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『レ・ミゼラブル』(18)

2015.4.27(Mon.) 18:15~21:25
 帝国劇場 1階U列20番台(センターブロック)

2015.5.3(Sun.) 13:00~16:10
 帝国劇場 2階最後列補助席(下手側)

当初予定のなかった2回を追加です。

4月27日ソワレはトレカ付き前売り券のためにA席を追加。
昆エポの観劇予定を入れていなかったのでちょうどいい機会かと。
トレカ付き前売り券は5/3時点でバル・エポのみなくなっており、早めの対応が奏功しました。

5月3日マチネは二転三転の日程調整の結果、空いた時間帯となり、なぜか3週間も間が空いていたびびエポ(4/18ソワレの後は5/10マチネ)を見たくて追加。
完売公演でしたが無事2階補助席を確保しての観劇。
宴会乞食の時に地震が来たのはちょっと怖かったですが。2階補助席は前が開けているので、揺れると結構怖いのです。以前もここ座ったとき揺れたなぁ、サイゴンだっけ・・・。

ここまで4回の観劇でプリンシパルで未見なのは吉原ジャベ、鎌田ジャベ、和音ファンテ、平野エポ、磯貝コゼの5人。延べ22人(吉原氏はダブルカウント)のうちの5人ですから、エポを基本に取る自分にしては随分上手いことカバーできた感。

複数回観劇は2回が最多で、吉原バル、知念ファンテ、綿引エポ、若井コゼ、清水コゼ、駒田テナ、森テナ妻の5人。もっとも、びびちゃんは残り2回は鳩で見ているので4回全部ですが(笑)。

印象的だったキャストをつれづれと。

●バルジャン
ヤンジュンモバルの役作りがとても好み。良い意味での荒削りと、裏腹の優しさのコントラストに惹かれます。見る前は先入観で訛りが気になるかと思ったのですが、感情をダイレクトに出してくる様に圧倒されてほとんど気にならなかったのが良い意味で意外でした。

●ジャベール
岸ジャベ、初役ですが、良い意味で岸さんに見えないところが印象的。アンジョラスイメージが強いのですが、ある意味四角四面なところがこの役にあっている気がします。

●ファンテーヌ
今回、里ファンテの進化が良いなと。実のところ、今まではぴんと来たことがないファンテだったのですが、コゼットへの愛情表現が素敵。18日ソワレで里ファンテ、清水コゼットが同一線上に来たのを見られたとき、醸し出す雰囲気の柔らかさが絶品でした。知念ファンテが今期はまたちょっと堅くなっている感じがするので、変わってくれないかなぁ。
ファンテ本命は和音さんなので、拝見できるのが楽しみ。

●エポニーヌ
三者三様で興味深いです。

玲奈エポは今までのどの期よりも若いように感じます。エポ中、唯一地毛(ボブ)だからなせいですかね。「等身大の恋愛感情」を自然に出せている感じがします。18歳から演じ続けた役で、風格も感じさせるシーンもありながらも、そういった若さを見せられているのは新鮮です。「恵みの雨」の完成感がすごい。どのマリウスとやってもあのシーンが自然ということにいつも驚かされます。

昆エポは玲奈エポの冒頭シーンをどう展開するのか(玲奈エポの長身を昆エポがどうカバーするかが)楽しみだったのですが、結局、銃を扱った人は剣の扱いも上手という結果に(笑)。前よりラブモードが薄まってちょうど良いバランスな気がします。何気に一番好きなのが「One Day More」の座り込むシーン。見た3人の中で1人だけ座り方が違いますが、ちょこんと座ってるミニチュア感がなんだかしっくりきます。

綿引エポは随所に入る新味さが癖になります。3日マチネ、マリウスとのシーンでマリウスの背中に回り込み、田村マリウスを完全に翻弄、エポを見失うという。あまりに新鮮すぎて「エポ実用新案」の称号を授けたいぐらい(笑)。マリウスに「連れてきてくれた」と言われて「うんっ」と本当に嬉しそうに反応するのも好き。

一番驚いたのは同じく3日マチネで、マリウスからコゼットへの手紙を、バルジャンに渡す前に、なんと自分の胸で大事そうに抱きしめたところ。エポにとってコゼは恋のライバルなはずなのに、「マリウスへの思いがこもっている」ことの方がエポとして大事という表現が新鮮。それだけ自分の思いが叶わないという諦めもあるのかとは思いますが、それ故、一欠片の望みもないという思いの後にくる「恵みの雨」が、「思ってもいなかった幸せ」という表情に見えて良かったなぁと。

●コゼット
今期はいまのところお2人を拝見。

若井コゼは玲奈エポ、昆エポとそれぞれ1回ずつ拝見しましたが、前回より腑に落ちるコゼ。この2人のエポだとバランスがいいせいかも。昆エポだと身長差がコゼとエポの関係を分かりやすく見せていますし、前期より若井コゼが精神的に見下ろす感じが薄いようにも思える分、バランスが良くなってきた感じ。

玲奈エポと若井コゼは身長もほぼ同じですし、雰囲気が似ていることから、エポ側からすれば「マリウスはなぜエポじゃなくてコゼットなのか」が納得しにくいように思えて。コゼットの人当たりが自然になった分、エポにとってのやるせなさが見えるようになって好きなペアになりました。

以前はエポはエポ、コゼはコゼといった感じがありましたが、今期はエポコゼの関係性が重視されているように思えて、その組合せでもう一つ好きなパターンが清水コゼと綿引エポ。
前回も書きましたが、エポを心底心配するコゼだからこそ、エポがコゼを強く「敵」とはみなさない、という空気が新鮮です。

この2人の組合せを見ていると、エポはエポなりの幸せ、コゼはコゼなりの幸せを手に入れたということが見えてきて印象的。

レミの作品の見え方って、複数の役の関係性で変わってくる分があるわけで、また別キャストで違った空気が見られることが楽しみです。

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