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『UTA・IMA・SHOW Ⅱ』

2014.10.26(Sun.) 14:30~17:05
草月ホール 1回SE列40番台(センターブロック)

このホールは記憶を辿る限り、自分はお初のホール。『UTA・IMA・SHOW』前回は日本青年館だったし(幕間にM井K夫氏がロビーで会話していたのを覚えてるw)、新妻さんもここでライブやったけどその頃はライブに行っていなかったし。
ということで青山一丁目というイメージがまったく浮かびませんが、いそいそとホールへ。

ただ、この後水曜日にもう一度見ますし、次の日曜にはちーちゃん主演映画「佳歩」の完成披露試写会で来るので、なぜか1週間に3回も来てしまうんですけどね。

・・・

今回は第1部がミュージカル楽曲という標準的な構成ですが、第2部は7割方「勝手に宝塚100周年をお祝いしてしまうコーナー」になっておりまして、客席の湧き方が面白すぎる。かくいう私もちょいとばかし宝塚をかじっているせいか、ツボポイントが分かるのが困る(笑)

まずはセットリストです。
回避の方は回れ右でお願いします。

・・・

よろしいですか?

よろしいですね?

・・・

セットリスト(敬称略)

第1部
1.Magic To Do/Pipin(全員)
2.サラへ/ダンス・オブ・ヴァンパイア(原田)
3.あなたは一人じゃない(和音)
4.September Song/ニッカーポッカー・ホリデー(光枝)
5.マック・ザ・ナイフ/三文オペラ(林)
6.エニシング・ゴーズ/エニシング・ゴーズ(笹本)
7.Once Before I Go/ザ・ボーイ・フロム・オズ(岡)
8.The First Man You Remember
   /アスペクス・オブ・ラブ(光枝・和音)
9.Sun & Moon/ミス・サイゴン(笹本・原田)
10.フックト・オン・ミュージカル
10-1.マスカレード~All I Ask You/オペラ座の怪人(和音・原田)
10-2.ラ・カージュ・オフォール~ありのままの私
   /ラ・カージュ・オフォール(岡)
10-3.All That Jazz~I care about is Love/シカゴ(林)
10-4.Superstar~ピラトの夢
   /ジーザス・クライスト・スーパースター(光枝)
10-5.Be our guest~変わり者ベル/美女と野獣(笹本)
10-6.One Day More/レ・ミゼラブル
  (林バル・岡ジャベ・笹本エポ・原田マリ・和音コゼ・小林アンジョ
    光枝テナ・遠藤テナ妻)

第2部
11.清く、正しく、より美しく 宝塚100周年を祝う
11-1.すみれの花咲く頃(全員)
11-2.愛あればこそ~バスティーユ/ベルサイユのばら(和音・原田)
11-3.さよならは夕映えの中で・私とあなたは裏表
   /風と共に去りぬ(岡・光枝・林)
11-4.紫ににおう花/あかねさす紫の花(笹本)
11-5.アマール・アマール/ノバ・ボサ・ノバ~盗まれたカルナバル
   (原田)
11-6.この愛よ永遠に~TAKARAZUKA FOREVER
   (和音・笹本・岡・林・光枝)
11-7.お々宝塚(全員)
12.ロシュフォールの恋人たち(柏木(エレクトーン)&江尻(ドラム))
13.Only Love/ルドルフ・ザ・ラストキス(笹本・和音)
14.ティル・ヒム/プロデューサーズ(岡・林)
15.I Am The Starlight/スターライト・エクスプレス(光枝・原田)
16.私だけに/エリザベート(和音<岡>)
17.心を鉄に閉じ込めて/モーツァルト!(光枝)
18.アンヌと腕を/ラ・カージュ・オフォール(原田)
19.アンセム/チェス(岡)
20.ありのままで/アナと雪の女王(笹本<岡>)
21.Seasons Of Love/RENT(全員)
22.The Party Is Over/ベルズ・アー・リンギング(全員)


まずは第1部。振り返ると初めてが半分以上あります。
作品名は知ってても、自分の観劇歴はかなり偏っているので、こういう場面でスタンダードミュージカルを聞けるのはありがたいのです。

M3、そういえばベスは結局見なかったので新鮮。この日の33曲のうち、小池先生の訳詞は3曲(M3とM16とM17)ですが、偶然なのか、女性曲は2曲ともたっちんが担当です(あとの1曲はレオポルト役なので光枝さん)。

M5は聞き覚えあると思ってたんですが、後からの林さんの曲解説で認識しました。

M6は玲奈ちゃんにぴったりなアップテンポナンバー。なんだかちょっと照れてる感じがしましたが、キャラには合っていると思うしあと一歩前のめりで見てみたいです。

M9は今年一番多く聞いたデュエット曲な気がします。さりげなく階段1段下で歌い出す玲奈ちゃんが男前。
「いつもと同じ組合せ」とは岡さん談。そりゃそうだけど(笑)。「(この組合せで僕は)新たに感じることがない」とか言いたい放題です(爆)。このMCを受ける林さんの苦労が偲ばれます(爆)。

M10-1ではたっちんクリスティーヌ。高音が本当綺麗で聞き惚れます。第2部の前半が宝塚コーナーだけに、M10はfour Seasons系が多く、特に女性ヒロインはクリスティーヌをたっちん、ベルを玲奈ちゃんと綺麗に分けて担当。男性も優一ラウル、岡ザザ、光枝ピラトと、どれも個性活かしきりの名メドレー。

玲奈ちゃんのベルはなるほど「変わり者」というところが合っているというか(爆)、たまに浮世離れする感じというか、絵本の中で想像するのが大好きな少女というか・・・玲奈ちゃんがやっても不思議じゃなかった役が「赤毛のアン」のアン役な気がしてますが・・・知り合いが”「本」を持っているfour seasonsのヒロイン”と仰っていたのでてっきりアンかと思ってました。でもベルはぴったり。おもてなしされて過剰に喜ばないあたりもぴったり(をい)。

M10-6はこれぞ1幕エンディング、なレミゼのワンデイモア。
岡さんはどっちで来るのかと思えばアンジョはまさかの小林さんでびっくり。林さんのバル渋くていいわー。そしてもう、絶対に外さないエポニーヌな玲奈ちゃん。ここに来て欲しい!というポジションに1mmもずれずに嵌る心地よさ。伸びる声、泣くぎりぎりでの心からの叫び、どれもこれも泣けちゃうほどにベストポジション。原田君のマリウスに和音さんのコゼットも凄く良いバランス。心からの満足で1幕終わり。

お色直しのため15分間の休憩をいただきます」の岡さんコメントに玲奈ちゃん噴いてた(笑)

・・・

第2部。初っぱなから「虹組公演」とかアナウンスが入って客席が湧きまくる(笑)。明らかに第1部と違う空気が流れ出したところからの全員のM11-1。ここで初お披露目の男役に客席大ウケ。何といっても岡さん。宝塚フリークな玲奈さんをして「あれは宝塚にいる」と言わしめる完成度。つか、あの顔傾けて止める様とか、見たことありますよ確かに(爆)。

役名も凝っていてパンフレット後ろ半分の「おとめ図鑑」に記載があります。
ちなみに玲奈ちゃんは四季乃慶さん(もちろんお母さまの「四季乃花恵」さんから名字をいただいています)。
寿快津利衣(すかいつりい)さん(愛称が「押上さん」なのも笑う)とか、なんば歩(なんばうぉーく)さん(Performed By 和音さん Named By 玲奈ちゃん)にも噴き出しますが、理事の灯わづ香(ともしびわづか)さん(Performed By 光枝さん)が凄すぎます(爆)。
あとタイトル、「清く正しく『より』美しく」も芸が細かい。

それにしても原田君のオスカルは反則過ぎる(笑)。和音さんいわく「素材が良い」だそうですが(笑)、過剰にデフォルメしないであそこまで面白く見せられるのは凄いなと。玲奈ちゃんのオスカルも見たかったのですが、コレを見ると、あぁ、これは優一君だと思います(笑)。

M11-4は玲奈ちゃんのお母さまの現役時代の曲ですね。お母さまは涙を流されていたそうで。宝塚コーナー中、飛び抜けて和風な曲でした。曲選択は玲奈ちゃんの意向ばかりでもなさそうだから、岡さん、林さんあたりの配慮かな。

宝塚コーナーで客席降りがありましたが、岡さまの横には玲奈ちゃん。
アングルからして、男役トップと娘役トップという並び意外の何者でもなく(爆)

壇上では岡さまの横には和音さまで、こちらも男役トップと娘役トップという並び。

・・・・さすがのバランスです。どちらも素敵。

そして何といっても個人的なこの日の白眉はM13です。
誰が何といってもM13です。
この曲のために当公演の2枚目のチケットを取った自分に悔いはありません。

玲奈ちゃんは2008年の天王洲の10周年コンサート以来なはずで、そうなると6年ぶり。和音さんは再演からなわけですが。

実は、見る前に2人のデュエットということは聞いていたので、和音さんが最初のパートを歌い出しても心安らかでいられたわけですが、上手袖から玲奈ちゃんが出てきた時の玲奈マリー復活からもう、何だか分からない感情に取り憑かれました。
歌詞は大人の事情(と思われる)でたっぷり変わっていたけど、このメロディーで玲奈マリーが聞ける、それだけで自分にとっては何よりの宝物でした。

和音マリーも別の役として好きだったけど、何だろう、この役の玲奈ちゃんだけは特別なんですよね、自分にとって。
本人がどう思うか分からないけど、傍目で見ていて倒れそうになった役って、この役が最後な気がするんです。精魂尽き果てたというか、どっぷり浸かったというか。(今回のキムは後半、ちょっとそれに近いものを感じましたが。)

「初めて実在の女性を演じた」マリー役を、6年にも亘り封印してきて、今回、機会があっての封印解除。色々と巡り合わせはあったと思うのですが、この曲を再び歌い始めてくれるきっかけになればいいなと、そう思わずにいられません。

M16。岡さんが歌い出して、上手端から和音さん登場。和音さんが無言の圧力で岡さんを見上げる・・・というシチュエーションが、なんというかこの作品らしいなと思いつつ、何というかぴったりすぎて噴きます(爆)

和音さんの「私だけに」を生で聞くのは初めて。力まずにここまで歌えるのってさすが。役的にはもしかするともっと纏う物があるべきなのかもしれないけれど、自然体でここまで歌えるのは、かなりしっくりきます。素敵です。

M20。イントロがかかり客席側のスポットライトを見ると、うわ、エルサがおります。
金髪&ライトブルードレスのエルサ@玲奈ちゃんがそこに。
長身で、ドレスが映える玲奈ちゃんにぴったりのコスプレ
(コスプレ言うな)
間近で見ても、エルサそのもの。

1ヶ月ほど前、オーチャードホールのMMS2014秋で玲奈ちゃんのれりごーを聞いた時は、正直、歌うことで精一杯という感じで、聞いている客席からは正直祈るような思いで聞いていたことを思い出します。

・・・・と、言えることが嬉しいです。

この日は衣装、そしてちょっかいを出してくる岡オラフ(背後から近づいて白スプレーで雪を表現するわ、鼻ニンジンでエルサの肩をつんつんして、笑いをこらえられない玲奈エルサ)、そして本気の階段電飾に後押しされて、正に気持ちを解放しようとしているエルサ。

確かに大変そうなシーンもあったけど、でも、これだけ歌えたことにただ拍手。

大ナンバーをM16とM20で分け合って、ここも素敵なバランスでした。

・・・

カーテンコールでは一言ずつご挨拶。

光枝さん「子供みたいな年齢の人と一緒にやれて(「林さんは無理すれば子供みたいな年齢かな」と言って会場笑)、ダンサーの人たちとは孫みたいな子だね、と一緒にやれて嬉しかった」

和音さん「宝塚卒業してからまさか宝塚メイクするとは思っていませんでした。でも楽しかったです」

優一くん「宝塚100周年をお祝いできて楽しかったです。次は10年後ですか」
岡さん「なんで10年後(笑)、そうだ、大運動会やろうよ」
優一くん「いいですね(笑)」
岡さん「(優一君)ブルマとか似合いそうじゃん。大運動会じゃなくても」
優一くん「・・・やめましょうこの話。この話にした僕が間違ってました(笑)」

玲奈ちゃん「宝塚は受験もできなかったので、念願叶って嬉しい」
岡さん「そうなんだ」
玲奈ちゃん「はい」

・・・なぜか話が膨らまなかった(笑)

てな感じで鳴り止まぬ拍手の中、カテコ5回で幕。大入りも出たそうで、盛り上がった公演でした。

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