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2013年5月

『Cocolo'ne Live』

6th Live

2013.5.26(Sat.) 18:30~21:30
外苑前Z.Imagine

帝劇レミマチネ観劇後は、外苑前に移動しての夜LIVE。
Cocolo'ne(こころね)は、水谷美月さんがヴァイオリン&ボーカルとしてメンバーになっている3人グループ→公式こちら

水谷美月さんといえば、去年・今年の「新妻聖子ライブ」で素敵なヴァイオリンとコーラスを担当されていたお方。
以前からライブは拝見したかったのですが、ここまで悉く日程が合わず、今回が初めての参加。

開場時間を店前の道路で待っていると、先日の聖子さんFCのお茶会でもご一緒したフォロワーさんに声をかけられて、ほっと一安心。
アウェイかもとちょっと思っていたので(笑)。

座席数は40席ということでしたが、印象ではその半分しか入らないような気がしていましたが、幸いというか前方席が空いていたもので、美月さんの凄く近くの一等席でライブを拝見することに。

ライブは2部構成で、結果からすると1部が70分、休憩が20分、2部が90分という構成だったのですが、それは結果からのことで、とにかくこのお3方、というか主に美月さん、MCが面白すぎる(笑)。
歌と演奏は既に折り紙付きなのは分かりきってはいたのですが、こんなに面白い方だと思ってなくて。

塙(一郎)さん(ギター&ボーカル)「女性と一緒のグループだと、女性の場合はその時の感情が演奏に出たりするじゃないですか」
(水谷)美月さん(バイオリン&ボーカル)「あぁ、そうですね。でも私はそういうのはあまりないです。でもお腹が空いたらテンションが下がります

・・・(笑)、どこかで聞きましたよ、その話・・・某ミュージカル女優兼歌手の方が全く同じ話を・・・だから波長が合うんですねと、お隣のエスプレッサーズな方と頷き合うという不思議な光景(笑)

鈴木(豪志)さん(ドラム&ボーカル)「(その時代だと)アルフィーとか。3人だし僕らでできるかもね」
美月さん「『涙のリクエスト』とかですか」(会場内爆笑)

・・・(ツッコミは省略します(笑))

美月さん「実は塙さん、広島カープの応援歌を歌っている(編曲してる)んですよ」
塙さん「そうなんです。」
美月さん「先日結成記者会見やった『東京ヴァイオリン』のメンバーに広島カープの大ファンの子がいて、その話をしたら『サイン貰ってきて!』って言われて(笑)。だからあとでサイン下さい(笑)。あと動画も録らせて下さい(笑)。・・・じゃぁちょっと歌ってみて下さい」

塙さんが歌い始めるも・・・30秒ぐらいで美月さん「はい、そこまででいいです」とぶった切る(会場内爆笑)

・・・(なんか似たような光景、別の方で見たことあるなぁ(笑))

塙さん「先日は音楽劇のお仕事(ちなみに徳島が地元の泉見洋平さんが出られてました)で徳島に行ってきまして、自分と(美月さん)は瀬戸内海を電車で越えたんですが」
美月さん「瀬戸内海って海の色がエメラルドグリーンですよね。日本海とも太平洋とも違う色ですよね。綺麗で」
塙さん「で、高松着いてうどん食べて」
美月さん「美味しかったですね」
塙さん「で、そこから徳島まで列車で移動したんですが、実は自分は元鉄なので『特急なのに2両だ』とか『架線ないよ』とかいうところに興奮してまして」
美月さん「そうだ、架線なかったですよね」
塙さん「そこからずっと寝てたじゃない」
美月さん「寝ながらもちゃんと見ていたんですよっ!」←ここ可愛かったです(爆)

ちなみにこれはまだまだ序の口で凄いのはもっとあったんですが(笑)、MCでここまで笑いを狙いにいかずに、みんなを笑顔にできる癒し系ぶりが凄すぎます。

セットリストは特に英語系の曲は覚えていられなかったので印象に残っているものから

・「秋桜(コスモス)」/山口百恵さん
・「赤いスイートピー」/松田聖子さん
  →ちなみに過去ライブの音声のみファイル
・「ふるさと」/童謡
・「Don't Stop Believing」/Journey
・「Dancing Queen」/ABBA
・「桃色吐息」/高橋真梨子さん
・「蘇州夜曲]/李香蘭
・「川の流れのように」/美空ひばりさん
  ・・・「意外に上下の音の落差が大きくて、
     そこは美月さんにお任せしました」@鈴木さん談
・「Amaging Grace」/賛美歌
・「君は薔薇より美しい」/布施明さん
・「カントリー・ロード」/John Denver

どんな高音パートだろうと低音パートだろうと歌いこなす美月さん。
そして塙さん・鈴木さんとの声の重なりがとっても重層的でそれぞれの魅力を引き出し合っててどの曲も素敵でした。

MCも、美月さんのことばかり書いてますが、鈴木さんのどこかとぼけた感じと(でも音楽的な含蓄に富んだ表現が印象的)、塙さんのネガティブ症候群も(笑)、掛け合わせると重層的に面白いMCと化していました。

この日の新グッズだそうなクリアファイルも2部購入させていただき、この日はサインをお願いさせていただけるということでお3方にお願いさせていただき。

「適当な場所に書いて下さい」というフォロワーさんのオーダーが局地的にウケておりました(笑)。
他のお客さまもおっしゃっていましたが、「適当」って本当は「適切」の意味でもあるんですよね。

「適当」という言葉の有用性に頷かれていた美月さんを前に「でもやっぱり受ける側の受け取り方もあるし・・・」とか突っ込んだ私はやっぱり男性としては未熟者なのかもしれない(爆)。

それにしても美月さん、学生時代、柔道部に入ってて、初段(黒帯)とは驚きました。
以前、法学部卒というのも、聞いた時にびっくりしたものですが。

そういえばメガネな美月さん発見→こちら
「東京ヴァイオリン」のプロデューサーって、同じく新妻さんライブにも出られてた中村タイチさんなんですね。

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『レ・ミゼラブル』(10)

2013.5.25(Sat.) 12:00~15:15
帝国劇場2階K列20番台(センターブロック)

待望の、玲奈エポ&郁代コゼの組み合わせ。
「(4月28日)ソワレが幻♪」となり、東京公演では12回しかなくなったこの組み合わせ。

エポから見ると玲奈エポからはレイナコゼ・若井コゼともに16回なので、多少少ないぐらいですが。
ちなみに、エポ4人とコゼ3人の12通りのうち、唯一ないのはさやかエポ&レイナコゼです。

で、ふと公演数日前にキャストを見返してみると、この日のプリンシパルキャスト、物の見事にマイファーストキャストが勢揃い。キャッチフレーズを付けるなら・・・

益々バル度が増すレミの大黒柱  吉原バルジャン
円熟味を増す若きエース       笹本エポニーヌ
芯の強さと母性のバランスが絶妙 和音ファンテーヌ
追い上げ急で持ち味発揮へ     青山コゼット
堅物ぶりが実にスマート       原田マリウス
ヘタレっぷり増量中          KENTAROテナルディエ
怖さで劇場中を震え上がらせる   谷口テナ夫人
カリスマそのもの           上原アンジョルラス

そしてこの日初見
若き正義感の塊           鎌田ジャベール

テナはマイファーストキャストははじめさん(玲奈エポとレミ同期の2003年組=駒田一さん)ですが、KENTAROテナも何度か見て、これもこれでありだなと。
というわけで、個人的にキャスト皆さんの存在感それぞれに全くストレスを感じることなく、すーっとレミを見ることができました。

新演出が始まって1ヶ月、話に聞く現場の微調整はいい方向に動いているようで、「皆まで言わんでいいです」的な台詞がちょいちょい削られ、主にバリケードの学生の正直余分すぎた茶々が減っていて、すんなりストーリーが身体に入ってきます。

唯一残ったのって「良くやってくれました」ぐらいでしょうか。ここは残してくれて嬉しかったです。以前も書きましたがバルジャンがバリケードでどう評価されたかに対する明確な答えだと思うので。

・・・・

1幕はエポ&コゼのアンサンブルシーンを中心に鑑賞。

コゼは以前に比べて大きく動くことがなくなった感じ。以前は少しオーバーアクション気味だった気がしていたので。エポ娼婦とコゼ娼婦でお持ち帰りされてる方おりますね・・・

そういや、その後のジャベ突入直前あたりで、エポ娼婦さまが発狂したかのように(娼婦宿の)客を指差して笑ってて、コゼ娼婦さまが「ちょっとあんたやめなさいよ」って、手で口を塞ぎに行ってたのに笑い。
ここのシーン、コゼ娼婦さんはちゃんと状況確認もきっちりしてて逃げ足も速いんですが、そこにしがみつくのやめんしゃい>エポ娼婦さん

ま、それはそれとして。

1幕で印象的だったのはファンテーヌ(この回は和音さん)の「夏、あの人来て~」の転調。ここ、マイオリジナルファンテーヌな(高橋)由美子さんが表情を一気に変えていたのが今でも自分の中のオリジナル演技なのですが(何しろ役者歌の方なので)、この回の和音さんは、ここで膝を折って歌い続けて。あ、それいいっ!と思ってしまった。
これ、前(新演出最初)からそうだったっけなぁ。ファンテーヌの気持ちの動きがなんだかとってもしっくり来た。この曲、最近は”レミといえばこの曲”になってしまっているけど、歌唱力自慢な歌い上げ曲では正直ないと思うので、ここの転調で演技ができる人に歌って欲しいんだよな、やっぱり。和音さんの演技スタイル好きだなぁ。

玲奈エポと優ちゃんマリウスのペアは今期一番好きな組み合わせ。何というか、優一氏の「どう突っ込んでやろう」的な空気が玲奈エポだとより映えるというか、お互い百戦錬磨な役者さんだから、エポニーヌの心情とマリウスの心情が自然にすれ違うように演じるのが上手いんだよなぁ。何というか、ぎりぎり1mmの隙間作って、触らないみたいなのをお互いやってるみたいなところが(笑)。

郁代コゼと優ちゃんマリウスのペアも好き。今回はそれもあってマリウスは優ちゃん一押しな自分。2人の芝居の呼吸が合っている感じが好き。
この日見ていて思ったけど、マリウスってコゼットがパパに反抗しまくっているところを門越しに聞いているんですよね。「それでもコゼットが好き」というマリウスがちょっと意外。

というのも、旧演出版のイメージでコゼットを見ていると、「蝶よ花よと育てられた箱入り娘なお嬢様」と思ってしまうんだけど、新演出版は「もっとアクティブでセクシーなイメージ」だそう(@パンフレット)。一部でこの「セクシー」という用語がその言葉のイメージ通りに認識して変な捉え方をされてたけど、良い意味で「自立しようとしている少女・女性」なのかなと。芯の強さという意味で、紛れもなく「コゼットはファンテーヌの娘」であることがレミ新演出版の一つのポイントかなと。

コゼットが「芯の強さ」ならエポニーヌが「気の強さ」という対比ではありますけれど、だからこそエポニーヌがマリウスの腕の中で息絶える「恵みの雨」の玲奈エポニーヌが、年々女の子っぽくなっていくのが絶品すぎる。

新演出版ではエポニーヌの前半登場部が男っぽく、街でも指折りのワルぶりを表現していますが(モンパルナスの横で膝立てして指示聞いてるエポニーヌは新演出版のツボでもあったりする)、それ故に愛する人の腕の中で死んでいけるエポニーヌが、どんどん女の子になっていく様がとても印象的。以前はもう少し男性ぽさを残していたような気がしたんですけどね。

エポニーヌが亡くなったことがバリケードの崩壊の引き金を引いた・・・とは前回書いたことですが、エポニーヌが亡くなった直後、「戦おう彼女のため」がアンジョルラスに語りかけられ、「彼女を裏切るな」がマリウスに語りかけられていたことが、自分にとってはとても印象的で。

この2つの歌台詞は、旧演出版から脈々と続く変化のない台詞ではありますが、私がきちんと見ていなかったのか、エポニーヌしか見ていなかったからなのかわかりませんが、この2つの台詞ともが、マリウスに宛てられたものだと思い込んでいたのです。

これは前回書いたこととも重複するのですが、旧演出版でのエポニーヌの死は、あくまでマリウスにとっての衝撃でしかないけれど、新演出版でのエポニーヌの死は、バリケード全員にとっての衝撃なのだと。

だからこそ指揮官のアンジョルラスに対して「戦おう彼女のため」という言葉がかけられ、「死を無駄にしないぞ」という声が上がり、そしてマリウスに対して「彼女を裏切るな」という言葉がかけられ、それらの言葉は一つに繋がっているのだと。

レミゼの女性プリンシパルはある意味みんな「強い」という意味で共通項があって、ファンテもコゼもエポもテナ夫人も、それぞれに強い(準プリンシパルのファクトリーガールもこれまた強い)。ただファンテとコゼは旧演出版では「儚さ」が優先されていたような気もしますけれども。

新演出版を見ていると、先ほど言いましたが「コゼットは、間違いなくファンテーヌの娘なんだな」同様に、「エポニーヌは、間違いなくテナ夫人の娘なんだな」ということを強く感じます。それでいてエポニーヌは自ら母との気持ちのつながりを切るかのごとく自分から愛する人を助けるために飛び込み(ちなみにこの日は正面を向いてエポニーヌは撃たれてた。今までそういうアングルはあまりなかったはずでしたが、あの血痕はどう見ても前から撃たれないとおかしいのもこれまたその通りで)、絶命するわけです。

ラストシーン、「鎖は切れて今救われる」のエポニーヌにとっての「鎖」は、母親との鎖だったのかなと。

本当の愛情を受けて育ったコゼットに対して、
偽物の愛情しか受けずに育ったエポニーヌが、
マリウスの心を本当に手に入れられるはずがない
という絶望的な気持ち。

それでいて、愛する人の命を救い、その「母」との「鎖」を自分で断ち切ったエポニーヌだからこそ、神の国に行けるのだと思うと、なんだかじんわりとしてくるのでした。

※ちなみにこの点については、新エポニーヌ役の3人が「月刊ミュージカル」5-6月号で語っている「コゼットをどういう女性と見ているか」の答えが示唆に富んでいました。
昆エポとさやかエポが似ていて、「エポニーヌにとってコゼットは憧れの女性像」と語っているのに対して、平野エポが「エポニーヌにとってコゼットは危険な存在」と語っている違いがとても印象的です。
そういえば、先日エポOGの新妻さんがコゼットについて語ったときは「あの人とてもたくましいんですよ。なんだかんだ言って、唯一生き残る人ですからね。すごく強い精神の持ち主です。」と答えてましたね。

エポニーヌにとってコゼットをどう捉えるかは、エポニーヌの存在位置を左右するだけに、キャストによってある程度変わってくるところなのでしょうね。

・・・・・

罪に生き、牢獄に19年過ごしたバルジャンも、ファンテーヌのためにコゼットを育て続け、コゼットをマリウスに任せたことで安心して天に召され、神の国に行ける。エポニーヌにとっても、それとある意味、同じような意味合いがあるのかなと。

そういえばこの日のカーテンコール。
上手側から出てきた玲奈エポ、下手側から出てきた和音ファンテーヌ。
中央で手をつなぎ前に出てきて、何と2人一緒にお辞儀。
その直後、2人は顔を見合わせていたので、きっとハプニングだったのでしょう(笑)

あのシーンでエポとファンテが一緒にお辞儀したシーンは自分の記憶する限り初めてでしたねー。

3週間ぶりに見てまた新しい発見があったレミ。
次はまた3週間後に帝劇に参ります。その日はスペシャルな日・・・!

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『StarS』

2013.5.11(Sat.) 18:00~20:20
東急シアターオーブ 3階1列センターブロック

ミュージカル三大プリンスコンサート『StarS』に男性お一人様で行って参りました(笑)

昼間、新妻さんのFCイベントを堪能した後、移動して渋谷ヒカリエへ。
そちらだけで1日分十分笑ったのですが、まさか夜にそれ以上笑うことになるとは(笑)

なんだか、「歌と笑いと感動のマチソワ」でした(笑)。

シアターオーブは去年~今年の劇団☆新感線「五右衛門ロック3」で通いまくったのですが、
その時は1階席ばかりだったので、3階席は初めて。

しかも噂の1列目、見下ろすと確かにこれは高所恐怖症の人は帰りたくなるぐらいに高い。
世田谷パブリックシアターの2階とか、天王洲銀河劇場の2階がこんな感じですね。
オーブはまだ横に広いからそこまで怖さは感じなかったのではありますが。

このコンサートは事前にサイリウム・ペンライトの準備(ならびに会場内販売)が告知されていたせいもあって、3階席から臨む1階席の色とりどりの光はそれだけで壮観です。舞台上から見ている3人(+ダンサーさん)と違った意味で、全体が見える良席なのかなと(ちなみにFC席です)。

公式の上演時間は2時間(休憩無し)。

試しにと係員の女性に「終演予定何時ですか」と聞いたら、「20時を予定しておりますが、MCの時間により15分前後後ろにずれる可能性がございます」(笑)という期待どおりの返事が返ってきました。ちなみに最終的にはこの日は20分後ずれ。初日は30分後ずれしたそうですからそれよりはマシという(笑)。

用意していったペンライトは、先日の日本青年館でいただいた通称「ウェディングシンガーペンライト」(別名を○○ちゃんペンライトとも呼ぶ)。お隣に座ったいつもはすみれ方面に通われているご婦人から「皆さんそれ持っていらっしゃいますけど、どこで入手されたんですか」と聞かれましたが、確かに普通はそんなに同じ物揃いませんよね(笑)。

ちなみに、このペンライト、拍手しにくいことがネックだと思い込んでいたら、実は首に提げられることを開演3分前に発見して、シールを外したら見事に首に掛かりました。ちょっと首締めぎみでしたけど。特に前方に振るときは(爆)。

某月某日にとある用事で山野楽器銀座本店に行ったときに、とあるアルバムの隣に置かれていた「StarS」のアルバムを4タイプあることを完全に忘れていて(※一応、次男のFC会員なのでちゃんと告知は来ていた)、そこにある1枚を衝動買いして予習していて良かった-。

オリジナル曲では「Gleam」が好きなんですが、この日はアンコール含めてこの曲は2回。
全般的に(客席の)男性は浮くかなと思ったんですが、意外に一緒に楽しませてもらえて嬉しかったです。

まぁ自分も井上くんの(薄い)ファン歴は長いので、氏のトークの楽しみ方は心得ているつもりではあるのですが、一部で「浦井砲」という命名がされたという浦井氏(通称:次男)のトークが凄すぎる。まぁ、前作「五右衛門ロック3」でぽわぽわ振りはそこそこ知ってはいて、某古田新太氏が三軒茶屋で「見かけたのに避けた(と浦井くんが落ち込んでいた)」とまでのエピソードを持っている浦井氏であるからして、大体予想はしていたんですが予想以上。

あまりに落ち着きがない次男を育三郎氏(通称:三男)が業を煮やして「ハ○ス!」って言ってましたが(爆笑)、そういえばシャルル王子とかいう方が五右衛門とかいう方に「死ね!」って公演通して何十回も言われていたことを思い出しました(爆笑)。

しょっぱな2曲を歌い終えて芳雄氏(通称:長男)と三男が話しているのに、見えないところで次男がいなくなり、舞台中央付近でポカリ飲んでる(笑)。しまいにはポカリを舞台前方まで持ってきてごくごく。

長男「おいしい?」
次男「おいしい(満面の笑顔)
長男&三男「(顔を見合わせる)」

というのが開演15分時点で始まるぐらいで・・・

三男「もうポカリ持って歌ったらどうです」
長男「でもあの人(次男)、間違えてポカリ持って歌い出すよ

・・・ありえる(会場全員納得w)

三男「健ちゃん!どっか行かない!」

・・・って叱り方も笑った。

この3兄弟を象徴するシーンをもう1つ。

長男&三男「(舞台と客席の間に隠しておいた「StarS」タオルで汗を拭く)」
次男「なんで汗をかくんですか」
長男「(呆れ半分で)なんで汗をかかないんですか(笑)」

・・・ちなみにこの後、あらぬ方向に話が向かおうとしかけたんですが、三男がファインプレー(爆)で止めました。
いや、あれは長男さん暴走しすぎです(汗は歌った後、踊った後だけで結構で御座います・・・笑)

この3人、2人が組み合わせで暴走して1人が止めるのが定番なんですが、主に「長男&次男」をフォローする「三男」の図式で、とあるシーンだと

長男&次男「(キャッキャやってる)」
三男「困った人たちだなぁ」
長男「なんかいなくなる歩き方が志村けんさんみたい(笑)」

と言って捌ける(笑)

長男&次男「(キャッキャやってる)」
三男「三十路軍団!」
長男「言うねぇ」
三男「ごめんなさい(素直に)」

・・・(笑)

三男「(きれいにまとめる)」
長男「見習えっ(次男に)
次男「凄い、起承転結がしっかりしてる」
長男「浦井くんの話の起承転結はミキサーでぐちゃぐちゃに混ざっているけど(笑)」

・・・(爆笑)

次男「プリンス3人が集まるということで」
三男「僕は自分でプリンスとは言いませんけど」
長男「そこを否定したら今回の企画が根底から覆るんだけど(笑)」

・・・芳雄氏の光速のツッコミは基本的に速度重視だと思うんですが、この突っ込みは内容もすんごくハイレベル。
そうなんですよ。芳雄氏のこのツッコミこそが氏のリーダーたるゆえんだと思えて。

これは三男のコメントがどうということじゃなくて、「軸を崩しちゃいけない」ということを誰よりも知っているのが芳雄氏ということで、だからこその若手ミュージカル俳優のリーダー的立場として存在できているのだと思うのです。

もう一方でいえば、長男・次男・三男とも遊ぶところでは遊ぶんですが、決めるところでは決める。
その上、舞台に対する思いという意味で、客席のお客に対する立場がとても真摯で。

次男「みなさんが舞台に来ていただくのにあたって何ヶ月も前から予定を決めて、チケットを買って、その日をわくわくして待って。チケットも折らないで(←ここは長男・三男から「折らないんだ」という突っ込みがありましたけどw)、来ていただけることを大事にしたくて」

という思いは、表現の違いはあっても長男も三男も同じで。

若手ミュージカル俳優の中でも突出した動員力をもつ3人が、3人とも「ミュージカルに沢山の人を呼ぶために、何ができるか」に対して動く姿って感動的だし、ミュージカルという世界を知るようになった自分のような人がもっと沢山増えるために頑張って欲しいし、同性だけど応援したいし。

この日オーブに集まって、客席の3階席の更に立ち見席まで入れての超満員状態の客席1人1人は、長男が言う通りみんなが「一つ一つの星」だし(次男は最初は「一つ一つの花」って言って、長男に「一応ぼくら「星」だから」って突っ込まれてましたがw)、”ミュージカルが好き”という共通項でポジティブに広がるわくわくする世界というものがとっても嬉しくて。

このお3方は過密スケジュールの集合体みたいな方なわけで、自分の舞台だけで十分やっていける方たち。それなのにそれにも増して「自分たちに何ができるか」を真摯に考えておられて、そこに小林香さんはじめ優秀なスタッフさんたちが結集しての作品作りがされていて。

それがいいなぁと。

そんな感動的な話をしつつ舞台は終盤にさしかかり・・・

次男「客席一人一人が線香花火のように・・・」
長男「線香花火は落ちちゃうから」
次男「最近は落ちないのもあるんです」
長男「へぇ」
次男「線香花火じゃありません!打ち上げ花火です」
長男「これだよ。さんざんフォローしても最後に裏切られる!
  (とがっくり肩を落とす)」
次男「(満足げな笑顔)」
三男「(苦笑を禁じ得ない)」

・・・というバランスが最強でした(大笑)。

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『レ・ミゼラブル』(9)

2013.5.5(Sun.) 12:00~15:15
 帝国劇場2階L列40番台後半

2013.5.6(Mon.) 13:00~16:15
 帝国劇場2階補助席センターブロック

新演出版本公演my初日、2日目です。

今回のレミは個人的に3週間ルールを設けていて、キャストさん毎におおむね3週間のローテーションで観劇日を決めていて。

初期は4月28日(日)ソワレが玲奈エポ&郁代コゼで起点になるはずだったのですが、あろうことか2人とも外れた結果、玲奈エポが5月5日(日)、郁代コゼが5月6日(月)になることに。

ちなみに5月6日マチネは郁代コゼと和音ファンテが本公演初日。
実はこの時点で本公演初日を迎えていないキャストがまだいて、平野エポ(5月8日ソワレ)、育三郎マリウス(5月28日ソワレ)。

両日とも事前に取っておいた日ではないので、5日は某掲示板で入手、6日は久しぶりに帝劇に朝8時台から並んで入手。
2階補助席(8席)のうちセンターブロックは4席ですが、そのどれもが残っておりびっくり。以前はこの席から捌けていっていたので、客層が変わったんだなと実感。

以前は「ルドルフ・ザ・ラストキス」(初演。懐かしの玲奈マリー)でこの席で見た記憶があったのですが、目の前に遮る物がないのでお買い得感高し。

・・・・・・・・・・

2日間続けて見たせいもあって、色々と感じるところがあったのですが。

普通、複数キャストが配役された場合って、その役者さんの個性や、配役の組み合わせの妙を楽しむところがある訳なのですが、この2日間、玲奈エポの個性と思ったものが翌日の昆エポもやっていて演出だったことに気づかされてびっくり。

一例を挙げると、「エポの帽子のツバ」の話。

劇中、エポニーヌが初めてマリウスと話をするとき、マリウスはエポニーヌの帽子のツバ(最初は立ってる)を下ろしてあげるんですね。でも、マリウスがコゼットに心惹かれてからは、エポニーヌと向かい合っても帽子のツバを直すことはしないのです。

エポニーヌ、切ないなぁ、気にしてももらえないんだよね・・・とじわーっと来ていたシーンなのですが(何しろ今回初見が玲奈エポだったのでなおさら)、このシーンが昆エポでも完全に再現されていたのを見たときに、自分の中でずっと感じていた今期レミの違和感がどういうものなのか、すとんと納得がいったんです。

今期のレミは見る限り演出側(というかイギリスからの来日スタッフ)の意向が最優先されているように思ってはいたわけですが、つまるところ演者に自由はないのだろうなと。

役者さんという方々は程度の違いはあれ、「自分が演じたい物を演じたいように演じる」ことを生き甲斐としていると思うんです。演出家が与える物を完全になぞって演じるタイプと、演出家の意向を踏まえた上でアレンジして演じるタイプに分かれるとは思いますが。

うちのご贔屓さんのうち、とある方は「演出家さんの意向は意向として、板に上がれば演じるのは役者ですから」と言った過去を持ちますが(笑)、そこまで極端でなくとも、「自分が役者である以上、自分らしく演じることが役者としてのアイディンティティ」と思っている役者さんが大多数であろうことは想像がつきます。

そして客であるこちら側も、少なくとも私は、ご贔屓さんだから見に行くという前提として、自分が好きな方向の演技をしてくれる、自分が好きな歌い方をしてくれる、自分が好きな外見だ(笑)、といったものがあるわけです。

その人でしか見られないもの、その人のその役でしか見られないものを見るために劇場に足を運ぶ。
キャストスケジュールというものは、その楽しみを保証するものなのだと思うのです。

なぜなら演じるのは一人の個人であり、一人の役者であり、そして自分の好きな役者さんであるからして。

今回、度重なるキャストスケジュールの変更に振り回されて感じていた自分の中の違和感。

つまり、演出側からしてみれば、「誰もに同じ演技を要求しているのだから、その要求に(スタッフから見て)応えられている人を先に板の上に上げるのは当然」という解釈なわけで、その点に対して一点の曇りもないのだと思います。

「キャストの個性に寄り添いすぎることなく、どのキャストからでも『レ・ミゼラブル』の世界を感じていただくべく、プレビュー期間は試行錯誤を講じますので、プレビュー期間のキャストスケジュールの変更についてはご容赦いただきたく存じます」と書いていたなら、きっとまだ納得したんだと思うんです。(バルジャンの怪我に伴う公演中止は別として。)

役者さんへの負担を感じたのは、「決められたことを決められたとおりやる」ことだけを強いられることへのもやもや感。
自分が本当に必要とされているかどうかが本当に感じられるのかなぁ、と思ったのがこの2回を見ての感想だったのでした。
それに気づいたからなのか、2日目の観劇終了後は、本当にどっと疲れたのでした。

・・・・・・・・・・

さはさりながら、ではご贔屓さん別の話へ。

玲奈ちゃんの演技の真骨頂は、相手役とのコラボレーションだと思う。

故に一幕最初の、誰とも絡まないシーン(アンサンブルシーンは除く)では微妙に子供っぽさがぎこちない。よく比較されることが多い新妻さんは逆で、ソロ演技が前提で共演者とのコラボレーションはその次。
(新妻さんが一人芝居経験者で、それより芝居経験が長い玲奈ちゃんが一人芝居経験がないのは暗示的)

マリウスが1幕後半で歌いますよね。
「彼女と行くか仲間と行くか、2つに1つ」って。
これ、いつも普通に聞いてたんですけど、この日はびっくりするぐらい心に響いて。

だってエポは彼女になれないなら、仲間になるしかマリウスの近くにいられないわけで。
だからこその「ワンデイモア」、だからこその「恵みの雨」と思うと泣けてくる。

今回の新演出版では多くの歌詞が変更されていますが、そのうち一つがマリウスがエポにバリケードでかける言葉。

「『なぜ』戻ってきた」が「『いつ』戻ってきた」になっているんですね。エポがいることに疑問を持たないマリウスというのも朴念仁度が上がっているのか下がっているのか…。それこそエポを「仲間」と思い込んでいたのでしょう。

今回、特に強調されてますが、エポはこの街でも有名なやり手ぽいですからね(生き抜くという意味で)。
それをガブに語らせ(歌わせ)、そんなガブを橋の上でガキ扱いしかしない玲奈エポだからこそ、マリウスの腕の中で生き絶えたエポを、追いかけていくガブの姿に合点がいく。
ガブが弾を拾いに行くさまが、なんだかエポの弔い合戦というか、逆に自暴自棄になっているような感じさえするぐらいに。

6日のエポは昆エポ。
プレビュー以来でしたが、凄く良くなっている1幕。シーンによっては玲奈エポよりも好きな演じ方しているところがあったりで、甲乙つけがたい感じ。ただ2幕はやっぱり玲奈エポの経験値に圧倒される感じがあって、例えば「恵みの雨」は一人で死んで行きそうなタイプのエポパターンになっているとか・・・(苦笑)。

玲奈エポだと、その存在感ゆえに、「エポニーヌを失ったことが、バリケードにとっての一つのターニングポイント」であることがはっきりしているように感じるんです。
コゼットしか見えていなかったマリウスがエポニーヌを自分の腕の中で失い、そしてバリケードの中のムードメーカーであったガブローシュがエポニーヌを失い自暴自棄に・・・という点からして、「そむけようもない『何か』」に怯える時がそこから始まっているように感じるのです。

・・・・

コゼットは5日がレイナコゼ、6日が郁代コゼ。(4回見ていまだ若井コゼに当たらず。4月28日ソワレを回避したもので。)

レイナコゼは悲鳴をあげたや否や、マジコケしまして(笑)、門から遥か遠くでコケたもんで、扉が閉まりきらずに何とも不思議な光景となっていました(笑)。新演出のさらに本公演版かと思いました(笑)。

郁代コゼはそのシーンのコケるシーンが妙に上手くて(笑)、位置でいうと10m近く上手寄り(ここが正しいポイントなんですけど)。門の脇で「さっきまで大丈夫だったのにいきなりコテンとこける」のがコゼットの定番になっています。

そういえば、この日観劇後、お知り合いに指摘していただいて思い出したのですが、郁代コゼ、パパを待つ間、足をぶらんぶらんさせるんですが、それが「満たされない」コゼットの心情を感じさせてすんごくいい。確かレイナコゼでは見かけなかったので郁代ちゃんこっそりアドリブだと思うけど、あれ良かったなぁ。

コゼットは前半に妙に反抗期を演じさせられているところがあって、”パパ大好き”が売りの郁代コゼには少々分が悪いわけですが、その分2幕のパパを溢れる愛情で包み込む様は本領発揮でとっても良いです。あれはマリウスは嫉妬しちゃうんじゃないだろうか(笑)。しかも自分の命の恩人だから最初から負けているという・・・

ファンテが和音さんだったのもあって、ファンテがバルジャンを包み込む様子と、その直前のコゼットがバルジャンを包み込む様子が瓜二つで、あぁ親子だなぁと。バルジャンに対する無条件の信頼なんですよね、共通する空気が。

個人的な好みだと、やっぱりコゼットはバルジャンを愛していて欲しいんですね。

バルジャンが人生を懸けて守りきったコゼットに愛されないと、単純に淋しいということもあるけれど、バルジャンが全てを言えない理由をただ責めるだけではなく「何か理由があって、それはいずれ教えてくれる」と信じているコゼットであって欲しくて。

きっと技術的には色々とまだ積み重ねるものがあるのだと思うのだけれど、やっぱりレミは「ハート」あってこその作品だと思うので、「愛」に溢れたコゼットという意味で、郁代コゼにはもっともっと進化していってもらいたいです。

・・・・

他キャストで出色だったのは、原田マリウスと理生アンジョルラス。革命が成功しそうな気もしたぐらいエネルギッシュ。
ただ、別の見方をすると、煽動的で足に地が付いていない感じが、この作品のバリケードに、どことなく通じる部分があるような気がしました。

次回は3週間ルールを守れば(笑)、5月25日ソワレ。それだけ経ってどう変わっているのか、期待しています。
予定通りなら、念願の玲奈エポ&郁代コゼのmy初日-。

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