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『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2015』

2015.5.3(Sun.) 18:30~21:10
東京芸術劇場コンサートホール 2階A列20番台(センターブロック)

年1~2回の恒例公演となった「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー(MMS)」。
前回までのサントリーホールから場所を変えて、今回の会場は東京芸術劇場コンサートホール(池袋)。席のせいもあるかもしれませんが、この企画の音響としては今回の場所の方が遥かに良かったです。
サントリーホールはクラシックでは何度か聞きに行っていますが、音楽と歌声の組合せという意味では、今回の会場を定番にして欲しいぐらいです。

元々3回公演全部のチケットを取ってあったのですが、紆余曲折の末、結局この1回のみに。回替わり曲もあったため、セットリストはあくまで3日ソワレ(追加公演)の回となります。

それにしても2階A列(最前列)のどセンター(見紛う事なきどセンター)の音響の素晴らしさときたらびっくりです。

では、セットリストから。

●Act-1
1.Nobody's side/チェス・ザ・ミュージカル(安蘭・平方・新妻)
2.君の瞳に恋してる/ジャージー・ボーイズ(中川)
3.GOLD/GOLD~カミーユとロダン~(新妻)
4.本当の俺じゃない/ロミオとジュリエット(平方)
5.Music Of The Night/オペラ座の怪人(JOJ)
6.蜘蛛女のキス/蜘蛛女のキス(安蘭)
7.Wishing you were somehow here again/オペラ座の怪人(JOJ)
8.Over The Rainbow/オズの魔法使い(COLLABRO)
9.Somewhere/ウェストサイド物語(COLLABRO)
10.世界が終わる夜のように/ミス・サイゴン(中川・新妻)
11.Memory/キャッツ(安蘭)
12.Bring Him Home/レ・ミゼラブル(JOJ)

●Act-2
13.Let It Go/アナと雪の女王(新妻)
14.闇が広がる/エリザベート(中川・平方)
15.サンセット大通り/サンセット大通り(平方)
16.With one look/サンセット大通り(安蘭)
17.Stars/レ・ミゼラブル(COLLABRO)
18.Bui Doi/ミス・サイゴン(JOJ・COLLABRO)
19.僕こそ音楽/モーツァルト!(中川)
20.Phantom of the opera/オペラ座の怪人(JOJ・新妻)
21.Till I hear you sing/ラブ・ネバー・ダイ(JOJ)
22.Tomorrow/アニー(安蘭・中川・新妻・平方)

●Encore
1.One Day More/レ・ミゼラブル(ALL CAST)

●Double-Encore
1.民衆の歌/レ・ミゼラブル(ALL CAST)

回替わり曲としてはこの日のマチネのみだった『着飾って、輝いて』(キャンディード/新妻)と『愛していれば分かり合える』(モーツァルト!/中川・新妻)、前日のソワレのみだった『時が来た』(ジキル&ハイド/JOJ)があり、特にこの日のマチネは色々と”逃した”感はあったわけですが・・・

全体的には男性陣が持ち味を活かした選曲になっているのに比べると、女性陣は本来の持ち味にちょっとだけ迫っていない感じ。安蘭さんは迫力系の方が合う気がするし、新妻さんも1曲はパワフル系が欲しかった・・・ぐらいの物足りなさはあるけれど、でも安定のMMS、さすがの構成です。

私的一番のお目当てはJOJと姫の「Phantom of the opera」。JOJ氏のあのエネルギーに対応できるパワーと高音を持った歌い手さんといえば、一番手に姫が来るわけで、相変わらずそこまで上げるかのソプラノクリスティーヌ。
怪人に「ウタエ!」と言われなくても飛翔していってしまいそうなキャラクターを内包しているところを横に置けば(爆)、ここに姫を配する説得力は誰にも伝わるという感じ。最高音がちょっとだけ小さめかも。

ちなみにこの日の昼公演ではちょうどこのタイミングで地震があったそうで、実は指揮者さんも「えっ」って思ったぐらいだったそうですが、デュエット相手の姫がeye contactとbody languageでフォローして事なきを得たのだとか。JOJ氏、日本の思い出に「地震」は深く刻まれたそうです。

姫のれりごーは、実は合ってないんじゃないかという思いがずっとあるんですが、気のせいかもしれませんが1%の腑に落ちなさと一緒に歌われている感じをいつも受けていて・・・。れりごーの場合は「気の迷い」とか、「自分への自信のなさ」があってこそ自分の解放に意味があるように思えるので。姫の場合はキャラクターが違うときの歌への気持ちの乗せ方がはっきりしてきているような気がします。

最近の定番のカップルコンビとなりつつあるあっきー&姫のペア、この回は『世界が終わる夜のように』のあっきークリス&新妻キム。この曲に限りませんが、あっきーのあっきー節があっきーらしすぎる(爆)。オケとちょっとずれようが気にせずに独自のメロディーになることも多いのに、絶対崩れない新妻キム。どっちに寄ろうか困っているオケさんが大変そうでした(笑)。
興味深かったのが、ラスト近くであっきーが「俺と」を「僕と」と歌ってしまって、あのあっきーが動揺(小声になってた)ところをすかさず、パワー増量してカバーする姫。その後、照れを隠すようにラブラブ増量のあっきーという流れが面白かったです(爆)。

あっきーの独自路線と言えば2幕の「闇が広がる」も独自路線すぎるトートで、何というかルドルフを誘ってすらいない、誘う気さえない(笑)感じが面白かったです。それに動揺しない平方くんが意外に強者だなぁと(笑)。平方くんは『ビューティフルゲーム』『アリス・イン・ワンダーランド』に続き3回目ですが、今回結構しっかり者として印象的でした。

海外からのゲストのボーカルグループ「COLLABRO」さん、初見でしたがすごい迫力。「Stars」も凄かったですが、JOJ氏のバックでコーラスを務めた「Bui Doi」の歌声の厚み、重量感がダイレクトに伝わってきて身体に響きます。今回観られて良かった!こういう新鮮な出会いがゲストの有り難みですね。

1幕から2幕に流れるにつれ会場のエンジンも増幅していって、アンコールの「One Day More」ではもの凄いことに。
バルジャンはもちろん本役のJOJ氏、エポは安蘭さんで、コゼが新妻さん。マリウスが中川氏でアンジョルラスが平方氏。他役はCOLLABROが担当。本当の本役がJOJ氏だけという組合せではあるのですが、絶妙なバランスで満足度高し。

この曲はコゼットの高音が綺麗に入ってくると映えるんだなということを改めて実感。
この音に埋もれない新妻コゼット、さすがです。

あまりの盛り上がりぶり(会場中のスタンディング状態)に、JOJ氏すかさず「One More?」と発言され、ダブルアンコール突入で「民衆の歌」。
(2日ソワレは「One Day More」、3日マチネは「民衆の歌」のみ)
1公演のみになってしまったけれど、このダブルアンコールの満足度で幾分か救われました。

『MMSは2回は見なくちゃ』と言っていた去年の自分の発言を覚えていなかった今年の自分に懺悔ということで(苦笑)。

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