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『トゥモロー・モーニング』(5)

2013.4.27(Sat.) 12:00~14:40
名古屋・中日劇場 1階12列20番台(センター寄り)

東京公演(7日間10公演)を経て、名古屋・中日劇場改装こけら落としシリーズの2日間2公演。
トゥモモ(※)大千秋楽に行って参りました。

(※)新妻さんがファン他から選定した略称でしたが、物の見事に定着せず(笑)。相手役の万里生くんには「僕は作品名は絶対に略さない」と返される始末で(爆)

シアタークリエで上演された作品を中日劇場で、というのは「ガイズ&ドールズ」もそのパターンで、実際に劇場に入ってセットを見直してみると、横幅がそんなに変わらないのですね。中日劇場は1300人収容なので奥行き(+2階)があると。
1階席はほとんど埋まっていました(有料客比率がどれだけかはわかりませんが)。

「お芝居を観るなら前楽」とは良く言われる言葉ですが、この日の大楽は、自分が見た5回の中では一番芝居的にしっくりきました。なまじあて書きな部分があるだけに、時としてオーバランしてキャラ萌えがキャスト萌えに化けてしまう傾向が特に後半あって、楽しいんだけれどもちょっとの違和感を感じていたので、この日の4人のパフォーマンスには大満足。

・・・ということを言ってしまうと誰のことを書いているのか分かりすぎてしまうわけですが、というかこの作品、カテコで石井さんも言ってましたが、あてがき組と非あてがき組にはっきり分かれますからね。
あてがき組というのはつまり、時間になっても食べている人たち(笑)。

一番はっきり出ていたのは2幕のシーン6A、M13「The Girl In The Mirror(鏡の中の私)」。

この曲を最初に聞いたのは、3月の新妻聖子ライブアンコール公演(よみうりホール)の追加曲として披露されたとき。
その時は稽古開始前でストーリーとも独立していて、そして何しろ歌い上げ系でしたから、正直言ってしまうとちょっとぴんとこなかったんですね。得意技系なんですけど・・・ね。

この日の聖子さんのキャットはもんのすごく丁寧な役作りで役に向かい合ってて、時に、勢いな日は流してしまうようなところがあった、”心配な気持ち”が伝わってきて。

元々彼女の演技の持ち味は「押し」なわけですが、この日は上手く「引いて」いたことで、万里生君との気持ちのやりとりも活きていて。

キャットがジョンをなんで必要としたか、ジョンがなぜキャットを選んだのかを、きちんとお互いが認識した「結婚前夜」と、その思いをいつしか忘れていて、一番の危機に思い出した「離婚前夜」が同時進行する物語。

お互いがそこに一緒にいるからだけで2人の関係が成り立つ訳じゃないし、意識しなくてもやってくる「明日」をただ待つだけでは「良い明日」にならないし、「良い明日」を過ごすために今日をどう生きるかこそ大事・・・というこの作品のメッセージがしっかり伝わってきた、いい楽を拝見させていただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

公演前日に発表された大千秋楽特別カーテンコール。

まぁ要するにはご挨拶+お楽しみだったわけですが、司会進行役はいつもの”教頭先生”ことカズさん。

「稽古から始まって東京で短い公演期間で、そしてこの名古屋もわずか2公演。楽しんでいただけましたでしょうか(客席から拍手)。それでは愛すべき仲間より、ご挨拶させていただきたいと思います」

ということで万里生くん。

キャストの皆さん、スタッフの皆さん、そしてお客さんへひとしきり感謝の言葉を言われていましたが、彼は本当に真面目というか、ご挨拶では奇をてらわないんですよね。演じた役はプレイボーイ役なのに、実はこのメンバー内一番の常識人(笑)。
学級委員長と言われるだけのことはあります。

ちなみに「学級委員長」、「教頭先生」、「理事長」、そして「給食係」(笑)という自己・他己紹介が(約1名、「配膳してます」って手でお玉すくう振りしている人が(笑))。

そんな真面目な彼のエピソードを。

カズさん「そういえばさっき万里生の(持ち物の←爆)ポルノ雑誌を全ページ写メしたんだよ」(笑)

万里生くん「それ言っちゃいけないと思って、わざわざ言わなかったのに言っちゃうんですか

カズさん「いやまぁコレクターとしてはさ」

一同「(何のコレクターですか)

・・・(笑)

そして

カズさん「役だけでなくとにかく食べることが好きな新妻聖子さん」

聖子さん「愛知県稲沢市祖父江町出身の新妻聖子です」(拍手)
  ↑名古屋公演のお約束

「愛知県人の私としては名古屋でこの大好きな作品に出演できて嬉しいです」

「(名古屋城)天守閣で歌が流れていたりしますよ」(笑)

「翻訳ミュージカルなのに食べるの大好きな役が来ました」(笑)

万里生くん「そういえば今日開演5分前の話なんですけど、『歯も磨いたし準備万端』って思ってたら、(聖子ちゃんが)『タコ焼き食べる?』って」(大笑)

カズさん・歌穂さん「そうそう」

聖子さん「温かいタコ焼きの差入れを戴いて。温かいタコ焼きは温かいうちにいただかないと失礼じゃないですか。タコ焼きに」(大笑)

・・・さすがすぎて二の句が継げませんでした(爆)

あれ、ポテトチップス(こちらはスタッフからの支給)で青海苔は避けてって言ってなかったっけ。

カズさん「そういえばあのドーナッツって持ち込みなんだよね」

聖子さん「自前です(笑)。○スター○ナッツで日替わりです」

万里生くん「タコ焼きにしようとか思わなかったの?」

聖子さん「それは名古屋じゃないし(会場内一同納得)。名古屋なら味噌カツかえびふりゃーかと思ったけど、中日劇場さん広いし後方の席からじゃ何食べてるかわからなくなりそうだし、ハイリスクローリターンだと思ってやめました」(大笑)

「今日はゲ○プが今までで一番ベストな声が出せました(笑)」という、相変わらず女優イメージまるでガン無視(笑)

万里生くん同様に皆さんへの感謝の言葉を紡ぎつつ見事に締めて、バトンをカズさんへ。

カズさん「というわけでジャックを演じました石井一孝です」(拍手)

「やっとかめだなも」(客席から微妙な拍手)

聖子さん「え、何って言いました」

カズさん「(慌てて)え、名古屋弁で『久しぶり』って意味なんだけど」

聖子さん「わかんなかったです(ばっさり)」
 ↑まさかの名古屋人からのダメ出し(笑)

カズさん「(客席に質問して)年配の方にはちゃんと通じてますよ」

・・・ちなみにアクセントが違ってたので通じなかった説が濃厚です(笑)。

聖子さん「勉強しときます」

・・・楽屋でご親戚一同から「何で知らないの」って言われているに違いない(爆)

「聖子ちゃんもあてがきという感じでしたが、僕もあてがきな感じで。『車を呼ぶのを忘れようが結婚式に遅れようが、別にいいじゃん』と思うところがダメなんだろうなというか、ジャックに合っているというか」(笑)

カズさん「そして最後のご挨拶ということで、実は僕、ロビンちゃんのファンでして」

・・・とやって歌穂さん撃沈

「ロビンちゃんで大好きだった方と(レミで)ご一緒できて、そしてその後は歌穂さん(の役を)撃ち殺す役でしたが、今回は冷めたとはいえ初めて目と目で演技させていただけて嬉しかったです。」

「みんなが大好きな歌穂さんにご挨拶をお願いしたいと思います。これだけ持ち上げればどういう挨拶を期待しましょう(笑)」

歌穂さん苦笑しつつご挨拶。

歌穂さん「○○年前から何度もお世話になっている中日劇場さんでこの作品で出演できたことが嬉しいです。
 この作品でこの中日劇場さんに立てることを今日から願い続けていきたいです。ありがとうございました」

ということで綺麗にまとまり。

そして大千秋楽特別カーテンコールの真骨頂。

歌穂さん「最後に万里生くんが言いたいことがあると言うことで」

万里生くん「はい、それでは・・・『しまったぁ』」

・・・で始まったエンディング曲「All About Today」のリプライズ。
階段を上っていってドアが開かずにそのまま引き返してきた聖子さんが面白かったですが(笑)見事に大団円。

と思いきや、聖子さんの動きは油断ならないわけでして。

幕が上がって皆さままた思い思いのものを持って出てきているのですが、聖子さんの手にあるのは当たり前のごとくポテチ袋。

やおら開封したかと思えば自分で一口、みんなで一口・・・ってやった後に、何と客席にプレゼント(笑)

最後まで自由人(@カズさん命名)でした(笑)。

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