« 『ロックオペラ・モーツァルト』 | トップページ | 『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ~(7)』 »

『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ~(6)』

2013.2.23(Sat.) 18:30~22:05 17列下手側
2013.2.24(Sun.) 13:00~16:35 14列センターブロック

大阪・オリックス劇場(旧・大阪厚生年金会館)

あまたの日程調整を経て、行って参りました大阪ゴエロク3。

当初は2/16~17で遠征の予定だったのですが、仕事の進みが芳しくなく、引き取っていただいたのですが、あまりの引き取りのお申し出の早さに呆然。確かにそこそこの良席ではありましたが、さすが新感線の本場・大阪・・・と感心したものでした。

何とか調整が付いて取り直した席は、こちらもそれなりの席・・・と思っていたら日曜マチネは完全にど真ん中でびっくりしました。

東京公演と大阪公演の変更点がかなりあると耳にしてはいたのですが、自分が行くなら初見みたいに取っておきたいという気持ちもあって、感想ブログとかも斜め読みにとどめていました。

上演時間が一気に15分近く縮んでいるのが大きいですね。
それに加えて、出演者さんみんなの歌詞がちゃんと聞き取れるという音響。
そして終演時に出口まで出るのに一刻を争う必要がないありがたさ。
ま、お手洗いだけはこちらもダメでしたが。

・・・ま、言い出しちゃうとどうしてもオーブの悪口になっちゃうわけですが、何せCD聞いて初めて歌詞が理解出来た曲がけっこうあって、で大阪に来てようやく「あぁ、こここういう流れね」と納得するという・・・(苦笑)

◆まるでサンタさん
シアターオーブの例もありますので、まずは劇場のご案内係(女性)の服を見ると・・・え、これまるでサンタさん・・・
これおつゆが着るのかぁ、って思ったわけですが「放出(はなてん)出身の中谷ですっ」と。あぁ、この漢字書けるのは大阪外の人だと決まって鉄ちゃんなんだよなー。

◆サザエさん
津雲寺のシーン、「宝でございます」@春来尼の言い方が前からサザエさんみたいだなーと思っていましたが、考えることは同じらしく大阪公演からみんなで「うがぐぐ」の相の手が追加されてましたが、若干ウケ方が内輪受けというか、企画倒れといいますか(爆)。

「こんな千日前みたいなズッコケをやっている場合ではない」@前田玄以

これ、東京では公演中盤から「浅草みたいなズッコケをやっている場合ではない」ってやって定番化したんでしたね。

◆毎日じゅんさん
モーカリマッカ商会の情報網にひっかかって追われるシャルルを助ける慶次郎。

邪魔に入ってきた、くれくれお仙の歌が、最短のなんと1小節でぶったぎり(笑)
・・・全カットにならなかっただけマシなのかも。

で、慶次郎がシャルルを抱えて不意付かれてシャルルの頭落っことす・・・というのが定番でしたが、ここでの反応が毎回回替わり。日曜マチネの「スキップ君」がツボでした(笑)。

「どうしたんだ、とって付けたように倒れて」ってのも面白かった。

じゅんさん、本当に引き出しいっぱい持っているよなぁ。

◆サイコロsong
この曲が縮んだのが意外だったな-。他もいっぱいカットしてるからここの曲もカットできたのね。
間延びしないぐらいまでは縮んでいたからほっと一安心。

この曲に限った話ではないんですが、優ちゃん、オーブよりずっとやりやすそうにしてた感じ。
確かに声がキンキンはしてるんで耳障りはよくないんですけど。

そういやサンボさんの「締め○せ」の歌詞が好きだったので、なくなったのはちょっと淋しい(個人的にこの曲で一番好きなとこ)。

◆ねじ巻き人形
と称したいのが春来尼さんが五右衛門の隠れ家に来るシーン。

「石川様だー石川様だー石川様だー石川様だー石川様だ」が可愛さ度upしてて絶句(笑)

ゴエロク3の顔芸といえばシャルル様ですが、ここの春来尼さんの御仏との霊感通話も結構キテると思う。

シャルルと違うところといえば、春来尼さんの中の人はそういうキャラがショムニで有名になっちゃってるから何の心配もされてないことかな(苦笑)。

慶次郎が出てきての「大誤解」、春来尼さんの動きがいちいち面白い。遊べる最大限遊んでる感じ。
さほど遊んでなかった当時の映像しか残っていないのがもったいないわー。

◆おにぎりは投げる物ではありません
「派手好きが世界を救う」の慶次郎&シャルルのデュエットで、五右衛門を左右から挟み撃ちするのが笑った。
本気で嫌そうにしておりましたな@五右衛門

東京後半から、ここで後方にいる五右衛門&春来尼の素笑いシーンが好きだったんですが、日曜ソワレで久しぶりに復活。
なんか五右衛門(古田さん)が仕掛けて春来尼(由美子さん)が素落ちしてました。

で・・・春来さん合流後のシーンで・・・おにぎり握った後におにぎりぶん投げてる(かのようなアクションをしている)春来さんにわらた。
結構自由だなー。
確か新感線ってアドリブ×なんだよねー。いのうえさんOK出てるのかこれ。
今回唯一の準劇団員だからそのぐらいはいいのかしらん。

で、シャルル様こと浦井氏。
私にとってこのお方は回転木馬→ヴァンパイア→ゴエロク3→薔薇サムという順番で見た人なので、真面目1,イロモノ3でイロモノ優勢という(笑)。

「薔薇サムでシャルル見て呆然とした知人に『浦井君はいつもはこういう役者じゃない!』と言って、Vのアルフレート見せたら『やっぱりこういう系統なの?』と言われた」という話を聞きました(笑)

そうそう、浦井君の初見って「回転木馬」のビリーなんですよ。
お相手の玲奈ちゃんに手綱取られまくっている印象が初見なもんですから、これほどまでに初見とイメージが変わった人も珍しい。

シャルルと春来尼も初対面で気持ち通じ合った感じで何かとっても素敵。
ノってあげてる春来尼が大人なんでしょうけど(←女性に歳のことを聞くのは野暮ですよ-w)

浦井君と三浦君がカテコで結構仲良さそうにしてますが、某方が「あれで10近く年齢違いますよ」って書かれてて(笑)
それで言うと浦井君と由美子さんも10近く違いますが(←女性に歳のことを聞くのは野暮ですよ-w)、普通に相手役できそうですもんねまだ。

由美子さんの今回の相手役は古田さんですが、古田さんとも10以上違いますが、それでもしっくり来るって不思議です。
あいかわらず不思議さんです(爆)。

そういや、「う、そ、だ、よ、あ、ほ」の歌が全カットになったのに、シャルルのアホ顔シーンだけ残っているのがどういうことかと(笑)・・・いや、いのうえさん、何にも間違っていません(笑)

シャルルのネタを1秒放置して先に進むというのが大阪公演の特徴らしい(笑)
五右衛門以外もそれやってるからなぁ。

◆小姑対決
穴掘りシーン、心九郎に寄っかかっていくお銀に背後からどつきにいく小林小女(@カナコさん)がいじらしすぎる。

そいや、2幕で心九郎に「ふたたび日の本に明智の名を轟かすことを、小林は信じておりました」の時、メガネはずして半ば告白みたいになっているんだよなぁ。かわいい。

そいやその2、2幕で慶次郎を適当に見送って(本当に気がなく見送っているw、ただ手を振ってるだけで見ちゃいないw)お銀。
五右衛門に「誰探しているんだ」って突っ込まれて「探してなんかないよ」って言った後すぐさま「しんくろーーーー」って駆けてくお銀が可愛すぎる。

・・・えと、別に宗旨替えしてないですよ?(誰に言ってるんだw)

ま、優ちゃんも東京公演楽翌日にダウンしてたぐらいだから、東京は大変だったんだろうなと。


オーブはそこまで演者に負担なのかと実感しちゃったわけですが、そういうのない大阪は変なプレッシャー感じずにできてる感じなのは良かったかな。

ま、それでもゴエロク3のヒロインの座はご贔屓さんがリードしてる感じありますけど(こそっ)

◆空耳
2幕最初、「さかいみなと」はいっつも「境港」(鳥取県)に聞こえる。もちろん正しくは「堺港」。

◆追加シーン
かっとされまくりな各シーンに比べ、唯一追加されたシーンが2幕ほぼラスト。

善兵衛たちがつかまった後、秀吉の寝所の前に春来尼さんが旅装束で旅立つシーンが加わっています。が、このシーンで、春来尼さんは下手側に捌けるんですが、このオリックス劇場、オーブと違って舞台袖の距離が異常に長く、それでいて直後が秀吉の寝所のシーンで、五右衛門に声をかけられて舞台中央の襖から登場するわけで、ここの2分弱の舞台裏は大変なことになっているんだろうなと想像。

たしか「SHIROH」でもそんなことがあったような記憶がありますが、ともあれ、ここで異常な長距離&短時間移動があるせいか、その前のシーン、オーブでは春来尼さんがシャルルに手を引かれて客席降りしてたところが、五右衛門&慶次郎&シャルルの3人だけ捌けに変わっていました。移動距離はこれでプラスマイナスゼロでしょうね(体力温存というご配慮かと)。

そういえば客席降りが結構減ってました。五右衛門が1回、心九郎が1回、悪者グループが1回で、上記のシーンも大阪では客席降りじゃなくなってました。
そか、ご贔屓さんのオーブ客席降りを通路際1m以内で見られたのはラッキーだったのね。

そいやこの追加シーン、話の順序からするとちょっと変ですけどね。

旅装束で春来さんが旅立った直後に、秀吉の寝所で五右衛門と春来さんは会っているし、それでいて慶次郎に「春来さんはどうした?」って聞かれて「おにぎりと一緒にどっかいっちゃった」って答えてるし。

ま、五右衛門も全部正直ってキャラでもないし、慶次郎が春来さんに実は惚れてる風なのをわざとすかすようにしているようにも思えるし。

ここのシーン、「SHIROH」の寿庵になぞらえて「寿庵が生き残ってこの時代に現れたかと思った」って書いていた人がいたのですが、当然の如く時代が逆で、今回のゴエロク3が秀吉の時代、「SHIROH」は徳川の時代なわけです。
が、それを順番に並べると「時代を見守るキャラクター」という意味では繋がっているという感じはします。

◆ちょっと残念
優ちゃんのお銀役で一番好きだったシーンが、反乱鎮圧のシーンで、アビラの持ってる発煙筒をお銀が奪い取ってくるっと回るところがむちゃくちゃ綺麗な転回で感動だったんですが、あれもなくなっちゃったんですよね。

歌詞もいっぱいなくなってたし、アビラも下手側端にいたからなくなったのは予測できたけど。

あ、でも萌えポイント出来てた。
その発煙筒の件で、焦る心九郎に、こそっと耳打ちする五右衛門。んで、心九郎がお銀に耳打ちするところがむちゃくちゃいいムードで(笑)。右手で「こちらどーぞー」って感じで3人でシャルル紹介する件は大好きだ。あぁ、これ映像に残らん。

◆ストーリーのコア
この作品、ただ楽しむだけっていうのは分かってはいるんですが、流石にもう10回も見ると、何かしらストーリーのコアというか、作者が想定した場所というのは感じるようにはなるわけで、あえて一言で言うなら「遊び」なんだろうなと思う。

慶次郎と三成の対極が一番わかりやすいですが、名前呼ばれるより「慶ちゃん」と言われる方が楽な慶次郎、呼び捨てにされるのを何より嫌う三成、でも慶次郎の回りにはいっつも仲間がいるし、三成の回りにはぴりぴりした空気が張りつめてる。
そんな2人が立ち回ったラスト直前のシーン、三成は慶次郎に「三成」と呼ばれたのを初めて怒らないんですね。

もともと三成は慶次郎のことを高く評価していて、堺の反乱鎮圧もその任を申し出た前田玄以を明らかに力不足と最初から断じている反面、「一軍を指揮できる器と言えば私と貴公しかおらん」と言っているわけで(先に自分を出すあたりは三成ですないかにもw)、「自分にはこれしかできない」と秀吉に殉じることしかできない三成にとって、慶次郎の「遊び」は羨ましいものだったんじゃないかと。

それで言えば五右衛門自体が完全に「遊び」そのものですし(笑)、秀吉もそれを分かっているから一目置いている(まぁ、癪に障ってしょうがないんでしょうがw)。

心九郎の成長物語も五右衛門を初めとした「遊び」が自分に足りなかったことを痛感したからこそなのだろうしね。
そういえば、心九郎がお銀に「ありがとう」って言ったときに頭下げてなかった気がするんだよな、東京公演。
なんかそこが妙にじーんと来ちゃった。




日曜日マチネのカテコで由美子さん、去ってくときに下手側の教祖にガッツポーズして去っていって、うわーご機嫌だわーと。
土曜日ソワレも結構ご機嫌そうにされていたので、さすが直後にお酒が待っているとご機嫌ですね(笑)

カットされたシーンいっぱいあったとはいえ、時間的にかなり負担の小さい公演になってそれが何よりほっとしました。
負担って見る方が(笑)。

色々大変だったけど大阪行った甲斐はありました。

|

« 『ロックオペラ・モーツァルト』 | トップページ | 『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ~(7)』 »

コメント

Howdy. Very nice site!! Guy .. Excellent .. Wonderful .. I will bookmark your web site and take the feeds also…I am glad to locate so much useful information here in the post. Thank you for sharing.

投稿: retro jordans | 2013/03/17 15:35

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74093/56835564

この記事へのトラックバック一覧です: 『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ~(6)』:

« 『ロックオペラ・モーツァルト』 | トップページ | 『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ~(7)』 »