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『地球の王様』(2)

2012.11.24(Sat.) 18:00~19:55
紀伊國屋サザンシアター 3列10番台(センターブロック)

大塚千弘嬢のあまりの可愛さに射貫かれての2回目です。

開演前に定番となった「blog&twitterつながりカード」をいただきに物販へ行ってきました。初回の時は四角形カードでしたが、今回は角丸のカード。無事、日付・時間入りカードでした(1回20枚限りになっていて、21枚目以降は日付・時間なしのスタンダードカードになるのです)。

1週間前に買ったのに、1席だったからか3列目センターという、ありえない程の良席。
上手側の明梨ちゃんしょげポイントが死角になってしまう致命的な弱点はあるのですが、1回目のフォローに余りある席でありました。

この日はびっくりなハプニングから始まりました。

18時、開演ちょうどその時に起きた東京震度4の地震(実際には17時59分に発生)。

紀伊國屋サザンシアターは紀伊國屋書店新宿南店7階にあるホールで、下からの突き上げが来たときに客席から「これ演出?」って言葉が出るほどに凄いタイミング。
(揺れると客席も一緒に揺れる、で思い出したのは「座・高円寺」がそうでした)

上階で芝居見ていて地震があったのはPARCO劇場の「リタルダンド」初日もそうでしたが、あれはまさにラスト直前。
それよりは今回のタイミングの方が個人的には心臓に良くなかったです。

劇場から「安全確認のためお時間をいただきます」の放送があってそれは普通だったのですが、「防災センターからお知らせします。地震により紀伊國屋書店のエレベーターは停止しております。点検を行っておりますのでエレベーターにお乗りのお客さまは最寄りの階でお降り下さい」の全館放送の方が不気味でした。
(ちなみに終演時にもこのエレベーターは復旧しておらず、よっぽど変な止まり方をしたんだろうなと思います)

それにしても相変わらず東京人の地震への慣れぶりはよくもまぁというぐらい・・・他人を見て動くという東京人の特性がある意味パニック防止になっているんですかね。

というわけで10分遅れで開演、そこからは予定通りにサクサク進みました。

ちょいネタバレあります

・・・・

大塚千弘嬢演じる明梨(あかり)ちゃん、自分で「名前変えて欲しいんです」って言っていたけど、明らかにこのメンバーの中で彼女は「灯り」だよねと思った今回。

天然に見えて実はみんなのことをちゃんと見てるムードメーカー。
めげずに明るく前を見てる姿は、なぜか好きな人にだけ伝わらないけど、いじらしくていいな。

初回見たときは宇宙飛行士の里見さんとの組み合わせを思い込んで見ていたから、鏡使っておめかししてるなーとか見てたんですが、今日ちゃんと見てたら視線は松居さんにしか行ってないし、松居さんがいじられるとムキになって反抗してましたね。

このお芝居、本当に笑いっぱなしですがボケで持っていく明梨ちゃん(大塚千弘ちゃん)、ツッコミで持っていくアシダさん(仮名)(片桐仁さん)の両翼を筆頭に間が上手い。

生き残った理由になった健康食品を実はアシダさん(この会社の清掃員)は盗み食いして死を免れたあたりの件が最高。

明梨ちゃん「そういえば私はアシダさんの恩人じゃないですか! 私が片付けてなかったからアシダさんが生き残れたんですよね」
アシダさん「明梨ちゃんがしっかりした子じゃなくて良かったよ」
明梨ちゃん「人生最大の失敗ですね

・・・ってとこ(笑)。でもこの2人のやりとりは全然本気じゃないですからね。明らかに楽しんでやってますしね。

「生き残りたくもなかったのにこれ(健康食品)を飲んだせいで生き残った」って言ってる簑島(浅利陽介さん)と突っかかっていく相手の梅木部長(西村和彦さん)のシーンとか、普通にむかつきますからね簑島に(笑)。

この作品を見ていると2駅隣でやってる「子どもの一生」と妙にリンクするのですが、それというのもこちらの「地球の王様」の登場人物、精神的に結構子ども(笑)。

梅木部長は最年長ながら特にラストに行くほどに幼さがばれていく感じですし、簑島については言わずもがな。
里見にしたところで経歴はすごいけど人間的には結局なんだかなぁって話ですし。

人間極限状態になると素が出るというか、子ども返りするというような話でもあるのでしょうが、この作品と隣の作品を見ていると、本質的なところまで子どもが見えるのは男性の方なのかなと思わされます。

「人間って強い」って語ってる佐和子さん(高橋ひとみさん)は、実は「女性って強い」ってことのようにも思えるし(爆)、佐和子さんと明梨ちゃんの某シーンなんて、佐和子さんが一度は負けを認めつつも、最後は上から目線で楽しそうに仕返ししてる辺りとか、会場内からどっかんどっかん笑いが起こってましたけど、あれは男性にはなかなか作れない関係だなと。

それこそ簑島が語っているように、男性にとっては「組織」という物の存在は日本という国の社会においては特に重要な存在で、同じ会社・事業部にいたという経緯はあったとはいえ、組織の中でリーダーだった梅木のことを、自然発生的にリーダーと認めることに、さほどの違和感を持たないわけです。

その意味で今回の女性は好対照で、佐和子さんは梅木の強引さには梅木いわく「いちいちつっかかる」ほどに反抗的で、明梨ちゃんは「別に退職届出したわけじゃないし前のままでいいじゃないですかぁ」と従順。

佐和子さんは感情より理屈が先に出るけど、明梨ちゃんは理屈よりも感情が先に出る。
佐和子さんが明梨ちゃんのことを羨ましがっていたのは、実は若さよりもその素直さだったんじゃないかなと、ふと思ったりしました。

明梨ちゃんの落ち込みシーンはこの日もまた進化していて、上手側の階段に顔を押しつけて「うぎゅー」みたいにやってたのが面白かったです。日々進化してますが、この日がmy楽です。

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