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2015年2月

『friends of Disney Concert』(1)

2015.2.22(sun.) 17:00~19:40
東京国際フォーラムホールA
1階8列10番台(センターブロック)

今週2回目の東京国際フォーラムホールAです(笑)
水曜日とは明らかに違う客層が出入りするホールA。
「先日とはずいぶん違うね」という会話が聞こえてくると何だか嬉しくなります(爆)

物販も混雑するだろうし、と早めに行きましたが、何とプログラムがないのだそうで。
表面セットリスト、裏面グッズ一覧の1枚のフライヤーが袋の中に入っているだけ。キャストさんたちのプロフィールは、事前に各劇場で配布されていたチラシしかないという、なんという不親切仕様。プログラムを見ながら、あそこはこうだったよね、とか振り返れるのがいいところじゃないかと思うのですが。

そんなところまで水曜日と違わなくても(爆)

というわけで、1日限りですのでセットリストは以下。※敬称略です

●第1部
1.Let It Go/アナと雪の女王(May J)
2.自由への扉/塔の上のラプンツェル(中川翔子)
3.ユール・ビー・イン・マイ・ハート/ターザン(関智一)
4.Once Upon a Dream~いつか夢で~/マレフィセント(麻衣)
5.いにしえの子守唄/メリダとおそろしの唄(坂本美雨)
6.ワンス・アポン・ア・タイム/東京ディズニーランド(R)
 (綿引さやか)
7.ホール・ニュー・ワールド(山寺宏一&麻生かほ里)
8.Friend Like Me/アラジン(山寺宏一)
9.アナと雪の女王メドレー
 (フレンズ・オブ・ディズニー・シンガーズ、
  Little Glee Monster)
10.みんなで歌おう Let It Go/アナと雪の女王(全員)

●第2部
11.ミッキーマウス・マーチ/ミッキーマウス・クラブ(全員)
12.ハイホー/白雪姫(Little Glee Monster)
13.アンダー・ザ・シー/リトル・マーメイド(坂本美雨)
14.サークル・オブ・ライフ/ライオン・キング
 (高尾直樹(フレンズ・オブ・ディズニー・シンガーズ))
15.ハクナ・マタタ/ライオン・キング(Little Glee Monster)
16.アロハ・エ・コモ・マイ/リロ・アンド・スティッチ(関智一)
17.チム・チム・チェリー/メリー・ポピンズ(綿引さやか)
18.ジッパ・ディー・ドゥー・ダー/南部の唄(May J.)
19.シンデレラ/シンデレラ
 (ナレーター:山寺宏一、
  歌:麻衣/中川翔子/麻生かほ里)
20.星に願いを/ピノキオ(全員)


びびちゃん(綿引さん)が出ていなければ行かなかったこのコンサートですが、結果としてはバラエティに富んだメンバーでとても楽しめました。ディズニー音楽から流れてくる夢とか希望とかが次々と目の前で紡がれていく様はとても素敵です。

第2部はいきなりのミッキー&ミニーの登場で会場大騒ぎ。休憩10分後にL2とR2扉を閉鎖していたのは、ミッキーの入場口(R2扉)、ミニーの入場口(L2扉)を確保するためだったようで、舞台上手側の通路からミッキー、舞台下手側の通路からミニーが壇上に上がってきます。が、実は私の席、なんと舞台下手の通路際(笑)。
ミニーとハイタッチしました(喜)。

そんな楽しみもありつつ、コンサートとしては1幕の方が良かった感。

まず出色だったのはM7。

「ホール・ニュー・ワールド」と言えば、私はこの1週間で3回聞いているデュエットでして(笑)。1組目が水曜日のここフォーラムAの、井上芳雄君&坂本真綾さん。2組目がこの日朝放送されたANB系「題名のない音楽会」の石丸幹二さん&新妻聖子さん。そして3組目が映画版「アラジン」のジーニー役の山寺宏一さんと、ジャスミン役の麻生かほ里さんというわけです。

それぞれの特徴が出ていて3組とも素敵でしたが、この日はさすがはオリジナルということで、酔いしれました。実はこのデュエット、当初は山寺さんではなくフレンズ・オブ・ディズニー・シンガーズの渕上さんが歌う予定だったのが変更になっていました。理由は当然書かれていませんでしたが、この日の朝の放送が影響してる・・・ってことはさすがにないですよね。

びっくりだったのがM1。まさかの英語歌詞です。出だしが英語だったときの客席後方からの不思議そうな空気が伝わってくるようで(爆)。1幕最後の「みんなで歌おう」が日本語なので、そのバランスかもしれませんし、別にプログラム上、日本語で歌うとも英語で歌うとも書いていませんから、別におかしくはないのですが、ちょっと残念でした。彼女もなんだかちょっと元気なさそうな感じもしましたし。

そしてM6、びびちゃんはライトブルーのドレス(1幕用)で登場していましたが、バックに東京ディズニーランドを中心にした映像を見せながら、本当に楽しそうに歌われていて素敵です。もちろん緊張されていたはずですが、どうして堂々とした居住まい、そして歌いぶり。実はびびちゃんは今回メイン8人で唯一、今までディズニーとの仕事上の関係がないんですよね。萎縮してもおかしくないポジションにも関わらず、最初のご挨拶も一際大声でご挨拶されていて、「新人だけどただの新人じゃない」雰囲気を作るのがさすがにお上手でした(爆)。

終わったあとも拍手もけっこういただいていましたし、1幕は実は3曲ずつパートを区切って司会者が紹介する方式だったため、2回目の区切りになったびびちゃんの後は司会者さんもびびちゃんの曲に集中しての熱の入った、しかも「綿引さんが素敵で」賛辞にまでなり、とってもいいポジションに結果的になっていました。持ち歌がないことがそんなところで吉と出るとは、さすが持ってますねー。

そういえば、水曜日の芳雄君の時も感じたのですが、結局こういう場になると、自分の力や持ち味をどれだけ100%に近く出せるかじゃないかと思うんです。今回の錚々たるメンバーは皆さんディズニー作品で声優をされたり歌を歌ったりという皆さまで、たとえば山寺さんはさすがの座長ポジションで客席も上手く乗せるし。しょこたんも本編は大人しめだったけど、カテコの仕切りやらせたら天才的で司会おいてきぼりとか、そういうところは見えてくるわけで。

「5000人の客席」の圧力ってそうとうなものがあるのだと思いますが、芳雄君、そして真綾さん、そしてこの日のびびちゃん。3人とも期待以上の居住まいを見せてくれて、それだけで週に2回フォーラムAに来た甲斐があるというものです(笑)

持ち味出し切っていたように見えたのは、初見のコーラスグループの「Little Glee Monster」。若手女子6人のグループですが、怖いもの知らずな勢いが、「夢を叶える」ディズニーの世界に上手くフィット。
アナ雪メドレーを上手いことアナパート、エルサパート、そのほかのパートと分けて魅せたあたりとかとてもよかったです。

2幕の「シンデレラ」は山寺さんがストーリーを朗読しつつ、3人の歌が入る構成で、これがとても素敵でした。
朗読も歌も。趣旨は4月25日公開の映画の宣伝なわけですが(シンデレラ役を元ピーターパンの高畑充希ちゃん、王子を城田優氏が声をあてられます)、あの「夢はひそかに」が聞けて私得。ちなみにしょこたんでした。

M17のメリーポピンズは先日、芳雄さんで聞いている曲ですが、びびちゃん今回は2曲ともキャラクターにぴったりで嬉しくなります。この曲はさすがにミュージカル女優さんでないとなかなか、という曲ですがさすがのテクニックで間を持たせていました(あの曲は相当難しくて普通じゃ間が持たないです)。
1幕ほどのはまり役ではなかったけど、「楽しくて嬉しくて仕方ない」というびびちゃんの持ち味をここまで全面に出せているのは本当に嬉しくなります。

・・・

エンディングのご挨拶も、びびちゃんはとてもそつなく。

「いつもディズニー作品で拝見していた皆さんと一緒の場所にいられて夢のようでした。」と自分が今までディズニーに仕事として関われていなかったことを表現しつつも、「今日の経験で新しい夢ができました。その夢に向かって頑張っていきたいです。いつか皆さまにまたお会いできるよう精進していきたいと思います」というご挨拶。

その夢は「ディズニー作品に出演or曲を歌う」かなー。

・・・

ディズニーの曲って当然物語ごとに曲調は違うわけですが、こうやって聞くと「夢は叶うもの」という根底のメッセージを「信じさせてくれる」ものなんですよね。
客席も本当に老若男女問わず皆が一つになる感じは素敵で。
この日のコンサートのサブタイトルは「歌がみんなを一つにする」だったのですが、歌のベースにある「(ディズニーの)ハートがみんなを一つにする」ということが感じられた気がして、来てよかったと思ったのでした。

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『クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ』(1)

2015.2.21(Sat.) 17:30~19:45
シアタークリエ8列10番台(センターブロック)

開幕2日目です。
ハイセンスなポスター(特にちーちゃんの鮮明な赤ドレスが素敵)に迎えられます。
セットリスト行きますが、ネタバレですのでご注意ください。






では、参ります。

●第1部
1.それが人生/ローマの休日(山口)
2.Live In Living Color/Catch Me If You Can(田代)
3.女神よ今夜は淑女でいて/ガイズ&ドールズ(吉野)
4.光よ、照らして-shine on me-/天使はこの森でバスを降りた(大塚)
5.すべてはあなたに/マリー・アントワネット(涼風・今)
6.私という人間/ルドルフ・ザ・ラストキス(岡田)
7.愛していると言えたなら/パイレート・クイーン(山口・保坂)
8.罪を着せろ/モンテクリスト伯(今・岡田・吉野・田代)
9.サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ/ウェディング・シンガー(アンサンブル)
10.100万のキャンドル/マリー・アントワネット(涼風)
11.ロクサーヌ/シラノ(今)
12.Still Believe In Love/デュエット(保坂)
13.舞踏の間/ダンス・オブ・ヴァンパイア(山口・大塚)

●第2部
14.吹け、ガブリエル/エニシング・ゴーズ(保坂)
15.星よ/レ・ミゼラブル(今)
16.連れてきて/ジキルとハイド(大塚)
17.君のそばで/パイレート・クイーン(山口)
18.究極の男/イーストウィックの魔女たち(涼風・大塚・保坂)
19.街灯の下で/ミー&マイガール(田代)
20.Young and Healthy/42nd Street(涼風・吉野)
21.ただ そばにいる/モンテクリスト伯(岡田)
22.港の見える広場/シェルブールの雨傘(田代・大塚)
23.ブイドイ/ミス・サイゴン(岡田)
24.持ちつ持たれつ/レベッカ(吉野)
25.レベッカⅠ/レベッカ(涼風)
26.こんな夜こそ/レベッカ(山口・大塚)
27.Good-bye/Catch Me If You Can(ほぼ全員)

●アンコール
28.彼を帰して/レ・ミゼラブル(山口)
29.愛を広めよ/シスター・アクト~天使にラブソングを~(全員)

冒頭のMCが日替わりで、今日は田代万里生さん。(初日はちーちゃんだったそうです)
このコンサートで歌う『シェルブールの雨傘』の作曲家、ミシェル・ルグランさんとの話を。
ミュージカルデビュー作『マルグリット』が氏の作曲とのこと。

氏とは知り合いも伝手もなかったそうなのですが、先だって氏が来日した際、氏と是非お話ししたく某所に行ってチラシを見せながら「自分が演じた役です」と力説したら、そのお相手がまさかの氏の奥様で。変な人でないことを認めてくださり(笑)、「君は私たちの家族だ」と案内していただき、氏と一緒に歌うことができたという思い出を熱く語られていました。
万里生くんはクールなイメージなので、あそこまで熱い彼を初めて見て新鮮(笑)

その印象もあったからかもしれませんが、氏は最初見た頃のイメージからずいぶん幅が広がったイメージがあって。
クリエで『Tomorrow Morning』やったときのはっちゃけぶりからそう感じるのかもしれませんが。『ウーマン・イン・ホワイト』で見ていた頃はもっと平板なイメージがあったのですが、今はいい意味で安定して野太くなったというか。それもあって、今まで井上氏と印象被るところもありましたが、段々と印象が離れてきて独自路線にきつつある印象を受けました。

全体的に構成に安定感があって、落ち着いて聞ける印象。
『ワンハートミュージカルフェスティバル』の場合、いい意味でも悪い意味でも騒ぎすぎというか、まさに「フェスティバル(お祭り)」ですが、『ミュージカルコレクション』だと大人の鑑賞に堪えうるソングショーという趣で、「コレクション(趣味)」という要素がよく出ている感じがして。

第1部の曲でツボはまずM3の吉野さんスカイ@ガイズ&ドールズ。
この役、格好良くないと話が成立しませんが、吉野さんの踊りから立ち姿からなにからもう完璧の一語。
目の前でこれやられたらそりゃ酔うっしょ、という感じに酔いしれます。で、何しろ賭博でサイコロ振ってる役ですから、「ワル」い感じがなきゃ成り立ちませんが、その辺りの立ち位置が絶妙です。だってワルそうですもん。格好いいですもん。そいでもって自分に酔わずに相手を酔わせますもん。この曲を吉野さんに振ることができるのは凄いなぁ。

M4は懐かしの「この森」なちーちゃんソロ。今回、事前にリクエスト募集をしていましたが、自分がリクエストした曲のうちの1曲がこの曲でした。選ばれて嬉しかったです。久しぶりにこの作品も見たいなぁ。去年の上演(館山・甲府ほか)の時は日程合わなくて涙を飲んだので。

M5は初演の涼風さん&井上君で聞いたきりだったので、再演版のこのカップルは初。たしかに今さんの方がしっくり来ると言われたのはよく分かります。井上君なら今頃の年代がちょうどだったのでしょうね。

M6は岡田さんのルドルフですが、なんか王位承継順位第3位みたいなイメージを感じてしまう(爆)。でもしっくり。悩みを表に出せない苦悩、って感じは役にぴったりかと。

M9はアンサンブルさん大活躍なWSの1幕エンディング曲。この曲がこのコンサートの1幕ラストじゃないのは意外ですが、この人数であの迫力を出せる、今回のアンサンブルさんの層の厚さが素晴らしいです。

どれも素敵なセットリストですが、唯一不満なのがM10。
この曲を涼風さんが歌うのは、それはいくらなんでも違うでしょう。
1人2役になっちゃいますし、「表では贅沢して国のトップに君臨する女王が、裏から政府転覆を狙ってる」んじゃあるまいし(爆)。
まぁ、この曲を涼風さんが歌われたことで、ちーちゃんが姫ペア2人の歌った曲を歌ってもらうことは避けるようにしているんだな、というこの会社さん的な事情をはっきりと理解しましたけど。
ちーちゃんが無理なら知寿さんでいいのでは。
「他の人が歌うことで新たな魅力が出る」ことは分かるけど、この曲に涼風さんを充てるのだけは違っていると思う。
(しかも本役を歌っていないならまだしも、
30分前に本役歌っているわけで・・・w)

M13は久しぶりの祐さん&ちーちゃん共演!音楽が流れただけでテンションが上がります。今教授&田代助手がちょろちょろする間を縫って、祐さん伯爵と吉野さん息子とちーちゃんサラの復活。今回のポスターにもある赤のドレスはなるほどこれでしたか!と。血を吸われた後、去り際にちーちゃんサラが伯爵を誘う感じで呼び寄せるシーンが、もうちーちゃんサラとしてイメージングぴったり。ちーちゃんサラはそうでなくちゃ(笑)。誘わなきゃ(笑)

2幕、びっくりがM16。この曲、直近では濱田さんが演じたルーシーの曲。
ちーちゃんはイメージ的には直近で玲奈ちゃんが演じたエマなわけですが、ちーちゃんルーシー、すんごくsexyでpowerful。正直、ここまでルーシーにフィットするとはびっくりです。確かにV!のサラ役当時に「エロカワイイ」がテーマです、という話になっていたぐらいですから、ちーちゃんルーシーってよく考えるとなくはない話なのですが、実際に実現してみるとすんごくいいです。リクエストなのか立候補なのかスタッフ推薦なのかわかりませんが、案出していただいた方に感謝。
もういっそルーシーやっちゃってください(爆)。エマは妹ちゃんでいかがでしょうか(爆)。

M18の「3人わちゃわちゃ曲」も結構な名トリオ。長女涼風さん、次女保阪さん、三女ちーちゃんの絶妙なコンビネーションで楽しませてくれます。
キャラにあった服も高ポイント。OL風なちーちゃんが新鮮。
ちーちゃん、せくしーはどこへ?(爆)

M23。今回のセットリストの中で一番最近に上演された作品で、ギイが万里生くん、ジュヌヴィエーヴがちーちゃん。
直近の去年9月はギイが井上くん、ジュヌヴィエーヴが野々さんでしたが、その時の印象が残っているせいもあるのか、意外なほどちーちゃんのジュヌヴィエーヴは堅い感じを受けます。
この作品は舞台が港町ということもあり、もっと湿った感じが癖になるように思うので、もう少しウェットになるといいんじゃないかと感じたりもしました。

M26。こちらも久しぶりのレベッカデュエット。2人のポジションバランスって凄くいいですよね。声質といい、背の違いといい(ちーちゃんが背が高いのでちょうど良いバランスになっているかと)。

M27。選曲が上手いよなぁ・・・。
何しろ1幕最初以外一切のMCが存在しないこのコンサート、「これで終わり」を表現するのに適任すぎ。

全体を通して、特に物語として作られているわけではないのにもかかわらず、何か一貫したものを感じるこのコンサート。
派手さに逃げることなく、丁寧に歌を聞かせ、entertainmentとして見せることに徹していることにとってもほっとしたものを感じます。本役としての良さを見せつつ、新役としての魅力を織り交ぜた作り。
MCがなかった分、曲に意識が集中できたのも新鮮で良かったです。

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『Yoshio Inoue sings Disney』

2015.2.18(Wed.) 19:00~21:30
東京国際フォーラムホールA
2階7列50番台(センターブロック)

去年の東宝芸能チャリティコンサート「Espoir」以来の東京国際フォーラムホールA。
開場時間(18時)に無事グッズを入手し、開演を待ちます。
終演後はグッズ(パンフレット・クリアファイル・ポストカード)は完売していました。

なお、この日のコンサートは5月にWOWOWで放送されます。
その旨を告知するチラシには、『お電話の際、「井上芳雄が見たい」とお伝えください』とあり、噴き出しました(笑)

セットリストから参ります。
日本語表記が先に来ているのは日本語で、英語表記が先に来ているのは英語で歌われた曲です。

●第1部
1.自慢の息子(Proud Of Your Boy)/アラジン
2.僕の願い/ノートルダムの鐘
3.右から2番目の星/ピーター・パン
4.君はともだち/トイ・ストーリー
5.いつか王子様が/白雪姫
6.ゴー・ザ・ディスタンス/ヘラクレス
7.Let It Go/アナと雪の女王
8.妖精のうた/ティンカーベル
9.そばにいて/魔法にかけられて
10.輝く未来/塔の上のラプンツェル
11.サムディ/ノートルダムの鐘
12.自慢の息子(Proud Of Your Boy)/アラジン

●第2部
13.愛の物語/アイーダ
14.勝利ほほえむ/アイーダ
15.終わりなき夜/ライオンキング
16.愛を感じて/ライオンキング
  (芳雄&真綾デュエット)
17.メリー・ポピンズメドレー/メリー・ポピンズ
 17-1.Chim Chim Cher-ee
 17-2.A Spoonful Of Suger
 17-3.Practically Perfect
 17-4.Anything Can Happen
 17-5.Let's Go Fly a Kite
 17-6.Supercalifragilisticexpialidocious
18.You'll Be In My Heart/ターザン
19.Part Of Your World/リトルマーメイド
  (真綾ソロ)
20.あの声/リトルマーメイド
21.フレンド・ライク・ミー/アラジン
22.ホール・ニュー・ワールド/アラジン
  (芳雄&真綾デュエット)
23.愛せぬならば/美女と野獣

●アンコール
24.Proud Of Your Boy(自慢の息子)

第1部は去年発売された芳雄氏のディズニー曲を集めたアルバムから。

もともと「自慢の息子」(Proud Of Your Boy)を軸にしたストーリー仕立てのアルバムでしたが、それを舞台上で表現するのに選んだお相手が坂本真綾さん。2幕でMCが解禁されて芳雄氏がネタにしていましたが、まさかの真綾さん板付き(舞台上に立って幕が上がる)で、第一声が真綾さん(爆)。真綾さんは1人3役で、時に芳雄氏演じる息子の母親として、時に冒険の世界で出会うイモムシとして、時に同じく冒険の世界で出会う囚われ人として、実に自然に1人3役を演じておられ。

今回のコンサートのゲストとして真綾さんが呼ばれた理由は何となく想像では分かっていたのですが、実際に舞台上で演じられるとさすがは声優を生業とされているだけあって、居住まいの自然さ、そして変幻自在さの説得力が生半可ではなかったです。あぁ、真綾さんだからこそのこの空気だなって。

今回も構成は小林香さんなので、ストーリー仕立ては大のお得意ということもありましたが、第1部は「役で演じる」という枷らしき物が存在したので、芳雄氏もとってもうずうずしているのが分かって(笑)、第2部に突入した途端に怒濤のようにMCが解禁され(笑)、2幕冒頭の2曲+MCで15分(注:体感)は軽く超えていました。そのせいか、後半はMCばっさり切っての巻きまくりでしたが。

1幕が終わりかけたときの「自慢の息子」を聞きながら思ったのですが、5000人の客席が芳雄氏を見つめていて。つまり、客席にとって彼は「自慢の息子」なわけですよね。ディズニーが好きで興味を持ってこの日来たと言う人ももちろんいらっしゃるでしょうが、恐らく大多数は芳雄氏をいつからかずっと見てきた人たち。彼が一歩一歩階段を上って、ディズニーという冠が付いた”公式の”(本人談)コンサートを5000人もの前でできていることを、客席一人一人が誇りに思っているように見えて。小林香さんが第1部で見せようとしたことが、CDを聞いていただけでは分からなかった”想い”に気づいて、とても胸が熱くなりました。

・・・

2幕で印象が強かったのはM19~M20のリトマパート。真綾さんソロの「Part Of Your World」はつまり、真綾さんアリエルなわけで、まさか真綾さんの声でアリエル聞けるとは!と超テンションupしました。心に秘めた自分の中の強さに自覚を持っていないアリエルが、自分の中の勇気に気づく様は、真綾さんのイメージとも被ってとっても耳に優しく響きました。英語詩も素敵でしたが、日本語詩でも聞きたかったです。

(※真綾さんが後日語った(ラジオ)ところによれば、「ご自身がはじめて英語詞を練習した曲」だそうで、今回この場で歌えたのは嬉しかったそうです。)

それに続くM20は(フィエロ)王子の「あの声」。芳雄氏はさすが王子の血が脈々と流れていることを実感させる聞かせぶり。後で芳雄氏が語ってもおられましたが、「(フィエロ)王子はアリエルの”声”に惹かれてこの曲を歌うわけですが、僕も真綾さんの(アリエルの)”声”に惹かれて気持ちが入りました」という言葉はとてつもない説得力でした。

それにしても、芳雄氏と真綾嬢の同級生トークときたら、相も変わらずの毒舌合戦(笑)。それでも真綾さんはちょっと押さえ気味という感じがしました。

なにしろ、

真綾さん「井上さんのいらっしゃるジャンルにはまさに姫というような女優さん方がたくさんいらっしゃるのに、なんで私に声をかけてくれたんですか」
芳雄さん「真綾さんにお願いしたかったんですよ」
真綾さん「またまた。何人に断られたんですか」

から始まるぐらいですからね(笑)

・・・えーと、誰のこと?(爆)

※ちなみに後日談。真綾さんがご自身のラジオ「ビタミンM」(bayFM)にて語って曰く。
 「彼は『俺よりも目立たない』私を選んだんだと(笑)」
 「気心の知れた『女と思ってない女』という感じで呼んでいただいたのかと(笑)」
 「1日プリンセスを堪能させていただきました」と。

・・・

真綾さん「今日は芳雄さんのおかげで、こんな素敵な『段々ドレス』を着せていただいて」
芳雄さん「『段々ドレス』ってどんな昭和の言葉ですか(笑)」
真綾さん「昭和ですよ。いい歳ですよ」
芳雄さん「僕たち同い年ですよ(笑)」

とか。

面白いのはトークではこれだけ容赦ない2人なのに、歌いだすと、主に真綾さんが芳雄氏を見つめられないという(爆)。
芳雄氏いわく「真綾さん、僕のこと見てくれないんですよ。壁を見てるんです」だそうで(笑)。共演作『ダディ・ロング・レッグス』では2人はお互いを見ない設定なので、「見ないことに慣れてしまっている」とは真綾さん談。

名相棒に支えられ、水を得た何とやらな芳雄氏でしたが、フォーラムAの大きさに堂々と亘りあう様はじーんと来るものがあって。
緊張をものともせず、最後は

「客席にいる皆さんも、それぞれご自身が自慢の息子であり自慢の娘だと思います」

で締めたのは、流石の一語でありました。

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『ON AIR~夜間飛行~』

2015.2.10(Tue.) 18:30~21:20
zeppブルーシアター六本木 8列10番台(下手側)

昨年春の作品の再演。前回は五反田のゆうぽうとホールでしたが、今回は今年からPARCO・ぴあ・イープラス等の5社共同運営になったzeppブルーシアター六本木に場所を移しての再演です。交通機関としては六本木駅下車より麻布十番駅下車の方が分かりやすいです(麻布十番駅7番出口から鳥居坂下交差点を右折し、急な鳥居坂を上ります)。

公式HPこちら(http://www.musical-onair.com/)

この作品の再演は当初去年11月の予定でしたが一旦中止になり、仕切り直しでの再演となりました。
当初、ヒロインのアヤ役は宝塚退団後初の舞台出演となる(愛加)あゆさんのシングルキャストでしたので、自分的には観劇の対象外になっていたのですが・・・

12月下旬になって綿引さん(びびちゃん)の出演が決まり、ダブルキャストになることになり、急遽観劇対象に変更したのでした。

前回の初演もそうでしたが、”男性を見かけたらスタッフと思え”(爆)状態な客席でありましたが、Liveシーンは普通に楽しめるし、舞台上の皆さまはさすが素敵なので全力で声援を贈る気持ちはよく分かって、拍手で付いていくのが実は好きですw

本編は150分ノンストップ(この長さなのに何と休憩なし)なのですが思ったより長さを感じず、各シーンも前回より自然になっていて見ている時の違和感はかなり減りました。

今回のキーとなったのはテッサイ役が変わったこと。前回は野島さんでしたが、今回は松原さんへ。
松原さんは『Ordinary Days』でも拝見しており、『アリス・イン・ワンダーランド』での大活躍を拝見していましたので、安心していましたが、予想以上の安定感。狂言回し的なポジションですし、共演者から客席から舞台に上がるお客さんに至るまで突っ込み全般をこなさなければなりませんので、落ち着く暇もないわけでもないわけですが、期待以上にこのカンパニーに溶け込んでいました。
(舞台に上がったお客さんに「どこから来ました?」と聞いた後の返しが適当すぎて噴きましたw)

今回再演がいい形で終わろうとしているのは日本キャスト3人の絶妙なバランスに思えます。
最初の発表ではアヤ・テッサイとも初めてのキャストでしたが、びびちゃんが加わったことで、初演経験者が1人入ったこと。そして現地稽古はダブルキャストのアヤのうち、あゆさんが先に入ったので、製作発表後の打合せでは新曲や演出上の変更点をあゆさんからびびちゃんに引き継いだこともあり、アヤ2人の間にも信頼感が生まれたように思えますし。
前回は韓国キャストと日本キャストの橋渡しは野島さんでしたが、初演経験者のびびちゃんがそこを引き継ぎつつ、松原さんのいい意味の人なつこさがカンパニーを一体化させていたように見えました。

そんな諸々の事を感じつつ、選択する公演は当然、ユナク氏とびびちゃんの公演で、アフタートークとびびちゃん楽を天秤に掛けて、アフタートークのこの日に。このペアは初演ペアですが、絶妙すぎるペアバランスなんですよね。彼はスマートさともう一面、いたずらっ子ぽいところが魅力ではないかと思うのですが、そこにびびちゃんが実に嫌味無く突っ込むんですよね。彼に打ち返された時の悔しがるときのびびちゃんアヤの表情は絶品だし、逆にびびちゃんが押し切ったときの彼の悔しがりぶりも他ではあまり見られない物だと思うし。

びびちゃんのアヤの魅力って、「転んでもただでは起きない」ことなんですよね。仕事に対してもそうだし、彼にたいしてもそう(笑)。一度負けてもその後にさりげなく返したりしますから(爆)。しかもそれをすぐ返すわけじゃなくて、「返してもいい場所」で返すところがびびちゃんのクレバーなところ。彼とのやりとりの遠慮のなさとか、客席から見ていると羨ましいと思う気持ちがわかります。そしてそこに過剰に彼女自身の持ち味を含めていないんですよね。

他の作品でこんな感じあったなーと思ってだぶったのがダディだったりします(爆)。王子とお嬢のペアとなんか被るんです。
スマートだけどいたずらっぽい男性と、しっかり者だけどおっちょこちょいな女性というのが(爆)

2人のペアを魅力的に見せているのは2人とも「隙の見せ方が上手い」ってことなんじゃないかと思います。そして2人はお互いの「隙」の攻め方を知っている感じがするんです。その辺が芝居の相性の良さという意味なのかなと。

正直、金額的にはかなり割高に感じるこの作品の値段設定なのですが(S席のみの設定で、パンフレット3,000円を含めると16,000円)、でも、びびちゃんのこの味は他のどの作品でも味わえないから困ります(笑)。「Ordinary Days」や”なうちぇんじ”もこの方向性の延長線上にあるとは思いますが。

・・・

この日はアフタートークということで、下手側から順に松原さん(テッサイ役・司会)、ユナクさん(ジェイ役)、綿引さん(アヤ役)、ヨンウクさん(ソノ役)、ヨンウォンさん(ケルビン役)の5人が登壇。

松原さんがファイルを読んで進行してると、びびちゃんから「ばりばり読んでますね」という突っ込みが入って松原さんたじろぎつつ「だってさっき渡されたばかりなんだもん。読まないと進行できないよ」ともっともな返事が(笑)。びびちゃんと松原さんは『Ordinary Days』で共演してますから、その意味でも気心知れた感じ。

びびちゃんからのご挨拶で、「こう申し上げてよいのかとも思いますが『ただいま』という感じです。大好きなこの役でこの作品に戻ってこられて本当に嬉しいです」の時の会場内の拍手が本当に嬉しかったなぁ。

そしたら、ユナク氏が松原氏に何か耳打ち。

松原さん「今回の再演でいくつか曲が変わってしまったわけですが、ぜひここは綿引さんに初演の『瞳を閉じて』を」・・・との声に会場やんやの喝采。

びびちゃん「えーーーーーー!」・・・という叫び声で時間稼ぎ(爆)をされた後、数小節歌ってくれてこれまた会場から大拍手。聞けて嬉しかったです。

歌い終わった後・・・

びびちゃん「さっき(松原さんに)耳打ちしてたから、(ユナクさんが)何か企んでると思ってはいたけど!

というコメントに会場から笑いが。やっぱり気づいてましたか。さすが。

そういえばその後のグッズ紹介でも面白い出来事が。

ユナク氏はパンフレット、びびちゃんはCDを持っていたんですが、ユナク氏がCDにいたく興味を持たれ、びびちゃんから取り上げて(爆)、パンフレットを代わりに押しつける(爆)という一幕が。その時のびびちゃんの絶妙な表情がツボ過ぎましたw

・・・

そういえば、物販ではOST(Original Sound Track)も発売されていました。アヤのパートは「Oh My God」がびびちゃん、「Fly high」と「最初と最後」があゆさんかと思います。「最初と最後」はびびちゃんバージョンも入れて欲しかったなぁ。(「最初と最後」は、「瞳を閉じて」から代わって今回の再演から入った新曲)

何はともあれ、期待どおり楽しめた公演、再演をまたこのキャストカンパニーでやって欲しいです。

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『TRAILS』(2)

2015.2.1(Sun.) 16:30~19:30
池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER
F列10番台

始まったと思ったらあっという間に終わった、この日が千秋楽。
今回、「1/28~2/1」の公演が4つ重なりましたが(『TRAILS』の他に、光が丘のヒトカ、青山のたきとも、銀座のパルレ)、諸々の余裕を考えて、この公演一本に絞りました。ただ2チーム制のところ、片チームに寄せての観劇だったので、金曜ソワレとキャストは同じ。さやかさん&五十嵐さんのペアでの観劇です。

金曜日は超良席という最前列どセンターで、それはそれでとってもありがたかったのですが、上手端、下手端に対しては見るのが大変でして、それからすると全体が見えるこの日の席も超良席。ありがたい限りです。

各シーンが途切れ途切れと思えていた初見と比べるとこの日は流れが凄く上手く表現されていて、それは観る側の気持ち故なのかも知れませんが、「なるほどこういう風に見せたい話なのね」というのがより分かるように。



楽も迎えたのでネタバレモードで参ります。よろしくお願いします。



見ていて印象深かった台詞が、エイミーの最期の言葉である「スピード落として」という言葉。

成功の道をひた走るマイクは、有名大学への切符も手にして順風満帆。エイミーへプロポーズするが、何と2度にわたり断られ、車を運転しているにも関わらずそのことも忘れてしまう。そんなマイクにエイミーが言った最後の言葉が「スピード落として」という言葉。エイミーはマイクが運転する車の事故で亡くなってしまった・・・そのお葬式が冒頭のシーンなわけですね。

ただここは、「人生を早く早く進めようとするマイク」に対して「スピードを落として」と言った言葉にも聞こえて。エイミーにとっては、ゆっくりすぎるセスと、急ぎすぎるマイクの、そのどちらも愛していたし、そのどちらにも不満はあったかと思えるわけで。ただ、気持ちの上ではエイミーの本心はセスだったんでしょうね。「俺に付いてこい」のマイクよりは、「君の望むままに」のセスの方が、「Queen」なエイミーにしてみれば良かったのかと思います。

マイクがエイミーに告白したときの、セスが板挟みになり、セスが答えたエイミーの悲しそうな顔が印象的でした。

そういえば、エイミーのことを「ガキ大将」と言ってた知人がいて噴き出しました。
RiRiKAちゃんの仁王立ちはそのイメージにダイレクトアタック(笑)。

・・・

この作品で描かれる「アパラチアン・トレイル」は、元はといえばエイミーが亡くなる直前に彼女の提案で「3人で行こう」と言い出した話が、時空を越えて復活した形で、「マイクにとってはセスに聞きたいことがある、そのきっかけを掴みたい」という話なんですよね。

その厳しさ故に、命を落とす人たちさえいる「アパラチアン・トレイル」。確かに完走することで人生が変わると言われるほどのものだけれど、「三つ巴」というか、マイクとセスは再会するだけでは分かり合えてはいないわけで、日常と違う場に置かれて、それを長く続けるだけで人生が変わるわけではなくて、膠着状態になった時には何らかの外部要因が必要で。

その外部要因を担当しているのがメイン以外の3名。柳瀬大輔さん、岡村さやかさん、五十嵐可絵さん。
「アパラチアン・トレイル」の警備官として3人を見守る際には、本人たちには分からないように存在していて、作品的にはストーリーテラー'sの役割。

もう一面が、「登場人物としてメインの2人に関わる」という点。

柳瀬さんが演じるのはヴァージル。バーでの飲んべぇな人生の先輩。かつては貨物列車の機関士として「決められたことを決められたようにする」ように生きてきたが、とある日に線路を塞ぐ1台のトラック、その運転手(自殺願望ありと思われる)を助けられず死なせてしまい、以来、自分がどう生きるべきか分からず酒に溺れる日々。
「時間は女のようなものだ。時間は抱きしめておけ、今の時間を自分だけの物にしておけ」という言葉は凄いなぁと。そしてこの言葉がマイクに対して発されているのがなるほどなと。「決められたことを決められたようにする」ように生きてきたマイクが袋小路に入ったからこそ、ヴァージルの言葉を真摯に受け止めざるを得なくなる。

さやかさんが演じるのはフェイス。”元気な女子大生”というポジションが、見る前と見た後で印象ぴったり一緒という元気ぶり。彼にプロポーズしてもらえるかも、と浮かれているけれども、実はただ浮かれているわけではなくて、「結婚してこれから一緒に生きていく」ことに対しての悩みを抱えている。でもさすがさやかさんの役というか、本質的に前向きなんですよね。

「最後は『さよなら』で終わる」って言葉がとっても印象的。「だからこそ出会いを大切にしたい」という気持ちが伝わるのはさやかさんらしくて素敵。何というか、「考えていないようで本質を突いている」って役がこれだけ似合う方もそうそういません。ホテルの女主人のやる気のなさも最高(笑)。ポジショニング的にたみさんと被りますが(笑)。

五十嵐さんは”1日TRAILER”のようなトレイル参入組、ママ・ハーレー役。柳瀬さん、さやかさんがマイクへの助言役として続くので、「マイクに問題がある」ように思えたりしますが、彼女はセスにも問題があるということを示すためのポジション。
セスが過去を断ち切れず、前にも進もうとしていない(進めない、というより進もうとしていない)ことを喝破し、「他人のせいにしていることが自分自身の問題だ」ということを自覚させているわけです。

マイクも逃げている、セスも逃げている。だから何も解決しない。
マイクだけが立ち向かっても何も変わらない。セスは優しいから、流してしまう。
セスだけが立ち向かってももちろん変わらない。
お互いが本音をはっきり口にしたからこそ、2人は分かり合うことができて。

その流れを薄くなく見せていたのは、藤岡くんとtekkanさんの相性ゆえなのかなと。
いつもマイクが先導していたのに、最後の丘に登るときにはセスが先に登っていたのがとても印象的。
そしてセスが率先してノートを置いていたことも。

「自分の中の『王国』に閉じこもるだけでは、前に進めない」

エイミーが亡くなった後もセスにだけは見えていたのは、セスが前に向いて歩けないことがエイミーの心残りだったのだろうなと。

・・・

この日は千秋楽ということでキャストの皆さんからご挨拶。
一番手はこのメンバーからすると当然、上手端の岡村さやかさんに。

岡村さやかさん「ご観劇ありがとうございました。フェイスの言葉を借りると『すべてはさよならで終わる』とありますが、それは出会えたからこそと思います。この作品を通して皆さまとお会いできましたこと、感謝しています。ありがとうございました」

柳瀬大輔さん「ご観劇ありがとうございました。ヴァージルの言葉を借りると(笑)『時間を自分だけの物にしておけ』という思いで、時間を大事にして生きていきたいと思います」

五十嵐可絵さん「素敵な作品に関われて幸せでした。ママ・ハーレーの言葉を借りると(笑)『人生は道を作ること』、その言葉を胸に頑張っていきたいと思います」

・・・決めぜりふがもしかすると違ってたらごめんなさい。
なんか「借りると」シリーズの道をさやかさんが作ったもので、みなさん乗っかる乗っかる(笑)

RiRiKAさん「ご観劇ありがとうございました。この作品、そして2人(マイク・セス)のシーンが好き過ぎて、楽屋に帰らず脇で見ていました。前方の方はおわかりかと思いますが、ラストシーン見ていて大泣きしていて、こんな泣き顔ですいません(笑)。素敵な作品で、次が私じゃなくても(笑)この作品を応援していって欲しいです。ありがとうございました」

・・・カンパニーから「なんで?」という突っ込み複数(爆)

ここでバンドも呼び込んで、代表して音楽監督の村井さんご挨拶。

村井一帆さん「ご観劇ありがとうございました。音楽監督・バンドマスターの村井です。この作品は本当に音楽が難しくて、曲数も多くて、本当に大変でしたけれども、こういった形でお客さまに聞いていただけて良かったです。バンドを代表しまして御礼申し上げます。ありがとうございました」

ちなみにこの挨拶の時、スタッフさんが持ってきたマイクを村井さんが使おうとせず、

藤岡君「何でマイク使わないんですか?マイクは人殴る道具じゃないですよ?」と一言(笑)

そしてマイク役のtekkanさん。

tekkanさん「ご観劇ありがとうございました。驚くことに藤岡君と同級生、そしてもっと驚くことにRiRiKAちゃんと同級生(会場内笑)という・・・(笑)。今回のマイク役は『思ったことはすぐ口に出す』というタイプなんですが、僕自身は考えてから口に出すタイプで、むしろ『思ったことはすぐ口に出す』のは藤岡君の方で。・・・そうだよね?(と藤岡君に水を向け・・・なぜか一拍置いてから「はい・・・」と答える藤岡君(笑)・・・ただ、逆にその分、お互い役と自分が違うということでやりやすかった面があったのではないかと思います。再演があるのでしたら是非早めにお願いしたいです。「68歳への折返し」からどんどん遠ざかってしまうので・・・(笑)」

そしてここで演出家の大杉さんを客席から呼び込む藤岡君なのですが、その呼び込みというのが「こっちからもあっちからもうるさいこといっぱい言われる演出家さん」という(爆)、それに答えてtekkanさん、「主に(藤岡)君でしょ?」と(笑)

大杉さん「ご観劇ありがとうございました。今回は演出だけでなく舞台装置もやらせていただいて、ただ色々な事情でかなりの手作り感で実はこの舞台装置スポンジだったりで、実は欠けなかった回がなかったという(笑)(←ちなみにこの件、土曜日のプチトークショーでRiRiKAちゃんが素性をバラして何と藤岡君に窘められていたそうです(爆))。本日、めいプロデューサー・・・「めい」は「迷」う方ですけど(会場内笑)・・・である四宮も渡米(『王様と私』公演)しておりまして、彼とも美味しい酒が飲みたいですし、このキャスト・スタッフとも美味しい酒が飲みたいですし・・・。そういったところも含めて、『TRAILS』はまだ未完成だと思っています。本国のスタッフもまだ未完成と言っていますし、米日それぞれで独自に『TRAILS』を深めていきたいと思います。もし私じゃなくても(笑)、『TRAILS』応援よろしくお願いします」

そして真打ち登場(爆)

藤岡正明さん「・・・ということで私は一言二言ご挨拶させていただければと思いますが、もし私じゃなくても(笑)、『藤岡正明』はよろしくお願いします(大笑)。ご観劇ありがとうございました。」

後半はRiRiKAちゃんが引き金弾いた『私じゃなくても』が席巻しました(笑)

・・・というわけで本編+カテコで3時間の千秋楽バージョン。短い公演であっという間でしたが、舞台上・客席どちらも、何か言葉に表現しきれないパワーを感じた回でした。

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