはだんだん毒舌になりますから。井上さんみたいに」とか、出てきたときから、お髭のお兄さん(ルキーニの時のまま下町ロケット撮影中のお方)が突っ走ること(爆)

話が盛り上がりまくったのは、ロミジュリの演出家であり、MOZARTの演出家でもあるK.S氏の話題になったとき。

いく「(共演の)城田君は3mぐらいあるじゃないですか」
こん「(笑いながら)3mぐらいありますね
いく「だから城田君、昆ちゃんとやるときは屈んでたんですが腰痛めちゃって」
こん「そうなんです」
いく「だから、『昆、竹馬履け』とか」
こん「言われました(笑)」

こん「そういえばロミジュリのオーデションは歌だけだったんですけど、稽古に入ったら『演技まで見てたらお前は取らん』って言われてました(苦笑)」
いく「加藤和樹は『インド人にしか見えない』って言われてたし、古川雄大は『田舎のコンビニの前にいるヤンキーにしか見えない』って言われてたし、自分も『MOZART!』の通しの後『市村さん主演にしか見えない』って言われたし(苦笑)」

そういえば昆ちゃんが唯一一矢報いたシーン
こん「製作発表のとき、いっくんが私たち(昆ちゃんとフランク莉奈ちゃん)のことどう思うかって聞かれて、『いい香り』って答えたよね、その時までに全然話もしてなかったから近づいたこともなかったはずなのに(笑)」

あともう一つ
いく「ロミジュリの初日の話でさ」
こん「あーーー!、最後のシーンでいっくんが手に薬もってなきゃいけないのに落としちゃったんですよ。自分がベッドに寝てるとき、『ころころころ…』って音が聞こえて、『あ、落ちて行ってる…』って思って、『起きたらどうしよう』と思っていて、でも柵があるからそこで止まっているはず、と思って起きたらそこにもない!自分の台詞のきっかけでもあるのでどうしようと思って、ひたすら『びーん』って泣いてた(笑)…って話だよね?」
いく「いや、その話じゃなかったんだけど(笑)」
こん「(撃沈)」
ってあたりも面白かったです。

そいえば
こん「ロミジュリの公演中、いっくんがキスしてくれなくなって、不安になって莉奈にも聞いたら、莉奈も『そうだよね、してくれなくなったよね』って話になって、『自分だけじゃないんだ』って安心したんですけど、あれはどして?」
いく「キスの前のシーンって本当見せられないぐらい顔が涙やらなんやら(役者イメージ保持のため一部弱めに記載します)だから、その状態でキスしたら、女優さんの顔汚しちゃうじゃない。あの後ジュリエットは起き上がってラストなわけで」
という綺麗にちゃんちゃん、な話もありました。

衣装は昆ちゃんのIntragram、Twitterにも出ていますが、1幕が青のドレス、2幕が赤のドレス。どちらも素敵でしたが赤ドレスの方が合ってて良かったかな。青ドレスはなんかちょっと着せられている感じが。

曲目はどれも大曲ばかりでさすがですが、良かったのは持ち歌以外だと、M3「あなたを見つめると」、M5-1「自由への扉」、M11「永遠の瞬間」でしょうか。M9は夜の部は「100万のキャンドル(MA)」だったそうでそれも聞きたかったところ。

M11「永遠の瞬間」の曲紹介で「”事務所の先輩の”大塚千弘さん」と説明されていたのはなんだか不思議な気がしました。

結構「わたし」はキャラが合っている気がして、行ける気もします。逆にM9「ダンスはやめられない」はもしやいっくんヴォルフとの組み合わせを考えている?ように思える割に、キャラとしては合っていない気がしました。コンスタンツェって難しい役で、基本、「満たされない気持ち」がないと難しいキャラクターな気がします。

それと関係してか、昆ちゃんはラストのMCのことで今までとこれからについて話をされていて、本編ラスト曲の「HOME」の歌詞が自分の今の気持ちとぴったり、と話をされていたのですが…

「色んな方から『恵まれてるね、運がいいね』と言っていただいて、それは確かにそう思ってはいるけれども、でも自分なりに乗り越えてきたものはあって…そして今日ようやくこういった形で夢が叶えられて。それは今まで本当に色んな『人との出会い』に助けられてきたんだなと思う」という言葉と、確かに「HOME」は本当にぴったりで。

拙いMCも、最後はなっちゃんらしい言葉でのMCになって何よりホッとしたし、ミュージカル歌手としての力量はこの日夜にBS-TBSで歌われた時も含めて、流石だと思ったし。

”客観的に見て”恵まれている間のポジションのうちに「昆ちゃんでしかできない」立ち位置をどう見つけるかが課題なのかなと思えた1stライブでした。

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