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『新妻聖子ライブ2012』(3)

2012.12.1(Sat.) 17:00~19:20
中野ZERO大ホール 4列目10番台後半

新妻聖子ライブ2012も、この日が5日目(うち1回は貸切公演)。
そのうち3回目の観劇です。

※セットリストは『新妻聖子ライブ2012』(1)をご参照下さい。



この日は最初MCがなんだか妙ちきりんになってまして聖子さんから出た一言。

「ダメだ、今日は自分の発言に自信が持てない」(会場内笑)

・・・という自由すぎるMCから始まりましたこの日の公演。

M2「アンダンテ」の後に曲の説明とともに始まるMCですが、聖子さんいわくご自身の人生は「アッチェレ」なのだそう。
会場内で「???」が渦巻く中、バンマスの五十嵐さんがフォロー。「どんどん早くなっていく」なのだそうです(笑)。

「じっとしているとどんどん『アッチェレ』になっちゃうから、『アンダンテ』を聞きながら”自分の人生ももっとゆっくりゆっくり”って自分の戒めにもしているんです(笑)」という・・・

M3~M5のアメリカンポップスメドレーに至っては「どれも『I Love you!』みたいな曲です」って言ってすぐご本人、「いや、でも『ダイヤモンド(は永遠に)』はもっとひねくれてるな」って突っ込む始末(笑)

これ、「NHKの番組でアメリカンポップスをテーマの番組をやってまして、『昔取った杵柄』みたいな話です」って言ったはいいのですが、「いくつも杵柄あるんですよ。食べ歩きとか(笑)」ってのが究極(爆)。

そんないつにもまして自由奔放、食欲旺盛、絶唱歌手(←新妻さん名物四文字熟語)な新妻さん。
今日の席はFC席だったのですが、横が通路で視界が開けておりたびたび聖子さんと視線が合う(と勘違いできる)体験をしました。はい、至福です。

M6「さくら」はひさしぶりにバンドメンバーであり原曲のオリジナル編曲者であらせられる中村タイチさんへ新妻さんがインタビュー。「なんか面白い話ないですか」って・・・そのざっくりぶりはブランチ仕込みですか(笑)。

タイチさん「準備したときは振られないのに準備してないときには振りますね」
聖子さん「そうなんです。初日何の打合せもなくて振ったんですよ(笑)」
タイチさん「長くなっても良いですか」
聖子さん「どのぐらいですか」
タイチさん「3分ぐらいかな」
聖子さん「それはちょっと長いですね、1分30分ぐらいで」(←どんなTV番組ディレクターだ(笑))
タイチさん「そもそもこの曲ってカラオケで歌うの大変なんですよ。女性でこの曲歌った人って自分の知る限り聖子さんで2人目なんです」
聖子さん「そうなんですか」
タイチさん「そのお1人というのが矢野顕子さんなんですけど、直太朗君と一緒にライブ行ったんですよ。そうしたら矢野さんが『桜舞い散る丘の・・・』の次に『下で』って歌いまして(笑)」(正しくは「上で」)
聖子さん「え、すごい」
タイチさん「そうしたら隣に座っていた直太朗君がぼそっと、『桜の丘の下は水道管だよ』(会場内爆笑)」
聖子さん「タイチさんすごいネタ持っているじゃないですかーーー!(笑)」

・・・という即席漫才完成。すげぇ。

M9の前のMC。

聖子さん「一幕最後の2曲はミュージカル曲をお送りします。中野ブロードウェイもありますし」(会場内笑)

聖子さん「(中野ブロードウェイは)ミュージカルはやってませんけど、中野ネタとして仕込んできましたよ~」(会場内拍手)

という地元ネタが炸裂していました(笑)。

そういえばどの曲の後だったか忘れましたが、あいかわらず聖子さんの頭上の花が暴れ回り、完全にずれた次第。

聖子さん「あれ、これ花落ちてきているね」
聖子さん「これ大丈夫かな。やっぱりダメだよね」
と、壇上の水谷美月嬢に助けを求めるのですが、この日は美月さんでさえどうしようもないぐらいにずり落ちていて。
何をしたかと申しますと・・・

聖子さん「渡辺さん(ヘアメイクさん)来てもらって良いですか」

・・・って上演中にヘアメイクを呼び出す歌い手さん初めて見ましたよ(笑)

あ、「River Deep~」の後でした。そりゃあれだけ動けばね(笑)

聖子さん「ゆっくりやっていただいていいですよ。話して場をつなぎますから」って言っている聖子さんが面白すぎる。
現に1分ぐらいで何とかなりましたが聖子さんいわく

「とにかく動くじゃないですか。ヘアメイク泣かせなんですよ」

この曲「River Deep Mountain High」ということでセリーヌ・ディオン様の話になるのですが「仁王立ちで歌うのはセリーヌ様の影響なんですよ。でもセリーヌ様は歌う時に首から上を動かさないんです。でも私はぶんぶん動き回るので・・・見習いたいです」というのも面白すぎる。(ちなみにラスベガスのショーの動画を見ると確かにセリーヌ様は首動かしてない)

そういえばいつものごとくセリーヌ様大好きっ子聖子さんが語る話、この日はバンコク時代の話。
「『タイタニック』の主題歌、『My Heart Will Go On』を聞いてこんな風に歌いたいって思ったんです。そんな人は30億人はいると思うんですけど(会場内笑)」・・・「え、おかしいですか。世界で30億人、日本で1億人ですよね」・・・何の話ですか(笑)

話は戻って
M13「ひとり」の弾き語りの話。
この日は前の曲、M12「sisters」との合わせ技でお姉さんの話。

聖子さん「妹って姉のやったことをやりたいと思うもんじゃないですか。姉が先にピアノを始めたんですがご多分に漏れず私も始めたんですよ。3歳ぐらいだったんですけど、4歳の頃にはもう飽きてまして。」
「母が車で送り迎えしてくれるんですが、母が横見てるときに車の時計を30分進めて、『お母さん、もうピアノのレッスンの時間終わってるよ』とか芝居してました(笑)」

・・・で実は後から判明するのですが、この日客席にお母さまがいらした(笑)
そこでそれが言えるのは・・・さすが聖子さん。

お母さまの絡みではM16のところで
聖子さん「今日は母が来ておりまして客席のどこかで号泣していると思います。嫁に行かない涙かもしれませんが」という最近定番となったネタも今日も発動。
わざわざ「苗字が変わる予定はないんです」と断言しつつ、スターバックス店員さん弄りネタはこの日も健在でした。

「満面の笑みで”ご結婚おめでとうございます”」と笑顔で言われると、ミヤモトカメラの店長代理さんの顔が脳内に浮かぶのはなぜだろう(をい)。

「珍しい名字のおかげですぐ覚えてもらえるし感謝しています」と本人談。

それにしても聖子さんのMCを聞いているとなんでこういう言葉が出てくるんだろうと思う言葉がいくつも出ますが、この日の一つは「コンセンサス」。
「2003年デビューの自分にとって10周年はいつなんだろうと議論して、今年周辺2~3年を10周年にしようという事務所的なコンセンサスが取れまして」って言ってたんですが、この年代で「コンセンサス」って言葉が出てくる女性って、普通に永田町か霞が関にしかいなさそうな気がする。さすが法学部。

ちなみにもう一つ、「ありがとう」のMCで「父母への感謝の気持ちを『述べる』」って言ってて、これも完全に法律用語で永田町か霞が関か・・・(以下略)。

この日観劇されていたそうな小林香さんのblogでも触れられている
「鳴かぬなら 自分が鳴こう ホトトギス」
が大笑いでした。

ちなみに
「『鳴かぬなら 食べてしまおう ホトトギス』じゃないですよ、ホトトギスは食べません」って自分で言ってましたが、それは普通誰も思いません(笑)。


感動系のMCでは「GOLD」の時の「自分の人生にYESと言ってあげよう、自分の人生にYESと言って人生を終えたい」って言葉はやっぱりいいよなと思う。

そんな諸々MCの嵐の中にありながらもちろん歌は絶好調。
この日凄かったのはアンコールの「命をあげよう」。

歌い終わって放心状態の聖子さんは、もうお辞儀をすることしかできない状態で、1度目のお辞儀では前方席だったためか瞼からはらりと落ちた涙が見えて感動・・・。
2度、3度お辞儀してもキムが全く身体から抜けきらず・・・聖子キムの「命をあげよう」は50回以上は見ているけれどもあそこまで放心したのは初めてじゃないかってぐらい、完全に抜け殻そのものでした。なんかもう凄いもの見た感・・・

ご本人も「どうしよう戻って来れない・・・キムが自分に残ってる・・・どうしよう気持ち悪い子ですいません」ってすっかり取り乱していましたが、いやはや「憑依」ってこれだなぁってぐらい凄かったです。

「『ミス・サイゴン』ぜひ見ていただきたいです。関東は終わってしまいましたのでご足労いただくことになりますが」(なぜか会場から笑い)

「浜松はうなぎパイがありますし、熊本も馬刺しがありますし、大阪はそりゃいっぱいあります」
…キムで魂持って行かれたのにグルメレポーターぶりは健在(笑)

・・・

「全てを出し切った」後がエネルギー系じゃない「私の星」で本当に良かった。逆に言うと精神力全部使い切ったからこそ、ただ心をそこにそっと寄り添える、そんな曲になった感のあるこの日の「私の星」。

この日ならではのエピソードを組み入れつつも、初めてのお客さんも飲み込む新妻さんのライブ。ご本人曰く来年はないそうなのですがそれがとても残念に思える、そんな公演なのでした。

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