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『屋根の上のヴァイオリン弾き』(6)

2013.3.24(Sun.) 13:00~16:15
 1階E列センターブロック下手側

2013.3.26(Tue.) 18:00~21:35
 2階J列センターブロック下手側

日生劇場

今期の屋根ヴァ、MY前楽・楽です。

日曜マチネ、会期中一番の良席でmy楽とするはずだったのですが、なんだか芝居として不完全燃焼な気持ちが抜けなくて。

で、以前のトークショーも不完全燃焼だったので、ダブルで欠けたピースを探しに、日生劇場に行ってきました。

仕事を17時20分で切り上げて、日生劇場で当日券を購入したのが開演5分前。
ご存知の通り、日生劇場2階席ともなれば入口から5分は見ないと危ない(というかビル4階)ので、正にスレスレでした。

・・・

この日の客席は、今期見た屋根のどれよりも笑いの沸点が低くて、市村さん演じるテヴィエの動きにどっかんどっかん受けているのですが、それが新鮮な感じでとってもいい。市村さんもそういう席の空気を読む人だからちょっと演技をずらして更に笑いを取りに行ったりでとても楽しい。

それに前方で見た日曜マチネよりも最後列の火曜ソワレの方が芝居ががっつり伝わってくると言うのは・・・たぶん、受け手の側の気持ちもあるのでしょうね。日曜マチネは自分でも「今期最後」として見るのかはっきりしないまま見終わってしまったから、中途半端な印象になっちゃったんだと反省。

・・・

ホーデルとパーチックの関係を見ていると、「欠けたもの同士の関係」だなぁとつくづく思う。
ホーデルはパーチックから勇気をもらえて
パーチックはホーデルから心をもらえて
だからこそ、2人で歩み出せることができたんだろうなと思えた。

ツァイテルの結婚式のとき、パーチックが垣根を跳び越えて、女性に踊りを踊ってもらおうとする前に、上手側女性グループ、下手側男性グループでぐるぐる回っているとき、中央付近で柵を挟んで隣り合ったパーチックとホーデルが、目と目で通じ合っているのを発見。当然みんなは気づいてないけど、既にここでパーチックとホーデルには通じ合うものがあったんですね。

見ていておおっ、と思ったシーンを2つ。

1つは三女・チャヴァとヒョートカのシーン。
1幕ラストのロシア人の乱入シーン、ヒョートカもその場に居合わせるわけですが、ひとしきり皆が暴れる中、ためらいがちに暴れるヒョートカ。そして終わったときにいる場所は、なんとチャヴァのすぐ横・・・

自分の姉の結婚式を台無しにしたロシア人だけど、チャヴァはちゃんと「ヒョートカ」という人物を見ていたからこそ、彼と結婚する気になれたんだなと。や、あんな近いところにいるとは思ってなかった。というか・・・パーチックがホーデルをはっきりと庇っていたのに比べて、ヒョートカは表向きチャヴァを庇う立場にいることはできなかったけど、周囲のロシア人にわからないようにチャヴァを守ろうとしていたってことなんですよね、きっと。

もう一つは長女・ツァイテルの夫・モーテルの話。
中古のミシンを買ったシーンで、モーテル・ツァイテルともにロシア人のヒョートカに普通に接してることにも驚いたけど(商人としては当たり前かもしれないけど)、小金をせびりにきた乞食にお金を渡しているほどには仕事を頑張ったモーテル夫妻、の方にびっくり。誠実そうだもんねぇ。

駅のシーン、強がるホーデルが、気持ちが溢れるようにテヴィエに泣きついて・・・ひとしきり泣かせた後に、「いつまでも泣いているんじゃない」という気持ちを、”言葉じゃなくて背中を強く押すことが、一番ホーデルに伝わる”と分かっていたテヴィエが、やっぱり父親だよねぇと感銘を受けて。

・・・

ラストの「サンライズ・サンセット」のシーンを見ていてふと。

「人間って『希望』がないと生きていけないんだよなぁ」としみじみと。

シベリアに行ってしまったホーデルとはいつ会えるかも分からない、ワルシャワに行ったツァイテルともいつ会えるのかも分からない・・・でも、「いつか会える」と思い続けることが『希望』で、それがないと人間は生きていけないなのだなと。

今期4回目、そういう形で本編がすっと気持ちの中に入ってきたことが、何よりほっとしました。

・・・

そしてトークショーへ。

この日は全回中最も登場人物が多い、7人のトークショー。

司会は前回に続き真島さんということで、若干の不安を感じつつでしたが、どうしてどうしてこの日は良かった。

というか「新婚さんいらっしゃーい」という企画にした企画担当の勝利ですよ(笑)

まじー「ワルシャワからおいでいただきました、
     ツァイテル・モーテルです」
   「遠くシベリアの地からおいでいただきました、
     パーチック・ホーデルです」
   「こちらもワルシャワからおいでいただきました、
     ヒョートカ・チャヴァです」

(笑)

・・・これが実際に見ると意外に面白くて。

何より面白かったのは次女カップル。
上手上側から出てくるときに、
2人寄り添ってガクガクブルブルしながら降りてくる。
シベリアからだもんね(笑)
少し遅れて理解した客席から笑いが起こる。うん、今日は良い流れ。

●お題その1「相方さんの意外な一面」

自由君「(大塚さんは)お酒が好きだそうなんですよね」
ちーちゃん「自由君以外みんな知ってると思う」←(爆笑)
自由君「自分はお酒弱いんで、(大塚さんが)お酒飲んでいる横で
 ウーロン茶飲んでますね多分」

ちーちゃん「見つめ合うとわかるんですけどアイラインがすんごい
 綺麗なんですよ」
自由君「メイク苦手なんで、そう言われるととっても嬉しいです、
 ありがとうございます」

友ちゃん「意外と良い香りがします、ヒョートカ」
耕平君「意外?(笑)」
友ちゃん「ヒョートカが通った後が分かるんですよ(笑)」

耕平君「2幕最初の(チャヴァとの)シーンで、いつもチャヴァは
 笑顔なんですけど、その時自分が本を持ってて、そうしたら
 チャヴァが『真顔で』返してきて、
 あの表情は自分しか知りません(笑)」

●お題その2「相方さんの可愛い一面が”あれば”教えてください」

アンケート書いた人、鬼だけど面白い(笑)

てりー氏「結婚式の後のシーンで、ツァイテルがガクガク震えていて、
 そこで自分(モーテル)のことをつねってくるんです。
 その時”可愛い”なって」
水さん「作戦勝ちです」(笑)

自由君「パーチックとホーデルは最初はツンツンしてて、喧嘩
 ばっかりしてるけど、一緒に踊る時にはとっても笑顔で
 踊ってくれてすっごく可愛い。」
ちーちゃん「言わせてるんじゃないですからね!」(爆笑)

耕平君「結婚式の後のシーンで、ちょうどチャヴァに光が強く当たるん
 ですよ。
 そこで『光が強いので影になるように立ってもらえませんか』って
 言われて、可愛いなと思いました。
 ま、でもそんなことで立ち位置変えてられませんが(笑)」


●お題その3「2人の結婚生活は」

てりー氏「両親と同じ5人家族、家族関係は良好です」

自由君「自分は拘束されて働けないので、ホーデルが代わりに
 働いてくれてます。
 本当にありがとうございます」
まじー「あれ、でもパーチックも働いてはいるよね」
自由君「でも金山(きんざん)とかですからね。強制労働とかって」

●お題その4「漢前の千弘さんに質問です。
 お相手の自由君と最初に会ったときのご挨拶は」

・・・これ、自分が書いた質問なんですけど(笑)。
まさか採用されると思いませんでした。

正確には「お相手の自由君と『その日』最初に会ったとき」なので
意味が変わっちゃってたんですけどね。

ちーちゃん「漢前かなぁ」

まじー「男っぽいよね。むしろがさつ(爆)」

・・・で、ひとしきり、クリエの時の共演の話をした後。

自由君「自分はミュージカル久しぶりだったので、『どうしたら
 いいんだろう』って緊張してたんですけど、大塚さんにお会い
 したらもう本当に堂々としてて、ベテランさんで、
 たくさんミュージカルにも出ておられて

ちーちゃん「そんなに出てないですよぉ(汗)」

自由君「そういえばダンスでも、ずいぶんリードされてました」

・・・

ま、そんなこんなで20分。

ペースも良かったし、何よりちーちゃんの「言わせてるんじゃないですからね!」が最強でした(笑)

質問も採用していただけたし、なんかいい思い出で屋根が締められて嬉しいです。

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