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『綿引さやかトーク&ライブ』

2014.9.9(Tue.) 19:30~21:40
汐留BLUE MOOD

演劇ライターの立花裕人氏がMCを務めるトーク&ライブ、以前から存在は聞いたことがあるのですが、今回初めての参加。
この日のゲストが綿引さやかさん。
ソロライブの参加も実は初めてで楽しみにしておりました。

体調が戻り途中なので、アルコールはもってのほかなのですが、そんなんこんなんしていたら、ノンアルコールの「ぶどう酒という名のイチゴ水」(*)を頼み損ねる失敗をしてみたり。

(*)『赤毛のアン』で、アンに招かれた夕食会でダイアナが飲んで酔っぱらった「イチゴ水という名のぶどう酒」をひっくり返したそうです(笑)。ちなみに、びびちゃんは「お酒が飲めない」のだそうで、「実際に飲んだらダイアナみたいになります。あれはリアルびびです(笑)」だそうです(爆)。

まずはセットリストから。主催者発表により後日変更があり得ます(爆)。
メドレーの1-2と1-4が抜けてるだけですが。

1.Disney Medley
 1-1.星に願いを/ピノキオ
 1-3.ガストン/美女と野獣
 1-5.Supercalifragilisticexpialidocious/メリー・ポピンズ
 1-6.Part Of Your World/リトルマーメイド
2.memory/キャッツ
3.生まれてはじめて/アナと雪の女王
4.自由を求めて/ウィキッド
5.瞳を閉じて/平井堅
6.糸/中島みゆき
7.On My Own/レ・ミゼラブル

Encore
1.I Will Always Love You

曲の中ではこの中で唯一の持ち歌になるエポニーヌがさすがに素晴らしかったですが(幸運なことにステージから2列目だっため超至近距離でした)、それ以外も曲数を絞っただけあってどれも良かったです。

自分を奮い立たせる時に聞く曲「自由を求めて」の迫力も良かったし、かと思えば「生まれてはじめて」のアナっぷりが意外や意外、ぴったりすぎ。普通、エポニーヌをやる人ならエルサの方が合う先入観がありますが、どうしてどうしてポップな存在感がアナにぴったり。びびちゃんはリアルではお姉さまですが(今年就職された妹さんがお1人)、しっかり者でチャーミングという点は、キャラ的には確かにアナの方が近いですね。

平井堅さんの「瞳を閉じて」は『ON AIR~夜間飛行~』でびびちゃん演じたアヤが歌っていた曲。
実はこの日、サプライズで、MCの立花さんが用意していた、超新星・ユナク氏の映像にびびちゃん絶句(完全に固まって素に戻っていました)・・・が。その後の展開がもっと面白くて。

びびちゃん「完全にアホ顔になってましたよね、私」

立花さん「うん、アホ顔になってた(笑)」

びびちゃん「立花さんとお話してて、『メッセージもらえたら嬉しいね』と言ってたんですよね」

立花さん「言ってましたね」

びびちゃん「でもいただけているなんて話されてなかったですよね」

立花さん「サプライズですから」

びびちゃん「立花さんって凄いんですね!

立花さん「その言葉を待っていました(笑)」

・・・ビバ天然(笑)

・・・・

立花さん「村井さん、『瞳を閉じて』弾けないですよね」

びびちゃん「(村井さんが「無理」と言ってくれることを祈る目)

村井さん「え・・・? 準備してないけど弾けますよ

びびちゃん「!!!(村井さんに「なんでー?」って言ってる目)

立花さん「じゃぁお願いします、『瞳を閉じて』」

びびちゃん「えぇぇぇぇぇ!本当ですか?

・・・という中々面白い漫談を(爆)。

こんな振りでも歌ってましたびびちゃん、さすがです。

あ、村井さんというのはピアニストさん。シアタークリエ公演『Title Of Show』で「いじられるピアニスト」として東宝系の皆さまにも一躍有名になった村井一帆さん。scoreさんのトークショーでの天才的な仕切りでも有名な方でもありますが。

村井さんの演奏についてびびちゃん、「ピアノだけなのに重層的に聞こえる」と仰っていたのはとても印象的でした。

あと意外だったのは村井さん、音大出身とかではなくて国際基督教大学卒なんですね。しかも理系(応用化学科卒)。試験管振ってたそうです。たしかに白衣似合いそう(個人的な勝手なイメージです)。

・・・

この日は「トーク&ライブ」というだけあって、トーク時間が取っても長くて、びびちゃんの今までを振り返る構成。知らない話がいっぱい出てきてとにかく濃い濃い。1つ1つのエピソードが超重量級で、思ったよりずっとやんちゃなんだなとか(笑)。あとは「負けず嫌い」とはちょっと違うびびちゃんの力の源が分かった気がしました。

というのもがっつり「私が私が」というタイプじゃないですよね、彼女の場合。
それなのに、自分を自然にアピールすることに凄く長けてる。大学でミュージカル部を作ってしまうくらいの行動力の持ち主なのに、出てくるエピソードがことごとくちょっとずつ抜けている(怒らないでねw)。
でもそれがすごくチャーミング。

そんなエピソードの中でも一番印象的だったのは、やはりニューヨークでの話。

「ミュージカル女優になることしか考えていなかった」自分が、就職せず事務所に所属し、でもオーディションでは上手くいかない日々。一念発起して向かったニューヨークで見たもの・・・

「あれだけ賑やかなのにとても孤独。とにかく外に出るのが怖かった」

「凄くエネルギーに溢れているけど、その外にはじき飛ばそうとするエネルギーも凄い

そんなニューヨークを肌で感じた後に彼女が感じた物はといえば、

「日本にいるときは他人のことが気になってばかりいた
ニューヨークに行って、凄い人たちを目の当たりにして。
それで思ったのは大切なのは自分なんだなということ。
自分が『どれだけ夢を現実的に追い続けられるか』という
『気持ちの強さ』が大事なんだと」

彼女は大学時代から「夢を叶えるノート」というのを付けているのだそうで、そこには「夢を断定的に書いている」のだそうです。夢を断定的に書くことで、その夢を叶える自分を具体的に自分の中にイメージするのだそうで。昔書いた物を見返してみると、形はどうあれ別の形で叶っているものも多いのだそうです。

彼女はこの日「強く思い続けること」ともう一つ、「人と人とのつながり」を話されていて。とにかく出会った人一人一人が宝物という言葉は、まったく嘘でなくて。ニューヨークで受けたオーディションで上手くいかなかったけれど、その時の音源が別のプロデューサーの方の耳に止まって「One World」(JAL環境テーマソング)に決まったりとかという話は、確かに人と人との縁ゆえのものなのだろうなと。

実際、私がびびちゃんを知ったのはエポニーヌに抜擢されてからだし、それ以前の経緯をこの日知れたことはとっても良かった。それにしても、聞けば聞くほど、ニューヨークで受けた経験があってこその今なんだろうなと、それが肌で感じられたことはとても重くて。

「どうして自分に追い風が吹いてきたかわからない」というかのような初心を保ちつつ、夢を見ることを止めなかったこと。そしてそれをこれからも続けていけることが、彼女の一番の強みなのだろうなと思えたのでした。

どなただったか、「夢を見ることを諦めなかったことが自分の唯一の才能」と言っていた方がいらっしゃいましたが、この日、びびちゃんの言葉の数々で、なんだか同じことを感じずにはいられませんでした。

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