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『Espoir~希望をもって~』(1)

2014.9.19(Fri.) 18:30~21:00
東京国際フォーラム ホールC
3階1列1桁番台(下手側)

東宝芸能創立50周年記念チャリティコンサート第1日、行って参りました。
結構な曲数があらかじめ発表されていたので、予想外の曲というのは少なかったのですが、まずはセットリストから。
ネタバレになりますので、お気になさる方は回れ右で!




セットリスト ※敬称略

ACT.1
1.またshowが始まる/キス、ミー、ケイト
  (全員)
2.So In Love/キス、ミー、ケイト
  (一路真輝、今井清隆)
3.TaKe Me To Heaven/シスターアクト
  (瀬奈じゅん、春風ひとみ、辛島千恵、
   遠野あすか、宇野まり絵、RiRiKA)
4.世界が終わる夜のように/ミス・サイゴン
  (昆夏美、石井一彰)
5.アデレードの嘆き/ガイズ&ドールズ
  (高橋由美子)
6.踊り明かそう/マイ・フェア・レディ
  (遠野あすか、宇野まり絵、RiRiKA)
7.ブロードウェイの子守唄/42nd Street
  (春風ひとみ、辛島千恵、宇野まり絵、RiRiKA、
   戸井勝海、石井一彰、杉山有大)
8.Herro,Young Lovers/王様と私
  (一路真輝)
9.I Do! I Do! / My Cup Runneth Over/I Do! I Do!
  (村井國夫、春風ひとみ)
10.Bring Him Home/レ・ミゼラブル
  (今井清隆)
11.愛と死の輪舞/エリザベート
  (一路真輝)
12.私だけに/エリザベート
  (瀬奈じゅん)
13.虹/ローマの休日
  (斉藤由貴)
14.トラディション~サンライズ・サンセット
  /屋根の上のヴァイオリン弾き
  (全員)

ACT.2
15.I Wish My Way/イーストウィックの魔女たち
  (一路真輝、瀬奈じゅん、高橋由美子)
16.サウンド・オブ・ミュージック メドレー
  (斉藤由貴、村井國夫、東宝シンデレラ)
17.舞妓はレディ/映画「舞妓はレディ」
  (上白石萌音、辛島千恵、宇野まり絵、RiRiKA、
   石井一彰、杉山有大)
18.ランベス・ウォーク/ミー&マイ・ガール
  (東宝ジュニア(57名))
19.※曲名略(20日夜のみ)
  (大塚千弘)
20.夢にも思わなかった/アンナ・カレーニナ
  (瀬奈じゅん、遠野あすか)
21.セリョージャ/アンナ・カレーニナ
  (一路真輝)
22.命をあげよう/ミス・サイゴン
  (昆夏美)
23.ブイ・ドイ/ミス・サイゴン
  (今井清隆)
24.※曲名略(20日夜のみ)
  (大塚千弘)
25.プリンスは出ていった/モーツァルト!
  (高橋由美子)
26.Stars/レ・ミゼラブル
  (村井國夫)
27.エリザベート メドレー
 27-1.パパみたいに(村井國夫、昆夏美)
 27-2.嵐もこわくない(辛島千恵)
 27-3.最後のダンス(辛島千恵、瀬奈じゅん)
 27-4.私が踊る時(瀬奈じゅん、遠野あすか)
 27-5.夜のボート(一路真輝、戸井勝海)
 27-6.愛のテーマ(一路真輝、瀬奈じゅん)

Encore
28.One Day More/レ・ミゼラブル
  (全員)

29.You'll Never Walk Alone/回転木馬
  (全員)


・・・

まずは全体的な印象から。

正直言ってしまうと1幕はペースを掴むのに相当苦労していた感じで、1幕ではっきり良いと思えたのはラストの「サンライズ・サンセット」。ここは長女・ツァイテルが由美子さん、次女・ホーデルが昆ちゃん、三女・チャヴァが辛島さんという組合せでしたが、由美子さん・昆ちゃんが並んだ上にあのソロの連続ですから、相当痺れました。
よくよく見ると、ファンテーヌ・エポニーヌ・コゼットの並びだったのですね。

M3のシスターアクトはさすが瀬奈さん本役だけあってエネルギーがすごかったですが、客席が付いていけなかったですね・・・ここで盛り上げようという意図はあったのだと思いますが、2幕のランベスがここに来てるとかなり印象が違ったかも。

M4は昆ちゃん本役(キム)のサイゴンですが、うん、昆ちゃんはむちゃくちゃ良いのですよ。
でも、やっぱりこの曲はクリスがどれだけ受け止められるかだと思いますのでね、彼だとね、うん、ちょっとね、だいぶね、たくさんね(以下略)。
普通にクリスが戸井さんで良かったと思うのですよ。昆ちゃんは今回のサイゴンで相手役をかなり選ばれてますが(一番特徴的なのはトゥイが神田くん固定)、あまりそういうの気にしなくてもいいぐらいになったんじゃないかなと思う。しっかりした相手なら・・・(毒)

M5、久しぶりの由美子さんのアデレード(アデレイド)ですが、この曲をまったく説明なしにソロでやらせちゃうのはさすがにちょっと厳しい・・・何とかこなしていたけど正直、客席暖まってない中でこの曲、正直気の毒すぎる感じ。ソロいただけるのなら、実はファンテ経験者が他にいないんだから、普通に「夢やぶれて」で良かったのになぁ。あとは、2幕からだとファンタスマゴリック(宇野まり絵さん、RiRiKAさん)がMCに入っていて、結構客席が暖まったので、1幕この辺からそういうのがあっても良かったのになぁと。

1幕の中で珠玉だったのはM10。今井さんバルジャンの慈愛に満ちた嘆きの歌は素晴らしかったです。今井さんは事実上のソロ2曲で、2幕のM23のサイゴンもさすがの一言。今井さん、今回の安定度、抜群です。

M13、このメンバーに入っちゃうとさすがに由貴さんは歌声も細いし、気の毒な感じ。普通に歌を歌うなら良いのでしょうが、役の上で歌うともなると、歌声が出る+αが必要なわけで、聞いててとっても不安になりました。今回、途中でご挨拶が入る時間があり、この日は沢口靖子さん、20日は水野真紀さんが担当されますが、ポジション的には20日を水野さんと分け合った方が良かったのではないかと・・・。

ラストで少し回復したものの、もやもやした1幕に比べると2幕は相当持ち直しました。
M15、イーストウィックの三女がまさかの由美子さん(実年齢だと実は次女です)。珍しく末っ子属性というのを拝見できてとっても面白かったです。一路さん、瀬奈さん、由美子さんの3人とも男性方面の声というのもあるのと、特に一路さんと由美子さんは他の歌い手さんと混じり合わない歌声ですので、ハーモニーというよりは異質感重視という感じでした。一路さんと由美子さんの唯一の共演作『リタルダンド』でも2人の合わない声質が2人の役の性格の違いという意味で使われていたことを思い出しました。

M17は東宝シンデレラ、萌歌ちゃんの映画の曲ですが、これが存外に面白かった。特に上手端の石井一彰氏の踊りのぎこちなさが超ツボに入りました(爆)。センターでそれを従えている感じの萌歌ちゃんという組合せがその笑いを増幅させる(笑)。

M18は普通に昆ちゃんで見たかったのですが、東宝ジュニアでこの曲やったのはむちゃくちゃ正解。手拍子がぽんぽん入ってようやく客席も暖まりモードに。ここあたりからファンタスマゴリックの曲紹介・トークが入り始めて、それもとっても良い効果。動画にも出ていたのでこの日の客層にもそれなりの知名度があったことも幸いして、予想以上にホームなファンマゴ(笑)。
そんな中のランベスはとってもわくわくでした。

M22からM26のうち、この日歌われた4曲はもう最強過ぎる流れ。昆キム「命をあげよう」→今井ジョン「ブイ・ドイ」→由美子ナンネール「プリンスは出ていった」→村井ジャベール「Stars」。この4曲が全部本役で固めてるということに改めて驚かされます。もう由美子さんのナンネールはこの回含めて自分はあと2回しか聞けないんだなと思うと、淋しさがこみあげますが、この日のコンディションはかなり良い状態で、正直、今回もWならできたんじゃないかなぁ・・・

M27はアイディア賞をあげたいぐらいにツボ。何しろこのメドレーには3人のシシィが登場しまして・・・。「パパみたいに」のパートのシシィは何と昆ちゃん。もうびっくりするぐらいどんぴしゃ(^^)。やんちゃでお転婆、いきいきって感じが昆ちゃんにぴったり。これは見られて良かった! 少し成長したシシィを担当するのは遠野さん。その後、「最後のダンス」の瀬奈さんの後、シシィは一路さんに変わって2曲。この構成は面白かったです。東宝芸能らしい企画だなぁと思ったのは、女優さんのタイプが似ているから、幼い頃→若い頃→成長した頃というのが、上手いことつながって聞こえるんですよね。

M28はすごいエネルギーの「ワンデイモア」。今井さんバルジャン、村井さんジャベール、戸井さんマリウス、斉藤さん・辛島さんコゼット、昆ちゃんエポニーヌ、石井さんテナルディエ、春風さんテナ妻という陣容。期待どおりの「ワンデイモア」でしたが、感慨深かったのはこのシーンに由美子さんもいたこと。2004年にファンテーヌ役(このシーンではピエール役)を卒業して以来10年ぶりのこのシーンで、しかもこの曲でソロパートがあったのは今回が初めて。時空を超えてピエール役で叫んでいるようでじーんと来たなぁ。

で。カーテンコールがぐだぐだになるのもとっても”らしい”姿で、そんな中、一路さんが”気合い入れっ”ってやって進行したのがさすがすぎました。全メンバーを3回に分けて一言コメント、という話でこの回は一路さん、瀬奈さん、今井さんのお3方。人数からして20日の2回は1回当たり6人ぐらいになりそう(20日夜は大塚千弘さん、田中利花さん唯一の出演回なので、確実に由美子さんは20日昼だろうな・・・)。

・・・

終演後は、キャストの皆さんがずらっと並ばれての募金列。
募金箱は7つ。手前側に東宝シンデレラの皆さんが並び、3つ目が昆ちゃんの前、5つ目が由美子さんの前でした。はい。
お話しすることまでは叶いませんでしたが、拍手が贈れて良かったです。

1幕終了時点では心配しか浮かばなかった今回のコンサートですが、終わりよければ全て良し・・・とまでは断言できないまでも、それなりの形になって何よりです。

次は20日夜。あの2曲が聞けるーーーー!
そして由美子さんとちーちゃんが上手いこと絡みますように(ちーちゃんは新国立の「三文オペラ」終演(16時25分)後駆けつけるので、出番は2幕(18時30分予定)からになります。そうなると絡むところ超少ない・・・)。

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