« 『三文オペラ』 | トップページ | 『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー』 »

『岩谷時子メモリアルコンサート』

2014.9.30(Tue.) 18:30~21:30
NHKホール1階R6列1桁番台(上手側)

作詞家・岩谷時子先生のメモリアルコンサート。
出身の宝塚からOGの皆さま、そしてミュージカル界からも何名か。
第1部は岩谷先生と無二の親友、越路吹雪さんをトリビュートした構成。
第2部は映画・テレビ・舞台から岩谷先生の作品をピックアップしての構成。

セットリストです。(敬称略)

<第1部>
1.オーシャンゼリゼ(全員)
2.サン・トワ・マミー(安蘭)
3.ろくでなし(瀬奈)
4.セ・シ・ボン(真琴)
5.恋心(杜)
6.夢の中に君がいる(姿月)
7.そして今は(LE VELVETS)
8.夜霧のしのび逢い(LE VELVETS)
9.シャル・ウィ・ダンス(中川)
10.ラストダンスは私に(新妻)
11.魅惑の宵(山崎)
12.ある愛の詩(今井)
13.愛の賛歌(杜・真琴・姿月・安蘭・瀬奈)

<第2部>
14.夜明けのうた(全員)
15.恋のバカンス(姿月・安蘭)
16.ウナ・セラ・ディ東京(真琴・瀬奈)
17.逢いたくて逢いたくて(新妻)
18.君をのせて(中川)
19.ベッドで煙草をすわないで(山崎)
20.いいじゃないの幸せならば(杜)

21.運命よ、今夜は女神らしく
 /ガイズ&ドールズ(姿月・LE VELVETS)
22.Tonight
 /ウェストサイド物語(新妻・山崎)
23.Superstar
 /ジーザス・クライスト=スーパースター(中川)

24.アメリカン・ドリーム
 /ミス・サイゴン(今井・LE VELVETS)
25.神よ何故
 /ミス・サイゴン(山崎)
26.世界が終わる夜のように
 /ミス・サイゴン(瀬奈・中川)
27.命をあげよう
 /ミス・サイゴン(新妻)

28.街灯に寄りかかって
 /ミー&マイガール(安蘭)
29.So In Love
 /キス・ミー・ケイト(真琴)

30.On My Own
 /レ・ミゼラブル(新妻)
31.彼を帰して
 /レ・ミゼラブル(今井)
32.夢やぶれて
 /レ・ミゼラブル(杜)
33.民衆の歌
 /レ・ミゼラブル(全員)

第1部の越路吹雪さんトリビュートで印象に残るのはやはり第1部ラストを飾った「愛の賛歌」。宝塚OGの皆さんずらりの迫力はさすがでした。インパクトで言うとあっきーの「シャル・ウィ・ダンス」は中々すごい選曲で度肝を抜かれました。結構サマになっていたのは意外でしたが、客席の一部、ミュージカルファン方面からのとっても心配そうな空気が伝わる(爆)。

「ラストダンスは私に」は本役の瀬奈さんではなく、意外なことに聖子さんが担当。ピンクのドレスがなんだか一人アイドルみたいに見えるという(爆)。こんなに女の子女の子してるイメージではいつもはないのですが、似た曲を歌うと、やはり聖子さんは小さいんだなぁということを改めて実感。以前もその印象があったけど、NHKホールって高音届かないんだなーと思ったのが第1部の感想。

第2部の前半は舞台以外の曲をまとめて。即席コンビ「ピーナッツ」な「恋のバカンス」が雰囲気ぴったりでとても良かった。「逢いたくて逢いたくて」は、完全に聖子さんのキャラではないと思うけれど(爆)、この日の聖子さんのポジションはここということで。司会の高畑さんに「可愛い」言われて困惑する聖子さん(笑)。

ミュージカル部分はすごい勢いで参ります。
まさか来ると思っていなかったガイズから、姿月さんのスカイ。いやぁ、スカイは宝塚OGの方がいいですねやっぱり。身のこなしが洗練されてて、映える映える。バックがダンサーならもっと映えたでしょうけれど。

で、聖子さんのデュエットはこの曲で来ました「Tonight」。いっくんとのペアでデュエット。この曲で聖子さんを生で聞くのは2度目。2012年の「スクリーンミュージックの宴 Part3」で別所さんとのデュエットで見てます。映像ではNHKBSの映画音楽特集で井上君とデュエットしたことがあります。いやぁ、第1部の大人しげなイメージを良い意味で裏切る本領発揮振り。一番調子良いときはもう一段上で声出していた気がしますが、そりゃこんなマリアを前にしたらいっくんトニーも飛翔しますわな状態(笑)。素敵でした。

と思って余韻に浸っていたら、まさかのあっきーJCS。正しい意味でジーザス(笑)。
ご本人も曲の後のMCで「まさかこの曲歌えるとは」と言っていましたが、元はコーラス含め4人の曲を、1人で全部やってしまうという相変わらずの飛び抜け振り。司会の高畑さんから「あなたは神!」という言葉を贈られ、満場の拍手を浴びておりました。あっきーさすがです。

そしてサイゴンコーナーに突入するわけですが、今井さん+LE VELVETSと来たら普通は「ブイドイ」としか思いませんって。

まさかまさかの「アメリカン・ドリーム」です(驚)。ご本人も「キャラが自分と違いすぎて、これ振ろうと思ったプロデューサーはすごい」って仰っていましたが、思った以上にありでした。元々踊れるのは分かっているし、声も張っているし、見栄えもする。一点気になるとすれば、やっぱり今井さんはキャラが”いい人”なので、ぎらぎらはしていないんですよね。だから確かにキャラとは違うんですが、面白い展開だなと。バックがダンサーなら(以下自粛)。

LE VELVETSの皆さまは日野さんを拝見したことがある(赤坂ACT「ファントム」の伯爵役)以外は初めて。知り合いに聞いたのですが、「身長180cm以上で声楽卒」という条件のオーディションで選ばれた5人なんだそうです。なるほど。

1日限りの復活いっくんクリスの「神よ何故」。いやぁ、またやってくださいよいっくん。
大人のクリス、素敵すぎます。

事前に「神よ何故」「世界が終わる夜のように」「命をあげよう」が並ぶというのは分かっていたので、本役で続けるといっくん、聖子ちゃんともに2曲連続になるのは分かっていたとはいえ、実際にこうなるとやっぱりちょっと切なかったり。何はともあれ、こちらも1日限り復活の聖子キムの「命をあげよう」は、やっぱりいつ聞いても心を持って行かれます。終わった後、暗転の中、聖子ちゃんが涙を拭っているのが分かって涙。

ミーマイは宝塚版歌詞・タイトルですが華麗に踊る安蘭さんが素敵。そっか、こういうタイトルでしたか。

レミからは聖子エポの「オン・マイ・オウン」。キムも素敵だったけど、エポが思った以上に凄く良くて。
良い意味で抑えた歌い方というか、やっぱり岩谷先生のコンサートということもあるのかなと。
最後のご挨拶で仰っていましたが、自分の舞台スタートがレミだったこともあって、初心を思い出しながらといった感じで、突っ走ろうとする気持ちをより抑えていたように感じて。
レミとサイゴンは、ご自身のコンサートでも歌われていますが、それでも岩谷先生のコンサートで歌うことに、意味があるのだろうなと感じて。

「彼を帰して」の今井バルジャンの凄さは言うまでもなく、「夢やぶれて」の後は全員での「民衆の歌」ですごすぎる迫力。
これ以上ないエンディングで、思った以上に楽しめたコンサートでした。

|

« 『三文オペラ』 | トップページ | 『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/60402529

この記事へのトラックバック一覧です: 『岩谷時子メモリアルコンサート』:

« 『三文オペラ』 | トップページ | 『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー』 »