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2015年3月

『Sign』

2015.3.21(Sat.)19:30~21:15
中野・テアトルBONBON C列1桁番台

初演はもたもたしているうちに見逃し、今回の再演でようやく初見。
ミュージカル座制作からScore制作に変わっての再演となります。

キャストも大きく変わり、見る日程を迷いましたが、たみさん(田宮華苗さん)とあっこさん(上田亜希子さん)を軸に据えてこの回に。
結果振り返ると、全員見たことがあるキャストになっていてびっくり。

tekkanさんはレミ、サイゴン、『Count Down My Life』、堀江慎也さんは『カルメン』、田川景一さんは『ガイズ&ドールズ』。田宮華苗さんは『なうちぇんじ(I Love You,You're Perfect,Now change)』、上田亜希子さんは『Count Down My Life』『炎立つ』、吉田萌美さんは『ラブ・ネバー・ダイ』『アルジャーノンに花束を』。

それもあってか、今まで見てきた演者さんのイメージの延長で安心しつつも、「おおっ」と思う新しい面も見られて良かったです。

東京をテーマにしたオムニバスストーリーミュージカルで、今まで自分が見た作品の中では『なうちぇんじ(I Love You,You're Perfect,Now change)』に近い印象を持ちました。

先だって、2月に武蔵野芸能劇場で玄海椿さん(平田愛咲さんのお母さま)の一人芝居『夢追い路』を拝見していて、この作品の中にも出てくる『夢追い』(M14)のストーリーも分かっていて(竹久夢二と、彼を取り巻く女性の物語。実際は時系列が逆で、初演の『夢追い』をご覧になった玄海さんが、藤倉さんに書き下ろしを依頼したのだとか)懐かしささえ感じました。

その時、この作品の演出の藤倉さんがご自身で歌われていた『旅』という曲も聞いているので、この曲もなんか再会できた気分。今回、田川景一さんがこの曲を歌っているのですが、とってもわんこっぽい(笑)。この曲、忠犬ハチ公の歌で、主人が帰ってこないのにずっと待ち続けたエピソードをもとに作られている曲なわけですが、なんというか田川さんのポジションが絶妙すぎて。初めて聞いた時も感じましたが、途中までハチ公の歌だと分からないところに、「あれ?おおっ」って感じでこみあげる瞬間が好きだったりします。見上げると田川氏のわんこ風。うん、説得力抜群(こら)。

印象的なストーリーが、「雨天決行」(M5,M11,M19)。これ、三億円事件をモチーフにした作品なのですが、上田あっこさんのバイクライダー姿が絶句するぐらいに格好いい。いや、犯罪のストーリーなのは分かってはいるのですが、いや、『バイクに乗っていたのは実は女性だった』という説もあり得るぐらいに嵌っていました。
別に犯罪を肯定するわけでも、この作品での考え方を肯定するわけでもないんですが、3人が「同じポリシーを共有」したからこそこの事件は迷宮入りした、というストーリーは実際にこの事件に対する捉え方の一面だったように思うので、さすが上手くねじってあるなぁと。1回目の打合せで理念を共有できなかった一番若い女の子(吉田萌美ちゃんが演じていました)は、2回目の打合せ以降は登場していないあたりもなるほどなぁという感じです。

M15の「TKS」のあっこさん&田川さんのペアも最高すぎでした。新宿歌舞伎町の某サービス料施設の部屋係。なんといってもあっこさん、あのポジションならそりゃへそ曲げるよなぁ(笑)。華麗に舞い踊り、それはもう凄いモップの往復でしたが、2度目が見事に取り損ねて、2人ともとんでもない倒れ方してましたが、あれ、ハプニングですよね・・・(爆)・・・まさか演出だったり・・・

そして『で、ミゼラブル』。動画でたみーのライブ版を拝見していますが、実際に鈴木さんカップル(男性はtekkanさん、女性は上田あっこさん)と佐藤さん(たみー)が並ぶと視覚的に破壊力が抜群で(笑)。後の三人も名札付けているんですが、みんなそっちは見ていなことに笑う(笑)。この曲の肝って最初ですよね。『舞台俳優の世界は狭い』・・・なるほどなぁと(爆)

よりにもよって親友役、『仲悪そう』って演出家からダメ出し、ってところに爆笑。
この回特有の関係性かもしれませんが、たみーと上田あっこさんの組合せだから面白さ倍増なんですよね。たみー演じる佐藤さんの元彼が鈴木さん、そして現彼女も鈴木さん。で、あっこさんは長身だからたみーを(見た目上)見下ろす感じが絶妙でして。もう1チームのいいめぐさんと貴以ちゃんの組合せもなんか意図が分かります。見た目って大事。

ストーリーの中で一番印象深かったのはM21の「手紙」。
出征した夫、留守を預かり子どもを守る妻。夫から妻への手紙は、昭和19年9月と昭和20年1月。夫の任地は東京都の最南端、硫黄島。本土防衛最後の砦と言われ、昭和20年3月に米軍に陥落した島。

夫は最期の時を覚悟し、子供たちを妻に託し、妻への感謝の気持ちをしたためて。
その夫はtekkanさん、奥さんは田宮さん。
とにかく2人とも本当に格好良かった。自らの立場の限界の中で、やるべきことをなした2人。その2人が場所を離れて歌うこの曲は、”音楽の力”を思わせるものが確かにあって。手紙ももちろん感動するのですが、手紙だけじゃ伝わらないことを、音楽がきっちり埋めていることに感動して、きっとそれがこのテーマをミュージカルの中で取り上げる意味なんだろうなと思えて。

ラストの「Finale」ではセンターに萌美ちゃん、後ろにたみーがいて、下手側にあっこさんとtekkanさん。なんか「鈴木さん」2人が萌美ちゃんを立派に育てたようにも思えて、そして「佐藤さん」はそれに微笑んでいるように見えて。
もう一面で「夫と妻」の関係ともリンクしているように思えて。
そして、M15の「Resign」で”これが自分の進む道”だと確信した萌美ちゃん演じる女性の未来ともリンクしているように思えてきて。

ばらばらなように見えて、多分もっともっと各シーンがつながり合っていると思うこの作品。オムニバスとはいえ、むしろオムニバスだからこそ、軸がないとバラバラになっちゃうように思えて。

この日拝見して、『sign』の軸は”登場人物が前を向く気持ち”なんじゃないかと思えて。
見終わって清々しい気持ちになれたのは、”冷たい街”と思われそうな東京の街が、人々のハートによって”生きている街”ということを実感できるからじゃないかと思ったのでした。

出演者によってまた色が違うというこの作品、今回は1回だけの観劇でしたが、またぜひ他のキャストでも拝見してみたいです。

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『アイ・ハヴ・ア・ドリーム』(1)

2015.3.14(Sat.) 光が丘IMAホール
 12:30~15:15 G列10番台(センターブロック)
 17:30~20:15 D列10番台(センターブロック)

ミュージカル座創立20周年記念公演の同作。
去年はジャネットが木村花代さんで上演されましたが、その時は都合が付かず、今回念願の初見です。

今回は月組のフィリスに河野由佳さん、星組のリーナに平川めぐみさんがいらっしゃるので、唯一マチソワ可能なこの日を選択しました。鉄の割に上野東京ラインにも北陸新幹線にも目もくれず(笑)でしたが、両チームのダブルキャストがいい意味で別の作品色を作り出していて、両チーム見て良かったです。

ネタバレ含みますのでご注意くださいませ



舞台はアメリカ、黒人差別の激しいアラバマの街で起こる、白人と黒人の物語。
黒人が自らの権利を求める運動を”非暴力”で進めることを説くキング牧師。
キング牧師の言葉に心動かされ、率先して運動を主導するジャネット。今回は吉沢梨絵さんが演じられています。

吉沢さんは『ルドルフ・ザ・ラストキス』再演のステファニー役で初見、『Second Of Life』歌手役、『Ordinary Days~なにげない日々』のクレア役でも拝見し、今回が4役目になります。今回の梨絵さんジャネットで印象的だったのは、予想に反して「押しが強くない」こと。
ともすれば黒人の先頭に立ち権利を求める、となれば強く強く前に出る印象を持っていたのですが、予想以上に控え目。

ですが、主張しないことでむしろ主張がすっと胸に入ってきやすくなっていたのがとても印象的。
苦労人であり、父母を亡くし女手一つで弟マイクを育ててきた反面、自分の夢は横に置き去り。
読み書きもできない女性ではあるのですが、それでも、というかだからこそ、控え目さをもちながら発する言葉や行動に強い説得力を感じます。その出過ぎない存在感が今回のアイハヴにいい意味で「押しつけなさ」を展開していたように思います。

黒人が白人を排斥するわけでない、白人が黒人を排斥させるべきではない、お互いが尊敬し合う世界を作るという、見た目には絵空事にしか見えないものであっても、黒人の中で更に「読み書きができない」ハンディキャップを持つジャネットだからこそ言える事があるのだろうなと。

ジャネットとハートが一番近い親友のフィリスはWキャスト。月組(マチネ)は河野由佳さん。しっかり者の大人のフィリスです。星組(ソワレ)は大胡愛恵ちゃん。若さを全面に出し、時に幼ささえ見せるフィリスです。印象としてジャネットとの関係が、由佳フィリスはジャネットが頼る相手、大胡フィリスはジャネットが頼られる相手な感じがしました。どちらも2人の間に信頼関係はあるわけですが、このポジションの違いで、ジャネットが語るある言葉から受ける印象が違いました。

フィリスは結婚することになるのですが、その相手がバス会社の御曹司であるトム。当たり前の如く白人であり、一緒に店で働いてきた仲間でさえ、「白人と結婚する」ことに強い嫌悪感を持つ人もいます。

そんな皆に対してジャネットが言う「フィリスはもう悩んだと思う」という言葉。

由佳フィリスに対するこの言葉は「私がいつも頼りにしているフィリスがその決断をした」という位置づけを感じて、「フィリスは自分で進んでいけるだろうけど、自分も応援したい、だからみんなも応援して欲しい」という印象。反面、大胡フィリスに対しては「フィリスのことは心配だけど、フィリスが決断したのだから自分も応援したい、だからみんなも応援して欲しい」という違いを感じて。

梨絵さんと由佳さんは『Ordinary Days~なにげない日々』のクレア役でWキャストだったこともあって、空気感が似ているところがあって、親友であることに違和感を感じなかった反面、梨絵さんと大胡ちゃんだと「信頼している後輩」的な要素が混じっていたからのようにも思います。

この物語のタイトル「I have A dream」、日本語に訳せば(歌詞にもありますが)「私には夢がある」という言葉ですが、この物語を見ていると、「夢を持つ」ことは大事だけれど、実はもっと大事なのは「夢を持ち続ける」ことだし、更にもっと大事なのは「夢を叶えるよう自ら努力すること」なわけで。

「夢を持ち続ける」ジャネットにとって、親友が一大決心して白人のもとへ嫁ぐというフィリスの様は、今まで自分達が絶対無理だと諦めていた、「白人と黒人の高い壁」に対する挑戦に見えるように思えて。
ゆえに、ジャネットにとってフィリスは「希望」なのだと思うのですね。

フィリスはトムと愛し合っただけではあって、本来、白人と黒人の壁といったことは関係がないはずですが、この時代背景上は「白人と黒人の壁を壊そうとする行為」という意味合いも持たざるを得ない。だからこそ、ジャネットはフィリスの助けになってあげたい、と。

この作品を観る前に思っていたこの作品の前印象で、「白人=悪、黒人=善」というものがあったのですが、必ずしもそうとばかりは言えないわけで。むしろ「暴力=悪、非暴力=善」ですよね。

その流れで印象的だった言葉が、星組では平川めぐみさん演じたリーナがジャネットに言った言葉、

「私、黒人に生まれてきて良かった」

と言う言葉。この言葉、「(ハートを持った、)黒人に生まれてきて良かった」という意味で、対極にあるのは黒人を襲撃するKKKという「悪魔」との対比であるわけで、この言葉、後半にあるトムとクレアの言葉ともリンクするように思えて。

「あなたの手、私より黒い」

と、クレアはトムに言います。クレアは混血ですが「8割は白人、残りが黒人の血」ゆえに、見た目上かなり白い(というかほとんど黒くしているように見えない)。

この言葉、クレアのトムに対する最大の感情表現だと思うのですが、ある意味

「あなたの心、私より黒人に近い(温かい)」

と言っているように聞こえて。

「暴力には非暴力で」という言葉は理想論に思えるけれども、”相手の土俵に降りていっては自らの主張の正当性を貶める”ことが本来的な意味で。

「黒人が暴力に訴えず、理詰めで訴えれば、公的な機関(今回の場合は裁判所)も、『主張の妥当性』で判断せざるを得なくなる」というのがキング牧師の考え方なわけですよね。ジャネットの立ち位置は自らが浅学非才であっても、物事の意味を正しく理解できる感受性を持っていたということなのだろうなと。

・・・

今回のWキャストでどちらも良かったのがリン役。月組は中村百花さん。さすがの存在の切れの良さで、軍団のトップ、スパイクを喪った後、「キッズ」の解散場面を見事に仕切っていて、その姐さんぶりに脱帽。
星組は佐々木由布さんで初見でしたが、百花さんとまた違った存在感を見せて素敵。佐々木さんの解散場面のビーズの渡し方がとても好き。それぞれのメンバーがどう来るか分かっていて、一番いい渡し方をするんですよね。どこからきてもすべてをわかったかのように渡す様に惚れ惚れしました。

そのスパイクを両組とも演じた宮垣祐也さん、存在感の確かさが素敵です。さすがリンが惚れるお方。そのあまりの存在の大きさ故に、彼を喪ってからのキッズの落ち込みようときたら・・・その存在の大きさを確かに感じた方でした。

この作品唯一の白人、トム役の中本吉成さん。今回は演出も担当されています。由佳さんフィリスとだと『ウレシパモシリ』の聖と哲治(つまり妹と兄)が夫婦になるわけでちょっと面白いです(笑)

星組リーナ役の平川めぐみさん。マイクと一緒に大学に進学する才媛・・・を思わせるかのように、前半で新聞読めているんですよね。ジャネットが文字読めないのに(この時点では)、リーナはこの時点で読める。先の展開を思わせる存在。

星組ベス役の小松春佳さん。小松さんでベス役って時点で噴いてしまう(笑)。ベスはこのお店の中で一番の内気な少女って設定なのですが、小松さん、持ち味の”前に出まくる”を発揮していて、「一番内気」とは思えなかったです(爆)

月組マイク役の田中秀哉さん。梨絵さんとの姉弟の説得力絶大。悪に振れた後に戻ってきた後の成長ぶりときたら、姉も苦労した甲斐があるだろうなと思わされました。

・・・

この作品のラストの行進は、『レ・ミゼラブル』の1幕ラスト「民衆の歌」を思わせます(さすがビリー先生の作品)。
ところが、フィリスのポジションが最前列下手端で、レミゼではエポニーヌポジション・・・
(コゼット経験者の)由佳さんがエポニーヌポジション、と個人的に超ツボに嵌っておりました(をい)。

逆に言うと、大胡ちゃんはエポニーヌやりそうだなと・・・

・・・

ミュージカル座の作品を毎回拝見させていただいているわけではないですが、さすがは代表作だけあって、ミュージカル座の良さを前面に出した作品ということを実感。「ミュージカルだからこそ出せるメッセージ」を表現されている様は感動的で、各チーム3回しか観劇チャンスがないことが、ただただもったいなく感じます。

沢山の課題があることは承知した上で、次はぜひもっと多くの方に見ていただける機会があることを願っています。

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『クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ』(3)

2015.3.11(Wed.) 13:30~16:45
シアタークリエ17列10番台(センターブロック)

東京楽です。1週間ぶりの観劇です。

セットリストは、1週目との変更曲に「※」を付けています。
地方公演もありますので、ネタバレですのでご注意ください。






では、参ります。

●第1部
1.それが人生/ローマの休日(山口)
2.Live In Living Color/Catch Me If You Can(田代)
3.女神よ今夜は淑女でいて/ガイズ&ドールズ(吉野)
4.光よ、照らして-shine on me-/天使はこの森でバスを降りた(大塚)
5.すべてはあなたに/マリー・アントワネット(涼風・今)
6.Dinosaur in My Heart/ソングライターズ(中川)※
7.愛していると言えたなら/パイレート・クイーン(山口・保坂)
8.罪を着せろ/モンテクリスト伯(今・中川・吉野・田代)
9.サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ/ウェディング・シンガー(アンサンブル)
10.100万のキャンドル/マリー・アントワネット(涼風)
11.ロクサーヌ/シラノ(今)
12.Still Believe In Love/デュエット(保坂)
13.舞踏の間/ダンス・オブ・ヴァンパイア(山口・大塚)

●第2部
14.吹け、ガブリエル/エニシング・ゴーズ(保坂)
15.星よ/レ・ミゼラブル(今)
16.連れてきて/ジキルとハイド(大塚)
17.君のそばで/パイレート・クイーン(山口)
18.究極の男/イーストウィックの魔女たち(涼風・大塚・保坂)
19.街灯の下で/ミー&マイガール(田代)
20.Young and Healthy/42nd Street(涼風・吉野)
21.すべて/三銃士(中川・保坂)※
22.港の見える広場/シェルブールの雨傘(田代・大塚)
23.影を逃れて/モーツァルト!(中川)※
24.持ちつ持たれつ/レベッカ(吉野)
25.レベッカⅠ/レベッカ(涼風)
26.こんな夜こそ/レベッカ(山口・大塚)
27.Good-bye/Catch Me If You Can(ほぼ全員)

●アンコール
28.彼を帰して/レ・ミゼラブル(山口)
29.愛を広めよ/シスター・アクト~天使にラブソングを~(全員)

結果的に1週目、2週目、3週目1回ずつ観劇というバランスになりましたが、どちらかと言えば2週目だけが特殊仕様で、1週目と3週目が似ています。1週目は岡田さんだったところが3週目は中川さん。

3週目は何といっても中川さんの「影を逃れて」はやっぱり凄かった。元々帝劇サイズでやっていた曲ということもありますが、クリエサイズ全体を覆い尽くすあのエネルギー。アンサンブルさんの影コーラスも迫力絶大で、今回、音響効果がいいこともこの曲の迫力に大いに貢献していました。

デュエット曲が、『三銃士』からで保坂さんとあっきーという意外な組合せ。
予定曲で2週目までに出ていないデュエット曲はこれだけでしたし、女性陣でちーちゃんはまりお君とシェルブール・祐さんとレベッカ(ちーちゃんは2曲デュエット)、かなめさんは今さんとMAなわけで、必然的に女性は保坂さん。
男性陣もみなさん1曲デュエット曲があるので、ここにあっきーがくるのも必然。『三銃士』はそういえば、結局見なかった作品なので、お知り合いに聞くと、この曲は、らぶらぶそんぐなのだそうで、うーん、はい。
一番印象に残っているのが、終わったときに保坂さんの後ろに付いていくあっきーが犬みたいだったぐらいという(笑)。

東京楽を迎えたので、好きなシーンをつれづれと。

M8、今さんがマジに怖かったです(爆)。お値段の高いスーツが似合うというか、強面感満載といいますか。

M9のアンサンブルさんが所狭しと駆け回る、通称「水落ちなしWS」。
今回、女性アンサンブルさんは長身の方が多いので、足を伸ばしたダンスがとても綺麗。

M10は受け入れられないのは変わらないのですが、かなめさん一人二役ということで考えると、「女王様が妹、貧民が姉」と捉えて「華やかな妹に対して、嫉妬と憎しみで固まった双子の姉」と脳内補完して何とか乗り切りました(爆)。

M13のヴァンパイアでのアンサンブルさんも素敵。ともすれば、ちーちゃんが笑わずにいられるか(笑)とか、吉野さんは今日何をやらかすか(東京楽はうさぎ人形持ち出して、最後は胴体に噛みついて幕という・・・)とか、枝葉が気にかかるわけですが。ちーちゃんに関してはいずみん爆弾に陥落してたってことみたいで、まりお君だと想定内の動きしかしないらしく、平然としてました。(それでも近くて「ぎょっ」とはしてて笑いになっていましたが)

そういえば東京楽、今教授とまりおアルフに関しては、今教授が腕立て伏せして、まりおアルフが足持ち上げるという、どこら辺が楽仕様かわからない楽仕様で笑いを取っていました(笑)

それにしても「見たことのない世界」の歌詞で爆笑。
サラが振り返れば、教授と助手が変なことやってるわけで、そりゃ「見たことのない世界」ですよね(大笑)

M16、堪能しました。以上!・・・すいません、本日アンサンブルさん見てませんでしたこの曲(と懺悔)。

M18のわちゃわちゃ曲は、もうとんでもないぐらいわちゃわちゃになってまして(笑)時間延長しまくり。3人が言いたい放題言うのはいいけど、まとめる人がいない(爆)。かなめさん曰く「私たちに足りないものは何?」っておっしゃってましたけど、確実に「(MCの)計画性」です(笑)。結局、両側からの無言のプレッシャーでちーちゃんが必死で本線に戻してました。お疲れさまです(爆)。

M22のシェルブール、1週目も良かったですが3週目はまたぐんと良くなっていて感動。今回思うのですが、ちーちゃん、飛び抜けて万里生君と相性いいですよね。この2人でのシェルブール本編も見てみたいですし、万里生君ソロだったミーマイもぜひこのペアで見てみたいもの。

ジュヌヴィエーヴがちーちゃんなら、母親がたーたんなのも不自然ではないですし。1週目で見た時に感じた「もっとウェットになって欲しい」という期待どおりのデュエットでした。

ちーちゃんのジュヌヴィエーヴでいいなと思ったのが、ギイに過剰に寄りかからないところなんですよね。自分を持っている女性が(自分が持っていないものをもっている)ギイを求めている感じがとても良くて。従来から得意にしていた上品な女性のイメージ(白が似合う)と、「わたし」で見せた芯の強さとシンクロする感じとが上手く噛み合っている気がします。

・・・

この日は東京楽ということで、祐さん司会で「ハンドマイクを持っていらっしゃる方にご挨拶を頂戴します」という旗振りで始まります。上手い言い方ですよね。カーテンコールラスト「愛を広めよ」が終わった段階で、プリンシパルの皆さんはハンドマイク、アンサンブルの皆さんはヘッドセットマイクですから。

この日もカメラが入っていましたので、恐らくは動画が出るのだと思いますが、皆さん全体的にこの日(3月11日)を意識したご挨拶が多かったです。直接表現に出された方、一般論的に言及された方、何も言及されなかった方とそれぞれ。

そしてご挨拶を極端に短く仕上げられる方(吉野さん、かなめさん)、そつなく仕上げる方(ちーちゃん、今さん、万里生くん)を横目に、やっぱりエラいことになっていたのがあっきー(笑)

要約すると「改めて”歌”の力を実感できて嬉しかった」になるのですが(爆)。

そういえばちーちゃんの挨拶の締め、『地方公演も元気いっぱい頑張ってきますっ!』という大声での選手宣誓風(爆)が、若輩キャラらしくってとっても良かったです。

あっきー加入でエンジンが更にかかった感のあるクリコレ2。地方公演も盛り上がりますように。

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『クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ』(2)

2015.2.28(Sat.) 17:30~19:45
シアタークリエ18列1桁番台(下手側)

1週間ぶりの観劇です。
東京楽の観劇予定を入れてあって、この週末に観劇予定はなかったのですが・・・

マチネ幕間のレポを聞いていると、なんとこの日はちーちゃんが当番とのこと。
つまり、8日目で1巡(ちーちゃん2回目)ということになります。

次の3月8日(日)マチネまで待つことも考えたのですが、なんとかチケット手配もでき、急遽この日の観劇となりました。

セットリストは、1週目との変更曲に「※」を付けています。
ネタバレですのでご注意ください。






では、参ります。

●第1部
1.それが人生/ローマの休日(山口)
2.ご立派な家/ニューヨークへ行きたい!(泉見)※
3.女神よ今夜は淑女でいて/ガイズ&ドールズ(吉野)
4.光よ、照らして-shine on me-/天使はこの森でバスを降りた(大塚)
5.すべてはあなたに/マリー・アントワネット(涼風・今)
6.私という人間/ルドルフ・ザ・ラストキス(岡田)
7.愛していると言えたなら/パイレート・クイーン(山口・保坂)
8.罪を着せろ/モンテクリスト伯(今・岡田・吉野・泉見)
9.サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ/ウェディング・シンガー(アンサンブル)
10.100万のキャンドル/マリー・アントワネット(涼風)
11.ロクサーヌ/シラノ(今)
12.Still Believe In Love/デュエット(保坂)
13.舞踏の間/ダンス・オブ・ヴァンパイア(山口・大塚)

●第2部
14.吹け、ガブリエル/エニシング・ゴーズ(保坂)
15.星よ/レ・ミゼラブル(今)
16.連れてきて/ジキルとハイド(大塚)
17.君のそばで/パイレート・クイーン(山口)
18.究極の男/イーストウィックの魔女たち(涼風・大塚・保坂)
19.サラへ/ダンス・オブ・ヴァンパイア(泉見)※
20.Young and Healthy/42nd Street(涼風・吉野)
21.ただ そばにいる/モンテクリスト伯(岡田)
22.外は自由/ダンス・オブ・ヴァンパイア(泉見・大塚)※
23.ブイドイ/ミス・サイゴン(岡田)
24.持ちつ持たれつ/レベッカ(吉野)
25.レベッカⅠ/レベッカ(涼風)
26.こんな夜こそ/レベッカ(山口・大塚)
27.Good-bye/Catch Me If You Can(ほぼ全員)

●アンコール
28.彼を帰して/レ・ミゼラブル(山口)
29.愛を広めよ/シスター・アクト~天使にラブソングを~(全員)



前述の通り、この日の幕開きMC担当はちーちゃん。

ソファーに座り、振り返りつつ「皆さまこんばんわ」で始まると、○子の部屋なんじゃないかと思ったり(爆)
赤のドレスで登場。なんか「わたし(@レベッカ)」ぽい。

「昼に引き続き、夜もわたくし大塚千弘が『当番』を務めさせていただきます」

・・・で客席から笑いが。「当番」ってちーちゃんが多用し始めたネタ風味の用語ですが、妙に客席に笑いを送ってます(笑)

ちなみにバンドさんからは「日直」と呼ばれているそうです(指揮の西野さんツイート発)

このMCは”自分の曲を選んで曲の背景をご説明”というテーマで、ちーちゃんは「この森で天使はバスを降りた」から「光を照らして」について。

「この作品をクリエで上演したとき、みんなタイトル全部を正しく覚えてくれなくて(笑)。『この森』とか『バスを降りた』とか(略して)言われて(笑)」

そして、

「あ、こんなところにチラシが」

・・・というベタな入りで客席から笑いをとりつつ、あらすじを説明するときにむちゃくちゃ噛むちーちゃん。

「(下手)袖が騒がしいですね。苦情は受け付けません(ばっさり)←客席笑」

・・・あたりからようやく調子を取り戻した感じです。

※ちなみにマチネは
「諸先輩をさしおいて、なぜお前が担当するのかという苦情は受け付けません(ばっさり)」
だったそうです(笑)

・・

「主人公のパーシーは人に言えない傷を抱えていて、刑務所の中で見た1枚の写真を求めてこの街・ギリアドにやってきます。この曲はパーシーがその写真と同じ景色を見た時の気持ちを出す曲です。私も間違うこともあるけれど、でもいつでもやりなおせる。そう勇気づけてくれる曲です」

・・・という素敵なまとめ。

なんですが、このMCの不思議なところは、そのままその曲に行くのかと思ったら行かないこと(笑)
万里生君の場合なんぞ、2幕ほとんどラスト近くにちーちゃんとのデュエットでしたからね。

この日も

話は変わりますが、クリエミュージカルコレクション2、諸先輩方の素敵な曲が沢山聴けてとても嬉しく楽しいです。」

と開幕挨拶に持って行くのにちーちゃん一苦労(笑)

なんとかそこまでたどり着いてちーちゃん安心したのか、最初のかけ声、

「クリエ」

で止まっちゃって本人大慌て。

中途半端なところで止まっちゃって申し訳ありませんっ!もう一度仕切り直させてください(客席からも袖からも笑いが)」

「それでは、『クリエ・ミュージカル・コレクション2』開幕です!」

・・・と、ちーちゃんにとっては恐らく冷や汗流れっぱなしのお当番だったことでしょう(笑)
ちなみに、お当番さんは開演前の円陣かけ声も担当するそうです(ち-ちゃんツイートによる)


セットリストはとっても分かりやすくて、1週目の万里生君のポジションがそのまま2週目のいずみんのポジションに移行しています。登場順序もつまり同じ。無駄にシャッフルして出トチリ起こすより、この方が良いと思います。

デュエット曲はちーちゃんのみ変更。万里生君とが『シェルブールの雨傘』からの「港の見える広場」でしたが、いずみんとは本役ペアとなる『ダンス・オブ・ヴァンパイア』からの「外は自由」。

いずみんはソロもV!だったので、2週目はV!から3曲ということになり、かなり印象が強くなっています。全編通しても3曲あるのは『レベッカ』とV!だけですからね。

3週目は万里生くんが戻ってきてあっきーとの2人体制だから、デュエットはシェルブールに戻るでしょうし。そうなるとあっきーのデュエットが想像付かなくなるんですけどね。Mのデュエットの可能性もありますが。


この日のネタと言えば1幕最後のM13。
教授は今さん、弟子はいずみん(本役)。
そして曲が続くにつれ、伯爵がサラを誘惑していくわけですが、その途中にですよ。
ちーちゃんサラがふと振り向く。するとそこには息子ヘルベルト(吉野さん)とアルフ(いずみん)の仲睦まじい光景が!
しかもその距離がえらい近い!

ちーちゃん、驚きまくって「うぉぉぉっ!」ってぐらいに「びくっ」と反応してて会場内笑いが。

いずみんも歌い始めたちーちゃんを前に変顔して、ちーちゃん一瞬歌声が揺れた(これも会場内笑いが)。

いやぁ、ちーちゃんも言ってましたがこの2人は反則級の爆弾です(笑)。


このコンサートの好きなところはいくつもありますが、本編エンディングに「Good-bye@Catch Me If You Can」、カーテンコールラストに「愛を広げよ@シスターアクト」と、盛り上がりポイントを2つ作ってるところが好きです。1幕ラストがV!なだけに、これで「フィナーレ」で終わらせちゃうとV!コンサートになっちゃうわけで。一ひねりした感じが効果的で好きです。
次は東京楽。結果的に1週目・2週目・3週目全部見ることになり、納まるところに納まった感じになりました。

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