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『母をさがして膝栗毛』

2014.2.8(Sat.) 16:00~19:20
新橋演舞場 3階2列1桁番台(下手側)

45年ぶりの大雪となった東京。

この日夜半から降り出した雪で、行っても帰ってこられるか不安ではありましたが、他劇場のソワレに比べて1時間~2時間早いことと、いざとなれば有事に強い都営大江戸線(築地市場駅)が最寄りに控えていることで行くことを決断。

公演振替の実施案内はありませんでしたし、そもそも振り替えてもらおうにも自分の予定が空いていないので行くしかなかったのですが、去年1月にサイゴン盛岡遠征の時に購入したブーツがとっても役に立ちました。

この作品の公演初日は2月1日で、その日は終日天王洲銀河劇場におり、その後も平日はこの公演は16時開演なので縁がなく、最初の土日となったこの日に観劇。

よく考えてみると、由美子さん出演の公演で初日公演を見送ったのは実に6年ぶり(2008年新宿コマ劇場「星屑の街」が2日遅れの観劇)です。

由美子さんの新橋演舞場出演も初ゆえに、私も新橋演舞場に来たのは初めて。松竹の劇場なわけですが、由美子さんの松竹絡みといえば、2001年の映画「時の輝き」以来13年ぶり。

物語のあらましを。

幼い頃寺の前に捨てられて、寺で育ててもらった幼なじみのような仲良し3人。演ずるは中村獅童さん、藤山直美さん、高橋由美子さん。この3人が育てられた寺が焼け落ち、寺の再建費用を自分達を捨てた母親に出してもらうため、諸国を旅するという物語。

この劇場ではいわゆる「喜劇シリーズ」と呼ばれるものに入るようで、個人的には先月見た「売らいでか!」と似た客層を感じます。

正直な本音を言ってしまうと、色々な意味で弱いのかなという印象。「おおっ」と客席を前のめりにさせる力が弱いというか(本当に前のめりされると後方のお客さまのご迷惑となります・・・ですがw)。藤山直美さんの「何が出てくるか分からない」突破力を目の当たりに出来たのが嬉しかったですが。

由美子さんは旅3人衆の最若手ということで、思ったより出番は多かった(というかほとんどの場面に出ていた)し、実年齢の一回り下という設定も普通にこなし(爆)、それでいて母との再会の、泣かせる場面はやっぱり上手で。

母親役の大津嶺子さんが由美子さんの芝居を「芝居を作るのではなく心が真っ直ぐ出てくる」って評してくれたことが嬉しかったです。
それが普通だと思っていたけど言われてみれば・・・由美子さんの舞台立ち位置ってそういえば”異質な重量感”だったり”異質な突破力”だったりするんですよね。1シーンを任せられる安定感含めてですが。

それにしても、今回、藤山さんと一緒に演技して学んで、みたいな面はあるんだろうなと。

この手の大衆芝居の脇として生きていこうという話なのかなとも思いますが、本音を言うなら座長クラスに進化していってほしいものです。
それにはまだまだ学ぶべき事が沢山あるのだろうな、ということを肌で感じられること・・・が今回出演した意味なのかなと考えさせられました。

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