« 2013年1月 | トップページ | 2013年3月 »

2013年2月

『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ~(6)』

2013.2.23(Sat.) 18:30~22:05 17列下手側
2013.2.24(Sun.) 13:00~16:35 14列センターブロック

大阪・オリックス劇場(旧・大阪厚生年金会館)

あまたの日程調整を経て、行って参りました大阪ゴエロク3。

当初は2/16~17で遠征の予定だったのですが、仕事の進みが芳しくなく、引き取っていただいたのですが、あまりの引き取りのお申し出の早さに呆然。確かにそこそこの良席ではありましたが、さすが新感線の本場・大阪・・・と感心したものでした。

何とか調整が付いて取り直した席は、こちらもそれなりの席・・・と思っていたら日曜マチネは完全にど真ん中でびっくりしました。

東京公演と大阪公演の変更点がかなりあると耳にしてはいたのですが、自分が行くなら初見みたいに取っておきたいという気持ちもあって、感想ブログとかも斜め読みにとどめていました。

上演時間が一気に15分近く縮んでいるのが大きいですね。
それに加えて、出演者さんみんなの歌詞がちゃんと聞き取れるという音響。
そして終演時に出口まで出るのに一刻を争う必要がないありがたさ。
ま、お手洗いだけはこちらもダメでしたが。

・・・ま、言い出しちゃうとどうしてもオーブの悪口になっちゃうわけですが、何せCD聞いて初めて歌詞が理解出来た曲がけっこうあって、で大阪に来てようやく「あぁ、こここういう流れね」と納得するという・・・(苦笑)

◆まるでサンタさん
シアターオーブの例もありますので、まずは劇場のご案内係(女性)の服を見ると・・・え、これまるでサンタさん・・・
これおつゆが着るのかぁ、って思ったわけですが「放出(はなてん)出身の中谷ですっ」と。あぁ、この漢字書けるのは大阪外の人だと決まって鉄ちゃんなんだよなー。

◆サザエさん
津雲寺のシーン、「宝でございます」@春来尼の言い方が前からサザエさんみたいだなーと思っていましたが、考えることは同じらしく大阪公演からみんなで「うがぐぐ」の相の手が追加されてましたが、若干ウケ方が内輪受けというか、企画倒れといいますか(爆)。

「こんな千日前みたいなズッコケをやっている場合ではない」@前田玄以

これ、東京では公演中盤から「浅草みたいなズッコケをやっている場合ではない」ってやって定番化したんでしたね。

◆毎日じゅんさん
モーカリマッカ商会の情報網にひっかかって追われるシャルルを助ける慶次郎。

邪魔に入ってきた、くれくれお仙の歌が、最短のなんと1小節でぶったぎり(笑)
・・・全カットにならなかっただけマシなのかも。

で、慶次郎がシャルルを抱えて不意付かれてシャルルの頭落っことす・・・というのが定番でしたが、ここでの反応が毎回回替わり。日曜マチネの「スキップ君」がツボでした(笑)。

「どうしたんだ、とって付けたように倒れて」ってのも面白かった。

じゅんさん、本当に引き出しいっぱい持っているよなぁ。

◆サイコロsong
この曲が縮んだのが意外だったな-。他もいっぱいカットしてるからここの曲もカットできたのね。
間延びしないぐらいまでは縮んでいたからほっと一安心。

この曲に限った話ではないんですが、優ちゃん、オーブよりずっとやりやすそうにしてた感じ。
確かに声がキンキンはしてるんで耳障りはよくないんですけど。

そういやサンボさんの「締め○せ」の歌詞が好きだったので、なくなったのはちょっと淋しい(個人的にこの曲で一番好きなとこ)。

◆ねじ巻き人形
と称したいのが春来尼さんが五右衛門の隠れ家に来るシーン。

「石川様だー石川様だー石川様だー石川様だー石川様だ」が可愛さ度upしてて絶句(笑)

ゴエロク3の顔芸といえばシャルル様ですが、ここの春来尼さんの御仏との霊感通話も結構キテると思う。

シャルルと違うところといえば、春来尼さんの中の人はそういうキャラがショムニで有名になっちゃってるから何の心配もされてないことかな(苦笑)。

慶次郎が出てきての「大誤解」、春来尼さんの動きがいちいち面白い。遊べる最大限遊んでる感じ。
さほど遊んでなかった当時の映像しか残っていないのがもったいないわー。

◆おにぎりは投げる物ではありません
「派手好きが世界を救う」の慶次郎&シャルルのデュエットで、五右衛門を左右から挟み撃ちするのが笑った。
本気で嫌そうにしておりましたな@五右衛門

東京後半から、ここで後方にいる五右衛門&春来尼の素笑いシーンが好きだったんですが、日曜ソワレで久しぶりに復活。
なんか五右衛門(古田さん)が仕掛けて春来尼(由美子さん)が素落ちしてました。

で・・・春来さん合流後のシーンで・・・おにぎり握った後におにぎりぶん投げてる(かのようなアクションをしている)春来さんにわらた。
結構自由だなー。
確か新感線ってアドリブ×なんだよねー。いのうえさんOK出てるのかこれ。
今回唯一の準劇団員だからそのぐらいはいいのかしらん。

で、シャルル様こと浦井氏。
私にとってこのお方は回転木馬→ヴァンパイア→ゴエロク3→薔薇サムという順番で見た人なので、真面目1,イロモノ3でイロモノ優勢という(笑)。

「薔薇サムでシャルル見て呆然とした知人に『浦井君はいつもはこういう役者じゃない!』と言って、Vのアルフレート見せたら『やっぱりこういう系統なの?』と言われた」という話を聞きました(笑)

そうそう、浦井君の初見って「回転木馬」のビリーなんですよ。
お相手の玲奈ちゃんに手綱取られまくっている印象が初見なもんですから、これほどまでに初見とイメージが変わった人も珍しい。

シャルルと春来尼も初対面で気持ち通じ合った感じで何かとっても素敵。
ノってあげてる春来尼が大人なんでしょうけど(←女性に歳のことを聞くのは野暮ですよ-w)

浦井君と三浦君がカテコで結構仲良さそうにしてますが、某方が「あれで10近く年齢違いますよ」って書かれてて(笑)
それで言うと浦井君と由美子さんも10近く違いますが(←女性に歳のことを聞くのは野暮ですよ-w)、普通に相手役できそうですもんねまだ。

由美子さんの今回の相手役は古田さんですが、古田さんとも10以上違いますが、それでもしっくり来るって不思議です。
あいかわらず不思議さんです(爆)。

そういや、「う、そ、だ、よ、あ、ほ」の歌が全カットになったのに、シャルルのアホ顔シーンだけ残っているのがどういうことかと(笑)・・・いや、いのうえさん、何にも間違っていません(笑)

シャルルのネタを1秒放置して先に進むというのが大阪公演の特徴らしい(笑)
五右衛門以外もそれやってるからなぁ。

◆小姑対決
穴掘りシーン、心九郎に寄っかかっていくお銀に背後からどつきにいく小林小女(@カナコさん)がいじらしすぎる。

そいや、2幕で心九郎に「ふたたび日の本に明智の名を轟かすことを、小林は信じておりました」の時、メガネはずして半ば告白みたいになっているんだよなぁ。かわいい。

そいやその2、2幕で慶次郎を適当に見送って(本当に気がなく見送っているw、ただ手を振ってるだけで見ちゃいないw)お銀。
五右衛門に「誰探しているんだ」って突っ込まれて「探してなんかないよ」って言った後すぐさま「しんくろーーーー」って駆けてくお銀が可愛すぎる。

・・・えと、別に宗旨替えしてないですよ?(誰に言ってるんだw)

ま、優ちゃんも東京公演楽翌日にダウンしてたぐらいだから、東京は大変だったんだろうなと。


オーブはそこまで演者に負担なのかと実感しちゃったわけですが、そういうのない大阪は変なプレッシャー感じずにできてる感じなのは良かったかな。

ま、それでもゴエロク3のヒロインの座はご贔屓さんがリードしてる感じありますけど(こそっ)

◆空耳
2幕最初、「さかいみなと」はいっつも「境港」(鳥取県)に聞こえる。もちろん正しくは「堺港」。

◆追加シーン
かっとされまくりな各シーンに比べ、唯一追加されたシーンが2幕ほぼラスト。

善兵衛たちがつかまった後、秀吉の寝所の前に春来尼さんが旅装束で旅立つシーンが加わっています。が、このシーンで、春来尼さんは下手側に捌けるんですが、このオリックス劇場、オーブと違って舞台袖の距離が異常に長く、それでいて直後が秀吉の寝所のシーンで、五右衛門に声をかけられて舞台中央の襖から登場するわけで、ここの2分弱の舞台裏は大変なことになっているんだろうなと想像。

たしか「SHIROH」でもそんなことがあったような記憶がありますが、ともあれ、ここで異常な長距離&短時間移動があるせいか、その前のシーン、オーブでは春来尼さんがシャルルに手を引かれて客席降りしてたところが、五右衛門&慶次郎&シャルルの3人だけ捌けに変わっていました。移動距離はこれでプラスマイナスゼロでしょうね(体力温存というご配慮かと)。

そういえば客席降りが結構減ってました。五右衛門が1回、心九郎が1回、悪者グループが1回で、上記のシーンも大阪では客席降りじゃなくなってました。
そか、ご贔屓さんのオーブ客席降りを通路際1m以内で見られたのはラッキーだったのね。

そいやこの追加シーン、話の順序からするとちょっと変ですけどね。

旅装束で春来さんが旅立った直後に、秀吉の寝所で五右衛門と春来さんは会っているし、それでいて慶次郎に「春来さんはどうした?」って聞かれて「おにぎりと一緒にどっかいっちゃった」って答えてるし。

ま、五右衛門も全部正直ってキャラでもないし、慶次郎が春来さんに実は惚れてる風なのをわざとすかすようにしているようにも思えるし。

ここのシーン、「SHIROH」の寿庵になぞらえて「寿庵が生き残ってこの時代に現れたかと思った」って書いていた人がいたのですが、当然の如く時代が逆で、今回のゴエロク3が秀吉の時代、「SHIROH」は徳川の時代なわけです。
が、それを順番に並べると「時代を見守るキャラクター」という意味では繋がっているという感じはします。

◆ちょっと残念
優ちゃんのお銀役で一番好きだったシーンが、反乱鎮圧のシーンで、アビラの持ってる発煙筒をお銀が奪い取ってくるっと回るところがむちゃくちゃ綺麗な転回で感動だったんですが、あれもなくなっちゃったんですよね。

歌詞もいっぱいなくなってたし、アビラも下手側端にいたからなくなったのは予測できたけど。

あ、でも萌えポイント出来てた。
その発煙筒の件で、焦る心九郎に、こそっと耳打ちする五右衛門。んで、心九郎がお銀に耳打ちするところがむちゃくちゃいいムードで(笑)。右手で「こちらどーぞー」って感じで3人でシャルル紹介する件は大好きだ。あぁ、これ映像に残らん。

◆ストーリーのコア
この作品、ただ楽しむだけっていうのは分かってはいるんですが、流石にもう10回も見ると、何かしらストーリーのコアというか、作者が想定した場所というのは感じるようにはなるわけで、あえて一言で言うなら「遊び」なんだろうなと思う。

慶次郎と三成の対極が一番わかりやすいですが、名前呼ばれるより「慶ちゃん」と言われる方が楽な慶次郎、呼び捨てにされるのを何より嫌う三成、でも慶次郎の回りにはいっつも仲間がいるし、三成の回りにはぴりぴりした空気が張りつめてる。
そんな2人が立ち回ったラスト直前のシーン、三成は慶次郎に「三成」と呼ばれたのを初めて怒らないんですね。

もともと三成は慶次郎のことを高く評価していて、堺の反乱鎮圧もその任を申し出た前田玄以を明らかに力不足と最初から断じている反面、「一軍を指揮できる器と言えば私と貴公しかおらん」と言っているわけで(先に自分を出すあたりは三成ですないかにもw)、「自分にはこれしかできない」と秀吉に殉じることしかできない三成にとって、慶次郎の「遊び」は羨ましいものだったんじゃないかと。

それで言えば五右衛門自体が完全に「遊び」そのものですし(笑)、秀吉もそれを分かっているから一目置いている(まぁ、癪に障ってしょうがないんでしょうがw)。

心九郎の成長物語も五右衛門を初めとした「遊び」が自分に足りなかったことを痛感したからこそなのだろうしね。
そういえば、心九郎がお銀に「ありがとう」って言ったときに頭下げてなかった気がするんだよな、東京公演。
なんかそこが妙にじーんと来ちゃった。




日曜日マチネのカテコで由美子さん、去ってくときに下手側の教祖にガッツポーズして去っていって、うわーご機嫌だわーと。
土曜日ソワレも結構ご機嫌そうにされていたので、さすが直後にお酒が待っているとご機嫌ですね(笑)

カットされたシーンいっぱいあったとはいえ、時間的にかなり負担の小さい公演になってそれが何よりほっとしました。
負担って見る方が(笑)。

色々大変だったけど大阪行った甲斐はありました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

『ロックオペラ・モーツァルト』

2013.2.11(Mon.) 17:00~19:40
東急シアターオーブ 1階7列30番台(センターブロック)

主催の先行で取った結構な良席だったのですが、公演が終わってこの日が初日だったことを知りました(苦笑)

今回の公演はモーツァルトとサリエリが公演毎に役を交代する2バージョン同時進行で、この回は中川晃教さんがモーツァルト、山本耕史さんがサリエリとなる、ルージュバージョン。

カーテンコールのご挨拶で「ルージュバージョンって言うんだっけ?」と、やまもに聞くあっきー。
そういうところ昔のまんま(笑)

何しろ骨の髄まで東宝版が染み付いた我が身、結局東宝版との比較で延々書くことになるのですが、何しろその辺りが完全ネタバレになっちゃいますので、回避の方は回れ右でお願いします。とにかく色々違うので、そういうインパクトを大事にされたい方はこの後の文を見ない方がよきかと。




では、よろしいですね?

今回の公演、見に行こうと思った最大の理由はあっきーでしたが、もう一人は菊地美香ちゃん。

当初は彼女の役名が発表されていなかったのですが、後追いでコンスタンツェが秋元さんに決まり、美香ちゃんは4姉妹のうちの3人のうちの誰かなーぐらいに思ってました。

えと。

わたくし、「モーツァルト!」東宝版を50回以上見ているんですが、美香ちゃんの役を全く当てられませんでした(笑)。

※既に去年の内に配役は発表済みでした。

我ながら変です、この人(笑)

美香ちゃんの役、「モーツァルト!」東宝版サブヒロイン、ナンネール役に決まってるわけですね。

いやぁ、だって物心ついてから(←をい)この役は(高橋)由美子さんでしか見てきていないから、他の人がこの役やること自体想像付いてなくて。

でも、言われてみれば美香ちゃんはコゼット経験者だし、由美子さんもファンテーヌだったわけだから系統は全く同じですし(母娘)。
とはいえ美香ちゃん、あっきーよりも、当然やまもよりも年下ですけど(笑)

私の場合の「モーツァルト!」の作品はこの作品で3作目で、東宝版(2002年~)、音楽座版「21Cマドモアゼル・モーツァルト」(2005年。モーツァルト役が新妻聖子さん)、そして今回。

今回の美香ナンネールは、1幕は音楽座版とほぼ同じぐらいの出番でいわゆる「影薄い系」でした。

唯一といっていい登場シーンが、「王子と姫が敵味方に分かれて夜の闇の中で剣を交わしあう」(※)・・・では全然ない(笑)、M4「Penser I'm possible」(邦題「不可能への挑戦」)。以前、お知り合いからフランス版CDを拝聴していたのでこの曲がナンネールパートを含んでいることは知っていたのですが、今回の作品のパンフレット、2500円もする割に誰がどの曲歌うかさえ書いてない不親切設計。

(※)シアタークリエ他「DRAMATICA/ROMANTICA」。王子は井上芳雄さん、姫は新妻聖子さん。

ちょっとその辺は肩を落としておりましたが、2幕は意外にも大活躍。

びっくりしたのが、この作品のナンネールはコンスタンツェのことを「あの人はいい人よ」って言っているんです。
もう天と地がひっくり返ったぐらいの衝撃です(笑)

何しろモーツァルトとコンスタンツェの結婚式に笑顔で出席してコンスタンツェと抱き合って拍手を送るわけですから、もうこっちの頭が付いていきません(^^;)。

ウェーバー一家のことを疑うのはナンネールの役回りではなく母の役回りになっているので、1幕は母の存在感が大きくなっています。

東宝版ではナンネールはレオポルトと一緒にヴォルフガングを心配し嘆くわけですが、今回の作品はナンネールがヴォルフガングの肩をほとんど最後まで持つので、レオポルトの孤立ぶりが半端ない。

でも、ヴォルフガングは実はレオポルトのことを忘れているわけでもなんでもなく、「今の僕があるのは父のお陰だ」とか言っているんですが、これもあっきーでこの台詞を聞くと完全に思考回路が混乱しまくります(爆)。

東宝版は最後では父と分かり合えなかったことを嘆き、初めて後悔するわけで、それに比べるとこの作品のヴォルフガングは全体的に物わかりが良すぎる感じがあります。

確かに史実的な、コロレドに逆らうとかいう話は変わってはいないのですが、この物わかりの良さを考えるに、2役の弊害かと個人的には思います。

ストーリーテラーであるサリエリの立場を、モーツァルトを演じる上であっきーが切り離せていないように思えて。
彼のモーツァルトを見るときにこちらがどうしても期待してしまう爆発力が、減じているように思えてしまうのです。

あと、オーブ前回作の「五右衛門ロック3」でも思ったことですが、この劇場は音は通るけど声が通らないんです。
そして更に言うと高音が通らない。アルトは本当に通るんですけどね。とにかく歌詞が聞き取れないのは致命的。
だから、あっきーの「すっこーん」って歌声を期待すると、そこがどうしても物足りなく感じるのかと。

やまものサリエリは期待どおり。彼はああいう、腹に一物持つ役をやらせるとどうしてあそこまで光るのかと思うぐらいに絶品な存在感を出す役者さんなので、むちゃくちゃ痺れました。表面の成功を得ながら、音楽家としての名声をモーツァルトに譲らざるを得ない苦しみが伝わってきて良かったです。

ただ・・・この作品のエンディングがねぇ・・・

何というか「モーツァルトと愉快な仲間たち」(←笑)みたいな笑顔で終わるのはやっぱりどうしても違和感があるんですね。

東宝版が全てというつもりがあるわけじゃないのですが、ちょっといじりすぎな感じがあって、のめり込めなかった感じの観劇だったのでした。

・・・

この日は初日ということもあってご挨拶があったのですが、あっきーが丸々トークをやまもに振って一瞬呆然としていた山本氏(笑)。それでも一瞬で立て直したのは流石。
「2役は役者にとって名誉なこと。お互い刺激し合って見合って演じていけるのは嬉しい」といった話をされていました。

その後、演出家氏が壇上に上げられご挨拶された後、演出家氏が招き入れ、今回の公演の興行元の社長であるネルケプランニングの社長さんが壇上に上げられてご挨拶されていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『新妻聖子ライブ2012』(5)

2013.2.11(Mon.) 14:00~15:00(滞在時間)
千駄ヶ谷ギャルリー・リフレ

2月10日(日)から開催されている「新妻聖子ライブ2012写真展」に行ってきました。

利用路線からすると北参道駅(副都心線)の方が近いのですが、前の予定との兼ね合いもあって明治神宮前・原宿駅(千代田線)から入ることに。

混み合う原宿駅前を北方向に山手線沿いに進み、「原宿外苑中学校西」の信号を右折(公式の地図には「千駄ヶ谷3西」とありますが、この名称に変わっています)、信号1つ目の1つ先の路地を左折(公式の地図には「ampm」とありますが、コンビニは潰れています)です(←いろいろ笑)。

外にDMの写真が貼られている小綺麗なギャラリー。

写真撮影は千葉市民会館公演の写真とのことで、写真51枚と新作のポスターが3枚。

ポスターは1枚2,000円で、展示写真は受注生産(会期終了後1ヶ月で配送、額付き)で1枚3,000円。そして聖子さん初のポストカードセット(5枚組)が1,000円。

写真がそれぞれだぶっている部分もあるので、どう組み立てるのか、パズルみたいで結構面白かったです(笑)。

ポスターはDM写真の衣装1枚、弾き語り赤衣装を背後から撮った1枚、とありましたが自分はもう1枚の赤衣装のポスターをセレクト。

1枚目のポスターは確かにDM写真の衣装なのですが・・・マネージャーさんに感想を申し上げたのですが、妙にお姉さん(由佳子さん)に似てるアングルな気がしました(^^;)

展示の写真はほぼ聖子さんのシングルカットですが、バンドの皆さん全員と写った写真が2枚、ヴァイオリンの美月さんが後ろに写っているのが1枚、バンマスの五十嵐さんと写っているのが1枚ありましたが、ちょっと迷った揚げ句に全員写真を選びました。

このうち、DM写真のピンク衣装と、赤&黒衣装は会場に展示されていて間近で見ることができます。
もっと注目なのは名実ともにハイヒールなハイヒール2点。実際、かがみ込んで拝見させていただきましたが(おいw)すんごい高さでした。この高さであれだけ動き回れるって凄いなぁ。

会場では今回のライブの映像もリピートで流れており、中央に椅子&テーブルもあるのでゆっくり鑑賞できます。
「私だけに」「ピエタ」「I've never been to me」のリピートです。実に初見の方向きなラインナップです。

私の後から来られていたご夫婦の方は映像を見て「若い方なのね」とおっしゃっていたので、そういう”初めて見られる方”を対象にした写真展なんだろうと思います。実際、よみうりホールのチケットも販売されていましたし。

そのテーブルには聖子さんお勧めのハーブコーディアルジュースが置かれていて、お言葉に甘えて飲ませていただいたんですが、見た目より甘くて後味が凄く良いです。さすがの舌です(^^;)

まだいただけていなかった、よみうりホール(3月4日)のチラシもいただけて一安心。

滞在した1時間の間のお客さまは先客がお2人、後から来られた方が3人ということで1時間で5~6人といったところ。
記帳ノートもあって、拝見したところ、(昨日の)初日はやっぱり多かったみたいです。

今回のよみうりホールのポスターには本人の直筆コメントが書かれていて、そこには寄せ書きができます。通称「サイゴン方式」ですね(笑)。そこにちゃんと白と金と銀のペンが置いてあるという(ポスターが黒系なので)相変わらずの気配りの細かさに感動します。

・・・

今回の企画を聞いた時に、さすがだなぁって思ったことを思い出します。

聖子さんがお休みを取られる2月に(実際には合間合間で仕事されているようですが)どれだけよみうりホールに新しい人を連れてこられるかを考えたときに、「見てもらわなきゃ、聞いてもらわなきゃ伝わらない」って気持ちを形にすることって素敵なことだなと。

痒いところに手が届く、熱意が溢れるプロの仕事っていいなって思います。
また時間が出来たら覗いてみたいと思う、とっても素敵な空間だったのでした。

写真展の会期は2月24日(日)まで。平日は15時~19時、土日祝は13時~18時です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『屋根の上のヴァイオリン弾き』(3)

日比谷シャンテ1階特設スペース 12:30~13:30

・・・には入れませんでした。

バレンタインデー特別企画の「屋根の上のヴァイオリン弾き」トークショー。

日比谷シャンテ開館の11時から整理券配布、ということで9時50分頃に行ってみると、既に70~80人近い列。

10時過ぎると東宝の社員さんが来られて「50人前後しか入れない、立ち見も無理なので見られないと思います」とのお知らせがあるも、ほとんど列を離れない(笑)

見たところ前方はほぼ初電を想像できるような感じで、携帯用座席も準備されている徹底ぶり。
自分がアイドルファンだった当時はイベントに行くようなタイプじゃなかったから、その辺りの勘は鈍っていたなぁ・・・(笑)

というわけで、11時を迎えて整理券は入手できず。
場所を確認すると日比谷シャンテ正面入口に椅子を置いた状態(普段は受付があるところ)で、そりゃ50人そこそこしか入れないよなぁ・・・という場所。

ひとまず寒空の下にいたのでお手洗いに行こうと2階に昇ると、フォロワーさんに声をかけられる(合流しようと思っていたのですが)。
2階から見下ろすところが何とか空いてそう、ということで声をかけていただいて2列目なれどその場所に陣取り。
更にその上の3階にも人がびっしり。両方合わせて20人~30人はいましたでしょうか。

ちなみに衣装はこの記事参照です。こちら

2階からだと見下ろす感じになるというか、そもそもが2列目なので前の人の隙間から覗くという状態(笑)
ちゃんと見えるとありがたみがあります(爆)

メインは三姉妹、長女・ツァイテル役の水夏希さん、次女・ホーデル役の大塚千弘さん、三女・チャヴァ役の吉川さん。
司会はヒョートカ役(三女の相手役)の上口耕平さん。そして当日発表のスペシャルゲストがパーチック役(次女の相手役)の入野自由さん。

うーん、メインキャストの登場を当日いきなり発表するのは主催としてどうなのかなぁ、とちょっと違和感。

向かって一番右が上口さん、そこから水さん、大塚さん、吉川さん、そして一番左が入野さん。

上口さんの司会進行は意外に滑らかで、某社演劇部の方よりよっぽど良かったのですが(笑)、壇上に上がられた3人の様子はいつでも真ん中の大塚さんを頼るという・・・、ちぃちゃんもしっかりしたよねぇ、とちょっとした感慨に浸ったり。

とはいえ、最初の挨拶で「『ちひろ』役の大塚千弘です」と言って慌てて訂正していたので可愛かったですが(爆)、というか心配しましたが、後はほとんど千弘ちゃんが締め&展開役を買って出ることになります。

台本がちょっといまいちだったかな。

最初のキャストへの質問が「家族とバレンタインと愛のエピソードを教えてください」って主題が3つもあるじゃないですか(笑)
答えにくそう(笑)

水さんは元男役らしく、「最近までずっとチョコレートもらう方でしたからね」と笑いを誘ってて。
吉川さんはひとしきりチョコレート話をした後に、周囲から「あれ、誰かあげる人忘れてない?」と突っ込まれる。そのお相手は相手役の上口さんなわけですが・・・上口さんいわく「まだ日がありますよ(笑)」と。

そんな中、ちぃちゃんは一人主題に沿ってきっちり答えてました。「(学生の頃)人気だった相手の男の人の家に女の子がみんな並んでたんですけど、自分は恥ずかしくて並べなくて。母親からその人の母親に渡してもらいました(笑)。母親にはほんとお世話になりました(爆)」みたいな話をしててちゃんと芸能ニュースの軸になってました。さすが、慣れてるねぇ。

役柄の話になって、水さんと大塚さんは普通に話してましたが、友ちゃんは結構自由にトークしてました。
何しろ「チャヴァは絵本が好きで」ですから(苦笑)。
そして友ちゃんが困ったときに頼るのはお姉ちゃんな千弘ちゃん。自分が緊張する間もないみたいでした(笑)。
いやぁ、20代前半の「SHIROH」のDVD副音声でフリートークが自由すぎる、ちょっと黙っててとまで言われてた人が、こんなにも成長するなんてねぇ(大笑)。

「稽古場のエピソード」というお題の時には入野君が出してた話「長く続いてきた作品だからそれぞれの動きに意味がある」って言葉を千弘ちゃんが受けて話してたのが印象的。インスピレーションが通じてる感じがしたかな。
「手を打つ打ち方も違ったりするし」という話はいい話だな。「頭の上に乗せた瓶を落としちゃうとその列にはもう入れないんですよ」っていう話を千弘ちゃんがしてたのも印象的。

水さんは相手役(植本潤さん)がいらっしゃらないからもあってか、ちょっと控えめな佇まい。植本さんいたら、もう違う世界だもんねぇ。

・・・

この日のイベントの後半は、プレゼント大会という名の、会場「100分の1」大会。(実際には55分の1)

つまり、壇上の方が出した質問に答えた人が1人なら、出演者とその人がその賞品をもらえるという企画で、賞品の提供は日比谷シャンテの各店舗様より。
バレンタインデー企画とあって、そういうお菓子系が多かったのですが、千弘ちゃんのところで「ショコラ」が来たのが分かっているねぇという感じで(笑)。

水さんからは「『屋根の上のヴァイオリン弾き』の初演を見た方」というお題で、まさかの3人。水さんとジャンケンして負けた方が唯一1人。その方に当たったのですが、ちょうどその方の挙手が一番早かったらしく、結果オーライ。

千弘ちゃんからは「5人姉妹の方」というお題でゼロだったのですがとっさに切り替えて、「5人姉妹・兄弟」という話でどんぴしゃ1人。

友ちゃんからは「チョコレートをココア豆から作る人」という会場大爆笑のお題が発せられ、こちらもお1人。

入野君からは「今日が誕生日の人」がゼロで、「2月14日が誕生日の人」が1人で、無事バッグがもらわれていきました。「揮発性で水をはじくので、『君も今日からパーチックになれる!』とよく分からない煽りに会場から笑いが起こっていました(笑)

・・・

そんなこんなでイベント終了、フォトセッションに移ったのですが、最後の締めもなくフォトセッションに移る台本はどうかと・・・ちょっと締まらない幕切れでした。そこでは意気込みを聞くのが普通だと思うんですが、どうも時間配分間違って13時オーバーだからだったみたいですね。

で、この日、作品公式で発表されていた「チョコレート引換券付きチケット」の話に気をもんでいたのですが、イベントの最後にアナウンスが。

「吉川さんは本日この後舞台があるためこれにて退席させていただきます。チョコレートは男性お2人(上口さん、入野さん)からお受け取りください。チョコレートをお受け取り後、水さん、大塚さんとハイタッチをしてご退場いただきます」

とのアナウンス。

・・・・うわぁ(苦笑)。

自分は良かったんですけどね。水さんにもお声かけができた上で、千弘ちゃんに「頑張ってください」言えて。
元気いっぱいのご返事をいただけたから、自分的にはなーんの問題もなくほくほくでしたが(番号的には3で割ると千弘ちゃんには当たらない番号だったので)、150番近くまで達していた整理番号に比べて列が短かった(しかも男性の参加者がそれほどじゃなかった)のはちょっと・・・・それは気の毒だなぁ。

そりゃ確かに「どなたから受け取るかご指定はできません」だったけど(苦笑)。

色々な意味で声にならない叫びが下から流れ着いてきたように思えたこの日のエンディングでした。

い、いいのかなそれ。

色々と心配になる、イベントの幕切れでしたが、ちぃちゃんが思った以上にしっかりしてたのが、何よりの安心要素になりました。無理しすぎないように頑張って欲しいです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『FROG-新撰組寄留記-』

2013.2.3(Sun.) 13:00~15:25
六行会ホール(品川新馬場) B列1桁番台(下手側)

名前だけは何度も見かけたことがあるこのホールに初めて行ってきました。
というか、読み方が想像と違いました(笑)。
「りっこうかい」って読むんですね。

「リンダリンダ」で初めて拝見して以来、佃井皆美さんを生で拝見するのは3作品目。
(その他にライブビューイング1作品)

3作品出演すると準劇団員になる某劇団になぞらえると、3作品拝見すると準ご贔屓になるのかな自分的には(爆)みたいな感じなわけですが。

今作は初主演ということになるのですが、彼女が演じる女子高生・ツカサがタイムスリップして幕末へ行き、新撰組の歴史の渦に巻き込まれていくストーリー。ただの歴史ミーハーだった彼女が”現実”を見て取る行動とは・・・という物語。

主演とはいえ、実質的に物語の進行は新撰組がメインなので、新撰組の歴史にそれほど関われるわけじゃない。というか本来関わっちゃダメなんですけどね。彼女の場合はアクションしてこそ魅力が映えるので、確かに役柄としては「きゃらーん」な感じの明るい感じは良いけれど、それだけなら彼女でなくても良かったような。

ついつい「AMAKUSA1637」の早弓夏月みたいな役どころを勝手に期待しちゃったからかもしれないけれども、あれは「夏月が実は天草四郎だった」って物語ですからね。
そっか、夏月を皆美さんにやってほしかったんだ自分。
当代きっての剣の使い手、あの剣豪宮本武蔵をもうならせる女剣士って設定。そっか、その琴線に触れたのか自分・・・。

で、ネタバレありますのでご注意くださいね。
あ、歴史得意じゃないので微妙な発言はご容赦ください。




ツカサをタイムスリップさせる時の番人「くれは」役を演じた加藤紗希さんに目を奪われました。
何というかあのごっつう派手な斧がツボ。
黒一色でどことなく皆美さんの前回作「世界は僕のCUBEで造られる」の蜘蛛女役に通じるような感じもあって。
インパクト的に言って目立つせいもあるのでしょうが、どっちからというとこちらの役を皆美さんがやった方が満足感があったかも。

今作では「未来を知る人」が2人出てきます。
一人は皆美さん演じるツカサ。
もう一人はツカサの担任(このストーリーは修学旅行で京都に来ているというシチュエーションから始まっている)であるあかりが、当時の島原の遊女である明里(あけざと)の生まれ変わり(前世の記憶はない)という設定。島原は当然長崎県ではなく、現在の京都府京都市下京区(地名は島原の乱の直後だったためそこから付いている)です。

この明里の新撰組の山南との"関係"(大河の新撰組では明里が鈴木砂羽さんだったのですね。なんかとっても分かる気がする)、そしてツカサの相手である監察方山崎との"関係"。
2人の「未来を知る女性」が愛する人をどうにかして救おうとする中、時の番人(くれは)がその2人をコントロールする、女性3人のトライアングルストーリー。

明里は愛する人のためなら敵にも魂を売り、時の番人に睨まれても過去を変えようとするのに対すれば、ツカサはその点おとなしめ。
明里のように手練手管を弄せず、ただ知っている「未来」を叫ぶことしかできないのは、女子高生であればそれが限界なのかなとも思う。
とはいえ一緒に時を過ごし、「最近入った密偵が優秀でな」とまで言われるほどにまで認められたのはちょっとうるっときたな。

一番いいなと思ったのは土方副長がツカサの叫びを受け取ったシーン。
未来を知るツカサの言葉をそのままに受け取れば、副長としての威厳も組織も持つはずもなく。

だからといってツカサの叫びを全くの根拠のないものとは捉えずに、自らの判断で池田屋に兵を差し向ける様は痺れたなぁ。「自分の言うことは聞いてもらえないんだ」と凹んでいたツカサが、土方副長の言葉で一瞬にして「良かった」という表情にぱぁっと変わったのが、自分的には一番印象深かったかも。

「副長の判断として」、自分を本当の意味で受け入れてもらったからこその笑顔だろうなと。
何気に彼女、一幕のジャージには「ひじかた(ハート)」って入ってたりするんですよ(笑)

過去へのタイムスリップ物って、未来から来た人が情報を一番持っている。
だから未来からの人はそれ故に天狗になっても不思議はない。過去の人は未来を知りたがるし、未来は自分の胸先三寸とも思っても不思議はない。
でもツカサは自分の言うこと全てが認められるわけではないことに、悔しい思いをしながらも、「この時代はこの人たちのもの」という思いがどこかにちゃんとあるように思えて。

明里はこの時代の人で、「未来を知る過去の人間」として動けるから、優秀なほど優秀な策士なのだけれども、正直一線を踏み越えているようにしか思えなくて、あまり共感できなかったかな。

ストーリーの中でツカサは「未来を知っていることがそんなに偉いのか」と問いかけられるシーンがあります。
「確かにここには未来は書かれている。でも書かれている人間の気持ちが分かっているのか」と問いかけられて。

ここがツカサの感情を変えたシーンなのではと思えます。自分は神じゃない、未来を知っているからといって偉いわけじゃない。
でも、この時代を必死で生きている人にとって自分の知識が、前向きに生きるパワーになるのならと思う・・・その流れがとってもいいなと思った。

この作品のパンフレットでは、この手の作品で必ず出てくる「未来は知りたいか」という設問があります。
今回の作品を観て思ったのは、先ほどの土方副長のシーンに反映されていた「未来を知ったうえで現実を生きられることこそ、本当に強い人の生き様なんだろうな」ということかなと。

未来を知って、未来に翻弄されるなら所詮それだけの人なのだろうし、未来を知って、未来から目を背けるのも、何の解決にもならないのだろうし。

この作品の中の新撰組の内部抗争の中で、もう一方の人物となる伊東甲子太郎が「新撰組は先が読めていない」と言っているのですが、その言葉に説得力は感じつつも、「先が読めたからどうなんだ」と断言する流れが新撰組の主流だからこそ、ここまで語り継がれる歴史になっているのかなとも思えて。

幕末の大きな流れの中で、流れに乗ったら、ただの「one of them」になっていたように思えて。
未来を知ってさえまだ、軸は曲げなかった土方副長、そして新撰組の生き様になんだか感動。

それにしてもここまで派手な斬り合いするにしては、今回の舞台は狭くてはらはらしました。殺陣大変だろうなー。

佃井ちゃんの殺陣が見たかったという思いは残りつつも、見て良かった舞台でした。

最後、佃井ちゃん演じるツカサと、山崎さんが、通じ合うはずがない時空を超えて、気持ちをつなぐ様にぐっと。
とっても爽やかな作品でした。

それにしても作品のタイトル、「井の中の」から来ているとは。目からうろこでした。

あ、それと何の不思議もなく見てたけど、佃井ちゃん声復活おめでと~!(去年12月に手術)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2013』

2013.2.1(Fri.) 19:00~21:05
サントリーホール 2階5列1桁番台

学生時代に何度か足を踏み入れたことがあるサントリーホール。
もう15年ぶりぐらいに久しぶりにご訪問。

この日のチケットを不覚にもFCで頼み忘れ、先行抽選もことごとく外し、一般でようやく入手した公演。

結果的にほとんど背中側から出演者を拝見することになり、後悔先に立たずとは正にこのことですが、それでも玲奈ちゃんはちゃんとなんども振り返ってくれて嬉しい限り。

まぁ、上手側にいることが多かった玲奈ちゃん、指揮者さんに向かい合おうとすれば自然に下手側2階席に表情が向くんですけど(←いろいろ台無しな説明(笑))。

選曲が安定感あるなぁと思ったら構成が寺崎さん(「屋根の上のヴァイオリン弾き」演出補、「プライド」演出)でした。
なるほど納得。

Act1
1.overture~サウンド・オブ・ミュージック~
2.Seasons Of Love~RENT~/石丸・笹本・濱田・田代
3.Mamma Mia~マンマ・ミーア!~/笹本・濱田・田代
4.Dancing Queen~マンマ・ミーア!~/笹本・濱田・田代
5.闇が広がる~エリザベート~/石丸・田代
6.I Dream A Dream~レ・ミゼラブル~/ラミン
7.Last Night Of The World~ミス・サイゴン~/ラミン&笹本
8.She~ノッティングヒルの恋人~/石丸
9.My Heart Will Go On~タイタニック~/濱田
10.A Whole New World~アラジン~/石丸・笹本・濱田・田代

Act2
1.One~コーラスライン~/石丸・笹本・濱田・田代
2.All I Care About~シカゴ~/石丸・笹本・濱田・田代
3.Phantom Of The Opera Oveture~オペラ座の怪人~
4.Music Of The Night~オペラ座の怪人~/ラミン・濱田
5.Defying Gravity~ウィキッド~/濱田
6.サンセット大通り~サンセット大通り~/田代
7.On My Own~レ・ミゼラブル~/笹本
8.時が来た~ジキル&ハイド~/石丸
9.ブロードウェイの子守唄~42nd Street~/石丸・笹本・濱田・田代

Encore
1.All I Ask You~オペラ座の怪人~/ラミン・濱田
2.The Best Of Time~ラ・カージュ・オ・フォール~/石丸・笹本・濱田・田代

演奏は読売日本交響楽団のみなさま。
演奏はホールの音響と相まって素晴らしいのですが、なぜか分かりませんが、歌声が届きにくい。
これ、会場でお会いした知人も同じ感想だったので、席の位置とばかりとも言えなさそう。

石丸さん、ラミン氏が群を抜いて聞こえやすいのですが、玲奈ちゃんもちょっと声が弱い気がするし、濱田さんでさえそこまで圧倒的な声量じゃない(除:ウィキッド)のが意外でした。
万里生君も野太い系じゃないからちょっと聞こえにくかったかな。

MC台本がいささか残念な出来で、ラミン氏が歌った「I Dreamed A Dream」の後に、「今大ヒットしている映画の歌なんですよね」という台本がある万里生君も、そのMCを受けるのが玲奈ちゃんというのも、なんだかなぁ(苦笑)。

2幕で石丸さん&玲奈ちゃんのジキハイペアで曲2曲続けるときに、石丸さんが玲奈ちゃんの曲紹介をしてくれて安心しきって無反応な玲奈ちゃん・・・

玲奈ちゃん「え、私ですか?」
石丸さん「そうですよ、あなたが私の曲を紹介していただけないと」

(笑)

という天然シーンもあり。

石丸さんのMCは安定感ありますね。時には「読売交響楽団」を噛んで言えなくなっちゃって「緊張して舞い上がっているんですよ」って言い訳(爆)されたり。

ま、これからのお仕事の告知で

玲奈ちゃん「ていこくげ、げきじょう」
万里生くん「しあたーく、くりえ」

2人続けて劇場名が言えないのはどういうことかと(笑)、まぁそれよりいいのかな(苦笑)。

・・・・

曲で印象的なのは何と言っても「ミス・サイゴン」の「Last Night Of The World」。

クリス経験者のラミン氏と、日本版キムの玲奈ちゃんとの、夢の英語版共演。
この曲は前方から見てこそだから、この時ばかりは、そこの空いている席を貸してほしかった(←空いてた)

玲奈ちゃんのロマンチックキムぶりはこの曲で一番発揮されると思う。
紳士なラミンクリスの、お姫様の手への口づけが絵になりすぎて困ってまう。

そして、はまめぐさんの「ウィキッド」、「Defying Gravity」。
この曲をめぐさんで聞くのが念願だったので叶って嬉しい。
正直最初は日本語で歌って欲しいと思ってたけど、最後の盛り上げはさすがはオリジナルキャスト。
会場割れんばかりの拍手ってこういうことを言うんだろうな。

で我らがエポニーヌ、玲奈ちゃんの「On My Own」。
もう、玲奈エポの必死な叫びが空気に吸い込まれる感じが絶品すぎる。
この音響の1%でも本公演会場に分けてもらえたら・・・というぐらいの残響が素晴らしかったです。

ふと思ったのですが、玲奈ちゃんって、日本版のレミゼ、旧演出版・新演出版両方でエポニーヌを演じる唯一のキャストなんですね。10年の重みってそういうことなんだな。

持ち歌パートの、ここの4曲。万里生くんは「サンセット大通り」。本公演前に聞いた時は拙い感じがしていたけど、やっぱり本公演を過ぎてから聞くと役がすっと入り込んでいる感じがする。

そして石丸さんの「時が来た」。ご本人いわく「自分を奮い立たせようとするときに歌う曲」だそうで、やっぱりジキル&ハイドは素敵。んでもって「もし男性だったらジキル&ハイドやりたい」と言ってる玲奈ちゃんがやっぱりなと(笑)。

しかしそれにしても本編最後が「ブロードウェイの子守唄」というのも何というかかんというか・・・(新国立劇場の「ブロードウェイミュージカルライブ2012」と同じ)あ、でも4人のこっちの方が厚みを感じました(爆)。

・・・

今回、英語詞が多いということもあって、皆さん譜面台をずいぶん見ていたのがちょっと残念。

ちなみに前方から見られた方は譜面台で顔が隠れて見えにくかった(それでもマチネよりソワレは低くなっていてまだマシだったそう)で、それからすると顔が隠れることはない反対側席はそういうストレスは端から対象外という・・・。

そんな、諸々思うことはあるけれど、でもこのレベルのミュージカル曲のコンサートが聴ける贅沢に比べれば、なんてことはない話。素敵な夜でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年1月 | トップページ | 2013年3月 »