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『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2014』

2014.5.21(Wed.) 19:00~21:30
東京国際フォーラムホールA 24列20番台(下手側)

1年ぶりのMMS(ミュージカル・ミーツ・シンフォニー)。
去年は笹本玲奈さん、今年は新妻聖子さん。
1年ぶりなのに、見終わった感想が去年と同じ「昼も見れば良かった」というのも、我ながら成長がないというか(笑)

ソワレのセットリストです。
<第1部>
1.Overture/ウェストサイド物語/全員
2.Someone Else's Story/CHESS THE MUSCAL/安蘭
3.Too Much In Love To Care/サンセット大通り/彩吹&田代
4.着飾って 輝いて/キャンディード/新妻
5.Can You Feel The Love Tonight/ライオン・キング/ラミン
6.サウンド・オブ・ミュージック/サウンド・オブ・ミュージック/沼尾
7.Kiss Of The Spider Woman/蜘蛛女のキス/ピーター
8.彼こそ奇跡/シラノ/彩吹
9.君の歌をもう一度/ラブ・ネバー・ダイ/田代
10.For Good/ウィキッド/沼尾&安蘭
11.Come What May/ムーラン・ルージュ/ピーター&新妻
12.Bring Him Home/レ・ミゼラブル/ラミン

<第2部>
13.Why God Why/ミス・サイゴン/ピーター
14.The Last Night Of The World/ミス・サイゴン/ラミン&新妻
15.命をあげよう/ミス・サイゴン/新妻
16.サンセット大通り/サンセット大通り/田代
17.闇が広がる/エリザベート/安蘭&彩吹
18.Phantom Of The Opera/オペラ座の怪人/ラミン&新妻&ピーター
19.All I Ask Of You/オペラ座の怪人/沼尾&田代
20.Music Of The Night/オペラ座の怪人/ラミン
21.私だけに/エリザベート/彩吹
22.ひとかけらの勇気/スカーレット・ピンパーネル/安蘭

<ENCORE>
23.Do You Hear The People Sing?/レ・ミゼラブル/全員
24.Music Of The Night/オペラ座の怪人/ラミン&ピーター

去年も思ったことですが、構成がとてもしっかりしていて、後からの振り返りにも耐えられる構成。
演出は寺崎秀臣さん(「プライド」の演出、「屋根ヴァ」の演出補の方。)が担当されています。

フォーラムホールA(5000人収容)が満員。このホールは来たのは数えるほどですが、お世辞にも音響的には余り良くないホールなので、特に前半はメンバーの歌声が通りにくいのですが、そんなことを物ともしないラミン氏、そして聖子さん・・・うーん、すごい。印象的だったのは万里生氏がこのホールの特性を活かした発声をしてて、あぁなるほど彼はクラシックの人なんだなぁと改めて感じたりもしました。

#4は本当に久しぶりな「キャンディード」からの「着飾って、輝いて」。
クネゴンデの超絶ソロで、公演終了後は1回聞いたぐらいな、お蔵入りsongでしたが、久しぶりでもあれだけ歌える聖子さんは凄すぎる・・・。帝劇公演当時、シングルキャストで週13回登板だったかで、観劇に来てた石井一孝氏(同作品の宮本亜門氏版出演経験あり)が、ただただ呆然とされていたのを覚えてます(笑)。

#6は沼尾さんのソロですが、沼尾さんを拝見するのは今回が初めて。四季当時の沼尾さんを拝見していないので残念至極ですが、諸々の事情で英語なのがやっぱりちょっと淋しい。とはいえ、澄んだ歌声を堪能。

#9は本役の方がいらっしゃるのにまさかの万里生氏。ご本人もてっきりラミン氏が歌うと思っていたそうですが、どうして仲々良かったです。ラウルとして横で聞いていたせいもあるのでしょうが、もう少し声が野太くなると良いような、でもそれだと万里生氏ではないような、ちょっと複雑な気持ち。

#10は今年4回目(笑)の「For Good」。本役の沼尾さんが白の人、安蘭さんが緑の人(爆)。こちらも英語ででしたが、お2方のバランスがとっても良くて、友情!な雰囲気が感じられてとってもFor Good。素敵でした。

#11は意外選曲なムーラン・ルージュですが、これがなんでか、どハマリ。こういう妖しげな誘い系って、聖子さんは照れないでノリノリでやるんで、恐ろしいほど嵌るんですよね(爆)。

第2部。
#13~#15のサイゴンフルコーラスメドレーが凄かったです。

Overtureがサイゴンでその時点でテンション上がりまくりな上、#13が来て、事前情報で#14、#15がそれぞれ話に上がっていましたから、もしや3曲まとめてくるのかと、その事態に身体を緊張させたわけですが・・・

#14のサイゴンデュエットは実は2年連続で、去年は玲奈ちゃんがキム、今年は聖子さんがキム。
クリスはいずれもラミン氏(昼公演はピーター氏)。ということで設定は同じはずなのですが、そして2人とものキムが大好きな私でも、でも今年は嵌り度が段違いなのは、聖子キムがアオザイ姿だったからということが大きい気がします(去年の玲奈キムはドレス姿)。

目の前に展開しているのは、去年以上に「アジア人キムに西洋人クリス」という図式が鮮明で、そして歌声は滑らかすぎるEnglish Duet。その無限の説得力にただただ圧倒されます。

それでいてその曲が終わったらすぐ始まるのが「命をあげよう」。
聖子さんだからこの曲は2曲続けるだろうと予想してはいたものの、実際に続けるとその凄さが半端ない。

この2曲を続けた故に、「キムとクリスが恋に落ち、その一瞬後にはキムとクリスが離ればなれになっている」というストーリーが出来上がって、サイゴンのジェットコースターストーリーぶりに更に拍車がかかっているという・・・(苦笑)。何しろキムが置いて行かれるまで10秒。史上最短記録(爆)。

その上、「The Last Night Of The World」が英語、「命をあげよう」が日本語なもので、「キムはクリスのために必死に英語を覚えて一緒に歌えるようにまでなったのに、クリスに置いて行かれた彼女は日本語で決意表明を歌う」という、摩訶不思議なアナザーストーリーが想像できて、それがまた不思議に説得力絶大という(苦笑)。

冗談はさておき、1日限りのキムの復活がこの舞台で実現したのは何よりの幸せで、やっぱり聖子ちゃんはキムだよな、という思いと、このキムが日本で見られないのなら、海外でキムにチャレンジして欲しいなと思ったのが正直な気持ち。
年齢的にも、「The Last Chance Of The World」だと思うんですよね・・・

#17は安蘭さんトートと彩吹さんルドルフという、眼福で耳福な組合せ。安蘭さんが黒、彩吹さんが白という対比もniceでした。

そんなデュエットに酔いしれた後、とんでもない物がやってきました。
それは#18。

クリスティーヌを歌うは聖子さん。そして下手側からやってくるファントムはラミン氏。ラミンファントムに操られ、ステージの中央で歌い始めるクリスティーヌ。そうするうちに上手側からやってくるファントムはピーター氏。ピーターファントムにも操られ、更に歌が光るクリスティーヌ。

両ファントムに操られているにも関わらず、両ファントムを従えているようなオーラのクリスティーヌが凄すぎて、「Angel Of Music!」「Sing!」・・・しまいには「歌え!」日本語で(爆)煽られ・・・

そんなファントムの煽りを待っていたかのように、どこまでもどこまでも上がっていく聖子さんの高音・・・

その音階まで行けるのは知ってはいるので(「ラマンチャの男」の時の高音でこの経験をしている)、これは絶対そこまでいくだろうなと思ってたら、やっぱりそこまで到達したという・・・

言葉で表現できない感動ってあるんだなと、そう思わずにいられない瞬間を感じられたことにただただ感謝。

で、クリスティーヌな沼尾さんな#19も素敵なのですが、何しろ#18の後でしたので・・・これはさすがに逆だった方が良かったんじゃないなぁと思わずにいられません。

#21のエリザは彩吹さん。選曲バランスから行って、なるほどですが、まっすぐな歌い方がシシィとしてとても新鮮に感じました。私は舞台でこの曲を聞くまでに、何人の「私だけに」を聞くんだろう・・・(爆)

#22は去年に引き続き本編の締めになる安蘭さんのソロ。この曲大好きなので聞けて良かった-。

・・・

MCがさほど多くなく、歌中心で進みましたが、歌うまさん揃いだったのでその方がむしろシンプルで聞きやすい感じ。
というかその方が安心できる気がしたという(苦笑)。

MMSはこの日、秋の開催が発表されており、10月1日・2日に渋谷・Bunkamuraオーチャードホールで。
キャストは6月13日発表となりますが、「出演者・プログラムを一新」と書かれており、またサイゴンキャストは日程の都合上出られない可能性が高い(博多座が9月28日に終わり、横須賀が10月4日からなので不可能ではない)わけなので、どのあたりから選ばれるか興味津々です。

ちーちゃんが9月28日に新国立終わる(三文オペラ)から、来ないかなぁと思ってるわけですが。聖子さんはまた出て欲しいです-。玲奈ちゃんもぜひ復活を-、と色々夢が広がる♪な公演だったのでした。

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