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『屋根の上のヴァイオリン弾き』(4)

2013.3.9(Sat.) 12:00~15:15
日生劇場2階B席 F列センターブロック20番台

待望の千弘ホーデル登場、なのに、初日を逃し、1週間経っての観劇。
とにかく平日18時開演が厳しすぎて、日程調整が大変です。

・・・って、2009年の笹本ホーデルの時と同じことを言っているとは。
なんでこの作品、平日18時なんでしょうね。

2階席なのにオペラグラスを忘れて借りるという困った事態でしたが、意外に倍率高くて助かりました。
以前は4倍倍率だったらしいですが、今は7倍で2階席にちょうどなぐらい。

登場シーンから目を凝ら・・・さなくても千弘ホーデルは一発で分かります。
群を抜いて綺麗。盆を囲んで手を組んで回るシーンも、「あぁ、この娘がホーデルね」って分かる。
ほぼ同じ身長だった笹本ホーデルの時はもっと溶け込んでたような気がしたから、そこが今回最初の意外ポイント。

で同じ役をやってみると玲奈嬢と千弘嬢はやっぱり違うなぁと。
喩えるなら、玲奈ホーデルが2Bの鉛筆で、千弘ホーデルが2Hの鉛筆という・・・。

千弘ホーデルは全体的に軽やかな感じ。
このお芝居だと次女のカラーが芝居の色を動かすような気もして、少しばかり現代風になった感じが。

玲奈ホーデルと千弘ホーデルの違いといえば、

玲奈ホーデル:テヴィエの娘

千弘ホーデル:ゴールデの娘

ってところですね。

というのも、千弘ホーデルの怒ったときの迫力がハンパなくて、「あぁ、あの母親の娘なのね」と(笑)

・・・

今回、ホーデルはとっても良いのですが、それにも増して嬉しいのが、相手役の学生・パーチック役との抜群の相性。
今までの経験上、ホーデルとパーチックはどちらかが当たりで、そちらだけが目立ってしまうというところがあって。

初めて見た2004年の時は、パーチックの吉野圭吾さんに比べると、ホーデルの知念ちゃんは当時は芝居的には薄いところはあったし、2006年の時は吉野さん続投でしたが、ホーデルは(剱持)たまきちゃんでこちらも少し薄かった。

2009年はせっかくホーデルが玲奈ちゃんになったのに、パーチックは良知君に変わって、ホーデルが引っ張っていく色が強くなって。(あ、ちなみに今回の千弘ホーデルはたまきホーデルに似てると思うパートがいくつかありました。V!で同役(サラ)をやったから当たり前なのでしょうが)

今回のパーチック役の入野くんは去年末~今年初めのクリエフェスで拝見していますが、予想以上にパーチックにイメージぴったり。進歩的な様が空回りするところとか、青臭さがアナテフカの村人と摩擦を起こすところとか、それと何よりも「なぜホーデルはパーチックに惹かれたのか」ところに説得力がとてもあって。

千弘ホーデルの役作りの点との相性もあるのでしょうが、「『そもそも』跳ねっ返りで進歩的」なホーデルは、自分から殻を破ろうとはしないけれども、実は自分の殻を破りたがっていた・・・ように思えて。

ホーデルがパーチックを認めた瞬間がどこなんだろう、って思ってきたのですが、あの「古いしきたりが一つ壊れた」の言い出しっぺがパーチックだからなんですよね。

ホーデルの2幕見せ場の駅のシーン、「愛する我が家をはなれて」。
今回、うちのご贔屓さんでは3人目の市村さんの娘さんになったわけですが(爆)、千弘ホーデルは「しっかりしているけど、少しばかりの心配させる脆さを含んでいる」みたいなところが好きかな。玲奈ホーデルはしっかりしすぎてて、次女にして長女みたいなところがあったので(苦笑)

テヴィエが気持ちを振り切るようにホーデルの背中をぼんって押して背を背けるシーン、むちゃくちゃ泣ける。

今回、次女ペアだけでなく三女ペアも良い感じ。そして次女と三女の組み合わせも、いままでにない程気持ちが通じている感じでいい。

でもなんでなんだろう、待望の役で素敵だし相手役もいいのに、それでも作品として何度も見たいと積極的にまでは思わない気持ちって。
元々派手さもさほどない作品だし、公演毎に違いがあるわけでもない。

そういえば、モーテル役の植本さんが「今日は何か鼻がむずむずするんだよ」って日ネタを入れてて笑いました。

・・・・

公演観劇回限定の、リピーター特典チケット(写真1枚付き)はサンプルが出てましたが、箒持ったホーデル、ちょっと寄りが甘い気がして今回は見送り。会期で2種類(もう1種類)出るらしいから次に期待かな。

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