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『Music Museum』

2014.4.27(Sun.)18:00~20:00
渋谷・AiiA Theater Tokyo
5列20番台後半(センターブロック)

渋谷歌うまさん祭り、行って参りました。

構成から何から何まで大満足!もう1回見たかったのに明日は平日。

右を向いても左を向いても、好きな曲ばかりで楽しみまくりました。

あと楽公演1回を残すのみですが、セットリスト含めネタバレになりますので、お嫌な方は回れ右でお願いします。




●第1部(ストーリー部)
1.JOURNEY TO THE PAST/映画「アナスタシア」
2.MAGIC TO DO/PIPIN
3.ONE/コーラスライン
4.CIRCLE OF LIFE/ライオンキング
5.DANCING THROUTH LIFE/Wicked
6.FORTUNE FAVORS THE BRAVE/アイーダ
7.ME AND MY GIRL/Me and My Girl
8.DREAM GIRLS/映画「DREAM GIRLS」
9.君を乗せて/映画「天空の城ラピュタ」
10.THIS IS THE MOMENT/ジキル&ハイド
11.WRITTEN IN THE STARS/アイーダ
12.月の光(ドビュッシー)
13.YOU RAISE ME UP

●第2部(コンサート部)
14.キッチュ/エリザベート
15.LAST NIGHT OF THE WORLD/ミス・サイゴン
16.BUI DOI/ミス・サイゴン ※日替わり
17.愛していれば分かりあえる/モーツァルト!
18.HAPPINESS/君はいい人、チャーリー・ブラウン
19.夢やぶれて/レ・ミゼラブル ※日替わり
20.I AM MONSTER/フランケンシュタイン
21.ANOTHER DAY/RENT

ENCORE.

第1部は芝居仕立て。
「Music Museum」という美術館に迷い込んだ、新妻さん演じる”迷う女性”の心を開かせようとする皆。
館長(坂元さん)はじめ美術館従業員の面々。

ですので#1「JOURNEY TO THE PAST」が新妻さんのソロだった以降は、ほぼ他の方が入れ替わり立ち替わり歌う形式。
皆さん歌うまさんなので聞いててノーストレス。女性コーラスのお1人、岡村さやかさんの美声も素敵です。
とはいえ、新妻さんの歌声が聞こえてこないのはじりじりしてしまうわけで。

ただ、ちょっと思ったことがあって。
この企画って一体いつ始まったんだろうと。

個人的な感覚なのかもしれないのですが、最近、新妻さんの歌にはちょっとだけですが、迷いがあったような気がしていて。
迷った女性が、心の整理をつけて改めて前を向かって歩き出し、歌い出すって姿に、なんだか彼女自身を重ねて見てしまって、変な気持ち。だけど嫌な気持ちじゃ全然なくて。

新妻さんが歌い始めるまでの30分強、そのじりじりした時間の中に感じていた感情は、まさか「ME AND MY GIRL」を彼女が歌うと思わなかったサプライズで心満たされて。今年から始めたそうなタップダンスはまだ実戦モードには入っていないようですが、この曲をまさか!という思いが大きかったです。大人ミーマイです(笑)。

続く「DREAM GIRLS」はさらださん(岡村さやかさん)のパワフル系も含めてとっても素敵でしたし、自信いっぱい100%じゃない聖子さんが、でも前を向いて歌うこの曲がとっても魅力的。佐野さんも歌声が前に伸びますね-。

少しずつ彼女の「歌えない理由」を見つけようとしていく皆。
彼女の傷になっている彼との別れ。画家であった彼は、最後の絵を描き終わらないままこの世を去ってしまった。
その寂しさから立ち直れない彼女。
この美術館にある「未完成の絵」、それが存在する故に彼女は前に歩き出せない。
でもその絵は実は未完成ではなかった。
残された彼女が知った、彼の本当の気持ち。
彼の気持ちを知った今、彼女は自分の足で歩き出すことができた・・・

今回の作品の演出をされた浅井さやかさんの作品は去年、「しあわせの詩」で拝見したのが初めて。
役や登場人物への優しい目線を強く感じて印象的でした。

今回も拝見して思うのですが、「無理に気持ちを動かそうとしない」のは浅井さんの作風なのかなと。
自然な形で前を向いて歩かせようとする、その浅井さんの持ち味が今回も生きているような気がして。
迷うことにも意味がある、それが前を向けるきっかけになるなら・・・そんな思いを、前半の第1部を見ていて感じて、とっても暖かい気持ちになったのでした。そういえば、「しあわせの詩」が岡村さやかさんを知ったきっかけでもあったんですよね。
あの癒し系のポジションがWさやかでぴったり。

第1部では#10「THIS IS THE MOMENT」でゲストのパク・ウンテさんが登場。韓国語での「時が来た」ですが、流石の迫力。圧倒されまくります。この日一番の拍手なのも納得です。言葉が分からなくても凄さだけは十分伝わってきます。

そこから流れての癒しのナンバー#13「YOU RAISE ME UP」は聖子さんの歌声では何度か聞いていますが、本人比で一番優しく聞こえました。「彼」への気持ちを込めた感じというのか、天にまします癒しの歌声という感じで素敵でした。

そして第2部(休憩なし)はパクさんのナンバー#14「キッチュ」。ルキーニ役でこちらも素晴らしいです。
曲が終わって、上手側から聖子さん、サカケンさんが登場してMCコーナーになりますが

サカケンさん「天は二物を与えずと申しますが、パクさんは歌も凄いし背も高いし」
聖子さん「妬かないのっ!(ばっさり)」

・・・もうこのあたりから姫のMC武勇伝が始まっております(笑)

このキッチュの衣装、実は本番衣装だそうで・・・

聖子さん「きらきらしてますね。触っていいですか(笑)」

で、聖子さんには気になるところがあるそうで

聖子さん「クリスマスの後、忘年会って聞こえるんですけど(会場内笑)」
パクさん(というか通訳さん)「あれは皇室一家って言ってます」
聖子さん「そうなんですね、失礼しました(爆)」

というあたりから聖子さん無双が続き、あぁMC本気モード(笑)。

そしてここからサイゴンコーナーで2曲。

#15「LAST NIGHT OF THE WORLD(世界が終わる夜のように)」は両者卒業組の、新妻キムとサカケンクリス再び。
パワフルキムとパワフルクリスのガチンコ歌対決で、ラブソングであることを一瞬忘れそうになりますが(笑)、受ける高揚感は当時を思い出します。2人が昇華すると本当に世界が終わるようなパワーでした(爆)。

そして#16「BUI DOI(ブイ・ドイ)」はサカケンジョン。とっても懐かしく、再び聞けて嬉しい。

本編終了直前の一コマより

サカケンさん「歌詞も変わったりして覚えるの大変でしたね」

聖子さん「変わらない曲も変わってたりしましたね」

サカケンさん「しーーーーっ!(会場内笑)」

ちなみにどこだったかというと#16、「あなたに『与える』義務がある」が「あなたに『渡す』義務がある」になっていました。文字数変わってるから変だなぁと思いつつも、その方がジョンが人間味があっていいなとか思ってたんですが(爆)

#17は「愛していれば分かりあえる(モーツァルト!)」。韓国版ヴォルフガングを演じているパクさんと、コンスタンツェ役はコンサートでのみ演じている新妻さんの、日本語デュエット。パクさんのパワフルさは、どことなく2002年のあっきーを思い出して、何だか懐かしくなりましたが、よく考えると新妻さん、東宝デビューが2003年の「レ・ミゼラブル」エポニーヌ役。
ここで前年2002年の「モーツァルト!」のコンスタンツェ役でデビューしていたら、こんな感じになっていたのかなと、ふと。

そうなるとエポニーヌもキムもマルグリットもやれたかどうか分からないし、巡り合わせって不思議だなぁと。

#18はコーラス4人のみでの唯一の曲。歌詞が「メンバーそれぞれの『HAPPINESS』」というテーマで、さやかさんから「文房具集め」と「平日のお昼寝」が出てきて、あぁ、らしいなぁと(笑)。

本編ラスト#21「ANOTHER DAY」の前にはラストMCタイム。

サカケンさん「明日もありますのでよろしければぜひ」

聖子さん「またそういうことを(おっしゃる)。今日来ていただいた皆さまには、今日楽しみきってお帰りいただくのがすべてなんですから。『Not day But today』ですよ」

上手いこと「RENT」にかけての聖子さんのご挨拶。聖子さんはトークショーとかでも挨拶でも「また見てください」ってまず言わないんですよね。それってなかなかできないことだよなぁといつも感心します。

ともあれ、歌うまさんがこれだけ集まって、舞台作品セクションの完成度も高い、とっても満足度の高い公演。
たった3日間4公演なのが心からもったいない、まさに「一期一会」の作品、拝見できて幸せでした。

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