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2014年2月

『東京難民』

2014.2.22(Sat.) 11:50~14:30
新宿武蔵野館 F列1桁番台(下手側)

公開初日、舞台挨拶付きの2劇場目(1劇場目は取材が入っていた有楽町スカラ座)を選んで行ってきました。
実はこの作品を最初に観たのは去年6月。
最先行の試写会で見ることができていたので、色々な心の揺れも既に経験済みの状態で初日を迎えられたのは良かったです。

この日とても印象的だったのは主題歌「旅人」の歌詞が正にこの作品そのものだったことを感じられたこと。

「愛したいと願っていたから愛そうとする人を遠ざけて」「人と人とのふれ合いこそが愛」といった歌詞はとっても胸に迫って、何だかんだ言っても1回目を見終わった時は色々と気持ちが揺れていたんだなぁと実感(苦笑)。

この日の舞台挨拶で佐々部監督がいみじくもおっしゃっていましたが、これほど共感しにくい主人公もそうそういないわけで・・・。
主人公の修は学費未納で大学を除籍されてネットカフェ難民となって、その後もどんどん立場は悪化して・・・

初見でもこの日も、修はやはり色々甘いと思わざるを得なくて。いくら親父が学費の納入をしなかったといって、それまで学費や仕送りをしてくれたことが「当たり前」のごとく言っているかのような様は、自業自得のそしりは逃れないように感じて。

これについてはヒロインの茜役を演じた大塚千弘さんがインタビューの中で語っていた、「東京はチャンスと希望に溢れているけれど、転落も一緒に存在している。地方(徳島)から東京に出てきた自分にとっては東京のそんな姿が実感としてわかる」と言っていて、そしてこの日見て、その上で原作の福澤先生が舞台挨拶で語っていた言葉で補完された気がして。

「全ての若者が修の(最初の頃のように)考えなしとは思わないけど、修の転落は修だけのせいではない」

『貧困ビジネス』とこの作品で語られる、”貧しい人をより貧しくするシステム”。「システム」のせいにするのは個人的には好きではないですが、この作品で言いたいことは分かる気がします。

修は確かに甘くはあったけれど、それでも他者への「心」、「優しさ」を忘れてはいなくて。
綺麗事だけを言っても絵空事だけど、心のない言葉には意味がなくて。

ホストクラブなんて戦場のはずなのに、売上額を上げるよりもお客さんへの優しさが先行する、そんな振る舞いに茜も惹きつけられたのでしょう。

とはいえ、修の綺麗事は所詮綺麗事であって、結局は感情が通い合った茜の人生も変えてしまう。
先輩ホストに語った「お金より大事なものがあるんじゃないですか、それを守らないでどうするんですか」って言葉は、綺麗事だっただけに結局誰も救えない。

「守りたいものを守れない」、その現実を正面から受け止めたときに、修は自分のありのままと向き合えたのだと思うし、罵倒されることがわかっていて茜の前に現れて。

目の前には一度は思い合ったと信じ合う修がいて、でもそれは憎むにあまりある相手でもあって、そこにいたのが「前のままの修」であったなら、茜の思いは決して晴れなかったと思うんですね。

修と会ったホストクラブ、そこが自分の居場所だと思っていたのに、それは「お金で買った場所」に過ぎなかったと分かったという茜の悲痛な叫び、そして後悔。

修には茜に合わせる顔もなかっただろうけれど、それでも一大決心をして会いに行って、最初は追い返されそうになるけれども・・・修の本当の気持ちが、あの頃の修と違っていたのが、茜にとっては救いだったんじゃないかなって。

修の気持ちをお金で買った、その夢から醒めた時に茜に残ったのは「何のために自分は道化を演じたんだろう」という空しさだったろうし、でも再び会えた修は、前から持った優しさは残しながらも、「無責任な優しさ」から「責任ある優しさ」に変わっていたように思えて。

愛する修を、前に向いて歩けるようにできたなら、茜にとって「生きている意味」があると感じられたんじゃないかなって、それが救いかなと。

秋田の実家に帰され、いつ来るとも知れない心通い合った相手(順矢)を待ち続ける瑠衣も、恐らくは塀の中にいる順矢も、修の甘さに救われて・・・「救われた」という事実そのもので苦しさを乗り越えられるのかなと。

井上順さん演じるホームレスに助けられて、その後記憶を取り戻した修が、父を探すために旅立った後、そのホームレス・鈴本は鬚を剃るのですね。彼は東日本大震災で息子を亡くしたことをずっと引きずっていて、自分のことを全て忘れてしまった修に息子の名前の「茂」を付けるほどだったけれど、その過去を引きずっていた鈴本さえをも前に向かせた修の成長が印象的でした。

大塚千弘さん演じた茜は、ホストにはまるまでのナース姿は正直野暮ったい感じで、それが役にぴったりというか(悪意ないですごめんなさい)、でもそれがどんどん「女性」であることを表に出して、それがとても魅力的で。

瑠衣が失踪して順矢が返済する必要に迫られた金額の一部(百万円)を肩代わりした修、ただ、そのお金は茜が出していて。

「順矢さん、お礼の一つも言えないのかしら」と言った時の茜の眼は「危険な女性の眼」で、その後「(この後の酒は)順矢さんが飲んで」と言い放った時の眼(”酒で潰されるがいいわ”って感じの復讐師の眼でした)・・・痺れるぐらいに魅惑的でした。
最初のナース当時とこの時と、どちらが茜の本性かは分からないわけですけれども、これを両方見せられるという意味ではこの役を千弘さんがやった理由があるように思えました。

・・・

舞台挨拶の登壇は、司会者が上手端、そこから佐々部監督、山本美月さん(瑠衣役)、中村蒼さん(修役)、大塚千弘さん(茜役)、青柳翔さん(順矢役)、そして原作の福澤先生。

キャスト紹介でちょっとしたハプニングがありましたが、それ以降は順調な進行。
取材陣は第1陣の有楽町スカラ座での取材となったため、こちらは「クロストーク」という名の無法状態(爆)。

主に佐々部監督に対する言いたい放題大会になっていたような感じで(笑)

中村君「休憩中にナポリタン食べに行ってたんですけど、監督もナポリタン好きなので機嫌損ねちゃったらしくて、『今日はお前の喋るシーンなしだ』って言われて(笑)」

佐々部監督「何で言うんだよ(笑)。ロケだとどうしても弁当になるから悔しくて。でもその後ナポリタン食べに行ったけどね(笑)」

・・・

千弘さん「あのシーン、監督と中村君が最初に『こういう風にやるんだよ』って実演してくれて」

佐々部監督「え、そうだっけ?(俺と)千弘じゃなかったっけ?

千弘さん「違いますよぉ」

・・・監督、そこはどうやっても記憶を間違いようがないと思うんですが(爆)

佐々部監督「雪のシーンなんですけど、撮影は去年の成人の日で雪が降った後の日に急遽『雪のシーンにしよう』って3日ぐらい後に撮ることになってたシーンを繰り上げたんですね。素晴らしかったのは中村君も千弘も台詞ちゃんと入ってて、むしろ撮影スタッフの方が慌ててて」

千弘さん「(照れ)」

中村君「いつも全部台詞が入っているわけじゃないですけど(←毎回入ってると思われると大変だと思ったような感じでしたw)この作品は大好きな作品ですし、(3日)先のシーンも台詞が入っているようになってました」

佐々部監督「2人の浅草デートシーンも残雪が残ってたので、せっかくだからってことで続きシーンにして、雪がわざわざ入るようにして撮りました。」

千弘さん「そういえば雪の日はロケ先から都内に戻ってくるの大変で。川崎でしたっけ?」

美月さん「大宮でしたね」

千弘さん「そうだ、大宮から6時間車でかかったのが印象に残っています」

美月さん「そういえば青山のウィンドーで茜と瑠衣が会うシーンも朝早くて大変でしたね」

千弘さん「そっか、朝だったね」

美月さん「4時か5時で、私も生足だったので大変で(笑)」

ちなみにこの作品、実は原作者の福澤先生も出演しているのだそうです。
どのシーンか?と客席が「?」マークになったところで

福澤先生「古着屋の親父でズボンを1万5千円で買い取り値切ってる」

客席「あぁ!」

佐々部監督「原作者の方も本編に出しちゃえば共犯だろうと思って(爆笑)、福澤先生にお話ししたら満更でもない様子で(新)」

・・・

司会者「ご自身の演技を見てみてどうでしたか」

中村君「自分の顔と歌を2時間見る機会なんてない(客席笑)ので変な感じでしたね」(隣で千弘ちゃん笑い)

千弘さん「そういえば最初の試写で蒼くん、私、翔さんと並んで見て、同じく変な感じがしました(笑)」

・・・

そんな感じで30分近く、思った以上に長く楽しい舞台挨拶でした。

ストーリーは重いのに、なぜだかカンパニーは凄く明るくて、この映画に関われたことに嬉しいと感じている皆さまの空気が伝わってくる、素敵な空間でありました。

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『国民の映画』(3)

2014.2.16(Sun.) 13:00~16:20
PARCO劇場B列10番台後半(センターブロック)

2011年初演の作品の再演。
見終わった感想は、あらゆる意味で「再演」だなぁとつくづく。
プロモーションの時点で、三谷氏が仰っていたのを聞いていたので、「初演から大きく変えない再演になる」というのは分かってはいたのですが、受ける印象もほとんど変わらないほどの再演。

そんな中で一番大きいのは、やはりキャストの変更です。

初演で新進女優・エルザ・フェーゼンマイヤー(エルザ・リッター)を演じた吉田羊さんがマグダ役(ナチス宣伝大臣・ゲッペルズ(小日向文世さん)の妻)に変わり、エルザ役は元AKB48の秋元才加さんに。ゲーリング元帥が初演の白井晃さんから、今回は渡辺徹さんに変わっています。

この中で一番、再演がしっくりきたのはマグダが吉田羊さんになったこと。実際、ご本人も「初演は10歳以上年下の役(エルザ)だったので辛かった」とパンフレットで話っていらっしゃっていますが、今回のマグダがあまりにしっくりきていて・・・

そもそもエルザをやるぐらいだからもっと若い方かと思っていまして(苦笑)。なんだか収まりが凄く良い。初演のエルザは新進女優なのにベテランの風格をちょこちょこ見せていた感じがありましたし(爆)。

あと、新妻さん演じる映画監督/レニ・リーフェンシュタールと、マグダは友人(見たところかなり親友に近い)という関係性ですが、再演で新妻さん自身の余裕もあるせいかもしれませんし、また羊さんと実際仲が良いらしいという二点から、仲良し具合がとっても自然。

今回から遡って考えると、前回はエルザ役の適任者がいなかったのかも、と思わせるぐらい、初演の石田ゆり子さんのマグダと再演の吉田羊さんのマグダは受ける印象が似ています。ちょっと違うとすれば、ゆり子さんのマグダは夫側に少し寄っていたのに対して、羊さんのマグダはケストナー側に少し寄っていた印象を受けたりしました。ケストナーに対するマグダの気持ちは、羊さんだったせいか、初演のエルザ→ゲッペルズ以上に凄くて、2人切りになれたときに、まさかマグダがケストナーにジャンピング抱擁するとは思ってませんでした(笑)。

あと面白かったのはケストナーがマグダとの出会いを覚えてなくて落ち込むときのマグダが、落ち込みマックスって感じで、通称「風と共に去りぬ階段」で顔を階段にぴたっとはめて身じろぎもせずにはまって、レニが「マグダ何やってるのよ?」って感じでびっくりしてた(ように見えた)様に笑いました(笑)。

どちらにしろ、マグダは随分と行動的になった感じで、「良妻賢母」からはまた遠ざかったかと(笑)。

そして、今回のエルザ役は秋元才加さん。赤いドレスが映えるとても素敵な女優さんです。すらりと背が高く、ゲッペルズさえ見下ろす天然ぶり(普通は膝ぐらい曲げる気がしますが、役作りの指示的にそうなっているんでしょうね)がぴったり。彼女は去年2月のシアターオーブ「ロックオペラ・モーツァルト」のコンスタンツェ役で拝見して以来2度目ですが、役柄的にも「新進女優として場違いなことをわかりつつも、ずかずかっ♪と入っていく感じがイメージ通りでした。

新顔もう一方は渡辺徹さん演じるゲーリング元帥。何というか太りすぎが身体にダメージ与えてるという役設定に無限の説得力と申しますか(爆)、ただ全般的に言って白井さんがちょっと遊びすぎてた部分を元に戻したオーソドックスな演技プランで、安心して見ていられます。

翻って続投キャスト。

新妻聖子さん演じるレニ・リーフェンシュタールはご本人が「より人間ぽくなっている」と事前に語っていたとおり、「鉄の女」の要素は初演比で薄れています。最後の決断で初演の時は「私がこの選択をするのは当たり前」と疑問を差し挟む間もないかのように演じていたのに比べると、再演の時は「迷った上で自分はこの選択をする」というぐらいには変わっていました。

全般的にツンケンした感じが随分薄れた感じで、ヤニングスとのライバル関係も、初演は肩肘張って強がっていた感じでしたが、再演は「自分が上」であることの自信があるのか、余裕な感じで。

ヤニングスが平岳大さん演じるグスタフへのお仕置きとして劇中劇をやるときに、ヤニングスはレニに助監督をさせますが、助監督をさせられたレニは、初演ではむちゃくちゃ不機嫌そうだったんですよ(笑)。「なんで私があなたの助監督をしなきゃならないのよ」って感じで(爆)。それが今回は「面白いことが始まるわね」って感じで余裕を感じます。

その分、「映画はテクニカルだ」と語るレニと、「映画は人間だよ」とヤニングスの対比は、初演に比べるとちょっと薄くなった感じ。

初演ではレニはとにかく「鉄の女」でしたし、フリッツに対して「あなたのお陰で沢山の才能がある映画人が救われてる。これからも彼らのために頑張ってね」と頼む姿に、ヤニングスが「驚いた。お前もいっぱしの映画人なんだな」と語るシチュエーションに説得力があったんですね。

再演はレニが人間味を持った分、比較論としてはそれはヤニングスに比べれば人間味が薄いところがあるのだとしても、レニがフリッツに対してそういうことを言っても不思議じゃなくなっちゃって。そこは難しいところなんだなぁと。

個人的な好みを言ってしまうのだとすれば、「鉄の女」であればこそ、レニは聖子さんが演じる意味があったけれど、人間味を持ったらそれは別の人が演じても良い役じゃないかなと、実は思ってしまったりして。

迷い悩む姿を見せることが、彼女の役者としての魅力を減じているような気がしてしまうんですよね。端的に言ってしまうと突っぱねてこそなんぼ、迷い悩むなんてらしくない、みたいな(苦笑)。

ツァラ役のシルビア・グラブさん。もしやこの作品の初演以来拝見していなかったり?なお久しぶりでしたが、あの歌声は健在。聖子さんとの重唱の耳福ぶりは変わらず。カーテンコールラストで聖子さんがシルビアさんの肩に首ちょこんと乗せてとっても安心していた(笑)のが印象的。今回の続投女性陣3人は、聖子さんを挟んで3人とも仲良しですよね。
エルザと別の意味で空気を読めないのも、相変わらずこの方に合っています(笑)

・・・

今回この作品のパンフレットは初演に比べてとってもコンパクトになり、何とA5判。それでいて出来は素晴らしくて、正直言っちゃうと今回の再演舞台見ない人でも初演を見た人には見て欲しい、というぐらいに充実の内容。
時代背景の解説は読み応えがあるし、出演者陣の鼎談を4グループに分けており、その分け方が絶妙。

ナチス男性グループ(小日向さん、段田さん、渡辺さん)、映画人男性グループ(風間さん、小林勝也さん、今井さん、平さん)、女性グループ(羊さん、シルビアさん、新妻さん、秋元さん)、傍観者グループ(小林隆さん、荻野さん)の分け方で、それぞれ良い具合に議論が収斂して読み応えたっぷり。なんだかグループミーティング見てるみたいな感じです(爆)。

その辺りの鼎談も踏まえてのこの作品についての感想なのですが、行き着くところこの作品では「極限状態の覚悟」を見る側に問いかけているわけですよね。ナチスに協力するかを問いかけられた時に、映画人がそれぞれどういう考えのもとにどういう決断をするか。

権力に最も忠誠を誓うであろうことが最初から見当が付くレニと、最も忠誠を誓わないであろうことが最初から見込まれているケストナーだけがゲッペルズの元に残り、それ以外の映画人はことごとく去っていく、そのことの意味。

最後のフリッツの語りが印象的で。

戦後いくら非難されようと映画を撮り続け、101歳で天寿を全うしたレニ、戦後はドイツ文学界の主要メンバーとして文壇をリードしたケストナーと対比すると、他の登場人物はヤニングスやグスタフを筆頭に、不遇さがつきまといます。別に権力におもねることが正しいという結論を導くつもりもないのですが、是非はともかくレニとケストナーは自らの決断に命を賭けたようには見えたんですね。聖子さんがいみじくもパンフレットで語っていますが、「決断には責任が伴う」という言葉はまさにそれ。

登場人物中、「自らの決断に命を賭けた」順に生き延びたのではないかと思うと、何だかこの作品の問いかけるメッセージが浮かんでくる気がしています。

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『ザ・ビューティフル・ゲーム』(2)

2014.2.11(Tue.) 12:00~15:20
新国立劇場小劇場 D列6番10番台(上手側)

とにかく早かったです。公演が始まって終わるまでの期間も、そして2回目の観劇の始まって終わるまでの間も。
こんな素敵なお芝居が2週間しか上演されないなんてもったいない。

まぁ、千弘ちゃんの体力・精神力からして、この日が千秋楽だったのが、現実的な限界だった気もするわけですが。
役を引きずるタイプの女優さんですから、作品世界での苦しみを全部受け止めることになるメアリー役ってとってもハードだったと思います。その役を演じ上げたことにまずもって拍手を。

パンフレットが一部日程で品切れになったり(5日の終演後、そしてこの日の開演直前以降は品切れで再販予定なし)、photoがboysしかなかったりとか、公演運営上のいくつかのツッコミどころはありますが、総じて思った以上の世界を見せていただけて満足。

この作品の現タイトルが「The Boys In The Photograph」である通り、本編の大事な要素になるサッカーチームを写した1枚の写真。吉原さん演じるサッカーチームのコーチ、牧師さんが言う言葉「この瞬間をきちんと覚えておけ。ここがお前らの原点だ。これからどう生きていくのはお前ら次第だ。」という言葉は、散り散りになった仲間の姿を見ると胸が痛くなるばかりで。

特に印象的なのは馬場さん演じるジョンと、中河内さん演じるトーマスの対比。

トーマスはIRAの闘士として、仲間を裏切ることを正当化しながら、捕まらずにいる。
何とか外に出られたジョンとトーマスとの会話。ここは演出家さんもそれほど強いサジェスチョンをせずに、2人の感情にまかせている部分が大きかったそうですが(5日のトークショーによる)それだけに、ジョンの静かな怒りと、トーマスの”実は自分の立場の脆さに怯えている”様が実に好対照で。

ジョンの奥様であるメアリーは”非暴力”を唱えて、トーマスに「そんなのは何の役にも立たない」と言われているわけですが、ジョンとメアリーは「意味のない戦い」に対して回避しようとしている点について同じなんですよね。

トーマスは戦うことでしか自分の立場を維持できない。
「相手が勝たないように戦っているに過ぎない」と分かっているのに、戦うことしかできない。
「非暴力では何も動かせない」と言っているトーマスだけど、暴力が暴力の連鎖を産む現実からは目を背けている。

トーマスはメアリーに対して「心が通っていない」みたいなことを言うのですが、じゃぁ自らの手で他人の血を流すのはいいのかと・・・
トーマスには彼なりの国を思う気持ちはあったろうけど、「目的のためには手段を選ばない」ことで、自ら救われない道を進んで行ってしまったのだろうなと。

それにしても、あれだけの闘士のトーマスであっても、メアリーの前では結局自分を通すことはできなくて。
メアリーはトーマスの弱さも脆さも見抜いていて・・・という存在感はちーちゃんにぴったり。
それでも1幕のメアリーは地に足が付いていないんですよね。「非暴力」を唱えて、「アイルランドを守る」と署名活動をしているメアリーは、とっても”若い”し”幼い”。

牧師さんが「サッカー選手に女は要らない」と言ってる対象に、若いメアリーは当てはまる。

でもジョンが捕らえられた後のメアリーは、というか子供を産んでからのメアリーは・・・それゆえか腹を括っていて、その格好良いことときたら。

「人殺しに正義なんてない」と叫ぶメアリーは、ある意味IRAも一目置く革命闘士みたいになっていて、青臭いだけじゃない、現実も理解出来る女性になっていて、それが何より素敵でした。
理想を忘れずに現実と向き合うってよほど心が強くないと無理。理想を切り捨て現実に生きたり、理想に走って現実を無視するなら、まだ生きやすいと思いますが。

「革命闘士ジョンはサッカー選手ジョンを殺した。彼があなたの最初の犠牲者なのよ」という言い方は凄いなって。
つまるところ「これ以上犠牲者を出すということは『他人』を犠牲者にする」ということでもあるし、実は愛する夫を失ったメアリーだって、父を失った子供だって犠牲者なのに、そこはぐっと押さえているんですよね。犠牲者はこれで終わりにしてという、心からの叫び。

メアリーとジョンの心がちゃんと通じていたのかなというのが、ジョンはトーマスに対して自ら手を下していないことなんですよね。ジョンはトーマスに精神的に攻撃を加えて、トーマスの自滅を図っているわけで・・・。
「昔のお前なら殺せないが、今のお前は殺せる」と言いながら、拳銃をトーマスの手元に置いて自らその場を去る・・・。自分のためなら仲間を欺いたトーマスに対して、ジョンが自ら手を下すほどの価値もないという冷酷な判断こそが、ジョンが閉じ込められたことの”心の闇”なのかと思うと、どちらも不幸と思わされます。

が、ジョンとトーマスの違いと言えば、”メアリー”がいたかどうかという違いでしかないんですよね。
自分を本当に必要としてくれる存在がいれば、
人はおのずと真っ当な道を選ぶ
という。

トーマスにとってのそれは、ジョンだったんだろうなと。
ジョンを利用しておいて虫のいい話だとは思うけど、トーマスにとって「ジョンは利用しても自分が裏切られることはない」という根拠のない読みがあったのかなと。
トーマスが自滅した大きな理由は、ジョンにさえ自分が必要されなくなったことを自覚した事による、自壊なのかと思わずにいられません。

この物語は紛争状態という、極限状態を前提に描かれていて、戦火の中では個人の思いが通せることなんてない、と語ってはいますが、極限状態であっても、最終的には「自分がどう生きるかは、自分次第」であることを表現しようとしているわけで、若者たちのそれぞれの美学による行動は、それぞれ考えさせられるものがあって。

誰もが100%まで正しいわけではなくて、誰もが100%間違っているわけではなくて、それぞれの登場人物の選んだ道の意味を観客自身が投影することに、この作品を見た意味があるんだろうなと。

若いカンパニーだけに演じた俳優さん、女優さんの気持ちがダイレクトに伝わってきて、出来上がったカンパニーというより、作ってきたカンパニーという雰囲気がとても心地好く。
暗いテーマであっても、最後は希望を残しながら終わる、とても素敵な作品でした。

・・・

カーテンコールはジョンを演じた馬場さんからご挨拶。「お客さんにたくさん助けてもらった」との感謝の言葉の後ひとしきりコメント後「家に帰るまでがビューティフル・ゲームです(笑)」で客席の笑いを取った後、まさかのちーちゃんに無茶振り。「えっ、そんなにちゃんとした挨拶の後に振られると思ってなかった(笑)」との狼狽の後、同じく「客席から沢山エネルギーをもらえて嬉しかった」とのご挨拶。
そういえばカーテンコールで馬場っちが上手側、ちーちゃんが下手側に別れて両腕を絞って「ういっす」ってやるシーン、ちーちゃんが男前過ぎて惚れまくった(爆)。

そしてカーテンコールではまさかの事態発生。

演出家(藤田さん)を呼んできたら、挨拶をしてもらうかと思いきや「胴上げしよう!」と男性陣がみんな藤田さんを取り囲み、何が起きたか全く分からない(爆)藤田さんをよそに、藤田さんを高々と胴上げ。

3回あったかと思いますが本格的にまじに胴上げされていて、それがむちゃくちゃサマになっていました。
演出家さんには言わずのサプライズだったらしいのですが、チームワークといい、胴上げの決まり方といい(あれだけ高く上に上げられるのはどうみても自主連してると思う)若いカンパニーらしいとても素敵なエンディングでした。

というか、楽は今まで沢山見ているけれど、さすがに
演出家が胴上げされた楽なんて初めて見ました(笑)
胴上げされるほど若い演出家さんってそれほどいらっしゃいませんし、良い意味でいじられ上手な感じでもありました(爆)

5日のトークショーでは馬場さん、中河内さんに揃って「演出家ってずるいよなー。全部持って行く(笑)」って言われてたぐらいですし、ちーちゃんの「藤田さん天然だしー、胴上げ高いしー、細いしー、
痩せてるからだな」と言ってた言い方が男前で印象的でした(笑)。

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『母をさがして膝栗毛』

2014.2.8(Sat.) 16:00~19:20
新橋演舞場 3階2列1桁番台(下手側)

45年ぶりの大雪となった東京。

この日夜半から降り出した雪で、行っても帰ってこられるか不安ではありましたが、他劇場のソワレに比べて1時間~2時間早いことと、いざとなれば有事に強い都営大江戸線(築地市場駅)が最寄りに控えていることで行くことを決断。

公演振替の実施案内はありませんでしたし、そもそも振り替えてもらおうにも自分の予定が空いていないので行くしかなかったのですが、去年1月にサイゴン盛岡遠征の時に購入したブーツがとっても役に立ちました。

この作品の公演初日は2月1日で、その日は終日天王洲銀河劇場におり、その後も平日はこの公演は16時開演なので縁がなく、最初の土日となったこの日に観劇。

よく考えてみると、由美子さん出演の公演で初日公演を見送ったのは実に6年ぶり(2008年新宿コマ劇場「星屑の街」が2日遅れの観劇)です。

由美子さんの新橋演舞場出演も初ゆえに、私も新橋演舞場に来たのは初めて。松竹の劇場なわけですが、由美子さんの松竹絡みといえば、2001年の映画「時の輝き」以来13年ぶり。

物語のあらましを。

幼い頃寺の前に捨てられて、寺で育ててもらった幼なじみのような仲良し3人。演ずるは中村獅童さん、藤山直美さん、高橋由美子さん。この3人が育てられた寺が焼け落ち、寺の再建費用を自分達を捨てた母親に出してもらうため、諸国を旅するという物語。

この劇場ではいわゆる「喜劇シリーズ」と呼ばれるものに入るようで、個人的には先月見た「売らいでか!」と似た客層を感じます。

正直な本音を言ってしまうと、色々な意味で弱いのかなという印象。「おおっ」と客席を前のめりにさせる力が弱いというか(本当に前のめりされると後方のお客さまのご迷惑となります・・・ですがw)。藤山直美さんの「何が出てくるか分からない」突破力を目の当たりに出来たのが嬉しかったですが。

由美子さんは旅3人衆の最若手ということで、思ったより出番は多かった(というかほとんどの場面に出ていた)し、実年齢の一回り下という設定も普通にこなし(爆)、それでいて母との再会の、泣かせる場面はやっぱり上手で。

母親役の大津嶺子さんが由美子さんの芝居を「芝居を作るのではなく心が真っ直ぐ出てくる」って評してくれたことが嬉しかったです。
それが普通だと思っていたけど言われてみれば・・・由美子さんの舞台立ち位置ってそういえば”異質な重量感”だったり”異質な突破力”だったりするんですよね。1シーンを任せられる安定感含めてですが。

それにしても、今回、藤山さんと一緒に演技して学んで、みたいな面はあるんだろうなと。

この手の大衆芝居の脇として生きていこうという話なのかなとも思いますが、本音を言うなら座長クラスに進化していってほしいものです。
それにはまだまだ学ぶべき事が沢山あるのだろうな、ということを肌で感じられること・・・が今回出演した意味なのかなと考えさせられました。

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『ザ・ビューティフル・ゲーム』(1)

2014.2.5(Wed.) 18:00~21:30
新国立劇場小劇場 バルコニー席RB列20番台(上手側)

先週金曜日に幕を明けた作品。先週末は玲奈コンで銀河だったので、1週間遅れでの観劇です。

作品の舞台は北アイルランドのベルファースト。この街はIRA(北アイルランド独立過激派)の活動が激しい街。
この地の高校のサッカーチームとその彼女たちがこの作品の主人公。
優勝をつかんだその夜、仲間が過激派に殺害され、そして皆はちりぢりになっていく・・・という物語。

チーム1の実力を持ち、アイルランド代表もこの手に収めんとするジョンを演じるのは馬場徹さん。「ジャンヌ」の青鬚さんこと、ジル・ド・レエ役で拝見して今回が2度目。サッカーボールの球さばきが一人だけ異次元の上手さなんですが、もともと小学生までクラブチームに所属してた方なんですね(お兄さんはプロのサッカー選手)。

そのジョンの彼女が大塚千弘さん演じるメアリー。
勝ち気で聡明な理屈やさん、ってイメージぴったり。
イメージカラーがグリーンでとっても性格をわかりやすく色で示しています。

女性メイン3人ではグリーンがメアリーですが、ピンクがクリスティーン(フランク莉奈ちゃん)、イエローがベルナデット(野田久美子さん)で、それぞれ「信念の人」「享楽の人」「慈愛の人」というイメージ。それぞれ3人ともがとてもキャラクターが合っていて、見ていて救われます。

ネタバレ開始ですご注意ください





というのもこの作品、何しろIRAとの紛争に巻き込まれる若者達、というテーマで、しかも仲間だった皆がそれぞれの考えでそれぞれの立場に分離してしまうわけなので、一幕中盤から一幕最後と、二幕中盤から二幕最終直前まで、見ていてまぁ鬱になること鬱になること。

とはいえ、2幕後半の最大の緊迫シーン、ジョンとトーマス(中河内雅貴さん)がバーで対峙するシーンは、びりびりした空気が凄くて「かつては仲間、今は敵」の緊迫感を肌で感じられて印象深かったです。

この作品に出てくるメンバーは、サッカーチームのコーチにして牧師であるダニエル神父(吉原光夫さん。当たり役です)以外はみんな「若者」で、それゆえ紛争という大きなうねりの中で、自我が揺らされ続ける小さな存在。

印象的だったのは、その中でもジョンとメアリーは、「他の人と違う」ことがはっきり見えて。

確かに登場した頃のメアリーは他のチームメイトから煙たがられるほどの正義漢の固まりだったけど、全編通してみれば、皆のように極端に振れることなく、自分の考えを持ち、感情を持ち、愛情を持ち、仲間に寄り添い、言うべき事は言うけど、黙るべき時は黙る、とても大人な女性。

この作品を見終わったときに過去見た2つの作品と似た感情を持ったのですが、そのうち1つが『この森で、天使はバスを降りた』。その作品のヒロイン・パーシーも千弘ちゃんだったからというのもありますが、「ストーリーは刺々しいけど曲は暖かい」という点が共通している印象。その上、パーシーは自分がやさぐれて周囲に癒されるのに比べると、メアリーは周囲がやさぐれて自分が癒すみたいな逆論に見えたりして。

音楽がアンドリュー・ロイド=ウェバーなので、私的にはどうしても「ウーマン・イン・ホワイト」のような雄大さを先入観で持っていたせいもあるのか、曲としてはどことなく細かすぎるというか、タイトルチューン以外は小さくまとまっている印象。ただ、難しい曲なのは確かで、特に千弘ちゃん、よくあの難しい曲を普通に聞こえるように歌えるなぁと・・・

ジョンはメアリーとの結婚初夜にトーマスから懇願されて逃亡を助け、その事実が発覚したことで捕らえられて。

その場に面会にやってきたメアリーは身重の身体。塀越しにメアリーとジョンは言い争います。
「戦火の中に生まれてくる子供が幸せになれるものか」
と叫ぶジョン。
「この子こそが私たちの希望なのよ」と諭すメアリー。

これを見た時に、あぁこれは『ミス・サイゴン』でもあるのだなぁと。
メアリーはキムそのものに思えたし、この作品でのジョンはサイゴンのクリスに印象が被って。

引き裂かれ方は違うわけですが・・・
個人的な印象ですが、実のところ。サイゴンのクリスって、言われているほど無責任な男性だとは思っていなくて。(ちなみにクリスという役はミュージカル界の3大悪人と言われることがあるのだそうで)
むしろ責任感が強いからこそ病んだんじゃないかという思いがあったから。

このジョンはその後幾年かして共和国軍の兵士に転向することで娑婆に出ることを許されます。
それを知ったメアリーに対して、ジョンは別れを告げますが、メアリーはただ一つの贈り物を贈った。
ジョンがふたたび”ジョン”として生きられることを、そして自分の元に”ジョン”として戻ってきてくれることを願って。

メアリーにとって、一時的な別れで済まないかもしれない。
でも、メアリーにとってジョンと出会えることは絶対に信じていたことだったんだと思う。それを信じられる強さがメアリーにあって、そして千弘ちゃんのメアリーはそれをとても自然に生きていて。

ただ叫ぶだけでも、ただ嘆くだけでも、ただ俯くだけでもない女性。

そんな女性を全身で表現された千弘さんにただただ驚嘆。

作品タイトルの「ザ・ビューティフル・ゲーム」は、サッカーのいわば”フェアプレイのゲーム”の意味なわけですが、「ビューティフル・ゲーム」を作った仲間達、彼らは「戦いの美学」とやらの紛争に巻き込まれていくわけで・・・ただそこにあるのは意味のない終わりのない戦いであるわけで・・・

「ビューティフル・ゲーム」で始まった彼らが悪夢を乗り越えられたとき、”乗り越えられた心の強さ”ひっくるめて「ビューティフル・ゲーム」だったのかな、と思わされました。

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『笹本玲奈 15th Anniversary Show Magnifique』(3)

さて、それではセットリストからの全曲レビューです。
なお、☆印の曲は演出の菅野こうめいさんの日本語詞です。

Act1は玲奈ちゃん出演の各作品からのラインナップ。

<Act1>
1.Don't stop Believin'/ロック・オブ・エイジス☆
 Act1で玲奈ちゃんの持ち歌ではない2曲のうち1曲がこの曲。
 実際のところはミュージカル「Rock Of Ages」で使われたジャーニーの曲ですが、玲奈ちゃんが言う通り「glee」のテーマソング(エンディングで流れています)の方が有名。
 個人的にはこの曲を先に聞いたのは由美子さんが「Rock Of Ages」に出た時の方が先なので、あまり「glee」のイメージがなく。
 今回の15thでダンスらしいダンスというと、この曲が印象的。チアリーディング姿がチャーミングです。ダンサー皆さんの背中には「15」。15thの意味ですね。前側は「RENA」ということでチーム玲奈。
 初日は会場が暖まっていなかったせいもあって、この曲でさえ盛り上がりは地味で心配しましたが、土曜マチネからは客席も慣れた感じで、この曲から盛り上がれて良かったです。

2.Whatever Happened To Saturday night?
   /ロッキー・ホラー・ショー☆
3.Touch A Touch A Touch Me/ロッキー・ホラー・ショー

 RHSから2曲。正直RHSって作品的にはいまいち好みではないのですが、盛り上がり系となるとやっぱりこの作品のはちゃめちゃ感ってとっても便利なのかなと。とはいえ、M3は本人曰く「あまりに直接的な歌詞でこの場にはちょっと・・・(苦笑)ということでこうめいさんに日本語詞を付けていただきました」とのこと。

4.100万のキャンドル/マリー・アントワネット(MA)
 懐かしのMAから「100万のキャンドル」。初めて聞いたその時から、マルグリットの玲奈ちゃんの一番の曲と言えばやはりこれ。玲奈ちゃんのまっすぐなピュアさがこの曲にとってもフィット。静かな”怒り”が漂ってくる様が好きです。
 突っ走り始めたら聖子ちゃんの方が良いと思うけど(「心の声」はそういう理由で聖子ちゃんの方が好き)、立ち上がるまでのプロセスはやっぱり演技系から入ってる玲奈ちゃんの方がしっくり来るんですよね。

5.あんな人が/ジキル&ハイド
 本当にルーシーやりたいんだなぁ(爆)という選曲で、これも持ち歌ではないわけですが、NHK-BSで数年前に最初に聞いた時からは、ずっと役に近づいている気がする。やっぱりこの曲は年齢を選ぶ曲なんだなって。あとルーシーはなんだかんだ言っても娼婦なわけで、玲奈ちゃんはどうしてもそのベクトルとは違う気がしてしょうがないんですけど、本人が歌いたいなら応援したいです。

6.On My Own/レ・ミゼラブル
 鉄板中の鉄板がここに。レミゼについて語られるエピソードはどれもレミゼ愛に満ちていて、15年女優をやってこられたことの大きな理由は軸がある役があったからなんだろうなって。今回、マリウスとエポニーヌの関係が新演出版で変わって、今までの「視線にも入っていない」関係から、「男友達のような」関係になったという話を改めて聞いて印象的。

(instrumental~独白/レ・ミゼラブル)
 この曲は初日に聞いてびっくり。まさか歌い出すはずはないと思いはしたものの(実際には衣装替えコーナーでした)意外すぎる選曲でしたが、このバンドでこの曲が聴けたのはとっても耳福でした。

7.I won't Grow Up/ピーターパン
 衣装はとっても大人っぽい黒のドレスなんですが、歌っている曲は男の子(笑)。「I'm Flying」は封印宣言したけど、「I won't Grow Up」(大人になんかならない)は封印宣言していないことに初日に気づく。聞いてて思ったけど、この曲、「子供の気持ちがわからない大人になんかならない」ということなんだろうなって。だから大人の玲奈ちゃんが歌ってもとっても自然に聞こえる。
 この曲終わった後、「笹本玲奈、大人になりました-!」って両手広げておどけるシーンが大好きでした(笑)。

8.If I were a Bell/ガイズ&ドールズ☆
 JAZZの雰囲気で、まさかのこの曲。いや、こうめいさん演出だからこの曲来るのは普通なんですけどね。別名「新橋の噴水広場Song(笑)」こと「もし私がベルなら」。確かにバーでこんな感じの音楽ってぴったりですよね。

9.ランベス・ウォーク/ミー&マイガール
 Act1の盛り上がり系、ミーマイのランベス。これも入れられると思ってなかったけど久しぶりに聞けて嬉しかったです。黒ドレスのままでちょっとだけ違和感だったけど、やっぱりサリーは玲奈ちゃんだよなぁ。先日非公認オーディション(爆)やってたけどしっくり来たのは(高畑)充希ちゃんぐらいだったし。

 ここでダンスメンバーを一人ずついじるのが定番でしたが、結局最終日までながたくは初日のブレスレット非携帯ネタをいじられていたなぁ。いや、それ美味しいポジションじゃん(笑)

10.命をあげよう/ミス・サイゴン
 「自分が年齢を重ねて、また可愛い甥っ子もできて、キムの気持ち、母としての気持ちが分かるようになった」とおっしゃっていたこの曲。新演出版への波も乗り越えて、玲奈ちゃんいわくの「私のキムにようやく出会えた」という気持ちは、2004年から見ているのですんごくわかる。
 役と役者さんの距離って、客席から見てると理屈じゃなくて感情なんですよね。演じている人が、役と切り離せないように見えるかどうかって、感情として伝わる部分。たしかに「キムとして存在しようと必死だった」時から、「キムとして自然に生きている」ようになった様って、玲奈ちゃんの成長物語なのでしょうね。
 1幕ラストに相応しい大ナンバーで、拍手にも力が入ります。

<Act2>
11.Vocalise/ラフマニノフ☆
 「私の好きなクラシック」と題したAct2の1曲目。
 赤のドレスを纏って歌う玲奈ちゃん。いや、この曲に関しては特に「玲奈『さん』」ですね。CDにも入っていないから、音源化を期待したいんですよね。Act2はCDに入っていない曲ばかりだから、記憶だけに残すのはもったいないなぁって。

12.libertango/ピアソラ
 この曲は音楽監督の啼鵬さんがバンドネオン奏者として有名という話で、アルゼンチンタンゴのピアソラを。
 千秋楽の時ですが、

玲奈ちゃん「ぜひ官能的な演奏を」
啼鵬さん
 「それは玲奈さんが官能的な歌を歌っていただかないと」
玲奈ちゃん「頑張ります」

 と自爆していました(笑)

 いや本当にせくしーでした。ドレス映えするからもあるのでしょうが、堪能しました(←何を)

<ゲストコーナー>ゲスト:濱田めぐみさん(31日ソワレ)
13.その目に/ジキル&ハイド(玲奈エマ&めぐルーシー)
 初日ゲスト、濱田めぐみさんとは共演作からジキハイの「その目に」。本当この曲の2人のデュエットは魂持って行かれますね。これを聞けば聞くほど、役者さんの持ち味ってあると感じます。やっぱり玲奈ちゃんはエマだし、めぐさんはルーシーだと思うんです。玲奈ちゃんには申し訳ないけど・・・。素晴らしい高揚感でした。

14.Take Me or Leave Me
  /RENT(玲奈モーリーン&めぐジョアンヌ)

 もの凄いバトルソングでしたが、いやもう2人とも容赦ない(笑)。正面からぶつかり合うことで生まれるエネルギーが客席に大量に降ってきました。めぐさんが強いなぁと思っていたけど、でも歌っている方からすれば全力同士でぶつかれること自体が喜びなんだろうと思います。終わった後の2人の笑顔は、客席から何かを突っ込めるようなものではなかったですからね。

15.イカれた帽子屋/アリス・イン・ワンダーランド
(めぐさんソロ)

 公演当時に聞けなかっためぐさんの帽子屋さん。これ、こんなに凄い曲だったんだ・・・と絶句。今年11月再演ですから、是非拝見したいです。めぐさん凄い。

<ゲストコーナー>ゲスト:岡幸二郎さん(1日マチネ)
13.I Believe my heart/ウーマン・イン・ホワイト
   (玲奈ローラ&岡ハートライト)

 2人とも作品に出ているのに、なぜか2人とも自分の役を歌わない不思議なデュエット(笑)。CDでは万里生くんでしたからね。せっかく岡さんが出られるのだから、玲奈ちゃんとはバトル系をやって欲しかったんですよね・・・。「ルドルフ・ザ・ラストキス」の”対決”を見たかった・・・。あれは玲奈ちゃん・岡さんのペアの最高峰だと思うのですが、1幕は東宝作品が多かったので枠から漏れたのでしょうね。あるいは大人の事情。

14.ありのままの/ジキル&ハイド(玲奈エマ&岡ジキル)
 「どの曲歌いたいですか」のリクエストはこの曲は岡さんからだったようですが、多分候補リスト自体がホリプロ作品だったんでしょうね。この曲であれば今回お花をいただいていた石丸幹二さんの方が本役なわけですしね。でも岡さんのジキルも役柄的には合ってる感じで素敵でした。

15.時が来た/ジキル&ハイド(岡ジキル)
 この回の選曲は妙に大人の事情ばかりが見えますが(苦笑)、ソロ歌い終わった後の会話が面白くて、

 玲奈ちゃん「ありがとうございました」
 岡さん「あれ着替えたね。僕が歌っている間聞いてなかったの?
  着替えタイム?(笑)」
 玲奈ちゃん「私着替え早いですし、袖で聞いてましたよ」(←焦りつつエクスキューズがチャーミング)

<ゲストコーナー>ゲスト:木村花代さん(1日ソワレ)
13.I Still Believe/ミス・サイゴン(玲奈キム&花代エレン)
 この曲もすっかり2人の五十番。色々と感じるところはあるけれど(他のペアも色々好きだから)、最初は違和感あった花代さんのエレンもこれだけの回数聞いているとしっくり。花代さんの人となりを知れたからというのもあるんでしょうけどね。
 実際の仲がいいほど敵対する役はやりやすいのかもしれないですね(遠慮する必要がないし、迷うこともないし)。

14.For Good/ウィキッド(玲奈エルファバ&花代グリンダ)
 念願の再見に涙しました。なぜか今回は「緑の人」ネタがなかったけど(そもそも花代さんがグリンダなのにドレスが黄緑)、残念ながら席的には玲奈ちゃんを後方から見ることになったけどその分、花代さんの笑顔が沢山見られて、「玲奈ちゃんとこれだけ笑顔になってくれている花代さん」が見られて幸せの欠片をいただけた気分。

15.Think Of Me/オペラ座の怪人(花代クリスティーヌ)
 曲紹介も感動的でしたが、さすがの貫禄のクリスティーヌ。花代さんを初めて見たのは「ミス・サイゴン」で、劇団●●(最終日以外は伏せ字でした)時代の姿を知らないので、聞けて良かったです。それにしても、劇団●●出身の方って、過去の持ち歌を歌っても良いんですね。出身者はわかるのですが、花代さんとご一緒するとはいえ玲奈ちゃんが歌えるのがとっても不思議です。何はともあれそんな出会いに感謝。

<ゲストコーナー>ゲスト:山崎育三郎さん(2日マチネ)
13.The Prayer~祈り~☆
 上手側から出てきたいっくんは最初はイタリア語ですかね。2番から日本語に移行してたバイリンガルという。見た目麗しい同級生ペアでした。

14.The Last Night Of The World(玲奈キム&育三郎クリス)
 これで見納めな、れないくサイゴン。もう見られないのが本当にもったいない。後悔しないようしっかり目に焼き付けました。ビジュアル的にもぴったりなんですよね。

15.This Is The Moment(StarS Version)
 まさかの2日連続。しかも歌詞は☆Ver・・・
 色々な意味でコメントは省略させていただきます・・・

<Act2続き>
16.糸/中島みゆき
 この曲が来るんですか(苦笑)。実は事前に玲奈ちゃんがインタビューで歌うことを明かしていたので、知ってはいましたし、素敵ではあるんですよこの曲、でも・・・(以下略)。

17.Sea Of Dreams
 ~Tokyo Disney Sea 5th Anniversary Theme Song~

 今回出会えて一番感動的だったのがこの曲。ディズニーファンの方の間では有名な曲なんですよね。背景が青くなったので「The Part Of Your World」でも歌うのかと思ったんですが(笑)、玲奈ちゃんの伸びる歌声がぴったり。青い空・青い海に向けて歌う歌声、というイメージが浮かんで素敵でした。

18.The Girl In 14G/クリスティン・チェノウエス☆
 14階に念願の静かな部屋を手に入れたはずが、13階からはオペラの椿姫が、15階からはジャズのスキャットが流れてきて、最初は我慢してたけどぶち切れたら楽しくなって(笑)、3人で騒ぐというストーリー。

 舞台向かって下手側からジャズのスキャット(15階)、大人しい女の子(14階)、オペラの椿姫(13階)という配置で、ジャズがちなっちゃん、中央が玲奈ちゃん、オペラがさおりん。とはいえ、実は歌は玲奈ちゃんが3役。この歌い分けが壮絶すぎて凄かったです。なんですかあの喉は。ぽかーんと口を開けたくなるぐらいに凄いものを見せていただきました。

19.Someone to Watch over me/Crazy For You☆
 この曲も歌詞はこうめいさん。「ニューヨークの雰囲気にぴったり」との玲奈ちゃん談通り、今の年齢に相応しい大人っぽさが素敵でした。

20.私だけに/エリザベート
 ご本人いわくの「Challenge Song」。この曲は本当に皆さん歌いたがりますね・・・
 生で聞けるのを願っていましたので、聞けて良かったです。

 まさかのラスト音上げが来るのは想像外でした。あれやった人、他に一人しか存じ上げませんが、ある意味、この選曲も音上げも賭けかなと・・・

<Encore>
1.スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス/メリー・ポピンズ
 で、この曲が来るんですか(苦笑)。
 CDに入っているから来ても当たり前ではあるし、楽しい気持ちに素直になれるならそれでもいいんですが、うん、楽しいですよ。うん(以下略)。

2.リーガリーブロンド☆
 この曲の歌詞は実は作品との直接の関係はなくて、「笹本玲奈、未来への歩み」的なテーマで歌詞をこうめいさんが書かれた曲。「自分の歌でお客さまを勇気づけられたら。それが私にできること」というテーマの歌詞は今の玲奈ちゃんにぴったり合っていて、歌詞全部知りたいなぁ。曲名がわかりませんでしたが、土曜日ソワレで玲奈ちゃんが言ってくれて判明。「キューティブロンド」という映画をミュージカル化したものです。

・・・

全曲レビューも結構大変でした(笑)。

1回目に聞いた時はそこまでしっくりこなかったのですが、土曜日マチネで2回目に聞いた時は構成のスムーズさが理解できていい選曲だなぁと。
個人的には一気に大人になりすぎたかなぁと、激する系が1曲ぐらいはあって欲しかったなぁとかはありますが、全般的に満足な曲順でした。また5年後に!(爆)

*「玲奈『ちゃん』で統一してみました

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『笹本玲奈 15th Anniversary Show Magnifique』(2)

2014.2.1(Sat.) 13:00~15:15
 1階D列10番台(センターブロック)
2014.2.1(Sat.) 17:00~19:20
 1階A列10番台(センターブロック)
2014.2.2(Sun.) 13:00~15:15
 1階A列1桁番台(下手側)
天王洲銀河劇場

3日間4回のお祭り、終わってしまいました。
始まってみると本当に楽しい時が過ぎるのは早いもので、幕間や終演後は玲奈友さんの皆さんや、今までお会いしたことがない方とお話ししたりと、もうなんだか分からないぐらい楽しかったです。

記憶の薄れないうちに形に残しておきたくて、blogUPです。
土曜日は終演後飲みに行って玲奈ちゃんからのツイートに驚愕していたら逆方向の列車に乗るなんてこともやらかしましたが(笑)、さすがに土曜日のうちのupは無理でした。

●日替わりゲストトークコーナー
金曜日ソワレの濱田めぐみさんとは(1)で書いていますので、それからの話を。

○土曜マチネ/岡幸二郎さん
岡さんは流石は紳士なシルバーのドレスで登場。

玲奈ちゃん「岡さん、袖から盗撮するのやめてください(笑)」
岡さん「だってさ、玲奈があまりに綺麗でさ」
玲奈ちゃん「じゃ後でメールで送ってください」
岡さん「いや、消すよ」
玲奈ちゃん「なんで消すんですか(笑)」

というジャブで始まり(爆)

玲奈ちゃん「岡さんと言えば私の『保護者』ですよ」
岡さん「そうです。何しろ制服着てたときからだもんね」
玲奈ちゃん「そうなんですよ。エポニーヌの最初の時はまだ高校生でしたから制服で稽古場来てました」
岡さん「そうだったよね」
玲奈ちゃん「そういえば、高校生の時、私門限あったんですよ」
岡さん「そうなの?」
玲奈ちゃん「で、共演者の方と食事いきたいじゃないですか。だから母に電話して『共演者の皆さんと食事行きたいんだけど・・・』って言っても『ダメよ』って言われたんです」(ちなみにこの日、客席にお母さまがいらっしゃいましたw)
岡さん「へぇ」
玲奈ちゃん「で、『実は岡さんも一緒なんだけど』って言ったら、『・・・』ってなって『いいわよ』って」(笑)
岡さん「あったねぇ。でもそれ色んな人に使われる。行ってもないのに使われたときあった(笑)」
玲奈ちゃん「私はないですよっ!」
岡さん「玲奈はないよ(笑)」

玲奈ちゃん「岡さんから花が来ていてびっくりしました。ありがとうございます。出演するのに?って思いました(笑)」
岡さん「俺も出演するのに花出したの初めて(笑)ぜひ20周年のときにも呼んでよ」
玲奈ちゃん「え、ここで出演交渉ですか(笑)20周年の時には何らかの形でお呼びします」
岡さん「何もやってないのに『Special Thanks』とかにならないよね
玲奈ちゃん「(笑)」

岡さん「玲奈と共演した作品は『レミゼ』と『サイゴン』、それと『ウーマンインホワイト』に『ルドルフ』だね」
岡さん「『ルドルフ』の時、初日に歌い終わった後に顎外れたよね」(会場内驚愕)
玲奈ちゃん「顎はずれて口締まらなくなっちゃって」
岡さん「あったね。それでも歌いきったもんね」
玲奈ちゃん「何とか戻って良かったです」

玲奈ちゃん「そういえば今日は岡さん付けもの(アクセサリー)少ないですよね」
岡さん「そりゃ俺も大人だから。今日は玲奈の15周年だから、外せる物全部外してきた。俺も25周年だけど」
玲奈ちゃん「おめでとうございます!」(拍手)

岡さん「玲奈といえばディズニーにも一緒に行ったけど、玲奈から『明日8時に舞浜ね』って連絡が来て」
玲奈ちゃん「はい」
岡さん「午前8時ってそんな健康的だか不健康だか分からないような時間って(笑)」
玲奈ちゃん「だってもったいないじゃないですか」
岡さん「それにしても玲奈は凄い効率的に回るよね」
玲奈ちゃん「(ディズニーの)天才だって言われました(どや顔w)」

岡さん「そういえばサイゴンの稽古の後でもディズニー行ったよね」
玲奈ちゃん「岡さん、私、いっくん、優ちゃん、花代さんの5人ですね」
岡さん「スプラッシュマウンテンに乗ったときの話でさ」
玲奈ちゃん「あぁ」
岡さん「写真撮ってもらうときに真顔で写ろうってことになって、真顔じゃなきゃ罰ゲームねって(笑)。それであれ2人ずつだから俺だけ1人座って隣に男子高校生が座って」
玲奈ちゃん「はい」
岡さん「後で見たらその彼が一番真顔だった(笑)」

岡さん「玲奈とは言えない話がいっぱいありすぎるんだよね」
玲奈ちゃん「たとえば」
岡さん「だから言えないって。今のポジション守りたいでしょ?(笑)」
玲奈ちゃん「うん、もう少し(の間は)w」

岡さん「『何歌う?』って話になったときにもう『祭』じゃね?って」(会場内拍手)
玲奈ちゃん「歌いませんって!だって皆さん『祭』と『時が来た』ならそりゃ『時が来た』でしょ!」
(・・・岡さんなら本気で『祭』やりかねないと必死で止めてたw)

・・・保護者色溢れながらも、玲奈ちゃんも気兼ねなく突っ込める優しい先輩という感じの岡さん。
15周年で岡さんとのトークが聞けて、嬉しかったです。

○土曜ソワレ/木村花代さん
NY帰りの花代さんは薄緑の爽やかなドレスで登場。玲奈ちゃんの衣装が赤なので、絵的にとっても好バランスです。
客席には旦那様の奈良坂さんもいらっしゃいました。

花代さん「玲奈っち15周年おめでとうー!」
玲奈ちゃん「ありがとうございます!」
花代さん「私からは『れなっち』」
玲奈ちゃん「私からは『はなちゃん』って呼んでます」


玲奈ちゃん「初共演は去年の『ミス・サイゴン』ですけど、私以前に花ちゃん拝見しているんですよ」
花代さん「そうなの?」
玲奈ちゃん「『マリー・アントワネット』を大阪でやってるときに、劇団○○(本当に伏せ字だった)で玲奈ちゃんに雰囲気が似た女優さんがいるって話を聞いて、新幹線で(←ここポイント)大阪から京都まで見に行ったんですよ」
花代さん「あ、それよく言われる。なんか見た目とか雰囲気とか似てるみたいね。私も以前から玲奈ちゃんは拝見させていただいていて、本当素晴らしい女優さんで」
玲奈ちゃん「ありがとうございます」

花代さん「で初共演で『ミス・サイゴン』で共演したときはお互い温泉好きということもあったから意気投合して。夜たわいもない学生みたいなことしてたよね」
玲奈ちゃん「そうそう」
花代さん「『(ミス・)サイゴン』ではキムとエレンでほとんど絡むシーンがないし、あのシーンもキムががーって喋っていなくなっちゃうじゃない」
玲奈ちゃん「花ちゃんと稽古していたときに、あのシーンで(エレンの)感情がぐわーっって入ってきて、なんかもう歌詞とか演技とかそういうんじゃなくて、あ、舞台で役を生きるってこういうことなんだったというのが初めて分かったんですよね」
花代さん「演出家さんにも『玲奈と花代はもう感情の赴くまま2人でやってくれていいから。それで大丈夫だから』って言ってもらって」
玲奈ちゃん「そうなんですよね。演出家さんが大阪から来て」
花代さん「大阪??」
玲奈ちゃん「オーストラリアでした(膝から崩れ落ちる)」w
花代さん「今年また『ミス・サイゴン』でご一緒しますが」
玲奈ちゃん「またよろしくお願いします」
花代さん「ボーリングもやろうね」
玲奈ちゃん「あ、そうでした。サイゴンのボーリング大会前とかむちゃくちゃ練習しましたよね」
花代さん「そうそう、2人とも負けず嫌いだから(笑)」

花代さん「2人芸能生活同期なんだよね」
玲奈ちゃん「そうなんですよ。花ちゃんも15周年。おめでとうございます」
花代さん「去年私の15周年でれなっちには出てもらって。その時歌った『For Good』(ウィキッド)が本当に私たちの関係みたいだね、1回じゃもったいないね、ということで今回デュエットさせていただきます」

・・・この『For Good』、花代さんのSTBでも拝見して念願の再見ですが、もう涙なしでは見ていられなくて。「ウィキッド」自体も2回見たからだと思うのですが、2人の友情物語って本当に玲奈ちゃん・花代さんと完全に被るのが見ていてよく分かる。
心を許した同志の最後の抱擁が、何よりの宝物だったのでした。

花代さんのソロは「オペラ座の怪人」から「Think Of Me」。
その時の花代さんの曲説明がとっても素敵で。
花代さん「今回ソロで何を歌わせていただくかということで、今度れなっち『ラブ・ネバー・ダイ』に出るじゃない」
玲奈ちゃん「はい」
花代さん「メグ・ジリーを演じるということで、メグに背中を押してもらってクリスティーヌはその他大勢から舞台中央で歌えるようになるんですよ。だから私とれなっちの友情という意味も込めて、メグに勇気をもらってこの曲を歌いたいと思います

・・・花代さん、それ反則過ぎます。もう、凄いです。曲そのものも凄いけど、ソロ曲をこういう形で歌ってもらえると思わなかったので感激です。これ玲奈ちゃんも嬉しかったと思うな。

○日曜マチネ/山崎育三郎さん
今までのゲストと違って、曲先でスタート。歌いながら上手側から登場>「The Prayer~祈り~」

歌い終わってトーク突入。
そういえば明日からいっくんは海外に行ってくるそうです。

いっくん「玲奈15周年おめでとう」
玲奈ちゃん「ありがとう。だいたい2人は『玲奈』『いく』呼びだよね」
いっくん「パンフレットにも書かせてもらったんだけど、玲奈がピーターパンやってたときに子役仲間で見に行って、玲奈と楽屋で写真撮ったんですよ。その写真だと、こんな(と、いっくんが膝を曲げて玲奈ちゃんの肩までの背になる)感じだった(笑)」
玲奈ちゃん「本当にそうだったよね。」
いっくん「あの時140ぐらいだもん。玲奈は前から(背が)高かったよね」
玲奈ちゃん「昔から背が長かった」←w
いっくん「あれから少し伸びた?」
玲奈ちゃん「数センチ伸びたかな。背が伸びてよかったね」
いっくん「うん(笑)」

いっくん「玲奈との共演ってレミゼとサイゴンだけなんだよね」
玲奈ちゃん「そうなんだよね」

いっくん「レミで玲奈がエポの時ってさ、『探してくれたね!』の時に、玲奈がすんごい力で「ぐっ」って押すんだよ」
(会場内爆笑、玲奈ちゃん後ずさる・・・笑)

「で、俺とか優ちゃん(原田優一くん)は耐えられるんだよ。でも一緒にマリウスやってた田村(良太)くんは・・・」(更に玲奈ちゃん後ずさる・・・笑)

「田村くんだと玲奈に押されて吹っ飛んでいくんだよ
(実演付き)」(会場内大爆笑、玲奈ちゃん大撃沈)

玲奈ちゃん「反省しました(笑)。他のエポちゃんだとどうなの?」
玲奈ちゃん「ねぇどうなのかな、綾ちゃん?(と客席に向かって)

・・・この日、客席には平野綾ちゃんがいらっしゃいました。
それにしても玲奈ちゃんが客席いじったの初めて見ました。

そういえばいっくんがこの場で「聖子ちゃん、知念ちゃん」と”他のエポちゃん”の名前を出してくれたのは嬉しかったな。いっくんにとっては初マリウスの時のエポ(玲奈ちゃん、聖子ちゃん、知念ちゃん)をやっぱり先にイメージするんだなって。

玲奈ちゃん「2曲目はレミにする、サイゴンにする?」
いっくん「もう決まってるじゃん(笑)」
玲奈ちゃん「いくはベトナムを捨ててイギリスに行っちゃう(笑)のでラストのサイゴンです」

という前振りで「The Last Night Of The World」。本当に玲奈キムと育三郎クリスのラストなんだろうなぁ・・って。改めて言われるとやっぱり切ないものがありますね。

玲奈ちゃん「この後は共演ないけどまた共演したいよね」
いっくん「ホリプロさんよろしくお願いします」

いっくん「そういえば僕の初舞台がこのアートスフィア(銀河劇場の前称。というかホリプロが買収する前の劇場名)だったので、15周年で玲奈のお祝いのしかも千秋楽で立たせていただいて本当に感動しました。ありがとうございます」
玲奈ちゃん「こちらこそありがとうございます」
いっくん「初舞台で拍手いただいた時に、夢ができて、4つやりたい役があって。マリウス(レミゼ)、クリス(サイゴン)、ロミオ(ロミオとジュリエット)、ヴォルフガング(モーツァルト)全部夢が叶って本当に嬉しいです」
玲奈ちゃん「夢が叶って良かったね!」

玲奈ちゃん「花の85年組ということで」
いっくん「俺は86年だけど」
玲奈ちゃん「何その『俺はちょっと若いんだよアピール』は(笑)。85年学年ってことでいいじゃん」
玲奈ちゃん「同い年が活躍してると『負けてられない!』と思うよね。本田選手とか。いくの髪型ってそれなんだよね」
いっくん「そう(笑)。調べたんだけど、白鵬(横綱)も85年なんだよ」
玲奈ちゃん「えぇぇぇぇ!」←確かにサプライズだw

いっくん「こんな感じで2人だいたいがーっって言い合ってるんだよね(笑)」
玲奈ちゃん「そうそう」
いっくん「そうすると優ちゃんが『さぶちゃん、玲奈、まぁまぁ』って止めに入ってくれる」
玲奈ちゃん「(笑)」
いっくん「これからもよろしくお願いします」
玲奈ちゃん「こちらこそよろしくお願いします。同学年頑張ろうね!」

・・・というわけで予想以上な同級生トークの滑らかさ。こんな玲奈ちゃんも見たことなかったし、こんないっくんも見たことがなかったから、けっこう面白く拝見しました。

●そしてようやくご本人
今回、本人のMCの入る箇所はそれほど多くなくて、1幕のレミゼの思い出について語るところと、2幕のラスト前の振り返りとカーテンコール。ともう一箇所、それは『大人になったと思う瞬間』という回替わりコーナー。毎回考えるの大変だったらしい(笑)

金曜ソワレ:気になる雑誌の特集がカワイイ系から、「上手な目のクマの隠し方」みたいな特集に変わる(笑)

土曜マチネ:さだまさしさんの歌を聞いて涙する。カラオケの歌がテレサテンに変わる(笑)

土曜ソワレ:ビールが美味しくなる。お風呂入る前に冷凍庫にビールを移して、キンキンに冷えたビールをグラスに注いで飲むのが美味しくて美味しくて(笑)

日曜マチネ:今までのを一通りなぞるという荒技の後・・・
共演させていただくときに「笹本さん」とか「玲奈さん」とか言われるようになって。今までずっと「玲奈ちゃん」と言われてきたから落ち着かなくて。今回ダンサーの(木内)健人くんとか、そりゃ立場的には分かるんだけど「玲奈さん」って呼ぶから「『玲奈さん』って呼んだら罰金千円ね!とか(笑)」・・・ちなみに4人勢揃いした『ランベス・ウォーク』の後、「もう2万円ぐらい溜まったよね」って言われてました健人くん(笑)

●show全体を振り返って
予想以上の楽しい時間になった今回のshow。初日見た時はダンスがそれほどないのが物足りなかったけど、それは10thの「Jewel」の印象があったからで、あの時は23歳なりの、そして今回は28歳なりのshow。前回は玉野さんで、今回は菅野こうめいさん。

ちょうど今の玲奈ちゃんにぴったり合ったshowを作っていただいた菅野こうめいさんには感謝です。

バンドメンバーの方々の演奏も素晴らしい演奏で、あれだけの素晴らしい演奏をバックに歌える玲奈ちゃんって、やっぱりとってもポジション的に恵まれているんだなぁと改めて。
もちろん、玲奈ちゃん自身の努力や実力あってこそだけど、15周年にこれだけ大きな場を用意してもらえて、そして今回は構成にもしっかり関わって『ご自身のshow』という”責任”も背負っていたのが、本当に『大人になった』と言うことなんだと思う。

ゲストさんとのデュエット曲は、年明けから一気にtweetで更新されそうになったけれど、途中でそれは止まって『どんな形で皆さんにお知らせしたらいいか、スタッフさんに検討していただいています』と玲奈ちゃんがblogに書いてくれたのが、何よりも嬉しくて。この日をみんな待っているからこそ、一番良い形で当日を迎えられるように、玲奈ちゃんがチーム玲奈の根幹として取り組んでくれたことが、何より感動。

ゲストの皆さんとのトークや歌も、他の方では代わり得ないそれぞれの魅力や玲奈ちゃんへの愛情に満ちていて、そして今回玲奈ちゃんから直接のお声がけだったダンサーの4人のみなさま(香月彩里さん、永野拓也さん、秋山千夏さん、木内健人さん)もしっかりと舞台を支えてくださって。

千秋楽で香月彩里さんがおっしゃっていた、「玲奈ちゃんの周囲には素敵な『気』が満ちていて、幸せな気持ちになれる」という言葉は、ファンの皆がきっとみんな思っていることで、そんな場をずっと過ごせたことは、本当に嬉しかったです。

玲奈ちゃんがカーテンコール最後、こうめいさんも呼び寄せた壇上で、『また5年後、お会いしましょう!』の言葉が、確かな未来でありますように。

市村さんから玲奈ちゃんに向けられたという『過去を見るな、未来を見ろ!』という言葉。

それはこれから5年間、玲奈ちゃんが歩んでいく道の道標なのでしょう。

素敵な時間をありがとうございました。
そして、劇場・劇場外でお会いした沢山の皆さま、声をかけていただきとても嬉しかったです。
こんな素敵な出会いが、これからも続きますように!

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『笹本玲奈 15th Anniversary Show Magnifique』(1)

2014.1.31(Fri.)19:00~21:15
天王洲銀河劇場 1階C列20番台(上手側)

10周年の「Jewel」から5年。
今回、年はまたいで16周年目に入ってしまったけれど、満を持しての15周年記念show。

この日の笹本玲奈様はいつもよりも緊張して素で、いつもの役よりも豪華な衣装で、でもとってもしっかり者として舞台をまとめ上げておられました。チーム玲奈はいつのまにか「マニフィックレンジャー」になっていましたが(笑)、ひとまず玲奈ちゃんがブルーで、ちなっちゃん(秋山千夏嬢)がピンク、けんちゃん(木内健人氏)がブラウン(1日マチネでは「茶色」と玲奈ちゃんが言っててさすがにけんちゃんから突っ込みがw)、さおりん(香月彩里嬢)がレッド、ながたく氏(永野拓也氏)がブラック。

玲奈ちゃんがメンバーみんなにネックレス贈ったのに、初日なのに、ながたく氏(永野拓也氏)が忘れてきて、玲奈ちゃんから「明日は持ってきてねっ」と舞台上で駄目出しされてて笑いました。

「コンサートは2度目なのにいまだに水の飲むタイミングが分からない」とか、MCが結構磨かれてて面白くなってたのが意外です。パンフレットで対談してる市村さんにも「当時は割と無口だった」とか言われたりするし(笑)。

「Jewel」はとにかくダンスの要素が強かったし、ゲストもダンス系(吉野さん、東山さん)だったこともあってがっつり踊ってた印象があるのですが、今回はそれよりはディナーショー的な空気が強かったかと。
1曲ぐらいはがっつり踊って欲しかったんですが、「私も28になると気になる雑誌の特集が可愛い系から、目のクマの隠し方になったりするんですよ。アラサーですからね」とか言ってるあたりのことが理由なのかと(爆)。

さて、ネタバレスタートです





1幕は1人で進行しますが、最初はMCで緊張してた玲奈ちゃんも、レミゼの話になる頃にはずいぶん落ち着いていました。
実はパンフにはここだけの話が書いてあるエポニーヌ役。

「もう時効ですよね」って話出したエピソードは、なんだかとっても感動的。
修学旅行には実は携帯電話を持って行ってはいけなかったけど、オーディションの結果が半年かかっても来なくて、ずっと携帯電話が手放せなくて(ちなみにこの時の行き先はパンフレットにもありますが熊本)、マネージャーさんから「受かった」という連絡が来てみんなに言って号泣したって話が青春だなぁ。

この日のゲスト濱田めぐみさんとは、話が2人の間で弾む弾む。どっちも止めないもんだから、周囲からは怒られるらしい(笑)
デュエット曲1曲目のジキハイの説明の時に

玲奈ちゃん「同じ人を愛した2人の物語ですね」
めぐさん「同じ人と言っていいのかなぁ・・・同じようで違うし・・・」
玲奈ちゃん「石丸幹二さんを愛してる2人ということには間違いないです」

ばっさり来ました玲奈ちゃん(笑)

それでいて・・・

玲奈ちゃん「えっと、曲名なんでしたっけ」
めぐさん「えっ(笑)」
2人「(わきゃわきゃした後)あ、『In His Eyes』」

(笑)

思い出すときに最初に英語曲名で思い出すのが印象的。なるほど、そういう仕事ですもんね。

2曲目の「RENT」からの曲は玲奈ちゃんからのめぐさんへのリクエストだったそうで「2人で歌いたいけど受けてくれるかな-」と心配したらめぐさんOKで実現したそうで。

めぐさんがパワー全開で、マイクがとんでもなく口元から離れているどこかで見た光景(笑)でしたが、正面からがっつり歌うシンクロ感って、素敵な高揚感なんだろうなと。めぐさんが全力で歌ってくれていることが、玲奈ちゃんにとってもエネルギーになるし、きっとめぐさんにあって、玲奈ちゃんが手に入れたいものを学び取る機会でもあるのだろうなと。
変な遠慮なしに正面からぶつかれる相手の方ってそうそういないし、振り返ると良いモノ聞いたなと。

めぐさんがとっても自由で、玲奈ちゃんの衣装替えを「衣替え」と言ってて、間違いに気づいていないのも笑えました。
そういえば2人が次に共演する「ラブ・ネバー・ダイ」。

玲奈ちゃんは予想外にとんでもない踊りをするのだそうで、「めぐさん早く稽古場に来て-!」というぐらい心細かったそうで。めぐさんはといえば「座って高音張り上げることしか考えてないと思うけど(笑)」というのもなんだか笑える反応。

2人のトークコーナーは永遠に続きそうでしたが(笑)仲の良さが微笑ましく思える素敵な空間でした。





セットリストはネタバレなので、以下ご注意下さいませ。



<Act1>
1.Don't stop Believin'/ロック・オブ・エイジス
2.Whatever Happened To Saturday night?
   /ロッキー・ホラー・ショー
3.Touch A Touch A Touch Me/ロッキー・ホラー・ショー
4.100万のキャンドル/マリー・アントワネット(MA)
5.あんな人が/ジキル&ハイド
6.On My Own/レ・ミゼラブル
(instrumental~独白/レ・ミゼラブル)
7.I won't Grow Up/ピーターパン
8.If I were a Bell/ガイズ&ドールズ
9.ランベス・ウォーク/ミー&マイガール
10.命をあげよう/ミス・サイゴン

<Act2>
11.Vocalise/ラフマニノフ
12.libertango/ピアソラ

<ゲストコーナー>ゲスト:濱田めぐみさん(31日ソワレ)
13.その目に/ジキル&ハイド(玲奈エマ&めぐルーシー)
14.Take Me or Leave Me
  /RENT(玲奈モーリーン&めぐジョアンヌ)
15.イカれた帽子屋/アリス・イン・ワンダーランド(めぐさんソロ)

<ゲストコーナー>ゲスト:岡幸二郎さん(1日マチネ)
13.I Believe my heart/ウーマン・イン・ホワイト
   (玲奈ローラ&岡ハートライト)
14.ありのままの/ジキル&ハイド(玲奈エマ&岡ジキル)
15.時が来た/ジキル&ハイド(岡ジキル)

<ゲストコーナー>ゲスト:木村花代さん(1日ソワレ)
13.I Still Believe/ミス・サイゴン(玲奈キム&花代エレン)
14.For Good/ウィキッド(玲奈エルファバ&花代グリンダ)
15.Think Of Me/オペラ座の怪人(花代クリスティーヌ)

<ゲストコーナー>ゲスト:山崎育三郎さん(2日マチネ)
13.The Prayer~祈り~
14.The Last Night Of The World(玲奈キム&育三郎クリス)
15.This Is The Moment(StarS Version)

<Act2続き>
16.糸/中島みゆき
17.Sea Of Dreams
 ~Tokyo Disney Sea 5th Anniversary Theme Song~
 (→参考動画)
18.The Girl In 14G/クリスティン・チェノウエス
19.Someone to Watch over me/Crazy For You
20.私だけに/エリザベート

<Encore>
1.スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
  /メリー・ポピンズ
2.リーガリーブロンド

 自分が一番好きだったのは「Sea Of Dreams」かな。とにかく歌える喜びでいっぱいなハッピーな物語が伝わってくる素敵な曲。こうめいさんもおっしゃっていますが、玲奈ちゃん出演作にハッピー物って少ないですからね。

 「100万のキャンドル」「命をあげよう」は鉄板だし、でも良く見ると定番なはずのウーマンインホワイトはなかったりするし、ガイズもサイゴンもミーマイもあるのにルドルフはないし。これは今回のダンサー&コーラスの4人との関係もあるんでしょうけどね。(ちなっちゃん、ながたく氏はミーマイ、さおりんはガイズで、けんちゃんがサイゴンでそれぞれ初共演)。

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