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『須藤香菜 トーク&ライブ』

2015.6.10(Wed.) 19:30~21:55
汐留BLUE MOOD

トーク&ライブへの参加は3度目。去年9月の綿引さやかさん、今年4月の青山郁代さん以来になります。大江戸線築地市場駅(駅名は「いちば」ではなく「しじょう」なのですね)からも、もはや迷うことはなくなりました。

築地市場駅は以前は駅前に一般客が利用できるコンビニがなかった(朝日新聞本社の中にはローソンがありますが、入場制限エリア内)のですが、5月に大手町から東京国税局が朝日新聞の隣に移転してきて、そのビルにファミリーマートが開店(築地5丁目店)しており、便利になりました。

そういえば、すどかなさんのトーク&ライブ開催ですが、郁代さんのトーク&ライブで客席にいらっしゃったすどかなさんに、「すどかなさんもぜひ」と何人か(すどかなさん曰くの「郁代ちゃん親衛隊」w)で言ってたんですが、MCの立花さんも早速オファーをされたそうで、あっという間にこの日の開催が決まったそうです。

まずはセットリストから。

1.Rose/ベッド・ミドラー
2.墓場にて/オペラ座の怪人
3.夢やぶれて/レ・ミゼラブル
4.When You Come Home to Me
  /The Last Five Years
5.しあわせもの/Original(小澤時史作詞作曲)
6.シスターアクトメドレー

Encore
7.Defying Gravity/Wicked

今回は珍しく休憩を15分間に挟む展開(M4とM5の間)。比較的”Live”の比重が高かったように思います。すどかなさんは最初ずいぶん緊張されていましたが、立花さんと話していくうちに落ち着いていった感じ。
歌う前には立花さんがえらく高いハードルを作ってましたが、歌だとどんなハードル作られてもすっと入っていける方ですからね。むしろトークでそれやられたら本当に話せなくなってたように思えます(爆)

過去を振り返ってのトークでポイントになったのは中高(女子高)がプロテスタントの学校で、「日常に讃美歌があった」という話でしょうか。たぶん、歌うことが自然で、構えることがないというのはすどかなさんの強みなんだと思うのですが、その辺りのルーツってやはり多感なこの時期に形作られるものなのでしょうね。

中高の音楽部は公演形式でミュージカルをやってたそうで、結構自分から手を挙げて、いい役(作品名・役名はここでは書きませんが、いわゆるヒロインです)をやっていたそう。その後、プロになってからは流石にそういうことはないそうで、「プロは厳しいんですよ。」と実に実感を籠めて仰っていたのが印象的でした。

高校時代は結構宝塚にはまっていて、「初電で行って東京宝塚劇場へ並ぶ」タイプの方だったそうで(^^)、列に並んでいる間勉強していたそうです。「観劇もしなきゃいけないし、勉強もしなきゃいけないし、○○○も『しなきゃいけない』し…(←「したいし」じゃないところがたぶんポイントです)」という辺りがとっても共感できます(^^)。

すどかなさん、大学は早稲田ですが、選んだ理由が「早宝会(そうほうかい)」という、早稲田大学生しか所属できないサークルに入りたかったからという。その団体、早稲田には珍しく他校生が所属できないサークルだそうで、結構辛口の劇評で有名なのだとか(笑)。

ご本人は大学に入ったら入ったで演じる方が好きになったということで、そちらの団体での活動がメインになったとか。そのサークル出身の方は三森さん(レミゼのファクトリーガール)や奈良坂さん…などの名前を挙げてらっしゃいました。ちなみに立花さんご自身も早稲田なんですね。

TMAでは二期生。TMAは卒業公演でレミゼをやっていましたが、すどかなさんはなんとガブローシュ役。「このあたりから少年役が多く来るようになって。背ですかね」と仰っていましたが(^^)。
この期は比較的男性の方のお名前が分かる期ですかね。マリウスが田川景一さん、寺元健一郎さんのダブルキャスト、アンジョルラスが現ジャベの鎌田誠樹さん。

『キャンディード』出演のきっかけとなったジョン・ケアード氏のWSは、なんと月ミュの告知で知ったんだそう(驚)。氏の印象を聞かれて「ベテランの方にはとても厳しく、私たちにはとても褒めてくださる方でした」と。舞台作品の中で果たすべき役割というものをきっちり分けて提示できる方なんでしょうね。「演出家さんというよりも学者さん」と仰っていたのが印象的。立花さんが「博識」という言葉で受けていらっしゃいましたが、なんだか納得です。

そんな感じでトークが続きつつ、合間には歌も。M5の『しあわせもの』は今回のライブのために、”世界のオザワ”(←本人は”周りがネタで囃し立てるんですよ”と仰っていましたw)こと小澤時史さんが作詞作曲をした曲。不思議なことに作詞も小澤さんなんです(笑)。”すどかなさんに捧げる言葉と音楽”という感じでしたが素敵な曲でした。

「人の不幸を嘆きながら実はその人の顔は笑顔、そんな風には私はなれない」と言う1番がすごく印象的。すどかなさんの”よくないことをよくないと思える感性”がとっても上手く掬い上げられているような気がして、なんだか納得。
というのも、すどかなさんがそういう方だから、周囲もその人柄に引き寄せられてくる、だから私は「しあわせもの」なんだ、ということを表現されていた曲で、あぁなるほど、これだとすどかなさんが作詞しないで小澤さんが作詞したのがなんだか納得しました。

この曲の2番では「私は私の選択に後悔しない」という言葉が出てきていて、これはアンコールのDefying Gravityの力強さともシンクロしたのですが、突き進む、突き抜けるときが一番すどかなさんが光るときなんだろうなと。これだけの曲をこうも歌いこなして、それなのにどちらかというとコメディリリーフとして使われることが多いというのも何とももったいない話と感じます。以前歌を聞いた時よりもよりリミッターが外れていたような気がして、そこはいいなぁと感じました。

最初は緊張していたすどかなさんも、最後は「楽しかった」と仰っていた今回のトーク&ライブ。立花さんの会話コントロールも相変わらず巧みでしたし、演奏の小澤さんとのバランスも絶妙。すどかなさんの方がお姉さんなわけですが(小澤さんがしっかりしすぎててたまにそう見えないという…CDMLの作曲してた時大学四年生という…CDMLのお気に入りの曲というオーダーでラストのパートを演奏されていました)いい意味でフラットな感じがとても収まりが良くて良かったです。

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