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『ウェディングシンガー』(3)

2013.3.16(Sat.) シアタークリエ22列通路際

再再演、(新納さん曰く)「芳雄だけラスト」ステージ(笑)、初観劇です。
中日過ぎているのもあって凄い盛り上がり。クリエであれだけヒートアップしてるのそうそうないなぁ。

ドラロマとかクリエフェスとか、確かに盛り上がり系はあるけど、ミュージカルで盛り上がる系統のってあまりないなぁ。
V!をクリエでやれば特にラストは一体感抜群なんだろうけど。個人的にはガイズぐらいかな。

再演を重ねる作品って、初演キャストははまり役の人が残ることが多いので、ニューキャストとの温度差を感じちゃうことがあるのですが、今回何が凄いって、温度差ゼロに見える(笑)。

今回のメイン中、ニューキャストは3人で、全く心配してなかったのがサミーの吉野さん。
本人がああいう弾けキャラが実は好きというのを知っていたので(何しろ虚無僧キャラだから←覚えてる人いるんだろうかw※)、むしろ綜馬さんはちょっとキャラ違いだったかも・・・と思うほどに嵌ってました(綜馬サミーも好きですが)。

※玲奈ちゃんの10周年コンサート「Jewel」(天王洲・銀河劇場)のゲストキャラ。

あとお2人では一番心配してたのがホリーの彩吹さん。
びっくりしました。すっごくいい。初演・再演とミス・コメディエンヌな樹里さんで、どはまり役だったから、ドラロマでしか見たことなかった彩吹さん(お隣の劇場時代も未見)、どうかなと思ってたんですが、立ち姿も美しいし何より、ホリーの弾け方が良い!
1幕の某シーンを「なんであのシーン、○を被るんだろう」と稽古場で呟いていた話が、2幕最初の3人組(ロビー&ジョージ&サミー)でネタにされ、しかもロビーがオチを付けていたのが結構笑えました。

そしてヒロイン・ジュリア役の愛ちゃん。V!の時は見ていないので初見なんですが、言われてるほど”真面目な・しっかり者すぎた”ジュリアじゃないのがとてもいいです。

初演・再演のジュリアはこのミュージカルに出演したことで結婚しちゃいましたし(爆)、新納さんいわく「(初演・再演の)ジュリアはウエハラタカコでしかなく誰も太刀打ちできない」(意訳)でしたしね。

前任者のジュリアって不思議なお方で、あの歌さえ”味”だったんですよね。
「B級ミュージカル」に花を添える、というか、「B級の2乗」にしてしまう不思議な空気。
上原ジュリアのゴミ箱の歌は殿堂入りと言っていいと思います。
そういう「自覚しないおかしみ」があった前任者の前では、大変だったと思うのに。

ただ、今回番宣やインタビュー聞いていても、彼女がとってもクレバーな人というのが伝わってきて、「考えすぎるぐらい考える」タイプなのが伝わってきたんで、ちょっと心配でした。
でも、この作品はのっかっちゃったもん勝ちなところがあって、良い意味でカンパニーの空気に押されて良いポジションに納まってる。歌唱も素直な歌声だし、可愛いし、今回、ジュリアが彼女で良かったなと。

ロビーの井上君が3演目を迎えて、力むことなくロビーだし、それでいて、初めて芝居ができるジュリアが現れて。
ラストへの流れで、前任者は、棒読みみたいなところがあって(というかあれは棒読みそのもの・・・苦笑)、でも、今回はロビーとジュリアの気持ちがすれ違った上であのラストになって、というのがちゃんとお芝居に、ミュージカルになっていたのがとっても素敵。

今回、実は2幕ラストの井上ロビーの登場場所って、自分の席からわずか1m以内。
あぁ、そういえばここがロビーポジションだったということがその時分かったのですが、ギターを抱えてスポットライトを浴びる前のロビーを見る機会があって、思ったのが全然力んでいないんですよね。
そういうシーンであると言ってしまえばそれまでですけど、力まず、それでいてオーラもあって、人を惹きつける魅力のあるロビー・ハート。その姿が井上君のキャラクターとだぶって感じられたのが、3演目こそでの、このお芝居の魅力なのかもしれません。



この日のネタ。そっくりさん軍団の結婚式引き延ばしこと「ベガスの砂嵐作戦」の最長時間伸ばし立役者こと、後藤藍さん演じる偽レーガン大統領夫人・偽ナンシー。

この日は上手側であろうことか化粧を始めまして(笑)
正座したまま偽レーガン大統領に上手から下手へ持ち上げて持って行かれていて大笑い。
偽イメルダ夫人が銀ハイヒールをぶん回してたのもなんだかおかしかった。みんなやりたい放題ですなぁ。



ラスト、ジュリアの投げたブーケはもの凄いスピードで上手側6列目あたりに直行。もらった方もカーテンコールでノリノリでブーケを上に上げてて、あぁ、そういうのいいなぁって。(あまりにまっすぐに飛んでいって多分回りが手を伸ばしてもどうしようもないぐらいでしたけどw)

ちなみに自分的ツボ。

ジュリアがロビーを「ダディ」と呼ぶシーンがあります(笑)。

いいのか本オチがそれで(爆)

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