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『Yoshio Inoue sings Disney』

2015.2.18(Wed.) 19:00~21:30
東京国際フォーラムホールA
2階7列50番台(センターブロック)

去年の東宝芸能チャリティコンサート「Espoir」以来の東京国際フォーラムホールA。
開場時間(18時)に無事グッズを入手し、開演を待ちます。
終演後はグッズ(パンフレット・クリアファイル・ポストカード)は完売していました。

なお、この日のコンサートは5月にWOWOWで放送されます。
その旨を告知するチラシには、『お電話の際、「井上芳雄が見たい」とお伝えください』とあり、噴き出しました(笑)

セットリストから参ります。
日本語表記が先に来ているのは日本語で、英語表記が先に来ているのは英語で歌われた曲です。

●第1部
1.自慢の息子(Proud Of Your Boy)/アラジン
2.僕の願い/ノートルダムの鐘
3.右から2番目の星/ピーター・パン
4.君はともだち/トイ・ストーリー
5.いつか王子様が/白雪姫
6.ゴー・ザ・ディスタンス/ヘラクレス
7.Let It Go/アナと雪の女王
8.妖精のうた/ティンカーベル
9.そばにいて/魔法にかけられて
10.輝く未来/塔の上のラプンツェル
11.サムディ/ノートルダムの鐘
12.自慢の息子(Proud Of Your Boy)/アラジン

●第2部
13.愛の物語/アイーダ
14.勝利ほほえむ/アイーダ
15.終わりなき夜/ライオンキング
16.愛を感じて/ライオンキング
  (芳雄&真綾デュエット)
17.メリー・ポピンズメドレー/メリー・ポピンズ
 17-1.Chim Chim Cher-ee
 17-2.A Spoonful Of Suger
 17-3.Practically Perfect
 17-4.Anything Can Happen
 17-5.Let's Go Fly a Kite
 17-6.Supercalifragilisticexpialidocious
18.You'll Be In My Heart/ターザン
19.Part Of Your World/リトルマーメイド
  (真綾ソロ)
20.あの声/リトルマーメイド
21.フレンド・ライク・ミー/アラジン
22.ホール・ニュー・ワールド/アラジン
  (芳雄&真綾デュエット)
23.愛せぬならば/美女と野獣

●アンコール
24.Proud Of Your Boy(自慢の息子)

第1部は去年発売された芳雄氏のディズニー曲を集めたアルバムから。

もともと「自慢の息子」(Proud Of Your Boy)を軸にしたストーリー仕立てのアルバムでしたが、それを舞台上で表現するのに選んだお相手が坂本真綾さん。2幕でMCが解禁されて芳雄氏がネタにしていましたが、まさかの真綾さん板付き(舞台上に立って幕が上がる)で、第一声が真綾さん(爆)。真綾さんは1人3役で、時に芳雄氏演じる息子の母親として、時に冒険の世界で出会うイモムシとして、時に同じく冒険の世界で出会う囚われ人として、実に自然に1人3役を演じておられ。

今回のコンサートのゲストとして真綾さんが呼ばれた理由は何となく想像では分かっていたのですが、実際に舞台上で演じられるとさすがは声優を生業とされているだけあって、居住まいの自然さ、そして変幻自在さの説得力が生半可ではなかったです。あぁ、真綾さんだからこそのこの空気だなって。

今回も構成は小林香さんなので、ストーリー仕立ては大のお得意ということもありましたが、第1部は「役で演じる」という枷らしき物が存在したので、芳雄氏もとってもうずうずしているのが分かって(笑)、第2部に突入した途端に怒濤のようにMCが解禁され(笑)、2幕冒頭の2曲+MCで15分(注:体感)は軽く超えていました。そのせいか、後半はMCばっさり切っての巻きまくりでしたが。

1幕が終わりかけたときの「自慢の息子」を聞きながら思ったのですが、5000人の客席が芳雄氏を見つめていて。つまり、客席にとって彼は「自慢の息子」なわけですよね。ディズニーが好きで興味を持ってこの日来たと言う人ももちろんいらっしゃるでしょうが、恐らく大多数は芳雄氏をいつからかずっと見てきた人たち。彼が一歩一歩階段を上って、ディズニーという冠が付いた”公式の”(本人談)コンサートを5000人もの前でできていることを、客席一人一人が誇りに思っているように見えて。小林香さんが第1部で見せようとしたことが、CDを聞いていただけでは分からなかった”想い”に気づいて、とても胸が熱くなりました。

・・・

2幕で印象が強かったのはM19~M20のリトマパート。真綾さんソロの「Part Of Your World」はつまり、真綾さんアリエルなわけで、まさか真綾さんの声でアリエル聞けるとは!と超テンションupしました。心に秘めた自分の中の強さに自覚を持っていないアリエルが、自分の中の勇気に気づく様は、真綾さんのイメージとも被ってとっても耳に優しく響きました。英語詩も素敵でしたが、日本語詩でも聞きたかったです。

(※真綾さんが後日語った(ラジオ)ところによれば、「ご自身がはじめて英語詞を練習した曲」だそうで、今回この場で歌えたのは嬉しかったそうです。)

それに続くM20は(フィエロ)王子の「あの声」。芳雄氏はさすが王子の血が脈々と流れていることを実感させる聞かせぶり。後で芳雄氏が語ってもおられましたが、「(フィエロ)王子はアリエルの”声”に惹かれてこの曲を歌うわけですが、僕も真綾さんの(アリエルの)”声”に惹かれて気持ちが入りました」という言葉はとてつもない説得力でした。

それにしても、芳雄氏と真綾嬢の同級生トークときたら、相も変わらずの毒舌合戦(笑)。それでも真綾さんはちょっと押さえ気味という感じがしました。

なにしろ、

真綾さん「井上さんのいらっしゃるジャンルにはまさに姫というような女優さん方がたくさんいらっしゃるのに、なんで私に声をかけてくれたんですか」
芳雄さん「真綾さんにお願いしたかったんですよ」
真綾さん「またまた。何人に断られたんですか」

から始まるぐらいですからね(笑)

・・・えーと、誰のこと?(爆)

※ちなみに後日談。真綾さんがご自身のラジオ「ビタミンM」(bayFM)にて語って曰く。
 「彼は『俺よりも目立たない』私を選んだんだと(笑)」
 「気心の知れた『女と思ってない女』という感じで呼んでいただいたのかと(笑)」
 「1日プリンセスを堪能させていただきました」と。

・・・

真綾さん「今日は芳雄さんのおかげで、こんな素敵な『段々ドレス』を着せていただいて」
芳雄さん「『段々ドレス』ってどんな昭和の言葉ですか(笑)」
真綾さん「昭和ですよ。いい歳ですよ」
芳雄さん「僕たち同い年ですよ(笑)」

とか。

面白いのはトークではこれだけ容赦ない2人なのに、歌いだすと、主に真綾さんが芳雄氏を見つめられないという(爆)。
芳雄氏いわく「真綾さん、僕のこと見てくれないんですよ。壁を見てるんです」だそうで(笑)。共演作『ダディ・ロング・レッグス』では2人はお互いを見ない設定なので、「見ないことに慣れてしまっている」とは真綾さん談。

名相棒に支えられ、水を得た何とやらな芳雄氏でしたが、フォーラムAの大きさに堂々と亘りあう様はじーんと来るものがあって。
緊張をものともせず、最後は

「客席にいる皆さんも、それぞれご自身が自慢の息子であり自慢の娘だと思います」

で締めたのは、流石の一語でありました。

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